ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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※内容を一部変更しました


第19話「確認と出発」

 

前回の妄想物語!

ナオキはロシアから帰ってきた絵里の両親と再開!

そしてナオキたち2年生は修学旅行の準備をはじめるのだった!

 

 

 

キンコンカンコーン……

「ちゃんとしおり見て準備しろー!じゃあまた明日!」

先生が言った。

「はーい」

 

「ナオキくんはすぐ帰るの?」

穂乃果が聞いた。

「いや、おれは帰りちょっと買い物あるから」

ナオキは言った。

「奇遇ですね、実は私も買い物に行くんですよ」

海未は言った。

「へぇー、何買うの?」

ことりは聞いた。

「ふふっ……内緒ですよ…」

海未は指を口にあてて言った。

「えー」

「海未ちゃんのいけずー!」

ことりと穂乃果は言った。

「やー4人は仲がいいねー」

「ほんとだよー」

「青春だねー」

ヒデコ・フミコ・ミカは言った。

「ヒフミもな」

ナオキは言った。

「略すなって何回言わせんの!」

ヒデコ・フミコ・ミカは声を合わせて言った。

「ほら、息ピッタリ…」

ナオキは言った。

「コラ、お前ら!早く帰れ!」

先生が7人に言った。

「はっ…はい!さようならー!」

7人はダッシュで帰った。

 

 

「ふぅー……疲れたー」

穂乃果は言った。

「穂乃果たち早いよ……」

「流石…」

「スクールアイドルやってるだけのことはあるね……」

ヒデコ・フミコ・ミカは言った。

「じゃ、海未一緒に買い物行くか?」

「そうですね…」

「じゃ、穂乃果、ことり、ヒフミまた明日!」

「また明日ねー!」

「バイバーイ!」

「バイバーイ!あと……」

「略すな!」

最後にヒデコ・フミコ・ミカは声を合わせて言った。

「穂乃果…寝坊してはいけませんよ」

「わかってるよー、海未ちゃーん」

 

 

 

 

「で…海未、何買うんだ?」

ナオキは歩きながら聞いた。

「それは………ナオキこそ何買うんですか?」

「内緒だ…」

ナオキは指を口にあてて言った。

 

 

 

 

「たくさん買うんですねー」

ナオキの持っている買い物カゴを見て海未が言った。

「あぁ…沖縄とか中学以来だしな…そんときに持っていったやつは全部大阪だ」

「そうなのですか…」

「海未はもう済んだのか?」

「はい!」

「買ったやつはどこにあるんだ?」

「カバンの中です」

「何買ったんだ?」

「えっ……と………」

「ん?」

海未は顔をそむけていった。

「笑いませんか?」

「モノによるな」

「と……トランプを買いました……」

「ん?別に普通じゃんか…無駄に隠すからびっくりしたわー…それじゃ、会計行ってくるわ」

そう言うとナオキはレジへむかった。

 

 

海未は店の入口で待っていた。

「お待たせー」

「いえ…」

「家まで送るよ…おばさんにも久しぶりに会いたいし」「そうですか…ありがとうございます…」

 

 

 

 

園田宅……

「やっぱりでけーな…道場は」

「ただいま帰りましたー」

「おじゃまします…」

「海未、おかえりなさい…あら…そちらの男の子は?」

海未のお母さんはナオキの方をむいた。

「お母様、覚えてませんか?ナオキですよ?よく遊んだ」「あー!あのナオキくん?お久しぶりねー」

「はい!お久しぶりです!」

「海未を送ってくれたの?」

「はい!おばさんにも会いたかったですし」

「嬉しいこと言ってくれるわねー」

「いえいえ、ではそろそろ帰りますね」

「はい、ありがとうね」

「じゃあ海未、また明日な」

「はい!また明日…寝坊してはいけませんよ…ふふっ…」「あぁ…」

ナオキは笑いながらドアを閉めた。

そしてナオキは帰路についた。

 

 

 

「ただいまー……さぁ、昼飯食べよ…」

ナオキは昼飯を食べて準備をはじめた。

「えーっと…歯磨きセットとヒゲそりセット、着替えの服とかパンツ…」

ナオキはしおりを見ながら入念にチェックした。

「あとしおりを入れて…っと…よし!これでいいだろう……やべ、もうこんな時間じゃん…腹へったな……晩飯しよう…」

ナオキが晩飯を作ろうとすると……

 

 

ピンポーン……

「あれ、誰か来た?はーい……あ、絵里じゃん!おかえり!」

「ただいま……」

「なんでおれんちに?」

「その……晩御飯作ってあげようって思って……」

「まじか!でも…亜里沙ちゃんは?」

「亜里沙は穂乃果の家に泊まりに行ったわ」

「そうなのか……ま、入って…」

「おじゃまします…」

 

 

 

「はい、どうぞ…」

「ありがとう!いただきます!……んー!!おいしい!」「ありがとう……」

すると絵里は心配そうな顔で言った。

「ねぇ…ナオキ……海未と帰ったって…ほんと?」

「ん?あぁ…ほんとだけど?どうしたんだ?」

「うぅ……それは……」

絵里は少し涙目に言った。

「それは?」

「その…ナオキはわたしより、海未のこと好きなのかなーって……噂があったから……ナオキと海未が仲良くデートしたって……」

「いや…あれはデートじゃないよ!あれは2人とも買い物あったからついでに一緒に行ったんだよ」

「そのあと海未の家に行ったのは?」

「あれは女の子を1人で帰すのもあれだし、それにおばさんにも会いたかったから」

「信じても…いいの?」

するとナオキは立ち上がって絵里の後ろから抱きついた。

「当たり前だ……おれが絵里以外の人を好きになるわけ無いだろ……おれは絵里を愛してる……」

絵里は顔をあかくした。

「もう…私がナオキを信じないとでも思う?」

「まさか…騙したのか?」

「ふふっ……えぇ……ナオキに愛してるって言って欲しかったから…」

「なんだよそれ……」

ナオキは顔をあかくして言った。

「ねぇ…今日…泊まっていい?」

「別にいいけど…怖いのか?」

「そ…そんなんじゃないわよー」

 

 

 

「お風呂ありがとー」

「あぁ……」

ナオキは風呂上がりの絵里に見とれてしまった。

「ん…どうしたの?」

「い……いや、別に…///」

ナオキは顔をあかくして言った。

「じゃ、おれも入ってくるわ…」

「えぇ……」

ナオキは急いでお風呂へむかった。

 

 

 

「(風呂上がりの絵里………)あああああああ!!」

 

 

 

 

「ふぅー……」

「あら、もうあがったの?」

「あぁ…こんなもんだろ?」

「はやいわよ……」

2人は笑った。

 

 

 

「絵里はベッドで寝な、おれは布団しいて寝るから」

「えー…一緒に寝ましょうよー」

「わ……わかった……///」

「じゃ、電気消すぞー」

「ナオキ……その……豆球にしてね?」

「えー、電気代もったいないから消すぞ…」

「ちょっと…」

ナオキは電気を消した。

すると……

「いやーー!!」

絵里はナオキに抱きついた。

「ちょっ……絵里!?」

「ナオキ知ってるでしょ?…私が……その……」

「……あぁ……そう言えば絵里って暗いの苦手だったな……」

「思い出したなら早くつけてー!」

「わ……わかった……」

ナオキは電気をつけた。

「ぅう……ほんとうにつけた?」

「つけたよ……」

「…ふぅー……あぁ…ごめんなさい…抱きついちゃって……」

「いや…大丈夫だよ…」

「離すわね……」

 

するとナオキは絵里を抱きしめた。

絵里は顔をあかくした。

「ちょっと……ナオキ?///」

「絵里………」

「どうしたのよ……もう……」

「かわいい……愛おしい……だから抱きしめた……それだけだ……」

「なによそれ……ふふっ……私もナオキを愛してるわよ……」

「あぁ……」

「おやすみ……ナオキ…」

「おやすみ……絵里………」

 

 

 

そして朝………

「んー?朝か………」

ナオキは絵里をまだ抱きしめていた。

「かわいいな……ほんとうに……」

ナオキは絵里の髪をなでた。

「ん……?ナオキ?」

「おっ、起きたか絵里…おはよう…」

「おはよう……ずっとこうしてたの?」

「そうみたいだな…」

「朝ごはん作ってあげるからはやく準備して…」

「はーい」

 

 

「じゃ、行ってくるわ」

「えぇ……気をつけてね」

「あぁ…寂しくないか?」

「ナオキこそ…部屋一人なんでしょ?大丈夫?」

「あぁ…男子俺だけだからな仕方ねぇな」

「寂しくなったら電話してもいいのよ?」

「絵里もな」

「じゃ、いってきます」

「いってらっしゃい」

そう言うと絵里はナオキに抱きつき、頬にキスをした。

ナオキもお返しとばかりに絵里の頬にキスをした。

 

 

 

「おはようございます!」

「おーナオキ、おはよう!一番だな」

「そうなんですか?」

「流石生徒会長と言ったとこか…」

「そんなことは…」

「先に乗っとけ、お前の席わかるだろ?」

「はい!」

ナオキはバスに乗り込んだ。

「えっと…俺の席は……先生の後ろの…ここだ!……1人……か……」

 

 

 

「おはようございます…」

「おっはよー!」

「おはよう」

「おー!海未・穂乃果・ことり!おはよう!」

 

そしてみんな集まった。

「よし!出発するぞー!」

先生は点呼をとると言った。

「はーい!」

ナオキたち2年生は修学旅行へ出発するのだった。

 

 

 

次回へ続く


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