ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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さて、海未編第2話目です!


第63話「そして私たちは巡り会う」

 

 

 

 

あの日、ナオキはなんと模擬男子生徒として音ノ木坂学院に転入してきました。

さらになんと……

 

私と穂乃果とことりの同じクラスに入ることになったのです!

 

あのときいきなり『海未ちゃん』ではなくて『海未』と呼ばれたのでびっくりしました/////

そして自分のことを『ナオキ』って呼んでくれと言われたので私はそう呼びましたが……

穂乃果とことりはその日のうちに『ナオキくん』と呼んでいました。

 

 

 

 

 

そして……あの日……

 

 

パシン!

 

「あなたは最低です!」

 

 

私は穂乃果にビンタしてしまいました……

 

 

ナオキは穂乃果を追いかけて、

しばらくして戻ってきました。

 

詳しくは第34話『特別企画ナオキと絵里の妄想ラジオ!Part2』をご覧下さいね。

 

 

 

 

そして私は弓道部にこもりっぱなしになりました。

 

 

ピュン……グサッ…

 

 

「ふぅ………」

 

真ん中に矢が刺さりました……

 

先輩から「スクールアイドルはもういいのか」と聞かれました……

 

………なんだか……複雑な気分ですね……

 

 

ピュン……グサッ…

 

 

「やぁ海未さん、やってるねぇー」

 

「わっ!?……ナオキですか……なんですか急に……」

「いや…ちょっとな……ま、気にしないでくれ…見てるから」

「わかりました……すぅ……」

 

ピュン……グサッ…

 

パチパチパチ…

「おー!ハラショー!流石海未だな」

「こ…これぐらい当たり前です……」

 

 

「なぁ…海未……」

「はい?」

「剣道場に行かないか?」

「剣道場…ですか?」

 

 

私はナオキに誘われて剣道場へむかいました。

 

 

 

 

「勝負だ!海未!」

「勝負……ですか?」

「あぁ!」

「……わかりました……でも……勝つのは私ですよ?」

「いいや……おれはもう昔のおれとは違う……勝負だ!」

「はい!望むところです!」

 

 

そして私とナオキは防具をつけました。

 

そして面を被りました……

 

「おっ…鬼園田さんの再来か……」

 

「後悔しても知りませんよ……」

 

 

 

 

「じゃあ……5つ数えたら試合開始だ」

「はい……」

 

「「5……4……3……2……1……0!」」

 

数え終わったと同時にナオキと私は突撃しました。

 

「「てやあああああああ!!」」

 

バシン!!

2人の竹刀がぶつかり合いました。

 

グググググ……

 

「流石……海未だな……」

「ナオキも力をあげましたね……」

 

パン!

そして一旦私とナオキは後ろへと下がりました。

 

「ふぅ……めええええええん!」

「早い!?……くっ……」

 

私はギリギリ避けました。

 

「まただ!どおおおおおおお!!」

 

パシン!

パン!

 

「ふぅ……強くなりましたね…ナオキ……」

 

「………海未……悪いが…決めさせてもらうよ……」

 

するとナオキは竹刀をしまう形にし、

そしてしまった竹刀の先を上にむけるように体勢を低くして構えました。

 

「なんですか…そのふざけた構えは……ガラ空きですよ………

てやあああああああ!!」

 

そのとき………

 

ビュン………

 

ナオキはものすごいスピードで……

 

「!?」

 

「どおおおおおおおおおおおお!!!」

 

パシン!!!

 

 

「なっ…………」

 

ナオキのその剣は見事に私の胴台(どうだい)に当たりました……

 

私は……ナオキにはじめて負けたのですね………

 

でも……

 

「なんですか……今の技は………」

 

「天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)………あるアニメの剣術……飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)の奥義だ……」

 

「まさか……アニメの技を再現したということですか!?」

「まぁな……」

「でも……流石ですね……」

 

「海未……まだ落ち込んでんのか?」

「え?」

「剣を交えてわかった……今の海未の剣からは……迷い……不安とかマイナスイメージなことが感じられた……」

 

「……………」

 

「海未………」

 

ギュッ………

 

「!?ナ……ナオキ/////」

 

ナオキは私を抱きしめました……////

 

 

 

「海未……おれに言え……

悩んでるなら……困ってるなら………

おれに言ってみろ………」

 

「わ……私は………」

 

 

私は……穂乃果にビンタをした……

 

それは……穂乃果が自分の気持ちに嘘をついていると思ったから……

 

でも……なんでビンタをしてしまったのか……

 

私は………穂乃果に………

 

なんで…………

 

手を出してしまったのでしょう………

 

後悔………反省………

 

そんなところでしょうか………

 

 

「うっ……ぅぅ………私はっ………穂乃果にっ……ごめん……なさい………

言葉で言えばよかったものをっ………

ビンタっ……してしまってっ………

穂乃果は許してくれないかもしれない……

私の気持ちに気づいてないかもしれない………

でも……でも……ぅぅ……」

 

私はナオキの胸の中で泣きました…

そしてナオキは優しく私の頭をなでてくれました…

 

「大丈夫……穂乃果も……わかってくれるよ……だってお前らは……

いや……"おれたち"は……親友じゃんか……」

「ナオキ…………」

 

「たしかに……穂乃果は自分の気持ちに嘘をついてる……それはおれにもわかった……

でも……海未の方が穂乃果と長くいるんだ……海未は穂乃果のことを考えてたからビンタしたんじゃないかな?」

 

「そう……かもしれません……

私がスクールアイドルをしようと思ったのは穂乃果やことりが誘ってくれたからなのです…」

 

「そうなんか……」

 

「はい……だから………そんな穂乃果が……『スクールアイドルをやめる』だなんて……絶対自分の気持ちに嘘をついてる……

みんなを巻き込んで……仲間にしていった穂乃果が……

だからビンタしたんだと思います…」

 

「うん……」

 

「私は穂乃果が大好きです!もちろん

ことりも!みんなも!だから……だから!私は……」

 

「あぁ……」

 

私はナオキの胸でずっと泣いていたのですね……////

 

 

 

 

 

「その……もう……大丈夫です……////」

「そうか……」

ナオキは私を抱きしめていた力を弱め、私を離しました。

 

「ありがとう……ございます……////」

 

「おう……

さ、もう1戦……するか?」

 

「はい!」

 

 

 

そして私とナオキはまた試合をするのでした………

 

 

 

 

 

2人っきり………

 

 

 

ですか…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「海未……お疲れ様……」

 

「はい、お疲れ様でした」

 

「汗かいちまったな……汗も滴るいい女……ってか」

 

「もう……からかわないで下さい!////」

 

「いや……本当に……魅力的だな……

汗……拭いてやろうか?」

 

「え……そ…そんなこと……破廉恥です……////

でも……ナオキなら………」

 

「海未………」

 

「ナオキ…………」

 

そしてナオキは私の袴に手を伸ばし……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

って……なにを考えてるのですか!!!////

 

 

 

 

 

 

す…好きなのは…かわりないのですが……

 

 

ですがぁぁあああああ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも……

 

 

 

 

ナオキは絵里に告白して……

 

 

 

 

2人は付き合いました………

 

 

 

 

 

でもまだチャンスはあるのでしょうかね………

 

 

 

 

 

 

次回へ続く……




はい、ということで海未編3話目でした!
いやぁー……いいっすねぇー
感動だ……グスッ…
そしてなんでこのシーンをあのとき書かなかったのか……
それは早く絵里と付き合う展開にもっていきたかったからです!!
剣道のシーンでずっとあれを突っ込みたかった!!

『天翔龍閃!!』



そして新しくお気に入りしてくださったそらなりさんありがとうございます!

それでは感想などお待ちします!

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