ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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※内容を一部変更しました


第15話「予選大会」

 

「おい!どうした!もうばてたのか?」

ナオキの声が屋上に響く。

「さ……流石に3曲連続でさらに絵里抜きはきついわよー…」

にこは言った。

「そうか…なら踊るのはここまでにしようか…みんな水分とれよー」

「ふぅー………助かったー……」

穂乃果は座った。

 

ぷるるるる……

「あ、電話だ………もしもし?あ、ツバサさん!」

「え………」

みんなが声を合わせた。

「はい、はい………はい、わかりました!それでは」

ナオキは電話をきった。

 

 

「ちょっと……ナオキ……ツバサさんって……まさか…」にこが恐る恐る聞いた。

「ああ、A-RISEの綺羅ツバサだ」

「えーー!!」

みんなの声が屋上に響いた。

 

 

 

 

 

そしてμ'sはUTX高校へむかった。

「あ、ツバサさーん!」

「あら、早かったわね!さぁ、中へどうぞ」

「ほ……ほんものだ……」

「ほ…ほんもののツバサさん………」

にこと花陽は驚きを隠せない。

 

 

 

 

μ'sはUTXのカフェスペースへ案内された。

「ようこそ、UTX高校へ」

「待っていたわ」

「さ、飲んで」

そういうのはA-RISEの統堂英玲奈、優木あんじゅ、綺羅ツバサだ。

「はい、いただきます!」

「い……いただきます……」

ナオキ以外は驚きを隠せず動揺していた。

「ちょっと絵里……」

「どうしたの?にこ」

「なんでナオキはA-RISEと知り合いな訳?」

「わ…私に聞かれても……」

「それなら私から話すわ」

ツバサが答えた。

「あれはね………私が変装してアキバにいたとき……」

 

 

 

 

 

 

時期的には文化祭が終わったあとぐらい…

「へい、ねーちゃんちょっと遊ばないかい?」

一人の男が一人の女の子に何か言っている。

「ん?なんだ?」

ナオキは不思議そうに見ていた。

「や…やめてください」

「いいじゃねーか」

「あーナンパか……ちっ」

ナオキは歩き出した。

「ちょっとそこの人!」

「あ?なんじゃおらぁ?」

「嫌がってるでしょ?やめてあげなよ」

「あ?うっせーよ!しばくぞ」

「なら仕方がない…実はね…おれの親父は警察のお偉いさんなんだよな……」

すると男はビクッとなった。

「き…今日のところは許してやる……」

そういうと逃げていった。

「ふぅー……大丈夫ですか?」

「ええ……ありがとうございます…あの…お名前は?」「ああ…名前はナオキです、そちらは?」

「わ……わたしは……」

すると女の子は戸惑っていた。

「ん?どうしたんですか?」

「ちょっとこっちへ来てくれる?」

「あ…はい」

 

そう言われるとナオキはUTX高校へ案内された。

(UTXの生徒か……)

「ここに座って……」

「はい…」

「あら、ツバサどうしたの?」

「なにかあったか?」

そうやって入ってきたのはA-RISEの優木あんじゅと統堂英玲奈だ。

「あ……A-RISE?ツバサって……まさか……」

「そうよ……わたしはA-RISEの綺羅ツバサ…助けてくれてありがとう」

「え……えーー!!」

そして電話番号を交換し、今に至るのだ。

 

 

 

 

 

 

「……という訳なの」

「へー……ナオキくん、かっこいいとこあるやん」

「お…おう…///」

「流石、絵里が惚れることはあるわね…」

真姫は言った。

「ちょっとー!///」

絵里は顔をあかくした。

「と……とりあえず本題に入りましょう!///」

ナオキは照れて言った。

「そうね……わたし達とライブをするってことは知ってるわね?」

「はい」

ツバサが言うと穂乃果は答えた。

「でも…なんでA-RISEがわたし達なんかと…A-RISEは1位でわたし達は…」

「それはもう過去の話よ……」

海未が言うとあんじゅは答えた。

「それに…わたし達はμ'sを注目していたし、それに…ライバルだと思ってる…」

「え………」

ツバサが言うとみんなは驚いた。

 

「高坂穂乃果…人をひきつける魅力…カリスマ性とでも言えばいいのだろうか10人いてもなお輝いている。

絢瀬絵里…ロシアでは常にバレエコンクールで上位だったと聞いている」

「西木野真姫の作曲の才能は素晴らしく、園田海未の詩ととてもマッチしている」

「星空凛のバネと運動神経はスクールアイドルとして全国レベルだし、小泉花陽の歌声は個性の強いメンバーの歌に見事な調和を与えている」

「牽引する穂乃果のついになる存在として9人を包み込む包容力をもった東條希…」

「それに…アキバのカリスマメイドさんもいるしね…いや…元と言った方がいいのかしら?そして矢澤にこは……小悪魔的な存在かしらね?」

A-RISEから褒められたμ'sは驚いていた。

「ほんでにこはいつもA-RISEに花をおくっているらしいな…」

「え…」

にこは驚いた。

「にこ………」

「ウチ…知らんかったんやけど……」

「い…いやーずっとファンだったから…あはははは…」

「ということでおれがツバサさんに一緒にライブでも…っていったらOKしてくれたわけさ」

「なるほどね……」

絵里は言った。

「来週のライブ……楽しみにしてるわ……μ'sの皆さん…」

「はい!私達も楽しみです!」

穂乃果は言う。

「うふふふふ……穂乃果さんは面白いわね…」

「い…いやー」

「じゃ、また来週ね…」

「楽しみにしているぞ…」

あんじゅと英玲奈は言った。

 

 

 

 

 

そして次の日、部室に集まったμ's

「ほんとうに大丈夫なのかな……」花陽は不安そうに言う。

「自信を持つんだみんな!ここで上位4位に入れば、まだA-RISEに勝てるチャンスはあるってことだ!」

「あ…そっか……」

ことりは答えた。

「それではみなさん、練習しましょう!」

「はい!」

みんな屋上へむかった。

 

 

そして帰り道

「ねぇ、ナオキ……」

「どうした?」

「ほんとうに大丈夫と思う?」

「やってみなきゃ、わかんないじゃん?とりあえずまずは予選決勝まですすむことを考えよう!」

「そうね!」

そう言うと絵里はナオキにくっついた。

「ちょっ……////」

「いつまで照れてるのよ?そろそろ慣れてよ…」

「ごめん……」

そして2人は笑い、家へと帰るのだった。

 

 

 

 

そして一週間後……

 

「なぁ、まだかー」

「まだよー」

μ'sはUTXで衣装に着替えていた。

ナオキはその部屋の外で待っていた。

「あれ?ナオキまだ入らないの?」

「あ、穂乃果、まだ着替えてないのかよ…」

「希ちゃんもだよ?」

「はやく着替えてこい」

「はーい」

「ナオキくん…覗いちゃダメやで?」

「覗かねーよ!」

 

 

 

「あら?ナオキくん」

「あ、ツバサさん…」

「みんなは中?」

「そうですよ…」

「入るわね…」

「はい、みんなーA-RISEの皆さんが来たよー」

「え?ちょっと待ってねー」

「らしいです…」

「ふふふ……わかったわ」

 

 

 

「大丈夫だよー」

「ではどうぞ」

「はろー」

「準備はできたか?」

「はい!」

「穂乃果さん…いいライブにしましょう!お互い…ベストをつくして…」

「はい!こちらこそ!」

ツバサと穂乃果は握手を交わした。

 

 

「みなさん!お待たせしましたー!まずはA-RISEのライブをどうぞ!曲は『Shocking Party』です!」

 

そしてA-RISEのライブを間近に見たμ's……

 

「これが……A-RISE…」

「…私達……A-RISEには……」

「勝てない…」

自信を失うμ's。

「みんな!やってみなきゃ、わかんないじゃん?やろう!」

「ふふっ……そうね…」

「そうだよ!やろう!こんなすごい人達とライブができるなんてすごいよ!それじゃ、行くよー!」

 

 

 

「μ's!ミュージック……スタートー!!」

 

 

 

「それではみなさん!続いてはμ'sのステージです!曲は『ユメノトビラ』です!どうぞー!」

ナオキが言うと音楽が始まった。

 

 

曲が終わると拍手の音が聞こえてくる。

ナオキも拍手した。

 

 

「ふふっ……面白くなりそうね…今回のラブライブ!……」

ツバサはそう言った。

 

 

 

 

「A-RISEのみなさん、今日はありがとうございました!」「ありがとうございました!」

ナオキが言うとみんな続いていった。

「こちらこそ…楽しかったわ」

「結果が楽しみだ」

「お互い予選決勝に出れるといいわね」

「はい!」

 

 

 

そしてみんなは帰っていった。

「ナオキ」

「ん?……あぁ…いいよ…」

「ふふっ…やったー」

そう言うと絵里はナオキにくっついた。

「もう慣れた?」

「あぁ…流石に慣れたよ…」

そして2人は帰っていった。

 

 

 

 

次回へ続く


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