ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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※内容を一部変更しました


第31話「Snow halation」

無事に説明会を終えたナオキたち……だが……講堂を出ようとした時……そこには…

「ウソ…だろ……」

ナオキは膝から崩れ落ちた。

「ナオキ!!」

海未と真姫は言った。

「なんで……こんなことに……なんで……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪が強くなってんだよ……」

 

 

 

 

 

μ’s控え室……

「え!!動けない!?」

絵里は驚いた。

「そうなんです……今、真姫のお父様に雪の中でも対応できる万能なリムジンを出してもらおうと頼んでいるのですが…」

海未は言った。

「ダメだわ……ガレージが開かないみたい」

真姫は言った。

「それじゃあ…移動手段が……電車やバスも止まってるみたいだしな…」

「そんな……」

絵里は言った。

10人みんな落ち込んだ。

「大丈夫なの?」

にこは言った。

「わからんな……3人とも来れたらええけど…」

希は言った。

「この天気じゃ………」

花陽は言った。

 

 

 

 

 

そしてみんな考えた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最悪の事態を…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピンポンパンポーン……

 

そんなときアナウンスが流れた。

 

 

 

「ラブライブ!東京地区予選決勝出場グループ及び関係者、そしてお越し頂いてる観客の皆様にお伝えします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天候のため開始時間を1時間遅らせていただきます……繰り返します……」

 

「え!?」

みんなが驚いた。

「海未!さっきの聞こえた?」

「はい!バッチリです絵里!真姫、ナオキ!開始時間が1時間遅れるらしいです!」

「なんだって!いける……いけるぞ!!」

ナオキは言った。

「そうね……さ、はやくむかいましょう!」

「それでは絵里…私たちはむかいます!」

「わかったわ…気をつけてね………

3人ともむかうそうよ!」

「やったー!」

みんな喜んだ。

「でも……安心するのはまだ早いわよ……」

にこは言った。

「そうやね………雪はまだ降っている」

希は言った。

「これから強くなるみたいだよ…」

花陽は言った。

「そんな!!こうなったら……雪やめぇーーーーーー!!」

穂乃果は叫んだ。

「穂乃果ちゃん?」

ことりは言った。

「どんどん強くなってるにゃー…」

凛は言った。

「そん……な……」

穂乃果は膝から崩れ落ちた。

 

 

 

 

音ノ木坂学院……

「また強くなってるぞ……」

ナオキは言った。

「そんな………」

海未は言った。

「さ……行くぞ…お前らおれの後ろについてこいよ……」

「はい」

「うん」

ナオキは雪の日は傘はささない派なのでさしていない。

海未と真姫は傘で前をガードしていた。

「ナオキ!傘に入ってください……このままじゃ……」

「おれは大丈夫だ……くっ……」

風が強くなり、3人を襲った。

「ヴぇえ!?」

「わっ!?」

その勢いで海未と真姫はバランスを崩した。

「海未!真姫!」

ナオキは2人の腕を掴んだ。

「ナオキ!」

海未と真姫は言った。

そしてナオキは2人を引っ張った。

「よいしょ……大丈夫か?」

「はい……なんとか……ありがとうございます」

「別に1人でも大丈夫だったのに…………ありがとう……」

「先へ進もう……みんなが待ってる……」

「はい!」

「うん!」

そしてまた3人は歩き出した。

校門のところでさらに風は強くなる。

3人は止まってしまった。

 

「あきらめんなああああああ!!」

ナオキが叫んだ。

「ナオキ………」

2人は言った。

 

 

「こんな雪なんかに屈しない!絶対……ラブライブ!で優勝するんだ……絶対に!!!」

ナオキは叫んだ。

「そうです!!私だって……私だって!!誰よりもラブライブ!に出たい!!やりたいのです!!!」

海未も叫んだ。

「そうよ!!この10人で……最高の結果を残すんだから!!!」

真姫も叫んだ。

「くっ………こんなところで……止まってられっかよ……みんなの歌う姿がみたい……10人の言葉を紡いで作ったあの曲を歌っている姿を…あのステージで……だから……だから……絶対に行く!!そして……俺達は……絶対に勝つんだ!!!」

「East heart……Midnight cats……」

「そしてA-RISEにも負けません!!」

 

 

そして強い風がおさまって安堵した3人の前には………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

必死で雪かきをする音ノ木のみんなだった。

「これは………」

ナオキは言った。

「遅いよ!ナオキくん!」

フミコは言った。

「フミコ!どこに行ったと思ったらこんなとこにいたのか!?」

「フミコがねー…ナオキくんたちがはやくむかえるようにって私に電話してきて……」

ヒデコが言った。

「それでみんなに呼びかけたの!」

ミカが言った。

「そしたらね…集まったの……音ノ木坂学院の……全校生徒が……」

フミコが言った。

「全校生徒が!?」

「ウソみたい……」

海未と真姫は驚いた。

ナオキはその光景を見て涙を流した。

「……みんな……」

「ナオキ……まだ泣くのは早いですよ……」

海未は言った。

「そうよ…泣くのは勝ってからにしなさい…」

真姫は言った。

「あとこれに履き替えて!」

フミコはそう言うとスノーブーツを取り出した。

「サイズが合わなくても我慢してね!」

ミカが言った。

「ありがとう……ヒフミ!」

「略すな!!」

ヒフミは声を合わせて言った。

「ま、とりあえず今は会場にむかわないと……」

「さ……行って…」

「音ノ木全校生徒で作ったこの道を……」

ヒフミは言った。

「あぁ……そうだな……行くぞ…海未!真姫!」

「はい!行きましょう!みんなのところへ!」

海未は言った。

「そうね……ナオキ!ちゃんとついてきなさいよ!」

真姫は言った。

 

「走れーー!!全力で走れーー!!」

ミカは叫んだ。

 

3人が走ると音ノ木のみんなからの声援が聞こえてきた……

 

 

 

 

 

 

 

大きな声援……

 

 

 

 

 

 

その声援がさらに3人の背中を押した…

 

 

 

 

 

(みんなのこの作ってくれた道を…)

 

 

 

(無駄にはしません……)

 

 

 

 

(ありがとう……みんな……)

 

 

 

そして……3人は走った……走った……走った……そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ナオキ!あれ!」

真姫は叫んだ。

「あれは!」

海未は言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「おーーい!!こっちこっちーーー!!」

穂乃果は叫びながら手をふっていた。

凛も絵里も手をふっていた。

 

「みんな………」

そしてナオキの思いは爆発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「絵里ーーーーーー!!!」

ナオキは叫んだ。

「ナオキーーーーーー!!!」

絵里も叫んだ。

「絵里ーーーーーー!!!」

ナオキは絵里にむかって走った。

「ナオキーーーーーー!!!」

絵里もナオキにむかって走った。

 

そして2人は抱き合った。

 

「絵里………うっ……うううう……」

「ナオキ………間に合ったわね…」

ナオキは絵里を抱いて…泣いた。

「間に合いましたね……」

「うん!」

海未と真姫も胸をなでおろした。

 

「ううう……こ…怖かった……」

ナオキは言った。

「もう……ナオキ…男でしょ?泣かないの……」

絵里はナオキの頭をなでて言った。

 

「だって……怖かったんだ……嫌だったんだ……ここまできて……なにもできないなんて……なにも残せないなんて嫌だったんだ……後悔なんてしたくなかったんだ……みんなで予選決勝を戦いたい………そして勝って……本戦でも優勝したい………でも……それができないって考えたら……怖くなったんだ………絵里たちにとっては最後なんだ……だから……余計に……嫌だったんだよ……」

ナオキは言葉を重ねる度に絵里を強く抱きしめた。

「ナオキ…………ありがとう……」

「ううう………」

「もう……いつまで泣いてんのよ、あんたは……」

にこは呆れた顔で言った。

「にこっちも涙でとるよ……」

希は言った。

「なによ……希もでしょう?」

「もう………」

 

「さ、ナオキ……涙を拭いて……みんなにお礼をしなくっちゃ……」

「そうだな………」

ヒフミたちも走ってきた。

「みんな……ほんとうにありがとう……みんなのおかげでここまでこれた……おれたちは………絶対勝つ!」

そしてみんな笑った。

 

 

 

 

ラブライブ!運営委員会本部……

A-RISE控え室……

「間に合ったようね………」ツバサが言った。

 

 

会議室……

そして4校の生徒会長が集まった。

「遅れてしまって申し訳ありませんでした!」

ナオキは言った。

「いいんですよーナオキくん!」

東が言った。

「そうでーす!間に合ったんだからいいではありませんかー」

アリスは言った。

「ふっ……今回は許してあげるわ…」

渡辺は言った。

 

「それでは……各校の披露する曲名を言っていきましょう」

渡辺は議題を切り出した。

「音ノ木坂学院…μ’sは新曲『Snow halation』です!」

ナオキは言った。

「目黒学園…Midnight catsはデビュー曲『真夜中の子ネコたち』でーす」

アリスは言った。

「御茶ノ水第一高校…East heartはデビュー曲『ハートの流星群』よ」

東は言った。

「UTX高校…A-RISEは地区予選であなた達に大差をつけさせてもらった『Shocking Party』よ」

渡辺は言った。

「なに……その言い方!」

東は立ち上がって言った。

(東さんって怒ると怖いんだな……)

「なに?大差をつけさせてもらったのは事実でしょう?問題でも?」

渡辺は微笑しながら言った。

「まぁまぁ落ち着きましょう……」

アリスは言った。

「ふふっ……」

ナオキは笑った。

「なにがおかしいの?ナオキくん……」

渡辺は言った。

「いや……地区予選とは違うってことを見せれるなと思いまして…」

「どういうこと?」

「だって勝つのは………μ’sなんですから……」

「言ってくれるじゃないの……勝つのはA-RISEよ!」

「いいえ…East heartが勝つわ!」

「NoNo!Midnight catsが勝ちまーす!」

生徒会長たちの間で火花が散った………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてμ’sの出番が近づいてきた。

μ’sの出番は最初……

「みんな!いよいよだぞ!準備は出来てるか?」

ナオキは言った。

「はい!」

9人が声を合わせて言った。

そしてみんなで円陣を組んだ。

「絶対勝つわよ!」

絵里は言った。

「当たり前やん!ウチらの力、みんなに見せたるで!」

希は言った。

「ふん…みんなを大銀河宇宙No.1アイドルにこにーにこちゃんの虜にしてあげるわ!」

にこは言った。

「ナニソレイミワカンナイ………ふふっ……絶対にだれにも負けないわ!」

真姫は言った。

「凛たちの歌をみんなに届けるにゃ!!」

凛は言った。

「そうだね!よし!私も全力で頑張ります!!」

花陽は言った。

「みんなで絶対予選決勝勝つぞー!」

ことりは言った。

「一時はどうなることかと思いましたが……音ノ木のみんなのおかげでここまでこれました……みんなの分まで……頑張ります……」

海未は言った。

「あぁ……みんなを1番輝かせてやる!!任せとけ!!」

ナオキは言った。

「みんな……色んな大好きを込めて歌おう……いっくよー!!」

穂乃果は言った。

 

「いち!」

「に!」

「さん!」

「よん!」

「ご!」

「ろく!」

「なな!」

「はち!」

「きゅう!」

「じゅう!」

「μ’s!!ミュージック…………スタートーー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてステージの上で10人は手をつないだ。

そして聞こえてくる声援……

「ナオキくーーん!!」

「絵里ーーー!!」

「希ーーー!!」

「にこにーーー!!」

「真姫ちゃーーん!!」

「凛ちゃーーーん!!」

「花陽ーーー!!」

「ことりちゃーーーん!!」

「海未ーーー!!」

「穂乃果ーーー!!」

そしてナオキは絵里の手を離してマイクをもって前へ出た。

 

「みなさんこんばんは!私たちは音ノ木坂学院スクールアイドルμ’sです!今から披露する曲はこのときのためにこの10人で作った新しい曲です!色んな大好きを込めて歌います。色んな人が支えてくれたから私たちはここに立っています…それでは………お聞きください……『Snow halation』……」

 

 

 

 

 

そして10人は1人ずつ目をつぶり、心の中で大好きな気持ちを込めた。

ナオキ(支えてくれたみんなが大好きで……)

 

絵里(学校が大好きで……)

 

真姫(音楽が大好きで……)

 

にこ(アイドルが大好きで……)

 

凛(踊るのが大好きで……)

 

花陽(メンバーが大好きで……)

 

希(この毎日が大好きで……)

 

海未(頑張るのが大好きで……)

 

ことり(歌うことが大好きで……)

 

穂乃果(μ’sが……大好きだったから……)

 

そしてナオキは移動しみんなもスタンバイOK!!

そして始まった……

『Snow halation』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「不思議だね 今の気持ち〜

空から降ってきたみたい〜」

「と〜くべ〜つな季節の色が ときめきを見せるよ」

「はじめて〜出会った時から

予感に騒ぐ心のMelody」

「とめられないとまらない」

「な・ぜ

 

届けて 切なさには〜名前をつけようか "Snow halation"

想いが重なるまで〜待てずに〜 悔しいけど好きって純情

微熱の中 ためらってもダメだね

飛び込む勇気に賛成〜 まもなくStart!!」

 

 

 

(みんなをちゃんも輝かせてるかな……

おれは支えてくれたみんなが大好き……

なによりおれを1番支えてくれたのは……μ’sの歌声………

さぁ……ラストスパートだ!)

 

 

 

 

「届けて 切なさには」

 

そしてナオキは青く光っていたオブジェクトを全てオレンジにかえた。

それと同時に歓声がわいた。

 

「名前をつけようか 」

「"Snow halation"

想いが重なるまで〜待てずに〜 悔しいけど好きって純情

微熱の中 ためらってもダメだね〜

飛び込む勇気に賛成〜 まもなくStart!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてμ’sのステージが終わると大きな歓声と拍手がわいた。

 

「みなさん!ありがとうございました!」

「ありがとうございました!!」

穂乃果が言うとみんなが言った。

 

 

 

 

 

「みんな!お疲れ様!!」

ナオキはステージを終えたみんなをとびきりの笑顔でむかえた。

 

 

 

 

その後Midnight catsとEast heart……

そしてA-RISEのステージも終わった。

 

 

「これにて全4チームのステージは終了します。結果は2時間後にUTX高校前の電光掲示板にて発表致します……繰り返します……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ナオキくん」

「アリスさん……」

ステージを見上げていたナオキの前にアリスが現れた。

「……負けましたね」

「えっ?」

「私は負けを確信しました……Midnight catsのステージは今までで1番よかったです……でも……μ’sのステージは私を圧巻させました……」

「そんな……まだ結果は…」

「私には分かりまーす……悔しいですが、μ’sの勝ちです……」

「私も同意見ね……」

「東さん……」

「ナオキくん……東ってやめてくれない?妹とよく間違えられるから」

「はい……音美さん」

「よろしい……話は戻すけど私もアリスさんと同意見よ……East heartも確かに今までで1番よかったステージだった……でも…μ’sには敵わないわ」

「待ってくださいよ…だからまだ…それにA-RISEだって……」

「確かにA-RISEも凄かったわ…」

「でもμ’sはA-RISEを上回ってる気がしたのでーす」

「そう…ですか……」

「言ってくれるじゃないの…」

「渡辺さん……」

「勝つのはA-RISEに決まってるわ…

絶対に……アリスさん、東さん……考えをあらためてみては?」

「NoNo,あらためる必要はありませーん」

「そうね……」

「ふっ……結果発表が楽しみだわ……じゃ、またね……」

 

「渡辺さん!勝つのは……μ’sです!」

渡辺は一旦止まるとまた歩き出した。

 

「それじゃあナオキくん、また後でね」

「それではー」

渡辺と音美とアリスは歩いていった。

(勝つ……か………でも…まだ安心はできないな……)

ナオキはμ’sの控え室にむかった。

 

 

 

μ’s控え室……

トントントン…

「みんなー着替えたかー?入るぞー」

ナオキはドアのノックして言った。

「うん!もういいよ!」

穂乃果が言った。

「はーい……みんなおつかれー」

「お疲れ様!」

ナオキが言うとみんなが声を合わせて言った。

「さ、UTXにむかおう……」

μ’sはUTX高校へむかった。

 

 

 

UTX高校前電光掲示板……

「それではみなさん!お待たせしましたー!第2回ラブライブ!東京地区予選決勝の結果発表でーす!!」

リコは言った。

「ねぇさんは元気だな……」

ナオキは言った。

みんな真剣な表情で電光掲示板をみつめた。

 

「うぅ……緊張するなー」

穂乃果は言った。

 

「そうだね……私たちの歌…ちゃんと届いたかな…」

ことりは言った。

 

「大丈夫です……私たちなら…」

海未は言った。

 

「そうだにゃ!自信を持つにゃ!」

凛は言った。

 

「でも心配だよー」

花陽は言った。

 

「ちょっと落ち着きなさいよー」

真姫は言った。

 

「そういう真姫こそ脚が震えてるわよー」

にこは言った。

 

「にこっちもな……」

希は言った。

 

「大丈夫かしら?」

絵里は言った。

 

「大丈夫だ……俺達なら…きっと…」

ナオキは絵里の手を握って言った。

「…うん………」

絵里もナオキの手を握り返した。

 

 

 

 

「東京地区予選決勝を勝ち上がったのは…………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音ノ木坂学院スクールアイドル、μ’sだ!!!!」

 

 

 

 

「え………おれたち……勝ったのか………」

ナオキは言った。

 

「そう…みたい………」

絵里は言った。

 

「………やった………やったーーーーー!!!!」

穂乃果は飛び跳ねた。

 

「私たち勝ったんだね!!」

ことりは言った。

 

「はい!!」

海未は言った。

 

「やったにゃーーー!!」

凛は言った。

 

「ゆ…夢じゃないよね!」

花陽は言った。

 

「やったのね……私たち!」

真姫は言った。

 

「ふん、当たり前よ!!」

にこは言った。

 

「そうやね……」

希は言った。

 

「やったわ!ハハハ!ナオキ!!」

「あぁ!絵里……やったな……」

絵里とナオキは抱き合った。

 

みんなの目からは涙がこぼれていた。

 

 

「やはり……ですね……黒子さん……残念でしたね……」アリスは言った。

「はい……悔しいです……会長……」

黒子(Midnight catsのリーダー)は言った。

 

 

「はぁ……やはり…と言うべきでしょうかね……水音……仕方ないわね……また来年があるわよ……」

音美は言った。

「おねぇちゃん………私……悔しいよ……」

水音(East heartのリーダー)は言った。

 

 

「そんな……A-RISEが負けるなんて……」

渡辺は言った。

「仕方ないですよ、会長……」

ツバサは言った。

「悔しいですが……」

英玲奈は言った。

「相手はμ’s…負けてもそれはありえることですよ…」

あんじゅは言った。

「……ふぅ……流石ね……さ、今日は解散よ……お疲れ様……」

渡辺はナオキの元へ歩いていった。

A-RISEは帰っていった。

 

 

「ナオキくん……」

「渡辺さん………」

「いつまでイチャイチャしているのかしら絢瀬さんも……」

「なーにー?嫉妬?」

「そ…そんなんじゃないわよ!…

コホン……μ’sのみなさん、おめでとうございます……まさかA-RISEが負けるなんてね……」

「だから言ったじゃないですか…勝つのはμ’sだって」

「ふふっ……まぁいいわ……でも、A-RISEに勝ったからには……優勝しなさいよ!」

「当たり前です……」

ナオキは笑った。

「それでは……」

渡辺は帰っていった。

「やはり負けましたねー」

アリスは言った。

「さすがはμ’sですね…」

音美は言った。

「アリスさん…音美さん……」

「Congratulations! μ’sのみなさん!」

「おめでとうございます…」

「私たちに勝ったからには優勝してもらわないとですね」

「優勝しないと許しませんよ」

「はい!」

μ’sは声を合わせて言った。

「では、See you」

「またね」

アリスと音美も帰っていった。

 

「よーし!みんなで明日打ち上げしようよ!!」

穂乃果は言った。

「いいねー…何する?」

ナオキは言った。

「鍋!こんな冬には鍋にしようよ!」

穂乃果は言った。

「それじゃあ、みんなで好きなもの持ってきましょう!」にこは言った。

「おもしろそうにゃ!」

凛は言った。

「好きなものかー(それならあれを持っていこう!)」

ことりは言った。

「じゃ、明日…夕方の5時に俺んちで」

「はーい!」

 

そしてμ’sはナオキの家で鍋で打ち上げをすることになったのだ…

 

 

 

だがこのときだれも知らなかった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あんなことが起こってしまうなんて………

 

 

 

 

次回へ続く……

 


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