前回の妄想物語!
ナオキはロシアから帰ってきた絵里の両親と再開!
そしてナオキたち2年生は修学旅行の準備をはじめるのだった!
キンコンカンコーン……
「ちゃんとしおり見て準備しろー!じゃあまた明日!」
先生が言った。
「はーい」
「ナオキくんはすぐ帰るの?」
穂乃果が聞いた。
「いや、おれは帰りちょっと買い物あるから」
ナオキは言った。
「奇遇ですね、実は私も買い物に行くんですよ」
海未は言った。
「へぇー、何買うの?」
ことりは聞いた。
「ふふっ……内緒ですよ…」
海未は指を口にあてて言った。
「えー」
「海未ちゃんのいけずー!」
ことりと穂乃果は言った。
「やー4人は仲がいいねー」
「ほんとだよー」
「青春だねー」
ヒデコ・フミコ・ミカは言った。
「ヒフミもな」
ナオキは言った。
「略すなって何回言わせんの!」
ヒデコ・フミコ・ミカは声を合わせて言った。
「ほら、息ピッタリ…」
ナオキは言った。
「コラ、お前ら!早く帰れ!」
先生が7人に言った。
「はっ…はい!さようならー!」
7人はダッシュで帰った。
「ふぅー……疲れたー」
穂乃果は言った。
「穂乃果たち早いよ……」
「流石…」
「スクールアイドルやってるだけのことはあるね……」
ヒデコ・フミコ・ミカは言った。
「じゃ、海未一緒に買い物行くか?」
「そうですね…」
「じゃ、穂乃果、ことり、ヒフミまた明日!」
「また明日ねー!」
「バイバーイ!」
「バイバーイ!あと……」
「略すな!」
最後にヒデコ・フミコ・ミカは声を合わせて言った。
「穂乃果…寝坊してはいけませんよ」
「わかってるよー、海未ちゃーん」
「で…海未、何買うんだ?」
ナオキは歩きながら聞いた。
「それは………ナオキこそ何買うんですか?」
「内緒だ…」
ナオキは指を口にあてて言った。
「たくさん買うんですねー」
ナオキの持っている買い物カゴを見て海未が言った。
「あぁ…沖縄とか中学以来だしな…そんときに持っていったやつは全部大阪だ」
「そうなのですか…」
「海未はもう済んだのか?」
「はい!」
「買ったやつはどこにあるんだ?」
「カバンの中です」
「何買ったんだ?」
「えっ……と………」
「ん?」
海未は顔をそむけていった。
「笑いませんか?」
「モノによるな」
「と……トランプを買いました……」
「ん?別に普通じゃんか…無駄に隠すからびっくりしたわー…それじゃ、会計行ってくるわ」
そう言うとナオキはレジへむかった。
海未は店の入口で待っていた。
「お待たせー」
「いえ…」
「家まで送るよ…おばさんにも久しぶりに会いたいし」「そうですか…ありがとうございます…」
園田宅……
「やっぱりでけーな…道場は」
「ただいま帰りましたー」
「おじゃまします…」
「海未、おかえりなさい…あら…そちらの男の子は?」
海未のお母さんはナオキの方をむいた。
「お母様、覚えてませんか?ナオキですよ?よく遊んだ」「あー!あのナオキくん?お久しぶりねー」
「はい!お久しぶりです!」
「海未を送ってくれたの?」
「はい!おばさんにも会いたかったですし」
「嬉しいこと言ってくれるわねー」
「いえいえ、ではそろそろ帰りますね」
「はい、ありがとうね」
「じゃあ海未、また明日な」
「はい!また明日…寝坊してはいけませんよ…ふふっ…」「あぁ…」
ナオキは笑いながらドアを閉めた。
そしてナオキは帰路についた。
「ただいまー……さぁ、昼飯食べよ…」
ナオキは昼飯を食べて準備をはじめた。
「えーっと…歯磨きセットとヒゲそりセット、着替えの服とかパンツ…」
ナオキはしおりを見ながら入念にチェックした。
「あとしおりを入れて…っと…よし!これでいいだろう……やべ、もうこんな時間じゃん…腹へったな……晩飯しよう…」
ナオキが晩飯を作ろうとすると……
ピンポーン……
「あれ、誰か来た?はーい……あ、絵里じゃん!おかえり!」
「ただいま……」
「なんでおれんちに?」
「その……晩御飯作ってあげようって思って……」
「まじか!でも…亜里沙ちゃんは?」
「亜里沙は穂乃果の家に泊まりに行ったわ」
「そうなのか……ま、入って…」
「おじゃまします…」
「はい、どうぞ…」
「ありがとう!いただきます!……んー!!おいしい!」「ありがとう……」
すると絵里は心配そうな顔で言った。
「ねぇ…ナオキ……海未と帰ったって…ほんと?」
「ん?あぁ…ほんとだけど?どうしたんだ?」
「うぅ……それは……」
絵里は少し涙目に言った。
「それは?」
「その…ナオキはわたしより、海未のこと好きなのかなーって……噂があったから……ナオキと海未が仲良くデートしたって……」
「いや…あれはデートじゃないよ!あれは2人とも買い物あったからついでに一緒に行ったんだよ」
「そのあと海未の家に行ったのは?」
「あれは女の子を1人で帰すのもあれだし、それにおばさんにも会いたかったから」
「信じても…いいの?」
するとナオキは立ち上がって絵里の後ろから抱きついた。
「当たり前だ……おれが絵里以外の人を好きになるわけ無いだろ……おれは絵里を愛してる……」
絵里は顔をあかくした。
「もう…私がナオキを信じないとでも思う?」
「まさか…騙したのか?」
「ふふっ……えぇ……ナオキに愛してるって言って欲しかったから…」
「なんだよそれ……」
ナオキは顔をあかくして言った。
「ねぇ…今日…泊まっていい?」
「別にいいけど…怖いのか?」
「そ…そんなんじゃないわよー」
「お風呂ありがとー」
「あぁ……」
ナオキは風呂上がりの絵里に見とれてしまった。
「ん…どうしたの?」
「い……いや、別に…///」
ナオキは顔をあかくして言った。
「じゃ、おれも入ってくるわ…」
「えぇ……」
ナオキは急いでお風呂へむかった。
「(風呂上がりの絵里………)あああああああ!!」
「ふぅー……」
「あら、もうあがったの?」
「あぁ…こんなもんだろ?」
「はやいわよ……」
2人は笑った。
「絵里はベッドで寝な、おれは布団しいて寝るから」
「えー…一緒に寝ましょうよー」
「わ……わかった……///」
「じゃ、電気消すぞー」
「ナオキ……その……豆球にしてね?」
「えー、電気代もったいないから消すぞ…」
「ちょっと…」
ナオキは電気を消した。
すると……
「いやーー!!」
絵里はナオキに抱きついた。
「ちょっ……絵里!?」
「ナオキ知ってるでしょ?…私が……その……」
「……あぁ……そう言えば絵里って暗いの苦手だったな……」
「思い出したなら早くつけてー!」
「わ……わかった……」
ナオキは電気をつけた。
「ぅう……ほんとうにつけた?」
「つけたよ……」
「…ふぅー……あぁ…ごめんなさい…抱きついちゃって……」
「いや…大丈夫だよ…」
「離すわね……」
するとナオキは絵里を抱きしめた。
絵里は顔をあかくした。
「ちょっと……ナオキ?///」
「絵里………」
「どうしたのよ……もう……」
「かわいい……愛おしい……だから抱きしめた……それだけだ……」
「なによそれ……ふふっ……私もナオキを愛してるわよ……」
「あぁ……」
「おやすみ……ナオキ…」
「おやすみ……絵里………」
そして朝………
「んー?朝か………」
ナオキは絵里をまだ抱きしめていた。
「かわいいな……ほんとうに……」
ナオキは絵里の髪をなでた。
「ん……?ナオキ?」
「おっ、起きたか絵里…おはよう…」
「おはよう……ずっとこうしてたの?」
「そうみたいだな…」
「朝ごはん作ってあげるからはやく準備して…」
「はーい」
「じゃ、行ってくるわ」
「えぇ……気をつけてね」
「あぁ…寂しくないか?」
「ナオキこそ…部屋一人なんでしょ?大丈夫?」
「あぁ…男子俺だけだからな仕方ねぇな」
「寂しくなったら電話してもいいのよ?」
「絵里もな」
「じゃ、いってきます」
「いってらっしゃい」
そう言うと絵里はナオキに抱きつき、頬にキスをした。
ナオキもお返しとばかりに絵里の頬にキスをした。
「おはようございます!」
「おーナオキ、おはよう!一番だな」
「そうなんですか?」
「流石生徒会長と言ったとこか…」
「そんなことは…」
「先に乗っとけ、お前の席わかるだろ?」
「はい!」
ナオキはバスに乗り込んだ。
「えっと…俺の席は……先生の後ろの…ここだ!……1人……か……」
「おはようございます…」
「おっはよー!」
「おはよう」
「おー!海未・穂乃果・ことり!おはよう!」
そしてみんな集まった。
「よし!出発するぞー!」
先生は点呼をとると言った。
「はーい!」
ナオキたち2年生は修学旅行へ出発するのだった。
次回へ続く