ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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みなさんどうも!今回は全話150話目なんですね!
前回の文音さんとのコラボ回は楽しんでいただけたでしょうか?
そして現在も絶賛投稿中の企画小説、楽しんでもらえてますか?
今回は唐突ですが、今章の最終回となります!
書いててなんだかキリがいいな〜と思ったんでね……あはははは……
さてさて、サブタイからしてなんだかすごそうですね!
それでは、マシュがお送りする前回のラブライブ!略して前ラ!



第126話(最後の一年のはじまり章末回)「伝説となりし者たちとその輝きを目指す者たち」

前回のラブライブ!

亜里沙ちゃんたちは先輩の厳しい練習に励んでいました。

私はその様子を覗いていて、先輩に見つかって……

 

「そう、ほんの少しの勇気を出せばいいんだ。勇気を出して、前に進んでごらん?」

 

その言葉に押されて、私はアイドル研究部に入ることになったのです!

そして私たちは、東京ドームで第3回ラブライブ!を観戦していました。

 

 

 

6月……

μ'sをはじめとしたスクールアイドルの力で叶った『第3回ラブライブ!』の東京ドーム開催が実現した。

 

アイドル研究部の1年生組と顧問である童子は、ラブライブ!運営委員会が用意してくれた特別席に座っていた。

 

「雪穂!やっぱり先輩スクールアイドルは違うね!ハラショー!」

「ふふっ、そうだね」

「みんな、輝いてる……!」

「マシュちゃんも感動してるみたいね」

「さすがはラブライブ!ってところかしらね」

「でも次で最後なんやね〜。なんか残念やわ〜」

みんなはラストのグループが始まるまで話していた。

「あ、そろそろ始まるみたいですよ」

雪穂がステージの照明が少し暗くなったのを確認すると、ステージを指さして言った。

 

ステージではラストのグループのライブが披露され、曲が終わりステージから下がっていくと投票の時間となった。

投票の方法は前回と同じ、インターネットを通して行われる。サイトで投票したいスクールアイドルをタップするだけである。

 

「さ〜て、投票結果が締め切られたようです!発表までもう少しお待ちください!」

司会の人がそう言うと、観客たちはざわざわし始めた。

 

1年生組は「どのグループに入れたの?」などと雑談をしていた。

童子は見守るような様子でステージを見ていた。

 

(頑張ってな……"μ's"……)

 

 

 

「優勝は……ナニワオトメだ〜!!」

 

『ふぉおおおおおおおおお!!』

 

優勝は、前回の第2回ラブライブ!の決勝でμ'sと1、2を争ったナニワオトメだった。

 

そしてμ'sの閉会ライブ………

 

9人最後の歌、『僕たちはひとつの光』

 

そして"10人"最後の歌、『これから』が披露された。

 

こうしてμ'sは本当に終わりを迎えた。

 

1年生組はここまで大きくなった先輩の姿を目に焼き付けた。

 

童子は流石だという表情をした。

 

 

 

 

 

ナオキたちμ'sはこうして……"伝説"となった………

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(μ's)〜

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁ〜流石はμ's、いいステージやったな〜」

童子は帰りの車の中で運転しながら言った。

その車には1年生組が乗っていた。

みんなライブの感想を言い合ったりしていた。

「ん……雪穂、どうしたの?」

「え……!?」

「ずっと窓から外を見てるけど……」

亜里沙はずっと窓から外を眺めている雪穂を見て言った。

「いや、ちょっと……あのお姉ちゃんが最初に泣き出すなんてって思って……」

「きっとそれだけμ'sへの想いが強かったということじゃないですか?」

マシュは雪穂の方を見て言った。

「そうね。それは一番雪穂ちゃんがわかってるんじゃない?」

真癒美がそう言うと、雪穂は穂乃果がスクールアイドルを始めると言ったときから今までのことを思い返した。

「それもそうだね……」

雪穂は懐かしむように笑って言った。

 

 

 

〜ラブライブ!(1年生・童子)〜

 

 

 

 

 

 

 

ナオキは穂乃果、海未、ことり、真姫、凛、花陽、にこ、希を家まで送り、絵里と恋人繋ぎなるものをして帰っていた。

 

「絵里……なんだか今日は疲れたな」

ナオキは肩の力が抜けたように笑って言った。

「そうね。でもこれで本当に終わりなのね……スクールアイドルμ'sは……」

絵里は星が輝く夜空を見上げて言った。

「寂しいか?」

「えぇ、少し……ね」

絵里は寂しそうな表情をしてナオキにもたれた。

ナオキはそんな絵里を見て少しニヤけた。

「むぅ……なによ、なにかおかしい?」

「いや、絵里も正直じゃないな〜って思ってさ」

「べ、別に私は……」

絵里はナオキとは逆の方に顔を向けた。

「今まで当たり前だったことが1つなくなる………それなのに寂しくないやつなんてそうそういないよ。"少し"じゃないだろ?絵里にとって、μ'sがおしまいになるって」

「………うん」

絵里はボソッと呟いた。

「ん、なんだって?よく聞こえないな〜」

ナオキはニヤニヤとして耳を傾けた。

「むぅ……そうよ、寂しいわよ!わかってるくせに!バカ!」

絵里は歩くのをやめて少々涙目になりながら頬を膨らませて言った。

「よく言えました」

ナオキは笑顔になって絵里の頭を撫でた。

「もう……」

絵里はそう言いながらも嬉しそうな表情をした。

「さ、帰ろうか。亜里沙ちゃんを待たせるわけにもいかねーし」

「そうね」

2人は笑いあってまた仲睦まじく歩き始めた。

 

 

 

 

 

「「ただいま〜」」

ナオキと絵里は自宅に帰ってきて元気よく言った。

「おかえり〜!」

亜里沙はその声を聞くと元気よくリビングからとびだして、絵里に抱きついた。

「ふふっ、急にどうしたの?」

「亜里沙、μ'sのライブ感動したの!だからみんなで決めたんだ!」

「みんなで……?」

「うん!アイドル研究部1年生のみんなで!」

「へ〜なんて決めたの?」

「あのね………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『私たちもμ'sに負けないぐらいの"輝き"を目指そう』って!」

「「っ……!?」」

亜里沙の口から出た言葉に2人は驚いた。

「ふふ、ははははははっ」

「ナオキ……?」

「お義兄ちゃん……?」

絵里と亜里沙は急に笑い出したナオキを不思議そうに見た。

「すまんすまん。面白くってな……今年の1年生がよ」

ナオキは腹を押さえながら言った。

「私たちが……?」

「あぁ、"おれたち"に負けないぐらいの輝きを目指すってことは、それ相応の覚悟はあるってことだろう?」

「う、うん!」

亜里沙は顔下で両拳を握って腕を曲げた。

「そうか……なら、おれも……いや、"おれたち"も全力でサポートするよ」

そう言ってナオキは亜里沙の頭に手を乗せた。

「うん!」

「ふふっ、じゃあご飯にしましょうか。2人ともお腹すいてるでしょ?」

「「おう(うん)!」」

そうして3人はリビングに向かった。

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(ナオキ・絵里・亜里沙)〜

 

 

 

 

 

 

「じゃ、次は私が入るわね」

「はいよ〜」

晩御飯の後、ナオキ、亜里沙と順にお風呂に入ったので最後に絵里がお風呂場に向かった。

 

「ふわぁ〜」

「ん、亜里沙ちゃん眠たいか?」

テレビを観ていると亜里沙があくびをしたのでナオキは尋ねた。

「うん、少し……ふわぁ〜」

「多分ライブで騒いで疲れたんだよ。もう寝たら?」

「うん、そうする〜。おやすみなさ〜い」

「あぁ、おやすみ」

亜里沙は目をこすりながら自分の部屋に向かった。

ナオキはニコッとして亜里沙を見送ると、またテレビに目線を向けた。

「おれたちぐらいの……か……

ここまで大きくなったんだな……μ'sは………」

ナオキはソファーにもたれてそう呟いて、μ'sと……9人の女神たちと共に歩んできた道のことを思い出していた。

 

 

 

 

 

 

 

そしていつの間にか目を瞑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ……お待たせ〜」

絵里は髪を拭きながらリビングのドアを開けた。

「あら、寝てる……」

絵里がナオキからの返事がないことに気がついてソファーに近づくと、ナオキは寝息をたてて眠っていた。

「すぅ……すぅ………」

「ふふっ、かわいい寝顔……」

絵里はそう呟いてナオキの隣に座った。

「ん……」

「えっ……もう……」

絵里は頭を膝に倒れてきたナオキに驚くも、ふっと笑ってナオキの頭を撫でた。

絵里はナオキの幸せそうな、子供みたいな寝顔を見て微笑んだ。

「ん……あれ、寝てた……?」

「あら、起きたの?」

「絵里……?」

ナオキは少し寝ぼけたように言った。

「ふふっ、もうナオキも疲れたんでしょ?ならちゃんと布団で寝ないと」

「ん、そうだな……膝枕ありがとうな」

ナオキは寝ぼけながらも絵里の頭をポンポンと軽く叩いた。

「はいはいわかったから……早く部屋に行くわよ」

「は〜い……ふわぁ〜」

絵里は今にも寝そうで怖いナオキの手を引っ張って部屋に向かった。

 

 

 

 

「もう、子供じゃないんだから自分で布団に入ってよね……」

「あぁ、すまん……ふわぁ〜」

絵里はナオキをベッドに寝かせ、布団を掛けた。

「じゃあ、おやすみなさい……ちゅっ……」

絵里はナオキにおやすみのキスをして、唇が離れるとナオキは眠りについた。

 

「さて、私は明日のお弁当の用意をしないと!」

絵里はそう言ってまたリビングに戻った。

 

ナオキと亜里沙のお弁当を作るために………

 

 

 

次回、新章へ続く……

 




〜妄想ラジオ!〜

ナ「作者は最近ほんぺんを書いてないから『ありがとうございました!』って書いて始めましたが、今回も妄想ラジオの時間です!今回はマシュさんと海未と一緒にお送りするぜぇ!」
海「なんだか珍しい組み合わせですね」
マ「そうですね……よろしくお願いします!」
ナ「なんでこの組み合わせになったのかはわかんねーけど、とりあえず進めていこう!」
海「そうですね。今回は私たちの本当の最後のライブの回でしたね」
マ「はい。あのときのライブを私たち1年生や夕暮先生も観ていたのが明らかになりましたね」
ナ「そうそう。それにそのあとのおれと絵里のエピソードもな」
海「相変わらずでしたね……」
ナ「なんだ、悪いか?」
海「別に、毎日のようにイチャラブしているあなた達を見ていたのですからなんとも思いません」
ナ「あっそ……」
マ「はははは……」
海「そういえばライトさん!あなたは素晴らしいですね!」
マ「えっ、えっ……!?」
ナ「海未が目を輝かせてマシュさんの手を握った……」
海「同級生にもちゃんと敬語を使い、先輩には礼儀もいい!こんな素晴らしい後輩ができて……私は嬉しいです!」
マ「は、はぁ……」
ナ「ほら海未、マシュさんが若干戸惑ってる」
海「はっ!ご、ごめんなさい」
マ「い、いえ!」
ナ「さ、そろそろ終わりにするか!」
海「はい!新しくお気に入りしてくださったみなさん、ありがとうございます!」
マ「感想などどんどんお待ちしてきます!」
ナ「企画小説もお楽しみに!それじゃあ………」

ナ・海・マ「「「ばいば〜い!」」」

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