ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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さて……花陽に続く個人編は…………



(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)


ちゅんちゅん!!
ことりだああああああああ!!(・8・)




南ことり編
第70話「傷と初恋」


 

 

 

私、南ことり。音ノ木坂学院に通う高校2年生です。卒業式のあとお別れ会をしたんです。そして………

 

 

 

 

 

「おれと結婚してください!!!」

 

 

 

 

それを聞いたとき、胸が痛かった……

 

 

だってナオキくんのこと好きなんだもん……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナオキくんと出会ったのは小学1年生のとき……

 

穂乃果ちゃんと神田公園で遊んでたときだったんだ………

 

って言っても夕方で…穂乃果ちゃんが水たまりを越えたあとだったんだけど……

 

すると穂乃果ちゃんがいきなり神田公園の出入口の方に走っていったの。

 

 

すると穂乃果ちゃんはある男の子を連れてきたの。

 

 

それがナオキくんだったんだ………

 

 

「穂乃果ちゃんその子誰?」

「あのね…この子が遊びたそうにしてたから連れてきたの!」

「いや…だから僕は……」

 

「あれ?もしかして………同じクラスの香川ナオキくんじゃない?」

 

「そ…そうだけど……」

「えー!そうだったんだー!?」

「穂乃果ちゃんもしかして気づいてなかったの!?」

「うん…あはははは……ごめんナオキくん……」

「もう大丈夫だよ…」

「よかったー!さ、遊ぼうよ!

ことりちゃん、いいでしょう?」

「うん!」

 

そしてナオキくんも交えて一緒に遊んだんだぁ〜!

 

夕方だったけど……

 

ナオキくんの笑顔ってと〜っても素敵なんだぁ〜

 

 

それである日……

 

海未ちゃんも加わってことりと穂乃果ちゃんとナオキくんと4人で遊んでたの。

 

「次はことりちゃんが鬼だよー!」

「もう!待て〜〜!」

「「「わー!」」」

 

コテッ

「痛っ…」

「「「ことり(ちゃん)!?」」」

 

ことりはこの時コケちゃったんです。

 

「ことりちゃん!大丈夫?」

「ナオキくん……」

「足…見せて」

「…うん……」

「血が出てる…絆創膏はるね」

「ありがとう……」

 

ナオキくんは私の右膝に絆創膏を貼ってくれました。

 

「これでよし……痛くない?」

「うん…ありがとう……」

「一応家に帰ったらおばさんに言った方がいいよ?」

「わかった…」

「よし、じゃあ続きしようよ!」

「うん!」

 

 

おばさんというのは私のお母さんのこと、名前は南すずめ(みなみすずめ)、ご存知音ノ木坂学院の理事長です!

ついでにお父さんは南鷹雄(みなみたかお)、東京都の教育委員会の教育長をしています。

 

 

 

話は戻して……

ナオキくんをどんどん好きになっていったのはそれがあってから……

 

つまりは私の初恋だね…

 

ナオキくんは優しいし………

勇気もあるし………

 

かっこいいんですよね……

 

 

 

 

そして家でそのことをお母さんに報告したの。

そしてたらお母さん左膝のこと心配して……

もう大丈夫なのに……

 

そう、私は生まれたときから左膝が悪くて……

私はずっと長いスカートを履いていたんだ。

みんなに心配させちゃいけないから内緒で手術したんだけど……

その傷がまだ気になってた……

 

 

 

 

 

次の日……

「ナオキくん、昨日はありがとう!」

「え?うん、いいよー。

それよりもう大丈夫なの?」

「うん、ナオキくんのおかげで大丈夫だよ!」

「いや、そうじゃなくて……左膝……」

「え……」

 

驚きました……

まだ話してないのになんでわかったんだろうって……

 

「右膝に絆創膏貼った時にふと左膝をみたら………」

「傷がみえた?」

「うん……なんで黙ってたの?」

「それは……………」

 

 

話そうかな……

でも………

 

そんなとき……

あの歌が聞こえてきたんです……

 

 

『ララランラーン ララランラーン

ララララララララー

ラララララララララララララ

ララーラーラーラー

ララランラーン ララランラーン

ララララララララー

ララーラーララー ラーラーラー

ララララ ラーラララー』

 

その歌に元気を…勇気をもらって……

 

私はナオキくんに話しました……

左膝のこと……

そして幼稚園生のときは足を引きずっててそれをからかわれたり、同情されすぎたりしたこと……

 

「そうだったんだね……」

「うん……だから長いスカートを履いてるの……」

「またそのときのようになるか心配だったから?」

「うん………」

「でも長いスカートだから転ぶんだよ?」

「でも……」

「穂乃果ちゃんや海未ちゃん、それに僕は……そんなことはしないから」

「え?」

「僕たちはことりちゃんといつも通り遊ぶから!」

「ナオキくん…………」

「だから……その話………穂乃果ちゃんと海未ちゃんにもしよう?」

「うん………わかった!」

 

 

そしてその話を穂乃果ちゃんや海未ちゃんにも話したの………

 

そしたらナオキくんの言う通り、

穂乃果ちゃんと海未ちゃんはいつも通り遊んでくれた。

ナオキくんも………

 

 

 

こんな日々がずっとず〜っと続くと思ってた………

 

 

でも…………

 

 

 

3年生のとき……

 

 

 

「海未ちゃんには朝話したんだけどね……」

「「なに?」」

 

「僕………大阪に引っ越すことになったんだ………」

 

「「え!?」」

 

びっくりしました……

ナオキくんが引っ越すことになっただなんて………

 

 

 

 

「そんなぁ〜……」

「ことりちゃん………」

「うっ……ナオキくん……もう会えないの?」

「うん………ごめんね……」

「でも……ことりたちのこと忘れないでね?」

「うん!」

 

 

 

そしてナオキくんは大阪に引っ越しました………

 

 

 

次回へ続く……






ということでことり編第1話目でした!
最近、連続投稿になって……
すみませんwww

そうこうしてるうちに今回は本編が70話目でした!
ありがとうございます!

それでは、感想やご指摘などどんどんお待ちしてます!

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