ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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※内容を一部変更しました


第24話「それは僕たちの奇跡」

「それはこっち!あ、もうちょい右!」

明後日はライブ当日にナオキたちは体育館で準備をしていた。

「ナオキ先輩!これぐらいですか?」

マチコは聞いた。

「ああ!それでOKだ!」

「マイクテストー、マイクテストー、ナオキくんOKなら合図頂戴!」

ナオキは頭上で手を丸にした。

「よし!準備完了だ!ありがとう!

明日のリハもよろしく!」

「はーい」

「さ、屋上に行くか……」

ナオキは屋上へむかった。

 

 

 

 

屋上……

「あ、音楽が聞こえる…みんなもうやってるか」

ナオキは階段を登っていた。

「邪魔しないように開けなきゃな…」

ナオキはそっとドアを開けた。

「いまここでー出会えた奇跡

忘れないでー僕たちの季節ー」

 

パチパチパチパチパチ……

 

ナオキは拍手をした。

「あ、ナオキくん来てたんだ!」

穂乃果は言った。

「おう!1番よかったぞ!」

ナオキは言った。

「当然よー」にこは自慢げに言った。

「明日はリハーサルだし、今日は終わりにしようか」

「はい!」

 

 

 

翌日………

「わぁー!すごーい!!」

穂乃果は体育館の光景をみて声をあげた。

「さ、リハーサルだ!」

「はい!」

 

 

「本番通りに行くからな!まずは『僕らのLIVE 君とのLIFE』だ!」

 

 

そしてリハーサルも難なく終わった。

 

 

部室………

「それじゃ明日の流れをもう一度確認するぞ」

「はい!」

「最初の曲は『僕らのLIVE 君とのLIFE』だ、そして『ユメノトビラ』、ラストに『それは僕たちの奇跡』PV撮影も兼ねてる。そして衣装は曲ごとに変える。あいだの繋ぎは任しとけ!」

「わかった!」

穂乃果は言った。

「よし!家に帰ってちゃんと寝ろよー」

「はーい」

 

 

帰り道……

「ねぇナオキ……」

「ん?」

「……ううん……なんでもない…」

「なんかあるだろ?」

「ないってば……」

絵里は言った。

「そっか………何かあったらなんでもおれに言ってくれ…力になってやる」

「ありがとう……」

「じゃ、また明日な」

「えぇ……」

ナオキは自分の部屋へと入って行った。

 

 

「ナオキ……なんで名字を言わないんだろう……部屋のふだもナオキだし……」

絵里は疑問をもっていた。

 

 

 

 

翌日……音ノ木坂学院……

「体育館特別席の方はこちらでーす」

「ビューイング席はこちらでーす」

「この分なら満員になりそうね」

「うん!」

ヒフミたち生徒は客の整理をしていた。

 

 

 

ライブ30分前……

控え室……

「よし!みんな準備は出来てるか?」

「はい!」

「席は無事満席だ!絶対成功させよう!」

「はい!」

「軽く通そうか?」

「うん!」

穂乃果は言った。

μ'sは軽く今日の曲を通した。

「本番10分前でーす!」

「よし!みんな準備は出来てるな?」

「はい!」

そして円陣を組む!

 

「いち!」

「に!」

「さん!」

「よん!」

「ご!」

「ろく!」

「なな!」

「はち!」

「きゅう!」

「じゅう!」

「μ's!ミュージック……スタート!!」

 

 

 

本番………

『僕らのLIVE 君とのLIFE』のイントロが流れると歓声がわいた。

 

今回のライブは体育館特別席と講堂のスクリーンを通してのライブビューイング席で行っている。

たった3曲だがラストの『それは僕たちの奇跡』では公開PV撮影も行うのだ!

 

 

「ゆずらない瞳が〜大好き……

ダイスキ!」

 

パチパチパチパチパチ……

 

「まずは『僕らのLIVE 君とのLIFE』を聞いてもらいました!」

穂乃果が言った。

「この曲は私達9人の初めての曲…オープンキャンパスで初披露した曲です!」

絵里は言った。

「そして……私達μ'sはラブライブ!予選決勝に進出することができました!」

ことりが言った。

「これもみなさんの応援のおかげです!ありがとうございました!」

「ありがとうございましたー!」

海未が言うとみんなが声を合わせて言った。

「ほな!次の曲のために着替えに行こかー!」

希は言った。

「いっくにゃーーー!!」

凛は言った。

「お…お待ちください!」

花陽は言った。

「にっこにっこにー♪」

にこが言った。

「イミワカンナイ……」

真姫が言った。

そして一旦着替えに行った。

 

 

 

するとナオキが出てきた。

「はい、μ'sが着替えてるあいだに少し休憩…ブレードやサイリウムをおいて……みんなで楽しく笑いましょう!やってくれるのは……ヒフミの皆さんです!」

 

 

「どうもーヒデコでーす!」

「フミコでーす!」

「ミカでーす!」

「3人合わせてヒフミです!」

突如始まったので一同唖然するがネタには大笑い!

 

 

「ヒデコ・フミコ・ミカ!?」

穂乃果が言った。

「なにあれ……ハハハハハ」

ことりが言った。

「はやく着替えますよ!」

海未が言った。

 

 

 

「ありがとうございましたー!」

 

パチパチパチパチパチ……

 

「はい、ヒフミの皆さん、ありがとうございました!それでは皆さん、お待たせしました!2曲目の準備ができました!それでは………暗転!」

 

電気が消え、『ユメノトビラ』のイントロが始まると電気がついて歓声がわいた。

 

 

「ユメノトビラ〜ずっと探し続けた」

「君と僕との〜」

「繋がりを探し〜て〜た〜……」

 

 

 

「青春のプロローローグ〜……」

 

パチパチパチパチパチ……

 

「ありがとうございましたー!」

ことりが言った。

「この曲はみんなで合宿に行って作った曲です!」

海未は言った。

「ラブライブ!の予選に挑んだ曲です!」

真姫は言った。

「みなさん、予選は見てくれましたかー?」

穂乃果は言った。

 

すると歓声がわいた。

 

「ハラショー!」

絵里が言った。

「あ…ありがとうございます!」

花陽は言った。

「でもー残念なお知らせがあるにこー」

にこが言った。

「このライブは次の曲で終わりなん…」

希が言った。

「えー.……」

「でも……次の曲『それは僕たちの奇跡』ではPV撮影をしちゃいまーす!」

にこが言った。

 

すると歓声がわいた。

 

「では準備してくるのでみんな待っててねー」

ことりが言った。

そしてμ'sは着替えに行った。

 

そしてナオキが出てきた。

「はい、それでは準備に入りますので少々お待ちください!」

ステージではみんな準備で大忙し。

 

 

5分後……

「それではお待たせしました!公開PV撮影!『それは僕たちの奇跡』!」

 

するとステージ上には音ノ木の生徒が、そしてステージの下にμ'sが出てきた。

 

歓声がわいた。

 

電気が消え………

 

「さあ…夢を〜叶えるのはみんなの勇気〜」

「負けない〜」

「心で〜」

「明日へ駆けて行こ〜う」

ライトはみんなのイメージカラーだ。

後ろでは音ノ木の生徒が踊っている。

 

 

 

「今ここで〜出会えた奇跡

忘れないで〜僕たちの季節〜」

 

 

曲が終わると歓声がわいた。

 

「みなさん!今日はありがとうございました!私達はハロウィンイベントでもライブをやります!みなさん!見てくださいねー!!」

 

 

そしてライブは終わった……

 

「ふぅ………あとは編集か……」

ナオキは言った。

 

 

部室………

「お疲れ様ーー!!」

みんなが声を合わせて言った。

「曲は少なかったけど、すっごく楽しかったねー!!」

穂乃果は言った。

「そうだね!」

ことりは言った。

「緊張しました……」

海未は言った。

「そうだね……」

花陽は言った。

「そう?私はそんなことないけど」

真姫は言った。

「えー、真姫ちゃん控え室で手に人の字書いて食べてたにゃー」

凛はいたずらげに言った。

「ちゃんとカメラに撮ってあるからねー!」

にこは言った。

「もう…にこっち……あとで頂戴ね…」

希はぼそっと言った。

「トラナイデ!」

真姫は言った。

みんな笑った。

「うふふ…まぁまぁ…」

絵里は言った。

「よし!みんな今日は家に帰って早く寝ろよー。明日は練習休みにするからなー」

「はーい」

 

帰り道……

「あれ?えりち、ナオキくんは?」

「ナオキなら部室で作業してるわよ?」

「一緒におらんくていいの?」

「えぇ…」

「もしかしてえりち…ナオキくんにご飯作って待ってようとか思ってるんちゃう?」

「もう……からかわないでよー」

「ほんとうは?」

「……まぁ作るけど……///」

絵里は顔をあかくした。

 

 

 

 

 

部室……

「よし!完成!……やべ、もうこんな時間か……帰ろ…その前にみんなにメール……」

 

 

 

「今日はお疲れ様!『それは僕たちの奇跡』のPVが無事に完成しました!

今日の夜にアップするのでみんな見てねー

ナオキ」

 

 

「……送信っと……よし、帰るか…」

 

 

 

ナオキ宅

「ただいまー」

「おかえりなさい!」

「おー絵里どうしたんだ?」

「ご飯作ってあげようと思ってね」

「ありがとう…亜里沙ちゃんは?」

「亜里沙ならうちで寝てるわよ」

「そっか…もうそんな時間か…」

「さ、はやくはやく!」

「わかったから引っ張るなって……」

 

 

「いただきまーす!!」

ナオキは勢いよく絵里の手料理を食べた。

「おいしい?」

「あぁ!おいしいよ!」

「それならよかった……」

 

 

 

 

「ごちそうさまでした!」

「はやかったわね……ふふっ……」

 

ナオキと絵里は食器を洗っていた。

「ねぇ…ナオキ……」

「ん?」

「その……明日、デートに行かない?」

「え…いいの!?」

「いいに決まってるでしょ……私達…付き合ってるんだから……///」

「そっか……なら付き合って初めてのデートだな!」「そ…そうね……」

「どこがいい?絵里の行きたいところでいいよ」

「そうね……ショッピングモールに行きましょ!」

「わかった!」

 

 

そして『それは僕たちの奇跡』をアップし終わってナオキは絵里と一緒に見ていた。

「ハラショー!」

「だろ?」

「あ、私のところだ……あのときはびっくりしたわ……」「ごめん(笑)」

 

 

「じゃあ…絵里、明日むかえに行くからな」

「えぇ…また明日…」

「あぁ…また明日!」

 

 

 

絢瀬宅…

「ナオキとの初デート何着ていこうかしら……うふふ……」

 

 

 

ナオキ宅……

「なに着ていこうかな…ファッションとかおれ分かんねーし……」

ナオキは悩んでいた。

 

 

「でも……絵里とデートか………////」

ナオキは顔をあかくした。

 

 

 

ぷるるるるる……ぷるるるるる……

 

「電話?こんな時間に……この番号は………」

ナオキはいやいや電話に出た。

「なんのようだ?」

 

「ひどいなージャーナ……おれの名前覚えてるか?」

「あぁ……ミツヒデ……『香川ミツヒデ』……」

「覚えててくれたんだねー、嬉しいよ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『香川ナオキ』くん…」

「フルネームで呼ぶな!」

「おー怖い怖い…なんで呼んじゃいけないのかな?同じ『香川』じゃないか…」

「お前みたいなやつと一緒の名字なんて嫌なんだよ」

「そうだったのか…まぁいい……ありがとうな…退学してくれて……」

「……っ!!」

「ジャーナが退学してくれたおかげで会長になれたよ……」

「用件はそれだけか?」

「まだあるんだよ…君なら知ってるだろ?おれの学校…『大坂学園』がラブライブ!の予選決勝に進んだこと…」「あぁ……お前の学校になんて負けねぇよ…おれたちμ'sは……」

「ハハハ!お前らにあのA-RISEに勝てると?ついに頭までいかれちまったか?」

「いまに見てろよ……おれたちは必ずA-RISEに勝つ!そしてお前たちにも勝って…優勝してやる!」

「のぞむところだ……楽しみだな…また会えるのが」

「もう電話してくんなよ…」

「どうしよっかなー、考えておくよ…じゃあな…ジャーナ…」

そして電話はきれた。

「はぁ……嫌な声を聞いた…早く寝よう、明日はデートだ……」

ナオキは寝付いたのだった。

 

 

 

 

 

次回へ続く……

 


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