ということで東條希編の2話目です！
今回は、なぜ希がナオキを誘ったのかわかるかと思います！
ウチは3年生になった……
でも……音ノ木坂学院が廃校になるという知らせが……
信じられへんかった……
えりちはえりちでなにかに追われてるような感じだしなぁ……
でも……ある日……
穂乃果ちゃんと海未ちゃんとことりちゃんがアイドル活動をすると生徒会室に言いに来た。
えりちは反対みたいやったけどウチは面白そうやから賛成した。
そして穂乃果ちゃんたちはグループ名を決めてなかった。
だって堂々と『グループ名募集！』ってチラシを貼ってるし…ははは…
そんなときウチは
花陽ちゃん、凛ちゃん、真姫ちゃん、にこっち、えりち、そしてウチと合わせてなにか出来る気がした…
そして付けた名前が
ギリシャ神話に出てくる9人の歌の女神『μ's』
そしてそこにはまだ足りない…
もう1人の存在が必要だった……
ウチは家でナオキくんにもらったタロットカードで占ったんや……
ナオキくんを……
すると………
「THE CHARIOT……戦車……正位置……」
このカードは勝利、援軍、成功などの意味がある……
ナオキくんはきっとμ'sの力になってくれる……
ついでに気になってナオキくんの今の状況を占った…
だって今ナオキくんは大阪にいるんだし、ここは東京……
ましてやμ'sのお手伝いをしてくれるなんて…可能性は低かった……
だから…占った……
すると………
「なにこれ………」
ウチの手は震えた……
だって……
そのカードは………
『THE DEVIL』………悪魔のカード……しかも正位置………
それの意味は……
『裏切り、墜落、悪循環』
「ナオキくんになにかあったんじゃ………裏切り………裏切られたの？誰かに……悪循環……嫌なこと続き？………電話してみよう……」
ウチは心配になってナオキくんに電話をかけた……
『ただいま電話にでることができません、後ほどおかけ直しください』
おかしい……
ナオキくんはウチやえりちから電話がかかってきたらすぐ出るはず……
もう少し待ってからしよう……
それから2.3回電話したけどナオキくんは出なかった……
絶対にナオキくんになにかあった……
ウチはそれを確信した……
プルルルル……
「！？ナオキくん！？」
ナオキくんから電話がかかってきた！
『あ、希さん…すみません…ちょっと取り込んでまして……』
「いいや…全然ええでー」
ナオキくんの声はどこか元気がなかった……
「なにか……あった？」
『………別になんでもないですよ…
ちょっと……』
「ウソや…ウチは誤魔化されへんで」
『……………』
「ナオキくん！」
『はぁ……
退学しました…大坂学園を……』
「え…なんで！？」
『ちょっと…ありまして……
それで……』
「裏切られたの……」
『！？』
「違う？」
『いいえ……そうです……裏切られましたよ…クラスメイトに……』
「悪いこととか続いてる？」
『まぁ…そうですね……』
やっぱり…ウチの予想は当たってた
「ごめんな…ウチ……ナオキくんが……」
『いいんですよ…
心配してくださってありがとうございます……』
「うん……それじゃ…」
『それでは…』
ツーツーツー………
そこもおかしかった……
ナオキくんは普通自分から電話を切らない……
でもこの時はナオキくんから電話を切った……
「辛いんやろうな………」
そしてナオキくんにファーストライブをみせて、手伝ってくれることになったんや……
ここらへんの詳しいことは『ナオキのμ'sとの出会い』の回を見てなぁー
そしてそのうちにもう一度ナオキくんを占ったんや……
「死神の逆位置………挫折から立ち直る……」
ハラショーやん！！
そしてついにあの日がやってきた……
「それでは新入生を紹介します！」
理事長が紹介したのは………
ナオキくんだった………
ま、ウチは知ってたけどなぁー
でも知らんフリしたでー(ドヤ)
休み時間……
「なぁなぁえりちー」
「ん？」
「提案なんやけどさ」
「なに？」
「ナオキくんにμ'sのお手伝いみたいなのしてもらったらどうかな？」
「うーん……そうね……」
「きっとみんな賛成してくれるって！」
「なんで？」
「カードがウチにそう告げるからや」
ウチは戦車のカードを出していった。
「戦車？……」
「援軍、成功とか……そういう意味や……」
「援軍……ねぇ………だからお手伝いね」
「そしてもう一つ！」
「まだあるの？」
「うん！ナオキくんに生徒会に入ってもらったらいいと思うん！」
「生徒会に！？」
「うん！やっぱり唯一の男子生徒になるわけやし、そこからまたなにかみえてくると思うん！」
「うーん……確かに……」
「でしょ！だから昼休みにナオキくんを呼び出して！」
「わかったわよ……」
そしてナオキくんはμ'sの一員となり、生徒会の一員ともなった。
そして……
えりちがナオキくんを好きなことが発覚！！！
(やっぱりなぁー)
でも……
えりちと一緒………
ウチとえりちの好きな人は………
ナオキくん……
ウチはナオキくんとえりちが付き合ったときもまだチャンスはあると思ってた……
でも………
『誓いの石』
あれをみて思った……
もう諦めようと………
だって…あの石の本当の意味は
『永遠の愛を君に誓う』
やで？
無理に決まってるやん………そんなの………
もうナオキくんの心は動かない……
「希……おれ……希のことが好きだ……だから……」
「キャッ///……ナオキくん……」
「希………」
「優しくしてね………////」
ってなるわけないやん！！！！！
もう…なに考えてるんや……ウチ……/////
そしてあの日……
ナオキくんとえりちにウチの過去の話をした……
「希って……希ちゃん……なのか……」
「うん……やっと気づいてくれた？」
そう…そのときにやっとナオキくんは気づいてくれた……
ウチが"希ちゃん"やったことを……
そしてみんなで言葉を出し合ったあの後……
「希……」
「ナオキくん……」
「その…ごめん……希があの希ちゃんだったって…気づかんかった…」
「ええんやよ…もう……」
「あのタロットカード……ずっと使ってくれてたんだな……」
「うん……」
「それに……『ウチ』も使ってるみたいだし……言ったろ？友達できるって…」
「そうやね……ほんまにできたわ…
友達……大切な……」
「そうか……よかった……」
「ナオキくん…ありがとう…」
「…おう///」
ナオキくんこの時照れてたなぁー
ほんまにかわいいわぁー
そして…予選決勝も突破したウチらを待ち受けていたのは………
ナオキくんの辛い過去だった……
その前日…
ウチはカードを落としてもうたんや…
「おっと……カードが……」
そして拾った１枚は………
「え………これは…………」
『DEATH』の正位置………
意味は………
死の予兆……………
次回へ続く……
はい、ということでラストはなんだかすごい終わり方ですね……
でもこれまで読んでくれてるみなさんならわかりますよね……
これから何が起こるのか…どうなるのか………
それでは前回のアンケート、感想などもお待ちしてます！