ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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※内容を一部変更しました


第16話「新しい生徒会」

 

前回の妄想物語!

μ'sはA-RISEと一緒のステージで予選に挑むことに!

とてつもないプレッシャーを受けるμ'sだったがなんとかのりこえた!

さて!その結果は!!

 

 

 

その次の日、ナオキは生徒会室へ呼び出されていた。

「ちーっす」

生徒会室へ入るナオキ。

「ごめんね、急に呼び出しちゃって」

「ごめんやでー」

そこには絵里と希はもちろん書記のキョウコ、会計のカオリとクルミがいた。

「あ、カキクのみなさんもいるんですね」

「略さないで!」

3人は声を合わせて言った。

「それでね、これからのことについて話したいのよ」

絵里は話をきりだした。

「あぁ…そっか、今期のメンバーはもう終わりか」

「そうよ…それでね、みんなで決めたのよ。これは全員一致の答えよ」

「次期生徒会長は…」

「ナオキくんでーす!」

絵里、希、カキクは順番に言った。

「え……えーーーー!!!」

ナオキは驚いた。

「これからやっぱり男子が入ってくるとしたら男の生徒会長がやった方がいいと思うのよ…」

「それにここの生徒会は指名制やしね」

「どう?」

「やってみない?」

「お願い!」

5人は順番に言った。

 

 

 

「……わかりました!引き受けましょう!」

ナオキは立ち上がっていった。

「ハラショー!」

「後のことは任せたでー」

「うん!」

「これで私たちの荷が下りるわー」

「そうだねー」

「頑張ってね!」

「はい!カキクのみなさん!お疲れ様でした!」

「まだ早いよー………って………」

「略すなーーー!!!」

 

 

 

 

 

そして6時間目の集会で全校生徒が講堂に集められた。

「えー、それでは生徒会長からお話があります…生徒会長…よろしくお願いします!」

誰もが絵里が挨拶するのかと思ったが絵里は立ち上がらない。するとスポットライトが舞台袖にむけられた。

そしてそこから出てきたのは一人の男子生徒、一人しかいないのだが…そう…ナオキだ。

「みなさん、こんにちは!新生徒会長に推薦されました、ナオキです!推薦理由としてはこれから学校をかえていくにあたって、男子生徒が会長をした方がいい…だそうです。あと…副会長などは生徒名簿から自分が選ばせてもらいましたのでご了承ください。あ、でも今、生徒会に入りたいという方はいますか?(……………誰も手を挙げないな)それでは発表させてもらいますね。呼ばれたらご起立お願いします!それでは……

副会長…園田海未!書記…フミコ!会計…マチコ!そして西木野真姫!

そして自分を加えたこのメンバーで生徒会をしたいと思います!」

「ちょっと!なんで私なのよ!」

「異論…ありません……うぅ……恥ずかしいです……はやく座らせてください……」

「私は大丈夫だよー」

「お…お引き受けします!」

「真姫はダメなのか?」

「もう…仕方ないわね…」

「それではこれで終わります。これからよろしくお願いします!新生徒会のメンバーは放課後に生徒会室へ来るように」

そして一礼して舞台を降りたナオキ。

 

 

 

 

そして教室……

「ちょっとナオキくん…なんでフミコを選んだの?」

ヒデコが聞いた。

「いや…字がうまかったからさ」

「なるほど……園田さんは?」

ミカが聞いた。

「なんか希が『カードがウチにそう告げるんや!』って言ってたし、おれも海未なら大丈夫かなーって」

「海未ちゃん、頑張ってね!」

「海未ちゃん、ファイトだよ!」

ことりと穂乃果は言った。

「それじゃ、フミコ、海未、生徒会室に行こっか」

「ええ!」

「はい…」

 

 

 

そして生徒会室…

「それではまずは自己紹介から…おれはナオキ、会長だ、よろしく」

「ふ…副会長の園田海未と申します……よろしくお願いします…」

「海未もっとリラックスして、あと年上なんだからいつもみたいでいいんだぞ?」

「は…はい……」

「書記のフミコです!よろしくねー!」

「か…会計のマチコです…よ…よろしくお願いします!」

「マチコさん、そんなに緊張しなくて大丈夫だよ?一緒に頑張ろ?」

「は……はい!がんばりまちゅ!」

 

(噛んだ…)

マチコ以外のみんながそう思った。

 

「西木野真姫です、よろしくお願いします……」

「よし、このメンバーでやっていくからみんなよろしく!とりあえず、今日は引き継ぎの書類とかの整理とか会議の日とか決めていくから」

「はい!」

「生徒会長の仕事、忙しそうですね…」

海未は言った。

「おっ、緊張とけたか?」

「はい、おかげさまで…」

「副会長としてサポートよろしくな」

「はい、ナオキは昔からドンくさいですからね…」

「言うな…」

 

 

「へー、書記もいっぱい仕事あるんだなー」

「結構大変だぞ?大丈夫か?」

「推薦理由が字がいいだからって…関係なくない?」「ま、字がよかったら見やすいからいいじゃん?」

「そうだけど…ま、頑張るよ!」

 

 

「西木野さん、こっちよろしくね…わたしはこっちやるから」

「わかった…」

「おっ、真姫とマチコは仲がいいのか?」

「日直で一緒になって少し話しただけよ」

「ふふふ……」

「そうか…会計は重要だからな、成績から選ばしてもらった」

「それなら2年生から選べばいいじゃない?」

「それだったら修学旅行のときに困るだろ…」

「そうですね」

「ま、頑張って」

 

 

 

「終わったー!みんなお疲れ様、じゃ、会議は金曜日で、忙しい時は毎日とかあるけど金曜日は全員参加で」

「はい!」

「それじゃ、解散!」

「お疲れ様でしたー」

 

 

 

部室……

「ふぅー…生徒会は忙しいですね…」

「わかってくれた?」

「はい…希たちの苦労がわかりました」

「それじゃ、みんな揃ったし、練習しよう!」

穂乃果が言った。

 

 

 

 

 

 

「よし!今日はこれくらいにしようか!お疲れ様!」

ナオキが言った。

「今日はメニュー軽めだったね…」

花陽は言った。

「ま、ライブの次の日だからな」

「そうね…」

絵里は言った。

「とりあえず、みんな着替えて解散だ」

「はい!」

「ねぇ…ナオキ!」

絵里はみんなが行ったあとに声をかけた。

「ん?」

「部室で待っててね?」

「わかってるよ…」

「それならよかった…ふふっ…」

 

 

 

 

着替え中

「えりち、ナオキくんと何話してたん?」

「別に、一緒に帰るから待っててって言っただけよ」

「ふーん」

にこは言った。

「絵里ちゃんとナオキくん、仲いいねー」

穂乃果は言った。

「別に普通よ……」

「ま、小さい時から好きだったならあれだけ仲いいのかにゃー?」

「もう…凛までやめてよー」

 

 

 

「お待たせー」

「よし、帰るか…」

「ええ…」

「それじゃ、お先にー」

「仲良く帰るんやでー」

「わかってるよ」

ナオキは絵里の手を握って部室を出た。

「あらナオキ、大胆になったわね?」

「そうか?///」

ナオキは顔をあかくした。

 

 

 

 

 

「じゃ、絵里また明日な」

「うん!また明日!」

「そういや、おじさんからメール来てたな…『ラブライブ!予選結果』……まじか…」

メールの題名を見るなりすぐに帰った。

 

 

 

 

そして次の日……

「おはよー、ナオキ!」

「おっはよー絵里!」

「あら?ナオキ、今日は元気いいわね…何かあったの?」「別にー」

ナオキはなにやら嬉しそうだった。

「えー、話してよー」

「すぐわかるよ…」

 

 

 

 

「あ、アイコさん!」

「あら、ナオキくん、私に用事?」

「実は昼休み放送させて欲しいんだけどいいかな?」

「いいよー、生徒会長の頼みだしね」

「ありがとう!」

 

 

 

 

 

そして昼休み………

キンコンカンコーン……

「みなさん、ナオキです!」

 

 

「ナオキ?」

「なんでなんでー」

「なにかお知らせかな?」

海未・穂乃果・ことりは言った。

 

 

「突然ですが…ここでラブライブ!地区予選の結果を発表します!」

 

 

 

「ふぇええ!」

「流石親戚にラブライブ!運営側の人がいるだけのことあるにゃー」

「ふん……」

花陽・凛・真姫は言った。

 

 

 

「なお、この情報は今日の夕方にホームページにアップされますが音ノ木坂学院の生徒だけ、早めに結果が確認できます!」

 

 

 

「き……緊張するわね…」

「そうやね……」

にこと希は言った。

「ふふっ……」

「えりち、どうしたん?」

「べっつにー(ナオキったら……私、わかっちゃったわ)」

絵里はそう思った。

 

 

 

「それでは発表します!一位…A-RISE、二位…East heart、三位…Midnight cats、四位……」

 

この瞬間……みんなドキドキして、教室のスピーカーを見つめていた。

 

 

 

 

「四位…………μ's!!!この四組が予選決勝に進出です!

……ハラショー!」

 

 

 

「やったーー!!」

音ノ木坂学院の生徒、教師全員がそう言った。

 

 

「ふぅー……ありがとうな…アイコさん…」

「いえいえ、それより、地区予選突破おめでとう!」

「ありがとう……だがまだ終わってない、予選決勝が残ってる…」

「大丈夫だよ…μ'sなら!」

「あぁ……そうだな!」

 

そして放送室を出て、教室に帰ったナオキ。

 

「ナオキくん!やったね!」

帰るなり穂乃果は言った。

「本当だよー」

「びっくりしました…まさか放送で言うとは…」

「ははは…ごめん」

「おめでとう!四人とも!」

「おめでとう!」

「あのμ'sがここまで大きくなったんだね」

「うん!ありがとう!ヒフミ!」

「略すな!」

ヒフミは言った。

 

 

 

 

そして部室……

「あらためて……みんな!予選決勝進出だーー!」

ナオキは言った。

「私たちやったんだね……」

花陽は言った。

「やったにゃーー!!」

凛は言った。

「喜びすぎよ…まだ全部終わってないわよ…」

真姫は言った。

「そうやね…」

希は言った。

「でも地区予選は突破できた!嬉しいことじゃない?」

絵里は言った。

「そうよ…にこのおかげね!」

にこは言った。

「でも……四位か…」

「ことり!」

「あっ…」

ことりが言うとみんな下をむいた。

「ふふふ………ビックニュース忘れてたな……」

ナオキが言った。

「え?なになにー?」

穂乃果は言った。

 

 

 

「実はな……二位から四位は……一点ずつしか差はあいてないんだ!四位と五位は5点差、A-RISEは二位に10点くらい差があったかな?」

「えー!!」

「それじゃ、二位から四位はあまり差がないってこと!?」

「すごいにゃー!!」

「でも流石A-RISEだね……」

「そうね……」

「でもウチたちならいける!」

「ええ……その通りよ」

「あぁ……予選決勝でA-RISEに勝とう!」

「おー!」

μ'sは気持ちをあらたにして練習に励むのだった。

しかし、なにかが起ころうとしていたのだった……

 

 

 

次回へ続く


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