みなさんどうも!
まずはスクフェスの絵里イベお疲れ様です!私は今回は最終ランキング285位となり、絵里を3枚取りを達成しました!応援してくれたみなさんありがとうございます!
さて、今回のお話はみなさんお待ちかね(?)の梨子のメイン回です!サブタイトルから今回がどんなお話か大体わかるかと思います。
ということで今回は梨子視点でお送りしますね。それでは、どうぞ!
私、桜内梨子。音ノ木坂中学校に通う中学2年生です。
今は訳あっていとこのナオにぃこと香川ナオキの家にお世話になってます。
今回は、私が絵里さん、亜里沙さんと過ごした日の思い出をお話したいと思います。
この日、ナオにぃと絵里さんは買い物に出かけたので、私と亜里沙さんは家で留守番することになりました。
「「いってらっしゃ〜い」」
私と亜里沙さんは玄関でナオにぃと絵里さんを見送りました。
「さ、梨子ちゃん遊ぼ〜!」
「えぇ、ちょっと〜!?」
そして私は亜里沙さんに腕を引っ張られてリビングに連れていかれました。
正直、薄い本読みたかったなぁ……
「くらえ!」
「ああっ!?」
なにをしているかというと、みなさん1度はやったことがあるんじゃないですか?攻撃して、レースで一番を狙う……マ〇オ〇ー〇っていうゲームです。
さっきは亜里沙さんに甲羅を投げられて、私の使ってるキャラが空中を何回転もしたんです。
「へへっ、梨子ちゃん……油断大敵だよ!」
「くぅ……!でも、私は負けませんよ!」
私は負けじとスピードをあげたり、キノコも駆使して追い上げます。
それからは私が亜里沙さんを抜いたり、亜里沙さんが私を抜いたりしていました。
そしてそのレースの結果は………
「やった〜!私の勝ち〜!」
「あ〜惜しかったのに……」
僅差で私の負けでした。ちなみに、亜里沙さんが7位、私が8位です。
「もう一戦する?梨子ちゃんがどうしてもって言うならするよ?」
亜里沙さんは私を見下すような顔でそう言ってきました。これはきっと挑発!これに乗っちゃダメよ梨子!
「っ……今度こそ勝ちます!!」
乗っちゃいました……
「「いただきま〜す!」」
ゲームを終えて、私と亜里沙さんは絵里さんが作り置きしていってくれたお昼ご飯をいただいています。
え、ゲームの結果?
………………聞かないでください。
「やっぱり絵里さんの料理は美味しいですね」
「お姉ちゃんだもん、当たり前だよ!」
亜里沙さんは我がことのように胸を張ってそう言いました。きっと絵里さんのことが大好きなんだな〜
「ふふっ……次はなにするんですか?」
内心、私は次に亜里沙さんと何をして遊ぶのか楽しみにしていました。
「う〜ん、そろそろ宿題した方がいいかもね。一緒にしよう!」
「わ、わかりました……」
そういえばまだ宿題終わってなかったなぁ……それまではゲームも薄い本も我慢しないと……
「……で、なんで私の部屋?」
「いいじゃんいいじゃん!さ、早く終わらさないと!」
亜里沙さんは夏合宿があるから宿題をできるだけ早く終わらせたいみたい……
それから私達はほぼ無言で勉強してました。話した話題といえば………
「あ、その教科の担当誰なの?」
「えっと……
「あぁ、あの『齋藤先生だぜ☆』の?」
「そうですそうです!」
「あの先生はカモだよ!」
そういう話題でしたね。
ナオにぃと亜里沙さんは夏合宿に行って、この日から1週間は私と絵里さんの2人っきりになりました。
「…………………………」
「…………………………」
気まずいです。超気まずいです。誰か助けてください。お願いします。
なんだかナオにぃを送って帰ってきてから絵里さんが機嫌悪いんですけど!
今は晩御飯を食べてるんですけどね、さっきからあまり話さないんです。
話すことといえば………
「お塩はいる?」
「はい、いただきます」
とかの必要最低限のことだけなんです!!私、何か嫌われることしたのかな?
まさか……ナオにぃと仲がいいから嫉妬されてる?
そ、そんなわけ……そんなわけ…………あるのかな?あっちゃうのかな!?
「ごちそうさま……」
「ご、ごちそうさまでした……」
そ、そうだとしたら、な、なにかき、機嫌をとるようなことをしないと!えっと……えっと……
「と、とても美味しかったです!こんな美味しい料理を毎日食べられるナオにぃが羨ましいです!」
「そう……?それはよかったわ」
わ、笑ってくれた……!
「………はぁ………………………………」
ため息きたぁっ!?
え、なんで、なんでなの!?一体なにが……私には……わからない………
私は今、絵里さんの部屋の前にいます。きっと私がいないそのとき、絵里さんは本音を呟くはず……!
「ふふっ……」
ん、今のは絵里さんの笑い声?さっきより機嫌がよくなってる……のかな?
「ナオキの声が聞けてよかったわ」
今ナオにぃと電話中……?それで機嫌がいいのかな?
だとしたらまさか………
「……はぁ………もっと話したかったなぁ……」
ナオにぃがいないから寂しがってるだけ!?
まさかそれを隠すために……というかだから機嫌悪いの!?
絵里さん……可愛い……!可愛すぎでしょ!?そりゃあナオにぃも惚れちゃうわけよ!
「あら、こんなところで何してるの?」
「へっ……?え、絵里さん……!」
あ、絵里さんに見つかっちゃった……
ご、誤魔化さないと……!
「えっと……べ、勉強を教えて欲しくて……」
「ん、そのわりには勉強道具持ってないみたいだけど?」
お、おーまいがー………私としたことが……
「あ、わかったわ!」
「へっ!?」
ま、まさか……私が盗み聞きしてたこと、バレた……?
「梨子ちゃん……………私とお話したかったんでしょ!?」
よ、よかった〜〜〜〜〜〜!!バレてないみたいね!そう、話を合わせるのよ梨子!
「そ、そうなんです!折角2人なんだし、そんなのもいいかな〜って!」
「ふふっ、そうなのね。それなら部屋で待ってて、お菓子と飲み物持ってくるから」
絵里さんはそう言ってリビングの方に行きました。とりあえず、部屋で待ってよ。
「あ、そうだ梨子ちゃん……」
「は、はい?」
「…………ウソついちゃダメよ」
「は、はい……」
どうやらバレてたみたいです……
恐ろしや…………絢瀬絵里……
「……そしたらね、ナオキが立ち止まって………」
「キャーーーー!」
あ、ごめんなさい、つい興奮しちゃって……
今、絵里さんがナオにぃに告白されたときのことを聞いているんです!
あと、ナオにぃと初めて会ったときのことや、小さい頃遊んだことを話してくれました。
あ〜私もそんな恋してみたいな〜……なんて、ふふっ……
「本当に、ナオにぃと絵里さんが羨ましいです!好きな人同士こうやって結ばれるなんて……ロマンチックですね……」
「そうね〜。私もこんな恋愛するなんて思わなかったもの……」
すると絵里さんは感慨深そうな表情を浮かべてから、どこか寂しそうな表情を浮かべました。
やっぱり……ナオにぃがいないから……?
「絵里さん、もしかして……ナオにぃがいないから寂しかったりします?」
「な、なに言ってるのよ。そ、そんなことないわよ。ほ、ほんの1週間くらい……」
あ、絵里さんが顔を赤くして目を逸らした。これは図星よね。
「寂しいんですね?」
「………悪いかしら?」
「いいえ、全然!」
絵里さんって、やっぱり可愛いです!
「あ、そうだ!もっとナオにぃとのお話聞かせてください!」
「そんなに聞きたいの?それなら……あ、これはナオキと初めてデートに行った時のことなんだけどね……」
それから、絵里さんからたくさんのお話を聞きました。その話を聞いて思ったのが…………ナオ絵里は尊いってことですね。
「う〜ん………」
「梨子ちゃん、大丈夫?」
「は、はい!大丈夫です!」
危ない危ない、ちょっと寝かけてたみたいです。
私が絵里さんからお話を聞いた後に夏休みの宿題を始めて、かれこれ30分が経っています。なんとなくですが、ここで宿題を終わらさなければ後悔しそうなんです!なんとなくですが!
でも……なんだか頭がくらくらします〜………
「本当に大丈夫?無理せずに寝てもいいのよ?」
「だ、大丈夫……です」
えっと……次はこの問題……
次の四字熟語の意味を答えなさい……
一石二鳥………これは簡単ね……
意味は………一つの行為から、二つの利益を得ることっと……
次は……電光石火……
あ、そういえばナオにぃが昔この四字熟語の意味が、ノーマル技で必ず最初に攻撃できるって答えてたな〜……
だからよく覚えてるわ……意味は……
意味は……………………………
……………………………………………………
「はっ!?あれ、あれ?」
気がつくと私の頭の後ろには枕があり、布団が私の身を包んでいました。
そして隣から寝息が聞こえてきたのでそっちを向くと………
「ん……ナオキ……ふふっ……」
絵里さんが気持ちよさそうに寝ていました。ナオにぃの名前を呟いて……
「私、寝ちゃったのかな?」
机に昨日のしていた宿題が広がっているのを見ると、やはり私は寝ちゃってたみたいです。
「ん………あら、梨子ちゃん起きたのね。おはよう」
「絵里さん、おはようございます」
「ん、ん〜〜〜!」
絵里さんは起き上がって体を伸ばしました。
そのせいで、絵里さんの大きな胸も上に引っ張られていて……あぁ、ナオにぃがいたらどうなってたのかな?
ま、いっか……さてと、今日こそは宿題終わらさないと!
「さ、朝ごはんにしましょうか」
「はい!」
と、その前に腹ごしらえです!
腹がへっては戦はできずって言いますしね!
「はい、どうぞ」
「いただきます!」
今日の朝ごはんは食パンとスクランブルエッグです!
あ、あれ……?
「絵里さん……なんで食パンが3枚余ってるんですか?」
「えっ!?えっと……」
私が食パンが余っているのを指摘すると、絵里さんはギクッとして誤魔化すように指でほっぺたを掻き始めました。
「あ、もしかしてナオにぃと亜里沙さんの分も作っちゃいました?」
「ギクッ!」
「ふふっ、やっぱりそうなんですね」
「あははは……いつも作ってるからつい……」
やっぱり、2枚はナオにぃの分で、1枚は亜里沙さんの分でした!絵里さんって案外ドジなところもあるんだな〜。
「さ、さぁ、早く食べて宿題しないとでしょ?」
「そうですね……はむっ」
絵里さんって少し怖いイメージもあったけど、いくつかかわいい一面も見れたし、ナオにぃが絵里さんに惚れた理由も少しわかったような気がしました。
そして絵里さんとの2人の時間もどんどん終わりに近づいてきました。
ついに今日、ナオにぃと亜里沙さんが合宿から帰ってくるんです!
絵里さんは朝から鼻歌を歌うほどに機嫌がいいし、私もちょっと嬉しいかな?
あれから宿題をしてその日のうちに全部終わって、この5日間はゆっくりと過ごしました。ナオにぃに褒めてもらえるかな?えへへへへ………
「梨子ちゃん、ナオキ達そろそろ着くみたいよ」
「は〜い!」
それに、この1週間で絵里さんとも仲良くなれた気がします!
以上が絵里さん、亜里沙さんと2人で過ごした日の思い出でした。
次回に続く………
〜妄想ラジオ〜
ナ「さて、本編ではおれの出番がなかったけどここではある!今回の妄想ラジオは梨子ちゃんと一緒にお送りします!」
梨「あ、ナオにぃ久しぶり〜」
ナ「あぁ、久しぶりだな。いい子にしてたか?」
梨「うん、いい子にしてたよ!今回の話を読んでみればわかるよ!」
ナ「ほうほう………(本編を読みなおす)」
梨「……………(笑顔でそんなナオキを見つめる)」
ナ「……………なるほど」
梨「ね、いい子だったでしょ?」
ナ「いい子は盗み聞きはしません!あとで説教タイムだ」
梨「え〜〜!?」
ナ「さて、今回は梨子ちゃんが絵里や亜里沙とどんな日を過ごしたかという内容でした。主に絵里とだったけどな」
梨「それに、絵里さんとは1週間も2人っきりだったしね」
ナ「まぁ、おれは1週間も絵里と離れてたからなんだか退屈だったけどな」
梨「でも楽しかったんじゃない?」
ナ「ん〜……否定はしない」
梨「でも私っていつまでここにいるんだろ?」
ナ「さぁ?ま、読んでいけばわかるさ」
梨「え〜!?お母さんから聞いてるでしょ?」
ナ「あぁ、聞いてるよ?でも教えない」
梨「なんで〜!?教えてよ〜」
ナ「そうしたら読者も面白くないだろ?こういうことは本編で言わないと」
梨「は〜い……」
ナ「さて、そろそろ終わってお説教といこうか!」
梨「う、うん……新しくお気に入りしてくださったみなさん、ありがとうございます!」
ナ「感想などどんどんお待ちしてます!それじゃあ……」
ナ・梨「「ばいば〜い!」」
ナ「さてと、詳しく話を聞かせてもらおうか」
梨「そんな〜〜〜!」