ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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みなさんどうも!
そろそろ終わりが見えてきましたね。
私の中でもやることは決まってますぜ!
それでは、穂乃果がお送りする前回のラブライブ!略して前ラ!



第114話「最高のライブに向けて!」

前回のラブライブ!

 

ついにスクールアイドルフェスティバルが開幕した!

スクールアイドルみんなで歌った『Happy maker!』はとっても盛り上がったんだよ!

はやくスクールアイドルみんなで、秋葉で歌いたいな……!

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日…

明日が最終日の『スクールアイドルフェスティバル』……

それが発表されてから巷では『スクフェス』と略して言われていた。

ファンの間でもスクールアイドルフェスティバルと一々言うのが面倒でスクフェスという人が多いようだ。

話が逸れたが、この日は秋葉でのライブに備えて準備が行なわれている。

スクールアイドルの人たちはUTX前に集合。さらに参加するスクールアイドルの学校からも手伝ってくれる人が来てくれ、屋台などが出ていた。

まさにスクールアイドルフェスティバルという名が相応しいお祭りみたいなものになっていた。

 

そしてUTX前……

そこに集まったスクールアイドルは昨日より多かった。

昨日はおよそ20組だった。

だが今日は30組を越えていた。

 

「すごい…これだけの人が……!」

「すごいね〜」

海未とことりは集まってくれた人を見て驚いた。

「私たちの声が届いたんですよ…きっと……」

マチコがそう言うとみんなは顔を合わせて笑いあった。

「そろそろ時間じゃない?」

ツバサは腕時計を見て言った。

「あ、そうですね。じゃ、穂乃果…」

ナオキはそう言うと穂乃果にメガホンを渡した。

「うん!

え〜みなさん、こんにちは!このライブはみんなで作り上げていくライブです!みんなで最高のステージを準備して、最高のライブを作り上げていきましょう!」

穂乃果がスクールアイドルに向けてメガホンを通して言った。

「お姉ちゃ〜ん!」

「あ、雪穂!手伝ってくれるの〜?」

雪穂が上の通路から手を振って穂乃果を呼んだ。

「う〜ん!」

「もちろんで〜す!」

雪穂の横には亜里沙がいて叫んだ。

「でも、私たちまだスクールアイドルじゃないけど手伝ってもいいの〜?」

『大丈夫!』

雪穂がそう言うとその場に集まったスクールアイドルみんなが声を合わせて言った。

「よぉ〜し!みんな、頑張るぞ〜!」

『お〜!』

穂乃果が掛け声をあげるとみんなが拳を突き上げた。

そして準備が始まった。

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(スクールアイドル)〜

 

 

 

 

「よっ、雪穂ちゃん、亜里沙ちゃん」

「あ、ナオキさん!」

「お義兄ちゃん!」

ナオキは雪穂と亜里沙の元に行き、2人はナオキを見ると笑顔で近づいてきた。

「ありがとうな、手伝ってくれて」

「いえいえ!これくらい大丈夫です!」

「私たちもスクールアイドルになるんだもん!やって当然だよ!」

「ははは、そうだな……

そういや2人の音ノ木の制服姿は初めて見たな…?」

ナオキはふむ…と2人の真新しい制服姿を見つめた。

「そんなに見ないでください///」

雪穂は照れて手で体を覆った。

「お義兄ちゃん、似合ってる?」

亜里沙は乗り気で両手を広げて言った。

「あぁ…2人とも似合ってる!ハラショー!」

ナオキは親指をたてて言った。

「えへへ♪」

「あ…ありがとう……ございます……////」

雪穂は顔を赤くして頬をかきながら言った。

 

 

 

そのとき……

 

 

 

ドスッ!

「ぐほっ…!え…絵里!?」

絵里がナオキの脇腹を殴った。そのあと絵里はジト目でナオキを見た。

「なに年下の子を口説いてるのよ?」

「口説いてないし!おれはただ2人の制服が似合ってたから…」

「言い訳はいいからはやく準備しに行くの!」

「………はい…」

「じゃあね、亜里沙、雪穂ちゃん」

絵里は2人に笑顔で言った。

「は…はい…」

「うん!」

「さ、行きましょう。ナオキ」

「はい……」

絵里は怖い笑顔でナオキの腕を引っ張って行った。

亜里沙は手を振っていたが、雪穂は顔を真っ青にしていた。

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(雪穂・亜里沙)〜

 

 

 

 

 

 

それから準備は着々と進んでいた。

建物から垂れ幕をおろしたり、辺りに風船などを取り付けたりして、秋葉は大きなステージへと変わっていった。

 

「お願いしま〜す!」

「このライブは全員参加型のライブです!是非参加してくださ〜い!」

「よろしくお願いしま〜す!」

「ありがとうございます!」

さらにチラシを通りかかった人に配り声もかけた。

 

 

「ふ〜!ふ〜!」

花陽は必死に風船を膨らましていた。

「これあるわよ?」

真姫は花陽にバルーンポンプを見せた。

「ふぇえ!?」

花陽はあることに驚いて風船を飛ばしてしまった。

 

 

 

 

「いらっしゃいませ〜!」

「スクールアイドルが考えたオリジナルメニューはいかかですか〜?」

凛とにこは屋台の店番をしていた。

そこではスクールアイドル考案のメニューが売られていた。

「あの〜」

「この白米スムージーってなんですか?」

「えっ…!?(り…凛……説明できる!?)」

「(え……えっと……)み…μ'sの小泉花陽が考えた白米のスムージーですにゃ!」

「(そのまんまじゃない!)」

にこと凛はアイコンタクトで話した。

凛の説明を聞いた学生はキョトンとしていた。

「に…にこが考えた桃のスムージーは……いかがですか?」

にこは焦ってメニューのにこが考えたものを指さした。

「は…白米スムージー下さい!」

「私は桃のスムージーを!」

「「ありがとうございます!」」

「やった〜!花陽ちゃんの考えたスムージーだよ?これは飲まなきゃだよね!」

「(この人花陽推しだ……)」

「(この人かよちん推しだにゃ……)」

 

 

 

「…………」

海未は大きな紙を前に精神統一していた?

「……!てやぁあああああ!!」

そして目をくわっと開くと筆を手に取ってなにか文字を書き始めた。

 

愛弗(あいどる)

 

これを右から書いて、ふぅ〜と汗を拭いた。

「これ……本当に掛けるの?」

にこはそれを見て驚いた様子で言った。

「はい!」

 

 

 

「やっほ〜みんな〜!ハッチャケてるかい?

なんとここ秋葉と日本全国でスクールアイドルがライブをしてくれるんだって!

楽しみだね!楽しみだね!ワクワクするね!」

アナウンサーリコは準備されている秋葉の様子を中継していた。

 

 

 

 

 

 

そして夕方頃まで準備は続いた。

綺麗な夕日が秋葉を照らしていた。

「あとは空気を入れてこれを立てるだけやな」

「そうだな。

よし、おれたちは紐を持つからナニワオトメのみんな空気を入れてくれ」

「「「「「は〜い」」」」」

そして仕上げにナオキとミツヒデと英吉とイズミは透明な大きなハート型のバルーンの上に付いていた紐を持ち、ナニワオトメの5人はそれの下から空気を入れる準備をした。

 

「よし、行くぞ〜!」

「「「「せ〜のっ!」」」」

 

4人がそう言って紐を引っ張った。それと同時に空気が入れられた。

 

そして透明な大きなハート型のバルーンは立ち上がった。

中には赤と黄色の風船が入っていた。

 

『お〜!』

パチパチパチ…

 

みんなそれが立つと拍手をして、喜びの声をあげた。

 

「これでよし……」

「こっちもOKやぞ〜!」

4人は紐を括った。

ナオキはμ'sのメンバーが集まっているところに向かって歩いた。

 

 

「できた〜!」

「ところどころ曲がってたりするけどね…」

「これも味でしょ?手作り感が出ていいじゃない」

「えぇ…」

「みんなで作ったステージでライブをする……!」

「テンション上がるにゃ〜!」

穂乃果・絵里・ツバサ・希・凛はステージを見て言った。

「でもなんか練習したくなっちゃうね」

「え!?今からですか!?」

ことりがそう言うと海未は驚いた。

「もう日も暮れてきたし、A-RISEやナニワオトメも急には無理でしょ?」

にこは言った。

「別に構わないが」

「ウチらもええで〜」

英玲奈とユキはにこに言った。

「いいね〜!」

「そうだな」

穂乃果とナオキは言った。

そして穂乃果がみんなに向けて喋りだそうとするとざわざわしていたみんなが穂乃果の方を向いた。

「よぉ〜し!明日に備えてみんなで練習だ〜!!」

『お〜!!』

穂乃果が拳をあげるとみんなも拳をあげた。

 

「よ〜し!頑張るぞ〜!」

「A-RISE・μ's・ナニワオトメに付いていくぞ〜!」

「私だって!」

 

穂乃果はそんな声を聞いて俯いた。

 

「穂乃果……」

絵里は穂乃果を見て言った。

 

ポン…

「っ…!ナオキくん……!?」

ナオキはそんな穂乃果の肩に手を置いた。

「最後を伝えるのはまだだ……

今はこのライブに集中しよう……」

「……そうだね…」

ナオキと穂乃果は小声で話した。

 

パン!

「よし、まずは配置の確認からしましょう!みんな、配置に着いて!」

『はい!』

ナオキはそれから手を叩いて言うとみんなが返事をした。

 

 

 

それから位置の確認とともに練習をして日が沈むころには解散をした。

 

 

その日の夜…

μ'sのメンバーはみんな気持ちを引き締めていた。

 

 

 

高坂宅…

「お姉ちゃん、いよいよだね…!」

「うん!頑張ろうね!」

「穂乃果、明日は私もお父さんも参加するからね!頑張りなさいよ!」

「うん!ありがとう!じゃあ、もう寝るね!」

「じゃ、私も寝ますか…」

「えぇ…おやすみ」

「「おやすみなさ〜い」」

穂乃果と雪穂は自室へと足を進めた。

 

 

 

 

 

穂乃果の部屋…

 

「………言わなくてよかったのかな……?」

穂乃果は夕方にスクールアイドルたちに解散すると伝えなくてよかったのか悩んでいた。

「でも、最後を伝えるのは…最後を伝えるライブで……だよね……」

そうだ最後を伝えるライブをすることを決めていた。だから最後を伝えるのはそこでいい……そう決めた。

「よし、明日に備えて寝なきゃ!」

穂乃果は布団に入った。

 

 

 

〜ラブライブ!(穂乃果)〜

 

 

 

園田宅…

 

ブン!ブン!ブン!

 

海未は庭で素振りをしていた。

 

「海未さん…」

「あ、母上…」

すると後ろから撫子が海未に声をかけた。

「明日はライブなのでしょう?早く寝ないといけませんよ?」

「はい…わかりました……」

海未は汗を流すためにお風呂場に向かおうとした。

「海未さん…」

「はい?」

「……緊張しているのでしょう?」

「っ……はい……まぁ…」

「大丈夫ですよ、海未さんたちなら」

「ありがとうございます…」

「ライブ…私も参加しますからね」

「っ…本当ですか!?」

「はい、だから素晴らしいライブにしてくださいね」

「はい、わかりました!」

海未は嬉しそうにお風呂場に向かった。

 

「世話の焼ける娘だこと……」

そう言って撫子は自室に向かった。

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(海未)〜

 

 

 

 

「すぅ…すぅ…すぅ……」

ことりはもう眠りについていた。

 

ガチャ…

「…寝てるわね……」

すずめはことりが寝ているのを確認すると明日に備えて寝ることにした。

 

「……行ったかな?えへへ……」

ことりは狸寝入りをしていたようで起き上がった。

 

 

 

〜ラブライブ!(ことり)〜

 

 

 

 

 

 

 

小泉宅…

 

「う……う〜ん……」

「ん?真姫ちゃん寝れないの?」

「そ…そんなんじゃないわよ///」

「真姫ちゃんはライブ楽しみなんだよね〜」

「ま…まぁ…///」

「凛も楽しみだにゃ〜!」

凛はそう言うと真姫に抱きついた。

「ちょっと凛!///」

「じゃあ私も〜」

「花陽まで〜///」

「「「ふふふっ……」」」

3人は抱き合い笑いあった。

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(真姫・凛・花陽)〜

 

 

 

 

 

 

矢澤宅…

 

にこは自室で窓の外を眺めていた。

いよいよ明日はとても大きなライブが開催される。

そのために気を引き締めていた。

 

 

東條宅…

 

希は机の上にタロットカードを広げて明日のライブのことを占っていた。

 

そして希は1枚のカードを引いた。

 

「戦車…成功……ナオキくんと同じやね」

 

希はそのカードを見てにっこりと笑った。

 

 

 

 

〜(にこ・希)〜

 

 

香川宅…

ナオキ・絵里の部屋…

 

「いよいよだな…」

「うん……」

「ははは…やっぱり緊張するな」

「ふふっ…そうね。スクールアイドルの輝きを伝えるためのライブ……

私たちスクールアイドルの最高のライブにしたい……!」

「あぁ…おれも頑張らなくちゃな」

「うん…頑張ってよね…ちゅっ…」

絵里はナオキの頬にキスをした。

「あぁ…任しとけ」

 

 

 

 

「あ、そうだ。明日の曲聞いてみない?」

「ナイスアイデア」

そう言ってナオキはウォークマンを取り出して、絵里とイヤホンを片方ずつにつけて明日披露する曲を聞いた。

 

 

 

ほかのみんなもイヤホンをして、明日の曲を聞いていた。

 

 

 

そしてそれはμ's全員が思ったこと。

 

 

 

いや、思い出していた。

 

 

 

 

 

 

この歌は"あのとき"に聞こえたあの歌なのだと……

 

 

 

 

『ララランラーンララランラーン

ララララララララー

ラララーラララーラララララララ

ララーラーラーラー

ララランラーンララランラーン

ラーラーララーラーラーララー

ラーラーラーララーラーラーラーラララララーラララー』

 

 

 

 

次回へ続く……

 




〜妄想ラジオ!〜

ナ「さ〜て、今日も行きますよ!
今回一緒にお送りしてくれるのは……3年生組ののぞにこと絵里で〜す!」
絵「みんな久しぶり〜」
希「なんでウチらだけまとめられるん!?」
に「そうよ!不公平よ!」
ナ「え〜!だって絵里だし……」
に「あ〜はいはいもういいわよ」
絵「で、今日は特別ゲストが来てくれてるのよね?」
ナ「そうそう。さて、今回は原宿高校のスクールアイドル、『ツーイト』のリーダー近藤鶴姫(こんどうつるひめ)さんにお越しいただきました〜!」
鶴「どうも〜」
絵「(ギロッ)」
ナ「おっと…絵里どうしたんだ?おれに近づいてきて…まだみんなが見てるぞ……///やるなら家でした方がいいんじゃ……?」
絵「大丈夫!ナオキは私が守るから!」
に「どうしたのよいきなり……」
希「あぁ……あれやない?スクールアイドル集めに行ったときの……」
鶴「思い出させないで!」
ナ「あはははは……」
に「でもたしか鶴姫って本文に出た時は名前なかったくない?」
希「そうやね。でもなんで今になって……?」
鶴「それは、作者がキャスで知り合いと話してて、その知り合いが出していいって言ってたかららしいわよ」
に「と、いうことは身内ネタね」
鶴「えぇ…ツーイトもそのネタの一つよ」
絵「さ、早くこのほんぺんを終わらせるわよ!この女が変なことをしないうちに……!」
鶴「どれだけ警戒してるの!?」
希「あはははは…ドンマイやで」
に「そうね……」
鶴「そんなぁあああああ!」
ナ「えっと……今回は準備の回だったから結構短めだったな」
希「そうやね。最近は短めのもの多いやんな?」
に「そうね。作者もサボってんじゃないの?」
絵「作者も作者でちゃんとやってるのよ?」
鶴「ま、終わりも近いし書くことは大体固まってるみたいだからそれもあるのかもね」
ナ「なるほどなぁ〜」
絵「(サッ)そうね。でも次回はいよいよスクールアイドルフェスティバル最終日ね!」
希「えりち、警戒しすぎやん……」
に「でも、このライブ……絶対に成功させる!」
絵「えぇ!」
希「そうやね!」
鶴「私たちモブも頑張るわよ!」
ナ「あぁ!みんな、絶対に最高のライブにしよう!」
絵・希・に・鶴「「「「うん!」」」」
鶴「あと14日の21時に作者の別の作品とのコラボ相手さんがシベリアとのコラボ回を投稿するから、みんな読んでね!」
ナ「それでは新しくお気に入りしてくださったみなさん、ありがとうございます!」
絵「感想などどんどんお待ちしてます!」
に「次回もお楽しみにね〜!」
希「じゃあ……」

ナ・絵・希・に・鶴「「「「「バイバーイ!」」」」」

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