ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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みなさんどうも!
昨日、もうひとつの作品『ラブライブ!〜幻のメンバー〜』にてコラボ回を投稿しましたのでよければそちらも読んでみてくださいね!

さてさて、いよいよ第3章の最終回です!
スクールアイドルの最高のライブ……スクールアイドルフェスティバル最終日です!
いよいよ書きたいところが書ける!

さて、じゃあ最終回の前回のラブライブ!略して前ラ!をお送りするのは…
ナオキ!



第115話(歩むべき道は章末回)「スクールアイドルの最高のライブ〜SUNNY DAY SONG〜」

前回のラブライブ!

 

おれたちは翌日のスクールアイドルフェスティバル最終日に向けてライブのステージを作った。

そしてついにその日を迎えた。

みんなで歌う曲は……

あのときの歌だった………

 

 

 

 

 

 

 

チュンチュンチュン……

 

 

 

 

スクールアイドルの最高のライブ……スクールアイドルフェスティバル最終日の朝……

 

 

 

 

穂乃果は目を覚ました。

 

カーテンを開けると気持ちいい日差しがさしていた。

 

 

「ん〜!いい朝だ〜!」

穂乃果は窓の外を見て体を伸ばした。

 

ガラガラガラ…

「お姉ちゃ〜ん!そろそろ起きないと………って起きてる!?」

穂乃果が外を見ていると雪穂が起こしに来たが、穂乃果が既に起きていることにびっくりした。

「大事な日なんだから起きれるよ!

ったく……雪穂も早くしないと」

「あ、私は今から亜里沙と行くから先に行くね」

「え〜!一緒に行こうよ〜!」

穂乃果がそう頬を膨らますと雪穂はフッと笑って後ろを向いて言った。

 

 

「最後ぐらい……10人で行ったら?」

 

「っ……雪穂……!」

穂乃果は目をうるうるさせた。

「っ……じゃあ、また///」

雪穂は顔を赤くしてドアを閉めた。

 

「よし!」

そして穂乃果は気合を入れて制服に着替えた。

 

 

 

そして穂乃果はあることを考えていた。

 

 

 

 

「穂稀さん、見てくれてくれるかな……?」

そう言って穂稀に返せていないマイクを見た。

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(穂乃果)〜

 

 

 

 

 

 

ガラガラガラ……

 

「いってきま〜す!」

 

高坂穂乃果、μ'sの発起人にしてリーダー。

 

「おはよう、穂乃果ちゃん!」

「昨日はよく眠れましたか?」

 

南ことり、穂乃果に続いて2番目にスクールアイドルを始めることを決めた。

 

園田海未、ことりに続いて3番目にスクールアイドルを始めることにした。

 

 

この3人からμ'sは始まった。

 

 

「うん!じゃあ行こう!」

穂乃果がそう言うと3人は集合場所のUTXに向けて歩き出した。

 

「今日は晴れてよかったね」

「うん、いいライブになりそう!」

 

 

 

 

 

「あ、お〜い!」

「穂乃果ちゃ〜ん!」

「ふふっ……」

 

星空凛、小泉花陽、西木野真姫、花陽がμ'sに入ることを決めたことにより凛と真姫もμ'sに入ることにした。

 

この6人でμ'sの活動はさらに活発化していった。

 

 

「あ、おはよう!」

「3人一緒なんだね!」

「うん!昨日はかよちんの家に泊まったんだよ!それに誰かさんが寝れないって言うから……」

凛は真姫をニヤけた顔で見た。

「べ……別にそんなんじゃないわよ!ただママが泊まっていいって言うから……///」

真姫は顔を赤くして逸らした。

「ママ……?」

 

「真姫ちゃ〜ん!」

「ママ!?」

道路の向こうから可奈子がこっちに向かって手を振っていた。

「ライブ、みんなのお母さんたちも連れて参加するからね〜!」

「それってママライブぅ!?」

花陽は可奈子の言葉を聞いて驚いた。

「そういえばうちのお母さんも参加するって言ってたよ」

「はい、私のところもです」

穂乃果と海未は言った。

「さ、早く行きましょう///」

真姫はそう言って歩き出した。

「あ、待ってにゃ〜」

みんなも真姫に続いて歩き出した。

海未は可奈子に一礼してから歩き出した。

 

 

 

 

「あれは……絵里ちゃ〜ん!」

「穂乃果、みんな、おはよう。今日は張り切って行きましょう!」

 

絢瀬絵里、最初はμ'sの活動を否定したりするも最後は自分の本当にやりたいことを見つけてμ'sに入った。

 

「おっ、だれも遅刻しなかったみたいやね」

 

東條希、絵里が入ると同時にμ'sに入ったが、実はμ'sという名前を決めていたりとμ'sを裏から支えていた。

 

「あれ、ナオキくんは?」

「ナオキならお腹が痛いからまた追いかけてくるそうよ」

「あはははは……」

穂乃果はそれを聞いて苦笑いした。

「それならにこちゃんは?」

真姫は髪の毛をクルクルさせて言った。

 

「ふふっ……にこならきっと誰よりも早く待ってると思うわよ?」

「ふふっ……そうやね」

 

そして8人は歩き続けた。

 

 

 

「あ、にこちゃんいた!」

にこはシャッターにもたれて腕を組んで待っていた。

「ん〜〜!!遅い!」

 

矢澤にこ、μ'sが所属する音ノ木坂学院アイドル研究部の部長でアイドルの想いは誰にも負けない。にこはずっとこんな素敵な仲間との出会いを待っていた。

 

この9人がμ'sの女神たち。

 

「にこちゃんが早すぎるんだにゃ〜」

「いいじゃない!ライブ当日なんだからぁ!でもあと1人足りないけど?」

にこはあと1人足りたいと気づくと辺りを見まわした。

 

すると……

 

「はぁ…はぁ…はぁ……すまん……お待たせ……」

 

香川ナオキ、μ'sのTHE CHARIOT(戦車)。ナオキのその援軍的存在によりμ'sは成功すると希の占いで出て、μ'sをずっと裏から支えていた。そして音ノ木坂学院に転入するとともにμ'sに最後に入った。

 

 

この10人が音ノ木坂学院スクールアイドルμ'sだ。

 

この10人で数々のことを乗り越え、達成した。

 

 

 

「お腹は大丈夫なの?」

「あぁ、大丈夫だよ」

絵里とナオキは言った。

「これでμ'sは全員揃ったわね」

「さ、行こうか。みんなが待ってる」

ナオキがそう言うと9人は頷いた。

「えぇ……未来のラブライブ!のため、スクールアイドルのために、全力を尽くしましょう!」

絵里はみんなを見て言った。

「絵里ちゃん……!」

穂乃果は目をうるうるさせた。

「よ〜し!UTXまで競争!負けた人ジュース奢りね〜!」

絵里はそう言うと走り出した。

みんなその言葉に驚いた。

「絵里ちゃんずるいにゃ〜!」

「負けへんよ〜!」

そしてみんな次々と走り出した。

 

 

穂乃果はそんなみんなの背中を見ると走り出そうとした。

 

 

すると………

 

 

 

 

 

穂乃果の目の前を1枚の花びらが通った。

穂乃果は目でその花びらを追った。

 

 

 

「この花びらは………」

 

 

 

穂乃果は地に落ちた花びらを拾って見つめた。

 

 

 

その花びらは穂稀と再会したとき、あの花畑で舞っていた花びらと同じだった。

 

 

 

 

 

 

 

『飛べるよ』

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ……!」

穂乃果はその花びらに穂稀の顔がうつったような気がした。

 

「そうだ……私たちは……スクールアイドルは……!」

そう言って穂乃果は走り出した。

 

 

 

 

 

『「飛べるよ!

 

 

 

いつだって飛べる!

 

 

 

 

 

あのころのように!!」』

 

 

 

 

 

 

穂乃果は時々ジャンプしたりしながら走った。

 

 

 

 

 

そして穂乃果がメインステージのある通りに差し掛かったとき………

 

 

 

「穂乃果!」

「ん?」

穂乃果は絵里の声に反応して立ち止まった。

 

 

「っ……!?」

 

穂乃果は目の前に広がる光景に目を丸くした。

 

 

なぜなら………

 

 

 

 

そこには明らかに昨日集まったよりはるかに多いスクールアイドルがいて、みんな同じような衣装を着ていた。

ざっと5、60組はいた。

準備だけは参加出来なかった人たち、そしてμ'sの声を聞いて集まった人たちも加わった。

その中にはもちろん雪穂や亜里沙もいた。さらにはヒフミたちもいた。

 

 

「こんなにたくさん……!」

にこはその光景に目をうるうるさせて言った。

にこや穂乃果だけではない、10人みんながその光景に感動していた。

 

 

「みなさんの声を聞いて」

「こんなけの人数が現地に集まったんや」

マチコとヤマトは言った。

 

 

「凄い……!」

「これだけたくさん……!」

花陽と凛は言った。

 

「さ、いつまでその格好のままでいるつもりなんや?」

「早く着替えて来てくださいよ」

ユキとマチコは言った。

 

「うん、そうだね!さ、行こう!」

穂乃果がそう言うとナオキ以外の9人はUTXに向けて歩き出した。

 

「ナオキは男やからこっちやぞ」

「おう」

ナオキはミツヒデに連れられて男子の着替えるコーナーに向かった。

 

 

 

 

〜ラブライブ!(スクールアイドル)〜

 

 

 

 

 

そしてμ'sも着替え終わり、どんどん開始時間が近づいてきていた。

 

ナオキはさっきいた場所でみんなを待っていた。

 

 

「お〜い!ナオキく〜ん!!」

穂乃果が手を振ってナオキの方に走ってきた。

「おっ、準備できたか?」

「えぇ!みんなバッチリよ!」

絵里はウインクして言った。

みんな今回の衣装を身にまとっていた。

「みんなかわいいぞ!」

ナオキがそう言うとみんな照れた。

 

10人が来たのを見るとA-RISEがスクールアイドルの先頭に出てきた。

するとスクールアイドルたちは左右に分かれてメインステージへの道をあけた。そのあとA-RISEもよけた。

 

「ハラショー……!」

ナオキはそのステージへと続く道を見て感動した。

 

 

「さぁ、時は来たわ!」

「大会と違って今はライバル同士でもない!」

「我々はひとつ!」

『私たちは、スクールアイドル!』

あんじゅ、ツバサ、英玲奈は力を入れて言ったあと、スクールアイドルみんなが声を合わせて言った。

 

「っ……うん!

みんな、今日は集まってくれてありがとう!いよいよ本番です!私たちは飛べる!どこまでだって行ける!どんな夢だって叶えられる!

さぁやろう!限られた時間の中で精一杯輝く、スクールアイドルの素晴らしさを……伝えるために!!」

『お〜!』

 

穂乃果が力いっぱいに昇っていた太陽(輝き)に手を向けてから握ってそう言うと、みんなが拳をあげて声をあげた。

 

「さぁμ's!このステージへと続く道を進んで!」

ツバサは手を広げてメインステージに左腕を伸ばした。

 

「さぁみんな……行こう!」

ナオキがそう言うと9人は頷いた。

 

 

そして穂乃果を先頭にμ'sはメインステージへ向けて歩き出した。

 

 

みんなそんなμ'sを笑顔で見つめた。

 

 

上空では中継用のヘリコプターが飛んでいて、周りに空を飛ぶ小型のものを合わせて何台もカメラがあった。さらに色とりどりの風船が辺りに付いていたり浮かんでいたりしていた。

 

μ'sはメインステージに向けて一歩また一歩と近づいていった。

 

 

そしてμ'sはメインステージに立った。

 

 

「さぁみんな……やるよ!」

穂乃果がそう言うと10人は手をピースの形で前に出して合わせた。

 

そしていつもの点呼!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

をするはずが………

 

 

 

 

 

 

 

ポン……

「っ……ミツヒデ!?英吉、イズミも!?」

するとナオキの肩にミツヒデ・英吉・イズミが手を置いた。

ほかのメンバーの肩にもほかのスクールアイドルが手を置いた。

「さぁ、掛け声しようや」

「お前らだけずるいやんけ」

英吉とイズミは言った。

「ふふっ……そうだな。穂乃果!」

ナオキはその言葉を聞いて穂乃果の方を向いた。

 

 

 

 

 

「……ううん、掛け声をかけるのは私じゃダメだよ」

「は?お前何言って……」

穂乃果の言葉にナオキは驚いた。

そしてナオキがみんなを見るとみんなナオキを笑顔で見つめた。

「何言ってんやよ。ナオキがふさわしいやろ?

次期ラブライブ!運営委員会会長さん……」

「なっ……なんでそれを……!?」

「今の会長さんから聞いたんやよ」

「おじさんかよ……」

「ははは……だからお前がふさわしいんやよ」

ミツヒデとナオキは話した。

「そうね。穂乃果がμ'sのリーダーなら、ナオキはスクールアイドルのリーダーね」

「おれが……スクールアイドルの……!?」

ナオキは目をうるうるさせて言った。

「そうやで」

「だから掛け声は頼んだわよ」

希とにこは言った。

 

そしてナオキは決意の表情を浮かべた。

 

 

 

 

「よし、みんな!スクールアイドルの素晴らしさをおれたちのこのライブで伝えよう!このスクールアイドルフェスティバルを最高のライブにするぞ!!」

ナオキがそう言葉をかけるとみんなが頷いた。

 

その模様はしっかりとカメラに映っていた。

 

それはまるで大きな星。

 

スクールアイドルの大きな星。

 

 

「いくぞ〜!!

スクールアイド〜ル…………」

 

ナオキがそう言うと秋葉にいる人たちも全国の人たちもみんな手を下に下げた。

 

 

 

『ミュージック……スタート〜!!』

 

 

そして全員が一斉にそう言って手を振りあげた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして全員が配置についた。

ナオキはメインステージのハート型のバルーンの後ろの幕の後ろに設置されている機材席に、μ'sはメインステージに待機した。

UTX前のカメラはミツヒデ、メインステージの前のカメラはイズミが担当した。英吉や運営委員会から派遣されたスタッフもカメラを持って所々に散らばっていた。

 

「みなさん、お待たせしました!今日はスクールアイドルフェスティバル最終日!全国のスクールアイドルで1つの曲を歌います!みなさんも楽しんで歌って踊ってください!この曲は今のこの天気とスクールアイドルにぴったりの曲です。せ〜の!」

 

 

 

 

『SUNNY DAY SONG!!』

 

ナオキがそう言うとみんなが声を合わせて言った。

 

メインステージではμ'sに向いてほかのスクールアイドルが待機、UTXではA-RISEとナニワオトメに向いてほかのスクールアイドルが待機していた。

スクールアイドル以外の現地参加者の中にはアメリカで出会ったあの女の人たち、絵里・希・ナオキ以外のμ'sの親、近所の人たちもいた。

 

 

そしてついに曲が始まった。

 

イントロが始まるとスクールアイドルが目を瞑って下を向いて待機する中、花陽と希が手を広げて左右に広がり、続いて海未が手を下に広げてしゃがみ、さらに続いて絵里と凛が手を広げて左右に広がり、続いて真姫が上に手を広げてしゃがみ、そしてことりが右手を、にこが左手をその場であげた。

すると後ろを向いて待機している穂乃果が見え、イントロがこれから盛り上がるときに穂乃果は両方の人差し指を上下に振り体をひねった。

イントロが盛り上がるとμ'sは広がり、そのほかのアイドルはその場で踊った。

そして手拍子するところではみんなが揃って手拍子をした。

曲のメロディーが始まる前には全員が一回転した。

 

そしてカメラはUTXを映した。

 

「「「楽しいねこんな夢

笑顔で喜び歌おうよ〜

それが〜はじまりの合図!」」」

「「「「「一歩ずつキミか〜ら 一歩ずつぼ〜くから

どこかへ行きたい心のステ〜ップ」」」」」

 

まずはA-RISEとナニワオトメが歌った。

そしてカメラはメインステージに切り替わった。

 

「「「う〜けとめ〜てあ〜げるここで〜

最初はす〜こしためら〜っても〜」」」

「「「う〜けとめ〜る〜場所があ〜るって」」」

「「「もっともっと知って欲しくなるよ……なるよ〜」」」

 

まずは絵里・海未・花陽が、次に真姫・凛・希が、その次に穂乃果・ことり・にこが歌った。

 

 

『SUNNY DAY SONG!

SUNNY DAY SONG!高く跳び上がれ〜』

「「「「「「「「どんなことものり越えられる気が〜するよ〜」」」」」」」」

 

サビのはじめはスクールアイドル全員が歌ったが、途中でカメラが切り替わりA-RISEとナニワオトメを移した。

 

『SUNNY DAY SONG!

SUNNY DAY SONG!口ずさむときは〜』

「「「「「「「「「あし〜たへの〜期待が膨らんで良い気持ち〜」」」」」」」」」

 

そしてまたスクールアイドル全員が歌い、それからカメラが切り替わりμ'sを映した。

 

『SUNNY DAY ウォウ!サンパワ〜!(パパン!)

SUNNY DAY ウォウ!ソングパワ〜!(パパン!)』

 

サビのときはみんなが同じダンスを合わせて踊っていた。

まずは両方の太ももを2回叩いて上に腕をあげるのを2回繰り返し、そしてそのまま腕を右、左、右、左、右、左(最後の4回は早め)に振り、続いて斜め右上に向かって両方の人差し指を立て(某三代目のやってるものみたいなもの)、それを次は斜め左上にして左にはねながら進み、続いて右腕を前に出して次に右腕を後ろにして左腕を前に出して右腕を前に出しながら右側に回して右にはねながら進んで、途中で両手を広げて右手を4回振って両腕を下げて肘を曲げてガッツポーズをしてから胸の周りで両腕を2回まわして、右手をピースにして頭の上まであげて三の形にしてまたピースにしてから拳を握って肘を曲げて、回りながら手を広げて頭の上にあげて2回手拍子、そしてまた右手をピースにして頭の上にあげて三の形にしてまたピースにしてから拳を握って肘を曲げて2回手拍子した。

 

 

「「「「元気出るこんな夢

あれこれみんなでかたろうよ〜

それは〜つながりのサイン」」」」

「「「「「2歩目はしっかりと3歩目は大胆に

恐れずいけそうな予感でダ〜ンス」」」」」

 

まずは海未・花陽・凛・希が、次に絵里・真姫・ことり・穂乃果・にこが歌った。絵里とことりは「大胆に」のところで見えるか見えないかぎりぎりのところまでカメラに向かってウインクして脚をあげた。なにがとは言わない。

 

「「「「「じ〜ぶんか〜ら〜手をのばしたら」」」」」

「「「もっともっとおもしろくなるよ……なるよ〜!」」」

 

そしてアングルが変わりナニワオトメとA-RISEが歌った。

 

『SUNNY DAY LIFE!

SUNNY DAY LIFE!輝きになろう〜

なんて言えるいまの気分をわけ〜あえば〜

SUNNY DAY LIFE!

SUNNY DAY LIFE!キミも踊りだす〜

しあ〜わせの〜予感に包まれな〜んでも〜

(「「「「「「「「「な〜んでも〜」」」」」」」」」)

でき〜そうさ〜(「「「「「「「「「でき〜そうさ〜」」」」」」」」」)』

 

今回のサビはスクールアイドル全員で歌ったが、2回繰り返すところはμ'sが歌った。

そして間奏に入るとみんな周りの人と手をタッチし合って思い思いに盛り上がった。

UTXではA-RISEとナニワオトメが円になって一人ひとりがまわって7人全員とタッチし合って、それがし終わると横一列に並んで踊った。

メインステージでは穂乃果以外のメンバーがV字になって、にこ・ことり・希・花陽・真姫・海未・凛・絵里と順番に穂乃果とタッチし合って、穂乃果をセンターに横一列に並んで踊った。

そしてμ's・A-RISE・ナニワオトメ以外のスクールアイドル全員がおのおので盛り上がり、A-RISEとナニワオトメはミク・メグ・ヤマト・英玲奈・ツバサ・あんじゅ・ユキ・マチコが順番に、μ'sはことり・花陽・海未・絵里・穂乃果・凛・真姫・希・にこが順番に右脚を横に出していった。そしてみんな別々のポーズを数個とって一回転した。

 

「SUNNY DAY LIFE…

SUNNY DAY LIFE…かがやきになろう〜」

「「なんて言えるいまの気分をわけあえば〜」」

 

穂乃果以外が後ろを向いて手を背中のあたりで組んでリズムにのり、穂乃果は胸のところで手を組んでから腕を前に、横に出してソロで歌って続いて海未と真姫が前を向いて歌った。

 

「SUNNY DAY LIFE…

SUNNY DAY LIFE… キミも踊りだす〜

Ah〜〜〜〜!!」

 

「よし……紙吹雪ゴー!」

穂乃果がまたソロで歌うとナオキはボリュームを上げて曲は最高の盛り上がりになった。さらに穂乃果が空を見上げて腕を広げると同時に紙吹雪を発射させた。

 

そして穂乃果は目をうるうるさせた。

 

なぜならその紙吹雪に混じって、あの花畑で舞っていた花びらが舞っていたからだ。

 

 

「「「「「「「「「SUNNY DAY SONG!!!!!!!!!

SUNNY DAY SONG!たかく跳び上がれ〜!

どんなことものり越えられる気が〜するよ〜!」」」」」」」」」

 

それからμ'sはメインステージの中心に集まって手をLのカタチにしてそれを繋げて腕を振り上げて跳び9人だけで歌った。

 

『SUNNY DAY SONG!

SUNNY DAY SONG!口ずさむときは〜!

あしたへの〜!期待が膨らんで良い気持ち〜

SUNNY DAY LIFE!

SUNNY DAY LIFE!輝きになろう〜

なんて言えるいまの気分をわけ〜あえば〜

SUNNY DAY LIFE!

SUNNY DAY LIFE!キミも踊りだす〜!

しあ〜わせの〜予感に包まれな〜んでも〜

SUNNY DAY SONG!

SUNNY DAY SONG!たかく跳び上がれ〜!

どんなことものり越えられる気が〜するよ〜!

SUNNY DAY SONG!

SUNNY DAY SONG!口ずさむときは〜!

あしたへの〜!期待が膨らんで良い気持ち〜!!』

 

「「「「「「「「「SUNNY DAY ウォウ!サンパワ〜!(パパン!)

SUNNY DAY ウォウ!ソングパワ〜!(パパン!)」」」」」」」」」

「「「SUNNY DAY ウォウ!サンパワ〜!(パパン!)

SUNNY DAY ウォウ!ソングパワ〜!(パパン!)」」」

「「「「「SUNNY DAY ウォウ!サンパワ〜!(パパン!)

SUNNY DAY ウォウ!ソングパワ〜!(パパン!)」」」」」

『SUNNY DAY ウォウ!サンパワ〜!(パパン!)

SUNNY DAY ウォウ!ソングパワ〜!(パパン!)』

 

ラスサビが終わるとμ's・A-RISE・ナニワオトメが元気よく歌った。

それに続いてみんなは手拍子をした。

 

『SUNNY DAY ウォウ!サンパワ〜!(パパン!)

SUNNY DAY ウォウ!ソングパワ〜!

「「「「「「「「「歌うよ〜!」」」」」」」」」

(パパン!)

SUNNY DAY ウォウ!サンパワ〜!

「「「「「「「「「こんなゆめ〜!」」」」」」」」」

(パパン!)

SUNNY DAY ウォウ!ソングパワ〜!(パパン!)

 

「まだまだ〜!」

 

『SUNNY DAY ウォウ!サンパワ〜!(パパン!)

SUNNY DAY ウォウ!ソングパワ〜!

「「「「「「「「「歌うよ〜!」」」」」」」」」

(パパン!)

SUNNY DAY ウォウ!サンパワ〜!

「「「「「「「「「こんなゆめ〜!」」」」」」」」」

(パパン!)

SUNNY DAY ウォウ!ソングパワ〜!(パパン!)』

 

「まだまだ〜!」

 

『SUNNY DAY ウォウ!サンパワ〜!(パパン!)

SUNNY DAY ウォウ!ソングパワ〜!

「「「「「「「「「歌うよ〜!」」」」」」」」」

(パパン!)…………………』

 

 

ナオキは「まだまだ」と叫びみんな力いっぱい、元気に歌い、踊った。

何回も、何回も。

みんなこのライブがいつまでも続くかのように思えたぐらいだ。

 

 

 

 

『…………….SUNNY DAY ウォウ!サンパワ〜!

「「「「「「「「「こんなゆめ〜!」」」」」」」」」

(パパン!)

SUNNY DAY ウォウ!ソングパワ〜!(パパン!)』

 

そして曲の終わりアウトロではほかのスクールアイドルは立ったまま手を胸のところで組んで空を見上げた。

μ'sは穂乃果を中心にハート型に並んで、絵里・凛・海未・真姫は膝をついて、穂乃果・ことり・にこ・花陽・希は立ったまま右手人差し指をたてて右腕を上にあげて空を見上げた。

そしてスクールアイドル全員がカメラの方に顔を向けた。

 

(ゴー!)

それと合わすようにナオキは腕を振り下ろして合図してバルーンの紐をはずさせて、その中の風船が空の向こうへ去っていった。

 

みんな、最高の笑顔だった。

 

 

気持ちいい風が吹いてみんなの髪をゆっくりと揺らした。

 

 

 

 

 

そして曲が完全に終わると、みんな喜びの声をあげたり拍手したりした。

 

 

ナオキは成功を喜ぶみんなを幕の裏から見ていた。

その裏ではナオキに向けてスタッフから拍手が送られていた。

 

「これほどのライブができるなんて、さすがは現会長の甥っ子だ!」

スタッフの1人、山本智春(やまもとちはる)は言った。

「いえいえ……私はなにも……。

ライブをしたのはスクールアイドルのみんなですよ」

ナオキは照れながらも否定した。

「そんなことはありませんよ。

ナオキくんは行かなくていいんですか?」

スタッフの1人、大島冬美(おおしまふゆみ)は言った。

「いえ……今あのスクールアイドルの輪におれは……」

ナオキの視線の先には、たくさんのスクールアイドルに囲まれて拍手を送られているμ'sだった。

 

 

そんなとき、こっちに向かって走ってくる人影があった。

 

 

「あれは……?」

 

 

その人影は………

 

 

「ナオキ!」

「絵里!?なにやってんだよ!?」

「それはこっちのセリフよ!なにぼさっとしてるのよ?さ、行くわよ!」

絵里はそう言うとナオキの腕を掴んだ。

「ちょっ……行くってどこに!?」

「そんなの決まってるじゃない!

みんなのところよ!"リーダー"!」

「ちょっ……引っ張るなって!」

絵里は笑顔を浮かべながらナオキの腕を引っ張って走った。

ナオキは最初は焦るも、途中から笑顔になった。

 

 

 

 

 

「あ、ナオキくん!」

花陽はナオキを見て言った。

「もう、何やってんのよ?」

にこは呆れたように言った。

「遅いにゃ〜」

凛は言った。

「はやくしなさいよ〜」

真姫は髪の毛をくるくるして言った。

「待ってたんだよ〜」

ことりは言った。

「私たちスクールアイドルのリーダーが一番遅いなんてなぁ〜」

希はニヤニヤして言った。

「ふふっ……ナオキがいなくてはちゃんと成功を祝えませんよ」

海未は言った。

「そうだよ!ナオキくんはスクールアイドルのリーダーなんだから!」

穂乃果は笑顔で言った。

「そうよ。だから遠慮なんてしなくていいのよ?」

「なっ……!?な、なんでわかった……?」

ナオキは絵里が自分の思ってたことがわかったことに驚いて言った。

「ふふっ……私はナオキの恋人よ?ナオキの考えることはある程度わかるわよ」

絵里はナオキの鼻をツンと突いて言った。

「っ……////」

ナオキはそれをされると顔を赤くした。

「あ、なぁなぁえりち!」

「どうしたの、希?」

すると希が絵里の肩を叩いて言った。

「ナオキくんは頑張ったんやからご褒美でもあげたら?」

希はニヤニヤしながら浮かべて言った。

「ご褒美……?なにをあげればいいの?」

「そりゃあ……ねぇ?」

「……あぁ、なるほど!」

近くにいたマチコはなにかに気づいたみたいだ。

「マチコ、なんかわかったんか?」

ミツヒデは不思議に思って言った。

「お兄ちゃん、それはね……ごにょごにょごにょ……」

マチコはミツヒデに耳打ちをした。ミツヒデはその言葉を聞いて何度か頷いた。

「……あぁ、なるほど」

「だからなにをすれば……?」

絵里自身はまだわかってないようだった。

「だからえりち……ナオキくんにとっての最高のご褒美は……えりちの愛のこもったキ・スやで!」

「「はぁ!?////」」

希が唇を指で抑えてそう言うとナオキと絵里は顔を赤くして言った。

「おまっ……大衆の前でそんな……!?///」

 

 

「ナオキ……///」

 

「な?絵里も恥ずかしいだ「ちゅっ……」ろ……」

 

ナオキは目を丸くした。

なぜなら絵里の唇はナオキの頬にくっついていたからだ。

 

『キャーーーー!』

 

周りのスクールアイドルは黄色い歓声をあげた。

 

「な……なっ……絵里!?///」

ナオキは絵里を見ながら頬を抑えて言った。

「ナオキは……これがいいんでしょ?」

絵里は上目遣いで言った。

「お、おう……」

ナオキは頬を人差し指でかいて言った。

みんな笑顔を浮かべた。

 

「お〜い!スクールアイドルのみなさ〜ん!」

「ん……リコねぇ!?」

ナオキが声のした方を見上げるとヘリコプターからアナウンサーリコが手を振っていた。

「写真撮るからみんな集まって〜!」

「はぁ!?いきなり……「ほらナオキ!」ちょっ……!?(思いっきり胸が当たってるんだけど!?)」

絵里はナオキにくっついた。

ほかのみんなもナオキを中心に集まった。

「なにかポーズとってよ!ポーズ!」

「ポーズったってな……あ、なんかいいの思いついたかも」

「どういうのなの?」

ナオキがそう言うとツバサは言った。

「ヒヒッ……みんな、手をLのカタチにしてくれ」

ナオキが笑って手をLのカタチにすると、みんななにかわかったように言った。

「いくぞ……おれがせーのって言ったら全員で『ラブライブ!』って言うんだ」

ナオキがそう言うとみんなが頷いた。

 

 

「行っくぞ〜!せ〜の!」

 

 

 

『ラブライブ!』

 

 

パシャ……

 

 

片付けのあと、プリントされてみんなに配られた1枚の写真には最高の笑顔で手をLのカタチにしてカメラに向かって出している秋葉に集まったスクールアイドル全員がμ'sを中心に写っていた。

 

 

 

その中心にはもちろん、スクールアイドルのリーダーであるナオキがいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次章、完結編に続く……

 




〜妄想ラジオ!〜

〜『SUNNY DAY SONG』♪

ナ「さにでいそん!
ってことで始まりました今回の妄想ラジオ!今回一緒にお送りしてくれるのは2年生組の穂乃果、海未、ことりの3人です!」
穂「ファイトだよ!」
こ「ちゅんちゅん!」
海「ラブアローシュート!」
ナ・穂・こ「「「うっ……」」」
海「でもその呼ばれ方ってなんだかデジャヴを感じますね」
こ「あははは……そうだね」
穂「懐かしいね!私たちのグループの名前を決めるときに私の案の中にあったやつだよね!」
ナ「そうなんだな」
こ「あとは『陸海空』とかもあったよ〜」
ナ「……本気で考えてた?」
穂「考えてたよぉ〜!!」
ナ「ならよかった」
海「でもナオキも合わせて2年生組だけで集まるのも久しぶりに感じるのですが……?」
穂「確かに。本文でも全然4人だけのシーンとかないもんね」
こ「そういえばそうだね〜」
ナ「ま、作者には考えがあるんだろう………あるのか?」
穂「さぁ?」
こ「あははははは……」
海「さ、今回の話の復習といきましょう」
ナ「だな。さて今回はいよいよサニソンだったな」
穂「本当に楽しかったね!」
こ「うん!スクールアイドルみんなで歌ったから楽しかった!」
海「そうですね。スクールアイドルフェスティバル……最高の時間でした!」
ナ「あぁ……でもまさかおれがリーダーをやることになるなんてな」
穂「ううん、ナオキくんが適任なんだよ!」
こ「そうだね!」
海「ナオキはラブライブ!運営委員会の会長になるのですよ?当たり前じゃないですか?」
ナ「まぁ……みんながよければよかったんだけどな」
海「でもまさか点呼のときにスクールアイドルのみなさんとやるとは思いませんでした」
こ「うん、やっぱり私たちはひとつってことじゃないかな?」
穂「そうなんだよ!だからこのライブは最高に楽しかったんだよ!」
ナ「それに、作者はずっとそのシーンを思いついてたらしいからやっと書けたって喜んでたな」
海「そうなのですね」
ナ「それにライブシーンは作者がこの回で一番頑張ったところらしいからな」
こ「そうなんだ〜」
穂「BDでサニソンのシーンを何回も何回も観てたって言ってたよ!」
ナ「でもそれだけ観なきゃ書けなかったってことだろ?」
こ「でもいいんじゃない?キャスばっかりに集中してた作者さんも悪いけどね〜」

うっ……

ナ「おいこら」
海「それに次回予告でもあった『"限られた日々で輝く"』って言うのは作者によると『SUNNY DAY SONG』を表しているらしいですね」
穂「たしか海未ちゃんが考えたテーマって『スクールアイドル(その輝き)は太陽のような眩しい輝き』だったよね?」
海「はい。でもテーマと曲を表した言葉って違いますよ」
穂「ほぇ〜」
こ「でもいよいよ次章から完結編に突入するんだよね〜!」
ナ「あぁ……ついにな」
穂「残っているのは最後を伝えるライブと第3回ラブライブ!の閉会ライブだよね!」
こ「うん!」
海「そうですね」
ナ「さて、この章は何話ぐらいで終わるのかな〜」
穂「作者さんもまだそこら辺は決めてないんだ?」
ナ「みたいだな。ま、いいんじゃね?」
こ「でも章のタイトルって決まってるのかな?」
ナ「決まってるみたいだぞ?でもまだおれにも知らされてないからな」
穂「どんなタイトルになるか楽しみだね!」
海「そうですね。
あ、そろそろ時間じゃないですか?」
ナ「おっとそうだった。
それではみなさん、次回からいよいよ完結編が始まります!楽しみにしておいてください!」
穂「新しくお気に入りしてくださったみなさん、ありがとうございます!」
こ「感想などもどんどんお待ちしてます!」
海「それではまた次回にお会いしましょう!」


ナ・穂・こ・海「「「「ばいば〜い!」」」」

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