ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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みなさんどうも!
ことりの記念回は活動報告でもお伝えした通り、グリッチさんの企画で投稿されます!
さて、タイトルからして嵐の予感……!!(そのまま)
そして今回は揺さんが描いてくれた挿絵があります!
では、穂乃果がお送りする前回のラブライブ!略して前ラ!



第128話「嵐の予感……?」

前回のラブライブ!

 

7月になって心機一転をした私たち!

これからの活動に向けて、グループ名を決めることに!

その名前は"Shooting Stars"!流れ星って意味なんだ〜!

そして私たちは"Shooting Stars"として活動を始めた!

 

「私たちは今から音ノ木坂学院スクールアイドル……"Shooting Stars"です!」

 

 

 

「だからここはこうして……」

「う〜ん……?」

「ダメ?」

「頭痛い……」

「でもテストなんでしょ?赤点取っちゃったらどうするのよ」

「だってさ〜」

もうすぐ夏休み前の最後の定期試験。

ナオキは絵里に数学を教えてもらっていた。

「もう、最低でも赤点は回避してよ?」

「善処します……」

 

さて、ナオキは数学を赤点回避することができるのか!?

次回、「ナオキ、赤点オンパレード」デュエルs(殴

 

 

 

〜ラブライブ!(ナオキ・絵里)〜

 

 

 

 

「う〜ん……朝か……」

 

昨夜絵里を抱いてから寝たナオキは目を覚ました。

絵里はまだ隣で寝息をたてて寝ている。

ナオキは絵里を起こさないように離れて服を着て、机に向かった。

 

「……よし」

ナオキは数学の問題集(絵里作)を開き、問題を解き始めた。

 

絵里はまだ眠たそうに目を開けた。

見たのは、必死に勉強をするナオキ。

そんなナオキを見て微笑み、また目を瞑った。

 

 

 

 

 

 

「よっしゃ終わった〜!」

ナオキは体を伸ばして言った。

「でも結構正解が増えたな……これ、赤点回避どころか………学年1位狙えるんじゃね?」

ナオキはノートを見て顎に手を当ててニヤニヤとした。

「う〜ん、それはないわね」

「うおっ!?え、絵里……起きてたのか……」

「うん、さっきね。ちょっと見せてもらうわね」

絵里は置いてあるノートを手に取ってナオキが解いたところを見ていった。

「ど、どうだ……?」

「う〜ん、これならぎりぎり赤点回避できるかできないかの微妙な線かしら?」

「まだダメなのか〜……」

「そうね、確実に赤点は回避してもらわないと」

「は〜い……」

ナオキはそう言ってか机に顔を横にして突っ伏した。

「ふふっ、でも自力でここまで正解したのは偉いわよ……ちゅっ……」

絵里はナオキにもたれて頬にキスをした。

「ま、まぁ……おれにかかればこんなもんだよ」

「ふふっ、じゃあ朝ごはん食べたら解説ね」

「は〜い」

絵里とナオキは部屋から出てリビングに向かった。

 

ナオキはテストに向けて必死に勉強を続けた。

 

絵里は真剣に勉強に励むナオキを見てまた惚れ直したのだった。

 

 

 

 

〜ラブライブ♡(絵里)〜

 

 

 

音ノ木坂学院……

アイドル研究部部室……

 

「で、もうすぐ定期試験なわけですが、テストまで1週間をきったので練習時間は短めにします」

「あれ、1週間前って活動は……」

「あぁ、本当はしちゃいけないんだけど、ラブライブ!もあるし大会が近い運動部と同じで練習時間は短くしなきゃいけないけど活動はしてもいいんだよ」

「なるほど……!」

マシュは手をポンと叩いて言った。

「勉強ももちろん大事ですが、練習も疎かにできませんからね」

「よ〜し、じゃあ早速練習だ〜!」

「「「「「「「「「「「お〜!」」」」」」」」」」」

穂乃果が腕を突き上げて声をあげると、他のみんなも同じようにして声をあげた。

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(Shooting Stars)〜

 

 

 

 

「終わった〜!」

ナオキは生徒会室で体を伸ばした。

 

練習のあとに文化祭の申請があり受け付けたところ、新たな仕事や忘れていた仕事が見つかって残ってしていたのだ。

 

「ふぅ、なんとか終わりましたね」

「なんで忘れてた仕事もあるわけ?」

「ははは……でもありがとうな、練習で疲れてるのに手伝ってもらって」

海未と真姫も1人ではいつまでも終わらないだろうと仕事を手伝った。

「いいですよこれぐらい」

「さ、早く帰りましょ」

真姫がそう言うと3人とも荷物をまとめ始めた。

「今日は遅いし、それに危ないから2人とも送っていくよ」

「「ありがとう(ございます)」」

 

ナオキは2人を送ってから自分の家に帰ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

「そういや海未、大会っていつなんだ?」

「8月の頭ですよ。前にも話したじゃないですか!」

「す、すまん……」

ナオキは海未を送っている道中に、日本にある道場の1番を決める大会、『日本道場最強決定戦』のことを聞いた。

「はぁ……」

海未はナオキに呆れてため息をついた。

「まぁ、練習付き合ってやってるんだしいいじゃないか!」

そう言ってナオキは「ははははっ!」と高笑いした。

「ったく……それと、今度の日曜日は空いてますか?」

「あぁ、とくになんもないから練習付き合えるぞ?」

「なら、早朝6時からよろしくお願いします」

「りょ〜かい」

「では、また明日」

「おう、また明日」

そう言ってナオキは海未の家の前で海未と別れて、自分の家へと向かった。

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(海未・真姫)〜

 

 

 

 

 

「ただいま〜っと」

「あ、お義兄ちゃんおかえり!」

ナオキが玄関を開けると、お風呂場に向かう亜里沙が声をかけた。

「ただいま。絵里は?」

「お姉ちゃんなら今料理作ってるよ!」

「そうか、ありがとう」

「うん!」

亜里沙は返事をしてお風呂場のドアを閉めた。

 

ナオキはリビングへと足を進めた。

 

「ただいま〜」

「ナオキ、おかえりなさい。早く着替えてね、ご飯もうすぐできるから」

「わかった……」

ナオキがリビングに入ると、絵里は底が深い鍋を混ぜながら言った。

ナオキはいい匂いがしたのでキッチンに近づいた。

「なぁ、今日のメニューはなんだ?」

「気になる?」

「気になる!」

絵里がナオキの方を見て言うと、ナオキは大きく頷いて返答した。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「ふふっ、今日のメニューはシチューよ」

「おぉ〜!」

ナオキは絵里の肩を後ろから軽く掴んで鍋を覗いた。

「でも、まだ亜里沙がお風呂から出てきてないし、食べられないわよ?」

絵里はそう言って持っていた蓋を鍋に重ねた。

「わかってるよ。じゃあ、おれも着替えてくるわ」

ナオキはそう言って自室に向かった。

 

 

 

 

〜ラブライブ!(ナオキ・絵里)〜

 

 

 

日曜日の早朝……

 

園田道場では竹刀がぶつかり合う音と2人の声が響いていた。

 

「めぇ〜ん!」

海未の一撃がナオキの兜に直撃した。

 

「負けたぁ〜!」

ナオキは面をくらうとお尻と手を床についた。

「ふぅ……ナオキの腕が鈍ってるのでは?」

海未は兜をはずし、汗を腕で拭いて言った。

「はぁ?海未が強くなってるだけだろ?前までは効いてた"天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)"ももう効かなくなったし……」

ナオキも兜をはずして言った。

「そう何度も同じ技にやられませんよ、"鬼園田"は」

「ちっくしょ〜!」

ナオキは悔しさを含めて叫んだ。

「もうひと勝負しますか?」

「当たり前だ!次こそ勝つ!」

ナオキは兜をかぶりなおして竹刀を構えた。

「いいえ、次も勝たせていただきます!」

海未も兜をかぶって竹刀を構えた。

 

そして2人の竹刀はまたぶつかり合った。

 

 

 

その後も2人は何度も試合を続け、気づけば朝の9時となっていた。

 

「はぁ、はぁ……結構したなっ……!」

「はぁ、はぁ……そうですねっ……!」

2人は息をきらし、汗を垂らしながら竹刀を構えて見つめあった。

 

「どうする、まだやるか?」

「では、これでラストということで……」

「了解……!」

「ふんっ!」

ナオキが返事ついでに攻撃を仕掛けると、海未はその攻撃を竹刀で受け止めた。

「くっ……!」

「くっ……てやぁ!」

「なっ……!?」

「ど〜う!」

2人はそのまま睨み合ったが、海未がナオキの竹刀を弾き返し、そのまま胴に一撃をくらわせた。

「くっそぉ!負けたぁ〜!!」

ナオキは竹刀で床を突いて悔しがった。

「これで今日は私の勝ち越しですね」

海未は兜をはずして言った。

「この試合勝ってたらおれが勝ってたんだよ!」

「ふふっ、屁理屈ですね」

「今度やる時こそ勝ち越してやるからなっ!!」

「出来るといいですね」

「こんにゃろ〜!!」

ナオキはとても悔しがり、頭を勢いよく掻いた。

「ふふっ、シャワー先に浴びますか?」

「んや、海未が先に浴びたらいいよ。女の子なんだし」

「それでは、お言葉に甘えて……」

海未は頭を下げてシャワー室に向かった。

 

ナオキは道場の端に置いてあったカバンの中からスマホを取り出して画面を見た。

 

『ナオキお疲れ様♡

何時頃に戻ってくるの?』

 

絵里からメッセージが来ていた。

 

「えっと……う〜ん……」

 

『ちょっとやりたいことあるから昼過ぎになるかも』

 

『わかったわ

気を付けて帰ってきてね』

 

『了解しました(`・ω・´)ゞ』

 

ナオキはメッセージを送信すると、スマホをカバンの中に入れた。

そして、ある本を取り出してそれを読み始めた。

 

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(ナオキ)〜

 

 

 

 

 

 

「ただいま〜」

昼過ぎにナオキは帰宅した。

「おかえりなさい、遅かったわね?」

「あぁ、ちょっとな……」

「ふ〜ん……」

「じゃ、勉強するか〜」

ナオキはそう言って自室に向かった。

 

「怪しい……なにか隠してるのかしら?」

絵里はナオキはなにかを誤魔化そうとしているに違いないと思い怪しんだ。

何故わかるかって?

そりゃあ、2人はカップルですから!

 

 

 

 

 

そして絵里が怪しんでいる頃……

 

ナオキは………

 

 

「はぁ……普通にバレそうなんだが……」

ナオキはそう呟いて絆創膏が貼ってある自分の指を見つめた。

 

すると、スマホの着信音が鳴った。

 

「もしもし?」

 

『………………………』

 

 

「あぁ、平気平気……それに今日はありがとうな」

 

 

『………………………』

 

 

「明日からテストだし、金曜日のテスト終わりとかどうだ?そこでいっぱいやろう」

 

『………………………』

 

「あぁ、ありがとう。それじゃあ、また明日学校で」

 

『………………………』

 

 

ツーツーツー………

 

ナオキは電話が終わると勉強を始めた。

 

 

 

2人のオモイは交差する………

 

 

 

次回に続く……




〜妄想ラジオ〜

ナ「さて、本日の妄想ラジオを一緒にお送りするのは……海未とことり!」
海「また私ですか……」
こ「なんでだろうね〜?」
ナ「多分絵里の次にここの出番多いんじゃね?」
こ「作者さんはそういう回数って数えてないの?」
海「そのようですね」
ナ「ちゃんとしろよ……」
こ「で、今日はなんで私とことりなの?」
海「おそらくことりは誕生日回のことがあるからでしょうが……私は?」
ナ「あぁ、それは今回よく出番あったからじゃね?」
こ「大体出番多かった人や、作者さんが呼びたい人を呼ぶんだよね?」
海「そうでしたか……」
ナ「さてと、ことりの誕生日回のことだけど……」
こ「あ、はーい!今回、私のお誕生日回はグリッチさんっていう人の企画で投稿されるんだって〜」
海「これは初の試みですね。テーマは『恋愛』のようですが……?」
ナ「だから作者のオリジナルだな。ちゃんとことりがメインだから心配なく!」
海「でも風の噂では、こっちでのことりの誕生日回のネタが思いつかなかっただけと聞いたのですが……?」
こ「へ〜」
ナ「こ、コトリサン!?」
こ「作者さん、あとでお話……聞かせてくださいね♡」
ナ「逃げろシベリアっ!こr(殴」
こ「それでは、新しくお気に入りしてくださったみなさん、ありがとうございます」
海「感想など、どんどんお待ちしております!それでは……」
海・こ「「ばいば〜い!」」

そろ〜り、そろ〜り……

こ「シベリアさ〜ん、なんで逃げるんですか〜?」

やめろ……やめてくれ……きゃああああああああああああああああ!!!

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