ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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みなさんどうも!
お久しぶりの本編です……はい、すみません。
この作品の評価が赤帯になり、お気に入りが300件を突破しました!ありがとうございます!
ナオキくんの誕生日、ウォールさんとのコラボ回、楽しんでいただけたでしょうか?
さて、前回から怪しいナオキくん……
一体どうしたんでしょうね……
そして今回は本文、後書きに挿絵があります!
描いてくださったのは、本文がねぎなべさん、後書きが揺さんです!
今回の前回のラブライブ!略して前ラ!は、なしです。



第129話「ゼロからの愛」

 

 

「ナオキ、今日はテスト最終日でしょ?帰りは早いの?」

「いや、ちょっと用事あるから帰るのは夕方かな?」

「………そう」

「んじゃ、いってきます」

「いってきまーす!」

「いってらっしゃい……」

絵里はナオキと亜里沙を玄関で見送った。

大学の今日の講義は始まるのが遅いためまだ家を出ていない。

「………ナオキ、私に話せないことでもあるのかしら?」

絵里は悲しそうな目で玄関を見つめながら一人そう呟いた。

 

 

 

 

 

 

音ノ木坂学院……

 

 

「終わったぁ〜!」

ナオキは帰りのHRのあとに体をのばして言った。

「そうだね〜!これで家でゆっくりできるよ〜」

穂乃果も体をのばして言った。

「ナオキはどうなのですか?」

「あぁ、数学は多分、おそらく、きっと、いけた気がする」

「そうではなくて、"あのこと"です」

「あぁ……ボチボチかな?」

「でもだいぶ上手くなってきたよ〜」

「それはよかったですね」

「ほぇ?何の話?」

「覚えてねーのかよ……」

ナオキは頭に『?』を浮かべる穂乃果を見てため息をついた。

「前にも話したじゃないですかっ!………………のことですよ」

「あぁ、そのことかぁ!」

穂乃果はポンと手を叩いて言った。

「ははは……じゃあ行こっか」

「そうだな。じゃあ2人ともまたな」

「はい、また月曜日に」

「またね〜!」

海未と穂乃果は一緒に教室を去っていく2人を見送った。

 

 

 

その2人こそ…………

 

 

 

 

 

 

 

ナオキとことりである。

 

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(ナオキ・ことり)〜

 

 

 

 

 

 

「どうしたんえりち、相談事って?」

あるカフェの一席に向かい合わせで絵里と希は座っていた。

親友である2人がこうして会うのは久しぶり。主に絵里も大学の講義で忙しく、希との予定が合わなかったのが理由である。

「実は……ナオキの事なのだけれど……」

「ナオキくんの……?」

希は内心、相談事があれば恋人であるナオキにすればいいのではないかと思っていた。だが、そのナオキの事で相談があるのであれば仕方ないと納得した。

「えぇ……実は……ナオキが私に隠し事してるみたいなのよ……」

「隠し事……?」

「えぇ……最近部活とかない日でも帰りが遅いし、それに理由を聞いてもいつもなにか隠すように話してるし……」

「ふ〜ん……」

「だから希……占ってもらえるかしら?」

「それぐらいお安い御用やん!」

そう胸をはって言った希はタロットカードを広げた。そしてそのナオキの隠し事に関連するものを占った。

絵里はジーッとタロットカードを見つめた。

すると結果が出たのか希はフッと微笑んだ。

「どうだったの……?」

絵里は汗をたらして希に結果を聞いた。

「安心してええみたいよ」

「えっ……?」

「その隠し事は、えりちのことを想ってのこと(・・・・・・・・・・・・・)みたいやから」

「私の……ことを?」

「うん、だから待っててあげて」

「……わかったわ……」

「ふふっ、じゃあケーキ食べよ!」

 

2人はその後店を出て別れた。

 

希は微笑んで絵里の背中を見つめた。

 

「ほんまに……羨ましいなぁ……」

 

 

 

 

 

ガチャ……

 

「ただいま〜」

「おっ、おかえり。お疲れさん」

「ジーッ……なにか隠してる?」

「えっ……ど、どうしたんだ?別に隠し事なんてないぞ?」

ナオキは帰ってくるなりジト目で見てくる絵里に困惑していた。

そして絵里の谷間が見え、ナオキは目線を逸らした。

絵里はなぜ目線を逸らすのかとジーッと見つめ続けた。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「ま、いいわ。ご飯作るから待ってて」

「へーい」

絵里は靴をぬいでリビングに向かった。

ナオキは「ふぅ……」と息をはいてその後を追った。

 

 

 

〜ラブライブ(ナオキ・絵里)〜

 

 

 

「今日も行くの?」

「あぁ、夕方までには帰ってくるから」

 

翌朝、ナオキは微笑んで見送る絵里の頭を撫でて言った。

「うん、頑張ってね」

「あぁ、行ってきます」

「行ってらっしゃい……」

お互いが手を振り、ナオキは園田道場へと向かった。

だが、絵里はまだ少し不安であった。

 

 

 

「で、今日もいつものか?」

「いえ、今日は徹底的にやりたいのです!」

「……と言うと?」

「『閉め切り稽古』です!」

「まじで……?」

「もちろんです!」

海未は目をキラキラさせて言った。

「はぁ……嫌なんだよなぁ……あれ」

ナオキは肩を落として、道場の窓や扉を閉めた。

時期はもう夏。しかも今日は地球温暖化の影響もあって例年よりさらに暑い。

そんな中窓などを閉め切ってするのが、『閉め切り稽古』である。

「では素振り100本!」

「おう!」

海未とナオキは防具をつけて素振りを100本した。

それが終わると次に2人は向かい合って竹刀を構えた。

「よし来い!」

「いきます!やぁー!」

 

パシン!パシン!パシン!

海未はナオキに面・小手・胴と攻撃した。

それをナオキもして、また海未・ナオキと入れ替わりでしていった。

「さて、最後の仕上げです!」

「あぁ、早く終わらしたいから一気にカタをつけるぜ!」

「「やぁ〜!!」」

 

パシン!

そして2人は一本試合をする。

これが2人のする『閉め切り稽古』である。

 

「「はぁ……はぁ……はぁ……」」

そして2人は息を荒くして、汗をダラダラとたらしながら向かい合っていた。

「なぁ、海未……」

「なんですか?」

「………負けたよ」

ナオキは笑いをこぼして言った。

「ですが流石はナオキです。戦いがいがあります」

2人は笑い合って、道場の窓や扉を開けて防具をはずして縁側に倒れた。

「久しぶりだったけど、なんとか生きてるな〜」

「それは大袈裟ですよ……でもやはり疲れますね」

「はははっ……」

2人は座って水を飲んだ。

 

「そういえば、今日はこのあと"本番"でしたね」

「あぁ、なんか緊張してきたよ」

「ナオキなら大丈夫ですって」

「そうかな……ははは……」

ナオキは海未を見て笑った。

だが、何かに気づいたのか焦って海未から目を逸らした。

「どうしたのですか?」

海未はその理由がわからず首を傾げた。

そしてナオキが見ていた方を見た。

すると海未の道着が汗で濡れていて、肌が少し透けていた。

「っ〜〜///」

海未はそれに気づくと、カーッと顔を赤くして腕で自分の体を隠すようにクロスにした。

「ハ、ハハハハハ……破廉恥ですぅ!!!/////」

「ぐほぉ!!」

海未はキッとナオキを睨んで全力の右ストレートをくらわせた。ナオキはそれをくらって後ろに回転して吹き飛んだ。

「……シャワーを浴びてきます」

海未はフンと言って立ち上がり、シャワーを浴びに行った。

「……痛い……」

ナオキは道場の天井を見て言った。

そしなにかを考えるようにジーッと天井を見つめた。

「いよいよ今日か……」

 

 

〜ラブライブ!(ナオキ)〜

 

 

絵里は希とにこ……μ'sの一員として、限られた時間を共に過ごした3人で久しぶりに出かけていた。

 

「う〜ん、やっぱり少しキツくなっちゃったわね〜」

「えりちもなん?うちもなんや〜」

3人はショッピングモールの女性用下着のコーナーにいた。

絵里と希は今のブラジャーがキツくなっているようで、前より大きめのサイズのコーナーを見ていた。

 

「ジーッ…………」

 

「ね、ねぇ……希?」

「どうしたん、えりち?」

「なんだか冷たい視線を感じるのだけれど……」

「あぁ……それはきっと………」

2人は後ろの方に顔を向けた。

 

「………なによ」

そこには冷たい視線で2人を見つめるにこがいた。

「いや、別に……」

「にこっち……ない(・・)のはわかるけど、そんな目で見つめられても……」

「悪かったわね!胸がなくて!」

にこはそう言うとフンとそっぽを向いた。

絵里と希は目を丸くして見つめ合って、そして「ふふっ」と笑みをこぼした。

「なに笑ってるのよ!早く買ってきなさいよ〜!!」

 

 

絵里と希が会計を済ませた後、3人でご飯を食べてからまた遊び、そして帰路についた。

 

希と別れた絵里とにこは雑談をしながら歩いていた。

 

「ねぇ、にこ……」

 

そして、絵里は足を止めて弱ったような声で言った。

 

「なに?」

 

にこも足を止めてなにかと問う。

 

「その……最近ナオキが私に何か隠してる気がするのよ」

「へ、へぇ〜」

「私、どうしたらいいのかしら?」

 

にこはそう言う絵里を見てため息をついた。

 

「どうしたらいいもなにも、はっきり話させればいいじゃない」

「でもそれってどうすれば……」

「も〜絵里らしくないわね!」

「えっ……?」

 

にこが絵里に人差し指を向けて言うと、絵里は驚きの表情を浮かべた。

 

「あんなに強気だった生徒会長の絢瀬絵里が、そんな弱気でどうするのよ!」

「で、でも……」

 

「だーかーらー!そういうウジウジしてる絵里が気に入らないのよ!

そんなのね、あいつに堂々とガツンと言ってやればいいのよ!」

 

「にこ……!」

 

絵里は目を丸くし、うるうるとさせていた。

 

「そうとわかれば早く帰れば!」

にこは照れを隠しながら手を仰いで、早く帰るように促した。

「……うん、わかった。ありがとうにこ!」

そう言い残して絵里は走って帰っていった。

 

そしてにこはある人物にメッセージを送った。

 

 

『あんた、ちゃんと謝りなさいよ』

 

 

そしてにこは「はぁ……」とため息をついて、帰宅していった。

 

 

 

 

 

 

「ただいま〜」

絵里は恐る恐るドアを開けた。

夕方、そろそろナオキが帰ってくるだろうと思っていたが、玄関にはナオキの靴があった。

絵里は亜里沙の部屋を覗くが、いない。

「あ、そういえば今日は穂乃果の家に泊まりにいってるんだっけ」

そう思い出して、念のために自分とナオキの部屋を覗くが、ナオキの姿はない。

そしたらリビングにいるんだなと絵里は思い、リビングに向かった。

 

ガチャ……

 

絵里はそ〜っとリビングのドアを開けた。

 

「ん……おっ絵里、おかえり」

 

「た、ただいま……」

 

そこにはやはりナオキがいて、絵里に気づくとソファーから立ち上がった。

 

「早かったのね」

 

「絵里こそ、お出かけか?」

 

「うん、希とにことね」

 

「なんだか懐かしい面々だな」

 

「そうね……(よし、私なら言えるわ……落ち着くのよ絢瀬絵里……強気に……強気に……)」

 

「絵里、腹へっただろ?ご飯にするか。俺も昼飯食ってないから腹へったよ」

 

「えっ……?」

 

絵里はそう言って笑うナオキに目を丸くした。

 

「ん、もしかして絵里は腹へってないか?」

 

「う、ううん、私もいっぱい遊んだからお腹すいたのよ。待ってて、すぐに支度するから」

 

そう言って絵里はエプロンを取ろうとした。

 

 

 

だが………

 

 

 

 

 

「いや、待ってくれ」

 

 

 

 

「ん、どうしたの?」

 

 

 

 

 

絵里を止めるナオキ………

 

 

 

 

 

「絵里は………作らなくていいよ」

 

 

 

 

「えっ、どういうこと……?」

 

 

 

 

 

絵里は自分の料理はいらないのかと不安になる。

 

 

 

 

 

 

その不安も、すぐに解消された。

 

 

 

 

 

「その………作ってみたんだ(・・・・・・・)

 

 

 

 

「えっ……?」

 

 

 

 

そしてナオキは歩いて台所に向かった。

 

 

 

絵里もそのあとを追うと、コンロの上に底が深い鍋が置いてあった。

 

 

 

 

ただよう匂い………

 

 

 

 

洗ったばかりの調理器具……

 

 

 

 

「えっ、でも……だって………」

 

 

 

「あぁ、ずっと練習してたんだ………

 

 

 

 

 

 

 

 

料理の………」

 

 

 

 

ナオキが鍋の蓋をはずすと、そこには完成したカレーが入っていた。

絵里は驚きを隠せなかった。

 

「これ……ナオキが作ったの?」

「あぁ……」

「1人で……?」

「あぁ……」

「最初から?」

「あぁ、最初から……」

「ナオキって料理、全然ダメだったでしょ?なんで……」

 

そう、ナオキは料理は苦手、ダメダメであった。

 

「いやぁ〜話せば長くなるから掻い摘んで言うとだな……

ずっと料理の練習してたんだよ。

基礎からしっかりと……ゼロだった料理スキルを頑張って上げたんだ。

絵里に手作りの料理を作ってあげるために………」

 

「私の……ために……?」

 

これで絵里はこれまでのことに納得がいった。

 

ナオキの帰りが普通より遅いこと……

 

ナオキがいつもなにかを隠していたこと………

 

希が自分のことを想ってナオキが隠し事をしてるということ……

 

全てはこのためだったのだと。

 

 

気づくと、絵里の目からは涙がぽろぽろと流れていた。

 

 

「え、絵里!?」

 

「うっ……もう……心配だったんだからねっ……ぅぅ……」

 

「……ごめん、絵里………」

 

ナオキは絵里の目から流れる涙を左手の指で取った。

 

 

だが、絵里はその指に違和感を覚えた。

 

 

そして指を見ると、絆創膏が貼ってあった。

 

 

「っ……ちょっとナオキ!この絆創膏は……!?」

 

絵里はナオキの手を持って驚いたように言った。

その手の指には何枚もの絆創膏が貼ってあった。

 

「あ、あぁ……野菜とか切る時にちょっと切っちゃってな……はははは……」

 

「もう……馬鹿なんだから……」

 

そう言って絵里はナオキの手をギュッと握って、声を震わせて言った。

ナオキはそんな絵里の頭をやさしく撫でた。

 

「さ、食べようか。少し温めなおさないとだけど」

 

「うん!」

 

絵里は涙を少し残しながらも笑顔で言った。

 

 

 

 

 

 

 

「よし、準備できたな」

「えぇ、じゃ……いただきます!」

「召し上がれ」

絵里はスプーンを手に取り、皿からカレーライスをすくって口の中に入れた。

「ど、どうだ……?」

ナオキは不安そうに絵里に聞いた。

「……美味しい……美味しいわ!ハラショー!」

「よかった……」

ナオキはホッと胸をなでおろした。

「辛くはないし、なんだかコクが出てるわね」

「それ、実は隠し味があるんだ」

「隠し味?」

「あぁ、絵里の大好きなチョコレートを入れてみた」

「ほんとに!?」

「ほんとほんと。

どうしてもチョコ入れたくてな、ことりとかにこにそんな料理ないかって聞いたんだよ」

「ことりとにこに!?」

「あぁ……実は料理のこと、ずっとことりとにこに教えてもらってたんだ」

「なるほど……」

絵里はその2人に教えてもらえばこれだけ上手くなるのは確かだろうと納得した。

「まぁ……なんだ……その………」

ナオキは指で頬をかきながら言うのを拒んだ。

「ん、なに?」

絵里は首を傾げて言った。

「その……不安にさせてたみたいで……ごめん!」

ナオキは膝に手を置いて頭を下げた。

「…………………」

絵里は黙ったままナオキを見つめた。

「俺はただ絵里を喜ばせてあげたかったから黙ってただけなんだ!

でもそれで絵里を不安にさせちゃって、心配させたみたいだし……だからごめん!」

ナオキは必死に謝った。

希から絵里に相談されたと聞いて、にこからメッセージで謝るように言われ、絵里に悪いことをしたと思ったのだ。

「ナオキ……

ううん、もういいのよ。

それに、こんなに嬉しい素敵なサプライズをしてもらったら……怒るに怒れないわよ」

「絵里……!」

「さ、ナオキも食べたら?自分で作ったものがちゃんと美味しいか確かめないと」

絵里はそう言ってカレーライスを一口食べた。

「まぁ、絵里が美味しいって言ってくれるなら美味しいだろうと思うけどな」

「確かに、ナオキの作ったカレーからはチョコが入ってるのもわかったけど、もう1つ……しっかりとわかるからとっても美味しいのよ」

絵里はウィンクをして言った。

「もう1つ……?」

ナオキはわからず首を傾げた。

「ふふっ……料理にはね、絶対に欠かせない、大事な調味料があるのよ?これは教えてもらってないの?」

「あぁ、全然……」

絵里はおかしいと思いながら食べていたが、理由がわかるとスプーンを口から離した。

「あ〜、なるほどね」

「ん、わかったのか?」

ナオキも口からスプーンを離して言った。

「えぇ、多分ことりとにこは、"それ"がナオキには教えなくても大丈夫だと思ったんじゃないのかしら?」

「で、"それ"ってなんなんだ?」

絵里はふた呼吸ほどおいた。

「それはね………"愛"よ」

「愛……?」

「そう、愛。作る人の、食べる人への愛が、料理を何倍も美味しくするのよ」

「へ〜、知らなかった」

ナオキはまた一口食べた。

「だから2人は、ナオキには私への愛が最初から入ってるってわかっていたのかもね」

「ま、まぁ……それぐらい当たり前だ」

「もう、照れちゃって」

「そう言う絵里もだろ?」

そう言って2人は笑い合った。

「おかわり……いるか?」

「うん、お願い」

2人はナオキが作ったカレーをおかわりして、幸せな夜(・・・・)を過ごした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、できた……!」

「ハラショー!ちゃんと完成したわね!」

「あぁ、なんとか成功してよかったよ」

「ふふっ、必死に作ってたからきっと美味しいわね」

「ははは、じゃあこれが………

 

 

 

 

絵里の分の弁当な」

「これが、ナオキの分ね」

そして2人はにこっと笑い合った。

 

台所のカウンターには、ナオキが作った弁当が1つ、絵里が作ったのが2つあった。

 

 

 

 

 

 

『なぁ、ことり……ちょっとお願いがあるんだけど……』

 

『ん〜、どうしたの〜?』

 

『その……料理を教えて欲しいんだ』

 

『料理を……?別に構わないけど、なんで?』

 

『その…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵里にお弁当を作ってあげたいから』

 

 

 

 

次回に続く……

 




〜妄想ラジオ!〜



ナ「なんだろう……本編は久しぶりだな」
絵「そうね。ナオキの誕生日回とか、春人くんとのコラボ回もあったしね」
希「どっちも面白かったで!」
に「そうね。春人とのコラボ回はとくに面白かったと思うわ」
ナ「ウォールさんとのコラボ回な。それじゃあウォールさんがかわいそうだ。
さて、もうおわかりの通り、今回は絵里・希・にこと一緒にお送りします!」
に「なんで3年生組って言わないのよ」
ナ「お前らもう3年生じゃないだろ?」
希「にこっち、それはないわ……」
絵「そうよ。いくら現実を受け止めたくないからって……」
に「そ、そんなんじゃないわよ!ほら、さっさと進めなさいよ!」
ナ「ははは……ま、今回はおれが絵里のために料理を作った回だな」
希「前回からナオキくんは怪しかったけどな」
絵「ほんとよ〜」
に「ま、にこと希は知ってたけどね」
ナ「μ'sのみんなには念のために教えておいたからな」
希「そのおかげでサプライズは大成功やんな!」
に「にことことりに感謝しなさいよね」
ナ「ははは……失敗続きだったけどな」
絵「それは次回わかるんでしょ?」
ナ「あぁ、シベリアが言ってた」
希「でも前回のコラボ回なんて、予告ほんぺんではなかったやん?」
に「そんなに急に決まってすぐにあげれるものなの?」
ナ「シベリアはすぐに書き上げたから、うまいこと月末にあげられたらしい」
絵「へ〜、でもその間に本編の執筆はできなかったの?」
ナ「あれだよ、ポケモンのやつもあったし」
希「あぁ、確かこの前にやっと書き終わってあげたってやつ?」
に「あとはあれが毎週木曜日の19時30分にあがるから、それを宣伝するだけなんでしょ?」
絵「へ〜……あ、シベリアの一周年記念作品である『ポケモントレーナーナオキの冒険〜みんなで叶える物語〜』は絶賛公開中ですので、みなさん是非読んでくださいね!」
ナ「それに、今、コラボをしたウォールさんの企画でもシベリアのが2作品投稿されるのでそちらも是非!」
に「あ、そういえばこの前追加されたURって絵里なんでしょ?」
希「ナオキくんは引けたん?」
ナ「いや、シベリアもまだ引けてないみたいだ。あ、新規URといえばこの前絵里が……」


【挿絵表示】


ナ「……ってのがあってさ」
絵「だから冗談よ〜」
希「えりちもやるな〜」
に「そういえばシベリアはSRをたくさんシールに変えて引いたら絵里の水着のURが出たんでしょ?」
ナ「そうそう。しかもサークルの休憩中でさ、むっちゃ騒いだらしい」
絵「きっと運営から、お金もなくて、石も使い果たしたシベリアへの慈悲なのかもね」
に「なんかシベリアのこと地味にディスってない?」
希「ま、ええんやない」
ナ「さて、そろそろ終わろうか。
まずは、シベリアとおれの誕生日にこの作品の評価が赤帯になりました!ありがとうございます!みなさん、これからもよろしくお願いします!」
絵「では、新しく評価してくださった、ゆきや19さん、ひまわりヒナさん、雪桜(希う者)さん、ありがとうございます!」
希「そして、新しくお気に入りしてくださったみなさん、ありがとうございます!」
に「そして、お気に入りが300件を突破したのでシベリアがおそらくまたその記念回を書きますので、お楽しみにしててください!」
ナ「感想などどんどんお待ちしてます!それじゃ……」

ナ・絵・希・に「「「「ばいばーーーーい!!!!」」」」

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