「やっと着いたー!」
ナオキは飛行機を降りると背伸びして言った。
「いやー景色最高だったねー」
「そうだねー」
「はい、とても綺麗でした!」
穂乃果・ことり・海未が話していた。
「ナオキくんも見たでしょう?」
穂乃果はナオキに聞いた。
「えーっと………見てない……」
ナオキは答えた。
「えー!見てないのー?」
穂乃果は驚いた。
「なんで?寝てたの?」
ことりは聞いた。
「いや……その………高いところが苦手だから……///」
ナオキは照れながら答えた。
「そうだったんですか……ふふっ…」
海未はそれを聞くと笑った。
「ちょっ…笑うな!///」
ナオキは顔をあかくして言った。
「ナオキくん顔あかいよー…ハハハ…」
「そうだよー……ふふふ……」
穂乃果とことりも言った。
「ちょっ…お前らまで……////」
「ナオキくん意外だねー」
「まさか高いところが苦手なんだー」
「だからずっと下向いてたんだねー」
ヒデコ・フミコ・ミカも言った。
「ヒフミまで……///」
「略すな!」
ヒデコ・フミコ・ミカは声を合わせて言った。
「お前ら!早くしろー!」先生が言った。
「はーい!ほら行くぞ」
ナオキはそう言うと走り出した。
「あ!ナオキくん逃げたなー!待てー!!」
穂乃果はそう言うと走り出した。
その後に続いてみんなも走り出した。
そしてバスの中
「到着時刻は12時だ!ホテルに着いたらまずは各自部屋の鍵を貰って部屋に向かって荷物整理な!そのあと13時から昼飯を食べるからちゃんとそれまでに食堂に来るように!」
先生が言った。
「はーい!」
「いやー楽しみだねー!」
「そうだね!穂乃果ちゃん!」
「はしゃぎすぎてはいけませんよ?…ふふっ」
穂乃果とことりと海未は話した。
「着いたら何するー?」
「トランプしようよー!」
「その前に準備だよ…」
ヒデコとミカとフミコが話した。
ホテル…
ナオキの部屋……
「ここがおれの部屋かー………1人とか……泣きたい」
穂乃果・ことり・海未の部屋……
「わーい!ホテルの部屋だー!」
穂乃果ははしゃぐ。
「コラ、穂乃果!荷物の整理が先ですよ!」
海未は怒った。
「ごめんなさい……」
穂乃果はシュンとした。
「あはははは……」
ことりは笑う。
ヒフミの部屋…………略すな!byヒデコ・フミコ・ミカ
「んー!やっと着いたねー」
ヒデコは言った。
「さっき誰かに略されたような気がするんだけど気のせいだよね?」
ミカは言った。
「何言ってるのよ…とりあえず、荷物の整理!」
フミコは言った。
「そろそろむかうか……あ、雨降ってる……」
ナオキが外を見ると雨が降り出していた。
食堂……
「あ!ナオキくーん!」
穂乃果はナオキを見つけると言った。
「おー、ちゃんと整理したか?」
ナオキは聞いた。
「はい、ちゃんと私が見てましたよ」
海未は言った。
「それなら安心だな」
ナオキは笑って言った。
「はやく席につけー!」
先生が言った。
「あっ、はい!」
「もうナオキくん、園田さん、遅いよー」
フミコが言った。
「すまん…」
「すみません…」
ナオキと海未は言った。
「それじゃ、ナオキ、よろしく頼む」
先生が言った。
「はい」
ナオキは前に出た。
「それでは皆さん、移動お疲れ様でしたー!お昼ご飯楽しんで食べましょう!それでは…いただきます!」
「いただきます!」
食事後……
「えー、お前らに話があるから聞いてくれー」
先生が言った。
「ん?なに?」
穂乃果は言った。
「穂乃果ちゃん……ほっぺたにご飯ついてるよ……」
ことりが言った。
「えっと……今台風が近づいているから今日はこれから部屋で待機だ」
先生が言った。
「えーー!!」
全員が声を合わせた。
穂乃果・海未・ことりの部屋……
「なんでこんな時にくるのーー!?」
穂乃果は叫んだ。
「台風直撃するみたいだね……」
ことりがスマホを見ていった。
「えー!?海は!?真夏の太陽は!?」
穂乃果はことりに引っ付いて言った。
「諦めるしかないようですね……」
海未は小説を手にして言った。
「高校の修学旅行なのになー……」
ナオキは言った。
「こうなったら……それろー!!!」
外にむかって穂乃果は言った。
「何やってんだよ……」
ナオキは言った。
ぷるるるる………ぷるるるる………
「ん?…あ、絵里ちゃんからだ!もしもし?」
穂乃果は電話をとった。
「もしもし、穂乃果?どう?楽しんでる?」
「なにそれ?嫌味?」
「ん?なんで?」
「台風来てんだよー」
ナオキは大きな声で言った。
「あ…そうだったの…」
「で、なんのよう?」
「練習の時の仮のリーダーを決めておこうと思ってね?私と希は凛がいいって思うんだけど4人はどう?」
「あ、ちょっとまってねー……ねぇ、みんなー、凛ちゃんに仮のリーダーやらしてみたらダメかな?」
「大丈夫じゃね?」
「そうですね…」
「それでいいと思うよ!」
「いいだってー」
「じゃ、そうするわね!バイバイ!」
「バイバーイ」
絢瀬宅……
「だって希」
絵里は言った。
「えりち、ナオキくんと話したかったんちゃう?」
希は言った。
「もう……希ったら……」
「ほんとのことやん…ふふ…」
穂乃果・ことり・海未の部屋……
「暇だなー……海未、トランプしようぜ」
ナオキは言った。
「え?海未ちゃん、トランプ持ってるの?」
穂乃果は言った。
「いがーい!」
ことりは言った。
「わかりました!ババ抜きをしましょう!」
海未はやる気満々で言った。
10分後……
穂乃果……5勝
ことり……2勝
ナオキ……3勝
海未………
0勝………
「次こそ……次こそ勝ちます!!」
海未は言った。
「うーーーん………こっちかな?」
ことりがそう言うと海未は笑顔になった。
「やっぱりこっち!」
ことりがそう言うと海未驚いた顔をした。(あの変顔です)
「なぜ勝てないのですか……」
海未はそう言うとトランプを強く握った。
「じゃ、おれはそろそろ戻るわ!」
ナオキは立ち上がった。
「うん!また明日ー!!」
穂乃果は言った。
「おやすみー」
ことりは言った。
「おやすみなさい……」
海未は言った。
「おやすみ!」
ナオキは言った。
ナオキの部屋……
「ふぅー………台風か………修学旅行どうなるんだろ……でもこのままやったら多分飛行機とまるやろうな……」
ナオキは1人で言っていた。
「ナオキ、入っていいか?」
先生がドア越しに言ってきた。
「はい、いいですよ…どうしました?」
「あぁ…実はな、飛行機がとまって帰れないんだ……」「やっぱりですか……」
「いつまでとまるかもわかんないんだよ……」
「え…(それじゃ、ライブが!?)」
ぷるるるる………ぷるるるる………
「あら、ナオキだわ……もしもし、どうしたの?」
「すまんな絵里……実は飛行機がとまっちゃってさ、いつまた動くかわかんないんだよ」
「え?それじゃ、今度のライブは!?」
「あぁ……多分無理だろうな……とりあえず、みんなに伝えてくれ…多分6人ですることになると思う……」
「わかったわ!気をつけてね?」
「あぁ……」
「みんなにメールしなきゃ!」
『沖縄に台風が直撃したため、2年生はいつ帰ってくるかわからなくなったのでライブは一応6人ですることになってもいいように明日から練習します』
「……っと……大丈夫かしら……」
次回へ続く