ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

125 / 200

今日4月19日は西木野真姫さんの誕生日!!
ということでそれを記念しまして、真姫誕回を投稿します!
題名からなんか……小並感ですね!
それでは真姫視点でどうぞ!



Another way(真姫の誕生日)「真姫、自転車に乗る(小並感)」

 

 

「あの…ナオキ………」

「ん?どうした?」

 

私はナオキに頼みごとがあったから生徒会の仕事中に言ったわ。

 

「その……来週、凛と花陽とお出かけすることになって……」

「ほうほう……」

「それで、自転車で行こうってことになったのよ」

「そうなんか……」

「でも……その……あの……///」

「……あぁ…自転車に乗られへんってことね」

「………うん……///」

 

そう、ナオキに頼みたいことって言うのは……

自転車の乗り方を教えて欲しいってこと。

私は自転車の練習とかする暇がなくって…だから乗れないのよ……悪い?

だけどせっかく凛と花陽が行こうって言ってるんだし断るわけにもいかなくて……今に至るの……

 

 

「それぐらいお安い御用や……

じゃ、明日から練習開始な!」

「ありがとう…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(真姫)〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヴぇ…ヴぇ…ヴぇえ!?」

「おっと危ない……おれが支えてるからゆっくりこげよ?」

「うん……」

 

私は今、ナオキと特訓中!

時間は放課後の1時間、そして休日は朝からと、練習後の夕方にすることにしたの!

 

「ヴぇ…ヴぇえ……ヴぇ…………」

 

私はバランスを崩さないようにゆっくりとこいでいるわ。

ちゃんとヘルメットとかカバーとか付けてるわよ!

 

「よし……そろそろ離すけどいいか?」

「ダメ!倒れちゃう……」

「これで何回目や!?」

「うっ…だって〜」

「そんなん言うてばっかやったらいつまでたっても乗られへんぞ!」

「うぅ……」

「どうする?」

 

たしかにナオキの言う通り……

 

いつまでも逃げてばっかりじゃいつまでたっても自転車に乗れない……

 

でも、ここは覚悟を決めなきゃ……

 

この真姫ちゃんが………

 

西木野病院の跡取りの真姫ちゃんが……

 

 

「わかったわ!離して!」

「よっしゃ!離すぞ……」

 

ナオキの手が離れたのがわかった。

 

あぁ…風を感じる………

 

 

「ヴぇえ!?」

ガタン!

 

間もなく倒れた……

 

「おいおい!なんでこがねーんだよ!

こがなきゃそりゃあこけるわ……」

「だって……いけると思ったから……」

「ったく……ほら…」

「…ありがとう……///」

 

私はナオキの手を借りて立ち上がった。

 

「今日のところはやめとくか……そろそろ時間やし…」

「えぇ……」

「ほい、ブレザー」

 

ナオキは私にブレザーを渡してくれた。

 

そしてブレザーを着て、私はナオキに家に送ってもらった。

 

「じゃ、また明日な」

「うん…」

 

ナオキは自分の家の方に歩いて行った。

 

 

「早く明日になって欲しい……かな……?」

 

私はボソッとそう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ♡(真姫)〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからも毎日私とナオキの厳しい特訓をした。

何回も転んで、怪我をしたこともあった。

そのときはナオキはものすごく心配してくれて……///

 

そして日曜日……

ナオキはちょっと用事があるから遅れてくるって言ってたから私は1人で練習を始めることにしたの。

 

でも何回も転んで……それをずっと繰り返していた。

 

「なんで……なんでよ……もう!

もう一回!!」

 

私は諦めなかった……

 

みんな……応援してくれなきゃ許さないんだから!!

 

 

って…誰に言ってるのかしら……

 

 

 

 

それでついに……

 

 

ついに………!!!

 

 

 

「ヴぇ………あ………倒れない……

乗れてるのね……」

 

私はしばらくこいでから足をついた。

 

「やった……やった〜!はははは……よし…もう一回!」

 

私は嬉しくて嬉しくて、もう一回乗ってみて……やっぱり乗れて……楽しかった!

 

「ははは…ナオキがみたらきっと驚くわよ!」

 

そう思ってたら……

 

パチパチパチパチ……

 

「ヴぇえ!?」

「真姫凄いやんけ!」

「ナオキ…いつからいたの?」

「ん?ずっとおったで?」

「ヴぇえ〜!?」

「ははは…昨日見たとき乗れそうやったからいっぺん隠れて見とこって思ったら……ほらこの通り!さすがは真姫ちゃん!」

 

なによ……

 

ずっと見てたの?

 

「む〜………///」

「あれ?真姫……さん……?」

 

私は頬を膨らませて少し顔を赤くして目に涙を浮かべて拳を握った。

 

「む〜……///」

「え!?えっと……ごめん!」

 

ナオキは両手を合わせて頭を下げた。

 

「……バカ……」

「ふぇ?」

「バカ……いるならいるでいるって言いなさいよ……一緒に練習して欲しかったんだから……」

「……そうか……ごめんな……」

 

ナオキはそう言って私の頭を撫でてくれた。

 

「……うん……///」

「ははは……さ、行くの明後日やろ?

はやく帰ろうか」

「うん」

 

そして私たちは帰った。

 

 

いよいよ凛と花陽と自転車で出掛ける日!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(真姫・ナオキ)〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私たち3人はまずは公園に集合することにしたの。

 

 

「あ、真姫ちゃ〜ん!」

「お待たせ〜」

「もう…遅いわよ〜」

「ごめんごめん…」

 

しばらく待ってると凛と花陽が到着した。

 

「じゃ、行くにゃ〜!」

 

そして私たちは自転車をこいだの。

 

で………

 

 

 

「どこいくの?」

 

「う〜ん……内緒かにゃ?」

「とりあえずついてきて!」

「ちょっと!」

 

もう!

ナニソレ!イミワカンナイ!

ま、とりあえずついて行くけど……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(真姫・凛・花陽)〜

 

 

 

 

 

 

 

 

「着いたにゃ!」

 

どうやら目的地に到着したみたい。

 

でも………

 

 

「……高台……?」

「うん、そうだよ!」

「なんで高台なのよ?」

「いいから行くにゃ〜!」

「ちょっと!?押さないでよ〜!」

 

そう言って凛は私の背中を押してきた。

それから何故か高台を登ることになって……

でも風とか気持ちよかったわね……

 

蛇と遭遇したのは別として……

 

あのときは3人で猛ダッシュして登ったわね……

 

 

 

「真姫ちゃん!もうちょっとだよ!」

「はぁ…はぁ……凛…早いわよ……」

「さ、真姫ちゃん!頑張って!」

「花陽まで……もう、何なのよ〜」

 

 

そしてついに展望台に到着した。

 

 

「はぁ…はぁ……やっと着いた……」

 

私は膝に手をついた。

 

「「ふふっ…」」

「なんで2人とも笑ってるのよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンパンパンパンパンパンパン!

 

「ヴぇえ!?」

 

「「「「「「「「「真姫(真姫ちゃん)!

誕生日、おめでとう〜!!」」」」」」」」」

 

「え…みんな……?え…え?」

 

私は状況が理解出来なかった。

 

展望台に着いて、顔を上げたらいきなりクラッカーの音がして、そこにはみんながいて………

 

 

みんな……知ってたんだ………

 

 

私の誕生日………

 

 

「真姫ちゃんびっくりした?」

「え……えぇ……これは……?」

「真姫ちゃんの誕生日パーティーだよ!

私と凛ちゃんでここでしようって考えてみんなに協力してもらったんだ!」

「みんな……ってことは……ナオキも!?」

「あぁ……凛と花陽に頼まれてな…

『山まで3人で自転車で行きたいから真姫ちゃんに教えてあげて』ってな…」

「そう……だったんだ……」

「じゃ、プレゼントタイムと行きますか!」

 

 

 

 

「まずは穂乃果からだよっ!はいこれ!

誕生日おなじみの、真姫ちゃんおめでとうほむまんだよっ!」

 

穂乃果が渡してくれたのは、真ん中に『ま』と書かれたほむまんだったわ。

 

「ありがとう…穂乃果」

 

 

 

 

「次はことりだよ〜!

えっと…私からは……これ!」

「っ…!これは……」

「どう?可愛いでしょ?」

「うん……可愛い!」

 

ことりが出したのは赤いワンピースだった。

 

「よかった〜!

ことりの手作りなんだよ〜」

「流石ことりね!ありがとう…」

 

 

 

 

「次はウチやね……

真姫ちゃんといえばトマトということで……

熊本の親戚からもらったトマトをプレゼントや〜!」

「ほんと!?

あの日本で生産量が1位の熊本県のトマト!?ありがとう…」

 

希からは袋いっぱいに入ったトマトを貰ったわ!

 

 

 

「さて…次は私ね……

私からは……このネックレスをプレゼント〜」

「わ〜」

 

絵里がくれたのは、真ん中のところにトマトのカタチをしたのが付いているネックレス。

早速付けてみましょう……

 

「……どう?」

「えぇ…似合ってるわよ!」

「うん…ありがとう…」

 

 

 

「じゃあ…おれと海未からは新曲のプレゼントや!」

「新曲?」

「はい、凛が真姫とのデュエットを歌いたいと言うもので、私とナオキで作りました」

 

あの凛が!?

意外ね……

 

「えっと……『Beat in Angel』……か……」

「あぁ…いい感じの曲になったと思うで?」

「2人とも、ありがとう…」

 

 

 

 

 

「じゃあ…私からは……ケーキのプレゼント!」

「あれ?今回はにこちゃんだけ?」

 

いつもはことりぐらいと一緒に作るのに、今回はにこちゃんだけ?

おかしい……

 

「そうよ!悪い?」

「そ…そんなことないけど……」

「まぁ……とりあえず、そこに入ってるわ!」

 

そう言うとにこちゃんはクーラーボックスを指さして、私に開けるように促す。

 

「はいはい……

!?……これは………」

 

そこに入っていたのは……

 

いちごの代わりにトマトが使われているケーキだったの!

 

「ふふん…どう?」

「……嬉しい!ありがとう…」

 

 

 

 

 

「うん、ちょうどいいぐらいかな?」

「ん?どうしたの花陽?」

「真姫ちゃん、目を隠すから絶対開けちゃダメだよ!」

「わ…わかったわよ……」

 

そう言って花陽は私の目を隠して、歩き出した。

 

 

 

 

 

「もういいよ?」

「ん……わぁ〜!」

 

 

 

 

 

私が目を開けると、風がサーっと吹いて、そこには………

 

 

 

 

 

 

 

綺麗な夕焼けがあたりを照らしていた。

 

 

 

 

「綺麗………」

 

「でしょ?

この景色が私からのプレゼントだよ」

「花陽……ありがとう…」

 

そんな夕焼けを、みんなで見た。

 

あの景色は……一生忘れないわ……

 

 

 

 

 

 

それから、料理やさっきもらったケーキを並べた。

 

 

「よし、行っくよ〜!

せーの!」

「「「「「「「「「ハッピバースデートゥーユー!ハッピバースデートゥーユー!ハッピバースデーディア真姫〜(真姫ちゃ〜ん)!

ハッピバースデートゥーユー!

おめでとう!」」」」」」」」」

「ふふっ…ありがとう」

 

 

それから食べてたんだけど、あることに気がついたの……

 

 

 

「あれ?そう言えばもうちょっとで暗くなるわよね?

これからどうするの?」

 

そう、もうすぐ暗くなる。

そうなれば早めに帰らなければいけない……

最悪の場合補導されちゃう……

 

 

「え?ここに泊まるんだよ?」

「はぁ!?」

 

凛が当たり前のように言ってきたけど!そんなの初耳なんだけど!?

 

「いいじゃんか!キャンプみたいでよ!」

「うっ…でも……」

「それに!凛からのプレゼントもまだだしね!」

「え?凛からのプレゼントって、あの曲じゃないの?」

「違うよ〜!

凛からのプレゼントは……まだあげられないにゃ!」

「ん?なによそれ……」

「内緒にゃ〜。ふんふんふ〜ん…」

 

なんだか凛の楽しそうな笑いが気になるわ。

 

「でも寝るところはどうするの?」

「大丈夫!ちゃんとテントとか持ってきてるで!」

 

希が親指を立てて言った。

 

まぁ…こういうのも悪くないかしら……

 

 

「あ、せっかくだから真姫ちゃんと凛ちゃん、新曲歌ったら?」

「穂乃果ちゃん、ナイスアイデア!

真姫ちゃん、準備はいい?」

「……えぇ!」

 

 

そして私と凛はさっきもらった新曲『Beat in Angel』を歌った。

 

 

「そうね?微熱の兆候 もっと近くにおいで I know!! 私が治してあげる〜」

 

 

とっても楽しかったわ……

 

 

どんどん日が落ちて行くのも忘れて……

 

 

 

 

 

『Oh, baby! Dance dance Angelic! wow……』

 

 

パチパチパチパチパチパチパチパチ…

 

 

 

 

 

「ふぅ……なんとか歌えたわね……」

「うん!真姫ちゃん流石だにゃ〜」

「凛もね…」

 

 

 

それからしばらくして、凛がおかしなことを言い出した……

 

 

 

「ねぇねぇ真姫ちゃん!目を瞑って寝転んで!」

「え?なんでよ?」

「いいからいいから!」

「……もう…わかったわよ………」

 

私は不思議に思ってたけど、とりあえず言われるままに寝転んだ。

 

 

「よし……真姫ちゃんいいよ!」

「ん……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「星空にゃ!」

 

 

「わ〜!」

 

 

 

私の目の前に広がったのは………

 

 

 

 

 

 

 

 

綺麗な星空だった………

 

 

 

 

 

 

 

「綺麗ね……とても……」

 

「でしょ?これが凛からのプレゼントだにゃ!」

「これが……?

ふふっ……ありがとう…」

 

 

 

それからほかのみんなも寝転んで、みんなで星空を見上げてた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(凛・真姫)〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、みんなグループでテントに入ったの。

私はにこちゃんと一緒だったんだけど……

私はこっそりとテントを抜け出して………

 

 

ナオキと絵里のテントに入った。

 

 

幸い、2人とも寝てたわ……

 

 

こんなときまでラブラブなんだから……

 

 

 

「……………」

 

 

 

 

私はそっと、絵里が寝ている反対側に行って………

ナオキの隣に寝転んだ。

 

 

 

 

 

「……………いいわよね……今日ぐらい……////」

 

 

 

 

私はそのまま眠りについた。

 

 

 

 

若干ナオキにもたれて………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝にみんなに怒られました………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





ありがとうございました!
今回は盛りだくさんでしたね!
まずはナオキとの自転車特訓から始まって、そこからまきりんぱなサイクリングからのまさかまさかの高台でのサプライズパーティー!
ほんまはね…最初は山にしてたんですよ?
でも……思ったんです………
山……遠くね?
って……あんまり東京のことは知らないけどねww
ま、最後に私からもメッセージを……



真姫、誕生日おめでとう!
μ'sの作曲担当として頑張ってくれてありがとう!
ツンデレな真姫ちゃん、可愛いと思うよ!いいキャラしてる!
病院の跡継ぎとスクールアイドルのことで問題になって、やめかけていたことあったね?(SID)
でも、そんなとき支えてくれたのは他でもないμ's。
真姫はやっぱりなくてはならない存在ということ!
結論!!
真姫、誕生日おめでとう!
これからも応援してるからね!



ということで、新しくお気に入りしてくださったみなさん、ありがとうございます!
感想や評価どんどんお待ちしております!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。