ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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なんと外伝を合わせて今回で総合50話目になります!!

なんかしたいと思いつつも……ね?



第44話「今度こそ復活のナオキ」

 

 

新宿ホテル……

大坂学園男子部屋……

 

「ジャーナ、目が覚めたみたいだぞ」

「そうか…ご苦労…チンガスカン……」

「あぁ……思い通りになったな…」

「あぁ……あいつはストレスとか受けやすいからな……心の問題だ……

倒れることは目に見えていたが……

こんなにはやく目覚めるとは……」

「あぁ……普通なら死んでてもおかしくなかったのに……」

「ふっ……きっとμ'sの力だろ……」

「μ'sの?」

「仲間の力ってやつだ……

仲間の力か……ふっ……」

「そろそろ寝たほうがいいんじゃないか?

明日から練習開始だろ?」

「あぁ……そうだな……」

 

 

ナニワオトメの部屋……

マチコは外を眺めていた。

(ナオキ先輩…大丈夫かな………

あのとき……助けに行こうとしたけど……お兄ちゃんが怖くてダメだった……)

「そういえばさ、ジャーナ目が覚めたらしいよ」斉藤が言った。

「そうなの?」佐藤が言った。

 

(そっか……無事なんだ………よかった………)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香川宅……

あの日の翌朝……

 

ナオキの隣には絵里が寝ていた。

ナオキはその寝顔を眺めていた。

 

「かわいいな………」

「すぅ…すぅ……ん……ナオキ……」

「かかかかかかかかかか……かわいい……」

「ん……ナオキ……おはよう……」

「おはよう……絵里……

その……はやく服着てくれ……」

「なによ赤くしちゃって……可愛いんだから」

「うるせー……」

ナオキは顔を赤くして言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、あーん」

「あ…あーん……」

「どう?」

「うまい……

でもさ…なんでおれベッドで食ってんだよ……」

「言われたでしょ?

ゆっくり体を休めなさいって」

「飯ぐらい食えるよ……」

「ダーメ、ナオキが休んでる間は私が面倒みるからね」

「はーい(内心嬉しいんだが……)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音ノ木坂学院……

2年生教室……

「えー、ナオキくんと絵里ちゃんしばらく休んじゃうの?」穂乃果が言った。

「仕方ないよー」ことりは言った。

「そうです!

大体ナオキが悪いんです!絵里にまで面倒をかけて……」海未は言った。

「絵里ちゃんはほんとうにナオキくんのこと好きなんだよー」

「よし!今日は御見舞に行こう!」

「そうですね」

「それならみんなにも言ってみよう」

 

 

 

 

 

 

放課後……

アイドル研究部部室……

「…っていうことでみんなでナオキくんの家に殴り込みだー!!」穂乃果は言った。

「殴り込みって……」

「何しにいくつもりよ……」花陽と真姫は言った。

「ラブラブしてても凛たちが強制的に侵入するにゃ!」凛は言った。

「ラブラブって……ま、あの2人ならしてそうだけどね……」にこは言った。

「そうやね……ほんならなにかお土産買っていこっか」希が言った。

「そうですね、その方がナオキも喜ぶでしょう…」

「よーし!ならナオキくんの家へしゅっぱーーつ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香川宅……

ナオキの部屋……

「くそだりー……」

「なんで熱なんか出してるのよー」

「知らねーよ……こっちが聞きてーよ……」

ナオキは何故か熱を出していた。

「とにかく寝ておきなさいよ…

タオル乗せるからねー」

「っ……あぁ……気持ちいい……」

「お水飲む?」

「飲むー」

「じゃ、お水入れてくるわね…」

絵里は水を入れに行った。

 

「なんで熱なんか出るんだよ……」

 

 

 

 

 

ピンポーン……

「はーい……ってみんな!?」

「やっほー、絵里ちゃん!ナオキくんは?」穂乃果が言った。

「えっとー……それがー……熱……出しちゃって……」

「えーー!?」

 

 

 

 

ナオキの部屋……

「あ、みんな……」ナオキが言った。

「なんでまた……」海未が言った。

「知らねーよ……」

「ったく……お粥作ってあげるわ…」

「ありがとう、にこ……あ、卵付きのんでお願いします……」

「注文が多いわねー……わかったわよ……」

「あ、にこちゃん手伝うよー」

「あ、私も手伝うわ」

「私も手伝います…」

ことりと絵里と花陽は言った。

「そう?ならお願いするわ」

にことことりと絵里はお粥(卵付き)を作りに行った。

 

 

「みんなに心配ばかりさせて……

はやく治して下さい……」海未はそう言ってタオルを置いた。

「はやく元気になってもらわんとあかんね」希は言った。

「そうだにゃー!」凛は言った。

「練習にならないんだよー」穂乃果は言った。

「あぁ…頑張るよ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナオキはお粥(卵付き)を食べ、みんなは帰宅していった。

 

「あーしんでぇ……」

「もう…汗ダラダラじゃない……

座れる?拭いてあげるわ」

ムクッ…

ナオキはそっこう起き上がった。

 

「行くわよー……」

「うお!?うぅ……気持ちいい……」

「それはどうも……」

「すまん…ありがとうな……」

「もう…意識取り戻してからずっと謝ってばかりじゃない……」

「だってさ……ずっとそばにいてくれたんだろ……

ずっと心配かけて…その…」

「ふふっ……当たり前じゃない……

私の大切な人なんだから……」

「…ありがとう……ほんとうに……」

ナオキは絵里の手に手を覆うように当てた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてナオキの熱もさがり、意識取り戻してから数日が過ぎてナオキは西木野病院に行った。

 

西木野病院……

「うん…もう大丈夫ね」

「ほんとですか!?」

「えぇ…いつも通りの生活に戻ってもいいわよ」

「ありがとうございます!」

「…でどうだった?」

「どうだった?……何がですか?」

「絢瀬さんと……ヤったんでしょ?」

「そういえば先生でしたね……

絵里にあれ渡したのって……」

「で…ヤったんでしょ?」

「まぁ……」

「どうだった?」

「どうだったって………」

ナオキの顔がどんどん赤くなった。

「ははーん……その反応を見ると……ふーん」

「なんすかそれ!!(西木野先生ってこんなキャラだったの!?)」

 

その後ナオキは西木野先生にからかわれ続け、やっとの思いで西木野病院をあとにした。

 

「なんか疲れた………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香川宅……

「ただいまー」

「おかえりなさい!

先生はなんだって?」

「あぁ…楽し…ゴホン……もう大丈夫だってよ」

「そう…ならお祝いしないとね!」

「手伝うよ…」

 

 

リビング……

「それ取って……」

「はい……」

「ありがとう…」

絵里とナオキは2人で料理をしていた。

「なんだか魅力的だな……」

「え!?」

「その……絵里の料理している姿には……見とれちまうよ……」

「そ…そう……」

「あぁ……今すぐ抱きつきたいよ」

「も…もう……それ切って…」

絵里は顔を赤くして言った。

「はいよ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁー美味かった……

絵里の料理はやっぱうめーわ」

「ふふっ…ナオキも作ったのよ?」

「そうか……そうだったな…ははははは」

「………」

「………」

「ねぇ……ナオキ……」

「ん?」

「………私のこと…好き?」

「当たり前じゃんか……大好きだ……」

「私もナオキのこと……大好きよ……」

 

「そうだ…絵里には言ってなかったな……」

「え?」

 

「おれは意識がない時……

みんなが裏切るんじゃないかって思ってたんだ……

でも……

そんな時にみんなの声が聞こえてきて……

それでわかった……

みんなは裏切るはずない………

大切な人たちだから……

だから……ごめん……」

ナオキは頭を下げた。

 

「ナオキ……もう…そんなこと……もういいのよ……

仕方なかったのよ……

あんなことがあったんだもの……」

「絵里……」

「だから自分を責めないで……

あなたの悪いくせよ……」

「あぁ……ありがとう……

恋人が絵里でよかったよ……」

「ちょっ……な…なななななによいきなり……」

「でもほんとのことだよ……」

「………うん……」

 

その日は2人は寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝……

 

「じゃ、私はそろそろ帰るわね」

「あぁ…長い間ありがとうな……」

「また泊まりに来るわよ…」

絵里はナオキの耳に近づいて……

 

「そのときはまたしましょう……」

「なっ……」

「ふふっ……それじゃあね……」

「あ…あぁ……」

そして絵里は帰っていった。

 

「……また…か……」

ナオキは部屋に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だがこの時は誰もわからなかった……

 

決断の時が……近いということに……

 

 

 

 

 

 

次回へ続く……

 

 

 

 

 




おおおおおおお!!!
最後はなんかこれからを思わせる終わり方!!

ついに……書ける!!!



そして今回で総合50話ということで
感謝の気持ちを伝えたいと思います!

まずはこの『ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜』を評価してくださったkiellyさん、ありがとうございます!

そしてお気に入り登録してもらってたセイさん、fate_akaさん、Leonさん、宇宙さん、NEROさん、松橋莉遠さん、銀の瞳さん、神崎 焔さん、黒鳳蝶さん、RINAさん、艦隊司令さん、gurenさん、焔光の夜伯さん、kiki000さん、ダディエルさん、龍之介4290さん、XXXさん、シュウヘイ525さん、seekAさん、maya2038さん、まきのさん、ブロッサムfhさん、最古の魔術師さん、薺(Nazuna)さん、ぬしまちさん、てらにしさん、KeNSuZuさん、エルニさん、絢瀬エリちさん、kiellyさん、KOU0711さん、お寿司さん、kyoheiさん、イミワカンナイさん、凛ちゃんさん、花陽ラブさん、テリアキさん、トリ鳥さん、綾瀬絵里さん、コシえもんさん、ありがとうございます!!

そして感想などをTwitterやLINEなどで下さる方々…ありがとうございます!!

これからもラブライブ!〜1人の男の歩む道〜をよろしくおねがいします!!

感想など…お待ちしてます!!

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