朝……
「ん?絵里いないな…」
ナオキが起きると隣に絵里はいなかった。
リビングへ行くと机の上にはメモとご飯があった。
「おはようナオキ!よく眠れた?ご飯作っておいたいたからあたためて食べてね!
絵里より」
「食べるか」
ナオキはご飯を食べるのだった。
音ノ木坂学院……
「やっと終わったにゃー!」
凛は授業が終わって喜んでた。
「ほら、練習行くわよ」
真姫が言った。
「うん!」
花陽は言った。
「あ、凛やることあるから先いってて!」
「わかった!」
屋上……
「凛…遅いな……」
ナオキは言った。
「そうですね……先に始めますか?」
海未は言った。
「そうだな…ほんならみんなストレッチ!」
「はい!」
みんながストレッチしているとドアが開いた。
「あー凛来たか…おせー……よ……」
ナオキは驚いた目をした。
そしてみんなの顔に笑顔が浮かぶ。
その理由は……
「どうかにゃ?練習着変えてみたんだ…」
凛は少し照れながら言った。
「おー!」
「似合ってるじゃないですか…」
「凛ちゃんかわいい!」
「似合ってるわよ…」
「凛ちゃんらしいやん…」
「ハラショー!」
「凛……!」
「凛ちゃん……!」
「さぁ!今日も練習……いっくにゃーー!!」
凛が叫んだ。
「とりあえずストレッチ」
「……わかったにゃ!」
「ストレッチ終わったら1曲通すぞー」
「はーい」
ナオキの手拍子に合わせ、1曲踊った。
そして部室………
「それじゃ、次のライブのこと話すからなー」
「はい!」
μ'sはお土産を食べながら話をしていた。
「次のライブはここでする」
「ここで?」
穂乃果が言った。
「あぁ…曲は『それは僕たちの奇跡』『ユメノトビラ』『僕らのLIVE 君とのLIFE』だ」
「3曲だけですか?」
海未が言った。
「あぁ…だがここからがすごいんだよ!今回のライブは『それは僕たちの奇跡』のPVを撮影する!しかも音ノ木の生徒もエキストラで参加してもらう」
「えー!」
「す…すごいです!」
ことりと花陽は言った。
「ま、構造としてはメインを体育館で撮るんだけど…繋ぎの映像は各自で撮るからな」
「各自で?」
真姫は言った。
「あぁ…例えば………真姫がピアノを弾いてるところを撮るとかな」
「なら凛は水遊びするにゃー!!」
凛は立ち上がって言った。
「ならうちは神田明神で巫女服で撮ろかなー」
希は言った。
「その撮影、面白そうね」
にこは言った。
「私はどんなのにしようかしら?」
絵里は言った。
「ま、本番はまだだからみんな明日までに考えといてくれ」
「はい!」
「次はハロウィンイベントのことだ」
「ハロウィンイベント?」
穂乃果は言った。
「あぁ…今詳しいところを決めてるとこなんだけど、アキバをハロウィンストリートにするんだ!その最終日にライブだ!」
「しかもそれには………」
絵里が言った。
「A-RISEもでるんだよね………」
花陽が言った。
「あぁ……多分その日の注目はA-RISEにむくだろう……」ナオキが言った。
「そんなー……」
「でも、仕方ありませんね…」
ことりと海未は言った。
「ま、今は次のライブに集中しよう!」
「はい!」
「じゃ、今日は解散だ!」
「お疲れ様でしたー」
校門……
「ナオキー!お待たせー!」
「いや全然待ってないよ」
「じゃ、帰りましょ!」
「あぁ」
「……………」
「どうしたんだ?」
「むぅ…………」
絵里は手をもじもじさせながら膨れていた。
「………ああ…なるほど…はい」
ナオキは手を広げた。
「うん!」
絵里は笑顔でナオキの手を握った。
そして2人は帰って行った。
「ククク……なによ絵里……結構甘えん坊じゃない……」にこは言った。
「そうみたいやね……」
希は言った。
帰り道……
「そうだ絵里、お土産があるんだ」
「え?それならちんすこうが…」
「いや…その……絵里個人にだ…」
ナオキは顔をあかくしていった。
「そうなの?嬉しい!」
絵里は目をキラキラさせて言った。
ナオキはカバンから袋を取り出した。
「はい」
「ありがとう!」
そう言うと絵里は早速袋を開けはじめた。
「これは……」
「『誓いの石』らしい…」
「誓いの石?」
「あぁ……何種類かあったんだがな」
「これは……ピンク色と水色ね…意味ってあるの?」「あ…あぁ……それは……」
ナオキは顔をあかくして斜め上をむいて照れながら言った。
「それは?」
「片方は絵里のイメージカラー……もうひとつは……」「もう……ひとつは?」
「誰よりも…愛する……」
「そ……そう………」
絵里は顔をあかくしていった。
「ずっと……愛してるから……」
「うん………」
そう言うと絵里はナオキに寄り添った。
次回へ続く