ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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てめぇーら今日は何の日だ!

ナ「絵里の誕生日ーー!!!」

ハラショー!
さて、本日10月21日は我らが美しき、愛しき女神、絢瀬絵里の誕生日である!!!

ナ「なんていい日なんだ!!今日は世界で一番素晴らしい日だ!!」

そんな日に名前を付けようか……

ナ「スノウハレーション!」

ではなくて………

ナ「Snow halation!!」

じゃなくて……

ナ「絵里の誕生日!!!」

そう!!!ハラショー!!!!

ということで、今回は絵里の誕生日記念回をお送りします!

ナ「それでは、どうぞ!」

あ、今回は揺さんが書いてくれた挿絵付きです!


Another way(絵里の誕生日)「2度目の……」

「絵里、誕生日おめでとう」

「ありがとう、ナオキ」

 

そう言って私達はグラスを合わせる。

今日は私、絢瀬絵里の誕生日。

そして、今は私の最愛の彼氏であるナオキと2人っきりの誕生日会をしているの。

去年もみんなとの誕生日パーティーの後にナオキが用意してくれていたのだけれど、今年は違う。

 

「こんなところ……真姫に感謝だな」

「ふふっ、そうね」

 

なんたってここは、真姫が予約をとってくれた8階建てビルの7階にある高級レストランなんだもの!

 

だから私もちょっとオシャレをしてるの。

黒のロングドレスで、太もものあたりのところが切れていて、肩が顕になっていて……その……む、胸も結構見えてて……髪型もいつもとはちょっと違う。これは海未と真姫と3人で歌った『soldier game』のときの衣装と似てるかしら。

ナオキはシンプルに黒いタキシード。ネクタイもちゃんとしているわ……やっぱりかっこいいわね〜!

 

「これ美味しいな」

「ふふっ、そうね。こんな料理初めてだわ」

 

私達は2人っきりで食事を楽しんだ。

色んな話をして盛り上がったり、2人の思い出も話したりした。

 

あっという間の時間………

 

気付けば時間はもう21時になっていた。

 

「なんだ、もうこんな時間か……」

「ほんと、あっという間ね……」

「そろそろ帰るか?」

「えぇ」

 

私達はウェイターさんにお礼を言って家に帰った。

 

 

 

 

 

その帰り道………

 

 

 

「いやぁ〜美味かった!」

「もう、ナオキそればっかりじゃない」

 

ナオキ、お店を出てからずっと「美味しかった〜」って笑顔で言ってるの。

ふふっ、かわいいんだから……

 

「しっかし……最近は寒くなってきたな〜」

「えぇ、結構冷えるわね」

 

私は体をブルブルと震わせた。

夏はものすごく暑かったのに、今月になってから一気に気温が下がってきた。やっぱり季節の変わり目だし、体調も崩しやすくなるわね。

すると、冷たかった私の手が温かい手に握られた。

 

「ナオキ……?」

「寒いんだろ?なら手を握って温めてやる」

 

ナオキは少し照れながら手をぎゅっと握ってくれた。

 

「ふふっ、えいっ!」

「っと……どうした?急に引っ付いてきて……」

 

私はそれが嬉しくてナオキにぎゅーっと引っ付いた。

 

「だって寒いんだも〜ん、ふふふっ……」

「ったく……」

 

私達は手を繋いで、引っ付きながら歩いた。

 

そして、あるところを通りかかった。

 

「音ノ木か……」

「なんだか懐かしいわ〜」

 

私が卒業してから一年、私にとっては少し懐かしい……音ノ木坂学院。

 

すると………

 

「そうだ。絵里、何かしてほしいこととかあるか?」

 

「えっ……?」

「ほら、今日って絵里の誕生日じゃん?ちゃんとしたプレゼント用意できなかったから、何かしてほしいこととかあるかな〜って」

「う〜ん……」

 

私は何かナオキにしてほしいことがあるか考えた。

いつも色んなことしてもらってるし………あっ……!

 

「そうだ。ねっ、ナオキ、1つお願いいい?」

「あぁ、ドンとこい!」

「まずナオキ、ここって何した場所か覚える?」

「ここ……?あぁ、よく覚えてるよ」

 

 

 

そう、この場所は……

 

 

 

 

 

 

1年前………

 

 

 

 

 

 

『おれ……絵里のことが……す……好きだ!!!おれと……おれと付き合ってください………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナオキが私に告白してくれた場所……

 

あの日、ここで私達は恋人となった。

 

「あのときのことは……昨日のように思い出せるわ……」

「本当は隠したかったんだかな……はははは……」

「なんで?別に隠すようなことなかったでしょ?」

「いやいや、お前アイドルだったろ?だから……」

 

ナオキは頬をかいて照れくさそうに言った。

この仕草、かわいいのよね〜。

 

「でも結局バレちゃったけどね〜」

「ははは、そうだな……でも今はそれでよかったと思う」

「ふふっ、私もよ」

 

だって、隠さなかったおかげで、私とナオキも一緒の時間が増えたんだし……ふふふっ。

 

「んで、してほしいことって?」

 

「うん、あのね………………

もう一度、告白してほしいの……!」

 

「も、もう一度!?」

 

「えぇ……そうよ」

 

私のお願いは、もう一度告白されること。

3月にはプロポーズされて婚約した。

それなのになんでって思うでしょ?

それはね……そのときの告白って簡単で、あっさりとしたものだったのよ。

確かに嬉しかったけど、やっぱり女の子としてはもっとこう……ハラショー!な告白をされたいわよね!

 

「まぁ、絵里のためならいいけど」

 

「やった〜!ありがとう、ナオキ!」

 

さっすがナオキね!

ナオキが咳払いしたから、私はナオキの方を見た。

 

 

 

「あ〜……絵里、話があるんだけどいいかな?」

 

「うん、どうしたの?」

 

「その……こっちに帰ってきて一番会いたかったのは……絵里、お前なんだ」

 

「私に……?」

 

「だって絵里はいっぱい遊んでたし、一番離れたくなかった……!」

 

「ナオキ……」

 

ナオキ……そんなこと、一言も言ってなかったわね……

 

「それに、絵里とは結構長い時間過ごしてたしさ」

 

「うん、そうね」

 

どうしよう……告白されるってわかってるはずなのに、ドキドキが止まらないわ。

 

「だから……さ、これからも絵里と長い時間を過ごしたいんだ……

 

友達としてじゃなく………

 

親友としてじゃなく………

 

 

 

恋人として過ごしたい………!」

 

「えっ……?」

 

ヤバイわ……これ……!

 

「絵里………おれ………おれ、絵里のことが好きだ!心から愛してる!

だから、おれと付き合ってください!」

 

キタ〜!何この高揚感!ハラショーだわ!10ハラショー!よ!

 

「……はい、私の方こそ、よろしくお願いします!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

そしてしばらくして、ナオキは下げていた頭を上げて私の顔を見てきた。

それに、何故か私はドキッとしちゃった。

 

「……これでいいのか?」

「え、えぇ!ありがとう、ナオキ」

「いいんだよ別に。他でもない、絵里のためだし」

「嬉しい……」

「でもなんでまた告白をしてほしかったんだ?」

 

 

「だって……ナオキのあのときの告白ってシンプルだったじゃない?

だからもう一度してほしいかな〜って……」

 

 

私はもじもじとしながら言った。

 

「そう、だったのか……」

 

「で、でも別にそれで不満だったってわけじゃないのよ?ただ……」

 

 

 

私は言葉の続きを言うことはできなかった。

 

 

なぜなら、ナオキが私をぎゅっと抱きしめてくれたから………

 

 

「ナ、ナオキ……?」

 

「……ごめんな。やっぱり、あんな告白じゃダメだったか?」

 

「っ……そんなことないわよ!

私はナオキに告白されて、想いを伝えられて嬉しかったの!だからそんなことない!」

 

「それなら……もっとちゃんと想いを伝えればよかったな。

おれさ、告白なんてしたことなくて、よくわかんなかったんだ。

でも絵里に好きって伝えたかった。

あんな簡単な告白だったと思う……

でもさ……絵里を好きって気持ちは変わらないから……」

 

「ナオキ………」

 

ナオキは私をさらにぎゅっと抱きしめてくれた……

 

「絵里……」

 

「なに……?」

 

そしてナオキは私の肩を持って見つめてきた。

抱きしめてくれてたのに離されたのは少し残念だったかな……?

 

「………愛してるよ」

 

「んっ……!」

 

 

ナオキはそっと私にキスをしてきた………

 

優しい感触………

 

離したくない………

 

している時間なんてわからない……

 

唇を離したら少し残念で、もっとしたいっていう気持ちになっちゃった……

 

「私もよ……ナオキ……」

 

 

そして私達はまたキスをした……

 

 

次はもっと濃厚なキスを………

 

 

寒かったはずの体はどんどんと熱くなっていた………

 

 

唇を離して、ナオキはまたキスしようとしてきた。

 

私は人差し指でナオキの唇を押さえた。

 

 

続き(・・)は……家でしましょ?」

 

 

 

そして私達は家で…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




〜妄想ラジオ!(特別編)〜

ナ「この続きは!?おいシベリアぁあああああああああ!!!」
絵「ナ、ナオキ落ち着いて!
この先はR18だからここでは書けないのよ!」
ナ「あ、それもそうだな。
さて、本日は絵里の誕生日ということで、絵里と2人でお送りします!」
絵「今回は作者からのメッセージはないの?」
ナ「2回目だからこっちでは言わないんだとよ」
絵「でもナオキのときはあったわよ?」
ナ「それはあれだ。既存キャラへのメッセージだったらほとんど変わらんっぽいからしないんじゃね?」
絵「そうなのね。ま、仕方ないわね」
ナ「さてと、今回は絵里の誕生日回で、2度目の告白だったな」
絵「ごめんなさい。無理なお願いしちゃって……」
ナ「そんなことねーよ。あのときとは違う言葉で、絵里に告白できたし」
絵「ナオキ……!」
ナ「てか、シベリアはこの続きちゃんと書くのか?」

書くつもりではいるけどな〜
ネタが溜まってるんだよ……

ナ「ほんなら早く書けよ……」
絵「まぁまぁ……でもこの回のネタはナオキの誕生日回のネタを考えてる時に思いついたのよね?」
ナ「そうらしいな。おれのときに地味にこの話を書くにあたってのカギとなる地の文があるみたいだけどな」
絵「確か……『あの告白は簡単なものだったけど』……みたいな文よね?」
ナ「あぁ、確かそんな感じだったと思う。みなさんもよかったらその部分を見つけてみてくださいね!」
絵「それじゃあ終わりにしましょうか!」
ナ「あぁ……絵里、今日は本当に……」
シ・ナ「「誕生日、おめでとう!!」」
絵「ふふっ、ありがとう。
それじゃあ………」
ナ・絵「「ばいばーい!」」

このあとナオキと絵里はめちゃくちゃs(殴

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