それでは今回から新章突入です!
その名も『The school idol movie第3章〜歩むべき道は〜』です!
おぉ〜なんか凄そう(小並感)
さて…日本に帰ってきたμ's……
μ'sを待ち受けたものとは……!!
新章の最初なので前回のラブライブ!はなしです!
それでは新章……スタートです!
第106話「?←HEARTBEAT《ハテナハートビート》・ランナウェイ!」
成田国際空港……
「帰ってきたぞにっぽーーーーーーん!!!」
ナオキは到着ロビーで叫んだ。
周りからは笑い声が聞こえる。
「ナオキ恥ずかしいからやめてください!」
海未は小声で怒った。
「だって嬉しいんやよ♪」
ナオキは上機嫌なようだ。
「わ〜見て見て!昨日より再生回数がのびてるよ!」
花陽はスマホの画面を見せて言った。
「「お〜!」」
穂乃果と凛は感動の声をあげた。
「すごいね〜!どんどんのびてるよ!」
「こうして見ると改めて大成功だったと思えますね」
「ふふっ…この調子でドーム大会も、ナオキの会長職も上手く決まればいいわよね」
ことりと海未と絵里は嬉しそうに言った。
「う〜ん…エコノミーって結構疲れるのね…」
真姫は首のあたりを摩って言った。
「なにそれ…自慢?」
にこは真姫を睨みつけて言った。
「違うわよ!」
真姫はそういうつもりは無いと否定する。
「流石、お嬢様やね〜」
希がひょいと出てきて言った。
「ふん、別に…」
真姫はそっぽをむいた。
「あ、そう言えば真姫ちゃん!」
「ん?」
そう言うと希は口を真姫の耳に近づけた。
「……曲はできた?」
希は真姫にしか聞こえないような小声で言った。
「ヴぇえ!?」
真姫はその質問に驚いた。
「どうなん?」
「だからあれは…」
「ウチはいいと思うんやけどな〜」
「だから違うって〜!」
真姫は希に強く言った。
「なにが違うんや?」
「ヴぇえ!?」
そんな2人を見てナオキは声をかけると真姫は驚いた。
「あのね〜真姫ちゃんが…「希ぃ!」…はいはい…」
「ん?隠し事か……?
ま、ええや……もうすぐバスが来るみたいやしはよ行くぞ」
ナオキはそう言うとキャリーバッグを引いて歩こうとした。
「うん!さぁ、帰ろう!」
穂乃果がそう言って歩こうとした。
だが………
「わ〜本物だ〜!」
「すご〜い!」
「かわいい〜!」
「かっこいい〜!」
「ん?」
ナオキは足を止めた。
「どうしたの?」
絵里はナオキに聞いた。
「いや…なんか視線を感じる……
それになんかざわざわしてね?」
ナオキは周りの様子が気になっていたようだ。
「……確かに………」
絵里は周りを見回して言った。
「わ〜こっち見てるよ〜!」
「ほんとだ〜!」
「μ'sがこの時間に帰ってくるって本当だったんだね!」
「「やった〜!」」
「なに!?」
穂乃果は驚いた様子で言った。
「これは……一体……」
絵里は戸惑ったように言った。
「もしかしてアサシン!?」
「サーヴァント召喚されちゃったのぉ!?」
凛と花陽はそう言って怖がり抱き合った。
「穂乃果!あなたまさか向こうから聖杯を持ち込んだのではないのですか!?」
海未は結構真面目に穂乃果を揺すりながら言った。
「聖杯なんて知らないよ〜!」
穂乃果は必死に抵抗した。
ま、たしかにこの世界には関係ない(?)よね……聖杯って……
「そのハテナはなんだよ…」
だってわかんないじゃん?
「まぁ…そうやけどな……」
「あのっ!」
そんなことを話していると1人の女の子が声をかけてきた。
みんなは不思議そうにその子を見た。
「あれ?君は確か正月に神田明神でいた……」
「……っはい!覚えててくれたんですか!?」
その子はナオキが正月に神田明神でお手伝いをしているときにナオキを訪ねてきたファンの子であった。
「あぁ…よ〜覚えてるよ!
……で、どうかした?」
「あ……あのっ……サインを下さい!」
「「「「「「「「「「え!?」」」」」」」」」」
みんなは驚きを隠せなかった。
「ナオキさんと一緒にいるってことは……あなたはμ'sの高坂穂乃果さんですよね!?」
「は…はい!」
「μ'sの南ことりさんですよね!?」
「は…はい!」
穂乃果とことりは自分の名前が呼ばれてびっくりしながら返事をした。
その女の子は目をキラキラさせていた。
「そちらは園田海未さんですよね!?」
「ち…違います!
わ…私はアーチャーです!」
海未は体をその子とは逆の方に向いて言った。
「海未ちゃん!なんで嘘つくの!?」
「いつまでFat〇ネタ引きずってるにゃ〜!」
花陽と凛はそんな海未に怒った様子で言った。
「だって……怖いじゃないですか!
空港でこんな……///」
海未は顔を赤くして言った。
「私…μ'sの大ファンなんです!特に2年生組が!」
「私もそうなんです!」
「私も!」
「「「お願いします!」」」
そう言ってどこからか湧いてきた2人の友達と一緒に女の子は色紙を前に出した。
「え…え〜っと……」
穂乃果はその光景に戸惑っていた。
するとほかのファンの人たちもどんどん自分の推しのところに色紙などを持って集まってきた。
「これは……」
「どうするん?」
絵里と希は辺りを見て言った。
「はぁ…せっかくのファンなんだ。
ファンサービスといこうぜ」
ナオキは言った。
それにみんなは顔を合わせて笑いあった。
急に始まったサイン会は穂乃果・凛・にこ・ことり・海未の班と希・真姫・花陽・絵里・ナオキの班に分かれた。
空港の職員の人に申し訳ないが列の整理を手伝ってもらっていた。
「もう…スターって疲れるわね〜」
にこは嬉しそうに言った。
「でもなんでこんなことに……?」
ことりは首をかしげて言った。
「ん〜…………あ、もしかして……夢!?」
「それは考えられるにゃ……!」
「たしかに…現実にしては出来すぎてるわ!」
「でもそうなるとどこからが夢なの?」
「う〜ん……」
「えっと……あ!まさか…ナオキくんの自己紹介のあたりから!?」
「この小説自体が凛たちの夢なのかにゃ!?長い夢だにゃ〜」
「いや、もしかしたら…学校が廃校に!のあたりからかもよ!?」
「そんなことないよ〜!ね、海未ちゃん?」
「う〜ん……」
穂乃果・凛・にこ・ことり・海未はサインをしながら話していた。
「なんかおれまですることに……」
「ふふっ…いいじゃない?」
「そうそう、ナオキくんもスターやね!」
「はぁ…結構めんどくさいわね…」
「真姫ちゃん……」
「でもなんでこんな……」
「そうね……アメリカでもそうだったし…」
「でも前日本にいた時より確実に人気は出てるよね〜」
「はぁ…めんどくさい……」
「真姫ちゃん……」
ナオキ・絵里・希・真姫・花陽はサインをしながら言った。
〜ラブライブ!(μ's)〜
サイン会が終わったあと、職員の人に全員で頭を下げて職員の人の提案で成田国際空港にμ's全員のサインを1枚の色紙に書いてお礼ということにした。
「やっと終わったね」
「うん……でもなんでなんだろう…?」
ことりと穂乃果は不思議そうに言った。
「ん〜………ん?あ……ああああああああ!!」
ナオキはその理由を考えているなにかを発見して大声をあげ、みんながびっくりした。
「ナオキくん!?」
「ど…どうしたのよ……急に大声あげて……」
花陽と絵里は驚いた様子で言った。
しかしナオキは答えず、ある方向を唖然として見ていた。
みんなの視線もそちらに向く。
「「「「「「「「「え〜〜!!」」」」」」」」」
みんなは大声をあげた。
それは、アメリカライブのときの映像がスクリーンに流れていたからだ。
その映像の最後には
『Let's cheer μ's ! 「μ'sを応援しよう!」』
と書かれてあった。
「なんでアメリカライブの映像が?」
穂乃果は不思議そうに言った。
「と…とりあえず一旦荷物をどこかに置いて秋葉に行こう!なにかわかるかもせーへん…」
「それなら穂乃果の家に置いておこう!あそこなら秋葉にも近いし」
ナオキがどこに行こうか考えると穂乃果が自分の家がどうかと提案した。
「せやな……ならまずは穂乃果の家だ!」
そして10人は勇次郎に迎えに来てもらい穂乃果の家に向かった。
〜ラブライブ!(μ's)〜
みんなは荷物を穂乃果の家においてそのまま秋葉に向かった。
秋葉の街にはアメリカライブの映像が流れてたり、μ'sのグッズが大量に売ってあったりとしていた。
そして10人はビルに貼ってある自分たちのポスターを見上げていた。
「「「「「「「「「わ〜」」」」」」」」」
「おれ……写ってない……」
「まぁ…ナオキくんは裏方だしね」
ことりは両手で顔を塞ぐナオキに苦笑いで言った。
「ふ〜ん……ん?
あぁ〜!こんなところにもある〜!?」
凛は背後のドアに貼ってあったポスターを見て驚いた。
「こんな応援チラシもあったよ!」
穂乃果は配られていた応援チラシを持って言った。
「こ…これは……」
海未は汗をかいて言った。
「これははやめに退避するか……」
ナオキはこの状況はまずいと思ってそう言った。
「あのっ!」
「もしかして!?」
そんなときまたファンと思われる女の子が声をかけてきた。
それを見て、通行人たちもどんどん集まっていた。
「えっと……その……とりあえず……逃げよう……」
「そ…そうだね……」
ナオキと穂乃果は小声で言った。
「えっと……申し訳ございませんが……逃げる!」
ナオキがそう言うと10人は走った。
「あ、待ってくださ〜い!サインだけでも〜!」
ファンの人たちはそんなμ'sを追いかけた。
〜ラブライブ!(μ's)〜
「はぁ…はぁ…はぁ……ここまでくれば大丈夫やろ……」
μ'sは路地裏に入って待機していた。
「そうだね……走るの疲れたよ〜」
穂乃果は弱音をはいた。
「やっぱりこれ…夢なんじゃないかにゃ?」
凛はほっぺをつねって言った。
「また再生回数増えちゃってるよぉ!?」
花陽はスマホの画面を見て言った。
「それじゃあ……私たち……本当にスターになったの?」
ことりは信じられないように言った。
「そんなっ!恥ずかしいです〜」
海未は三角座りをして顔を隠して言った。
「まぁまぁ……あとその状態やったらパンツ見え…「破廉恥ですぅ!///」…ぐはっ!?」
ナオキは海未を落ち着かせようとして言うも、海未は顔を赤くしてゴミ箱の蓋をナオキに投げた。
それはナオキの顔面にクリーンヒットした。
そのままナオキは意識を失った……
「ん……あれ?」
「あ、ナオキ…大丈夫?」
ナオキが目を覚ますと真姫は言った。
「あ…あぁ……」
「よかった〜折角ライブが成功したんだからちゃんと喜びたいもんね!」
穂乃果は元気よく言った。
「まだ早いわよ……」
カチャ…
絵里がそう言うと、絵里とにこと希はサングラスをかけた。
「なにやってんの?」
ナオキは真面目にツッコンだ。
「ここを脱出するんや!
それは最優先事項やで……」
希はナオキを見て言った。
「そうよ……なぜなら私たちは……
スターなんですものぉ〜!」
にこが頬をあげると、3人はある曲を歌った。
「ランナウェイだランランナウェイだ
なんなんなんで突然?」
「ランナウェイだランランナウェイだ
いきなり人気者」
「「あ〜あ…まさかの大ブレイク〜
笑顔で切り抜けてランランナウェイ!」」
ここにはおかしなことがあった。
この曲…『?←HEARTBEAT』はナオキが仲のいい3年生に落ち着いたらあげようとした曲。
つまり、まだナオキ以外は知らない曲だった。
『こ〜れ〜から さぁ、どうしよう?』
「はっ!?
ナオキはガバッと起き上がった。
「わっ!?ナオキ……大丈夫?」
絵里は膝枕していたナオキが急に起き上がったのでびっくりした。
「あ…絵里……サングラスは?」
「サングラス?何言ってるの?」
「い…いや!なんでもない!」
ナオキは早口で言った。
「でもここからはやく抜け出さないと…」
「そうね、これは
希とにこが言った。
「そうと決まれば…ランナウェイするわよ!」
「「「「「「「「お〜!」」」」」」」」
絵里が立ち上がって号令をかけると8人は拳をあげた。
「………?←HEARTBEAT《ハテナハートビート》……?
…………ランナウェイ……?
……どうゆう意味やねん……」
曲名つけたのはあなたですよ……?
次回へ続く……
次回へ続く……
ありがとうございました!
ついでに勇次郎というのは……もちろんわかってますよね?ね?
サブタイでわかってたと思いますが、今回は『?←HEARTBEAT』のシーンを書きました!
さらに空港のりんぱなのセリフ!
キャスで思いついてむっちゃ気に入りました!
おそらく1日1回は言ってますわww
「もしかしてアサシン!?
サーヴァント召喚されちゃったのぉ!?」
最高wwwww
これ持ちネタにしますわww
それでは、新しくお気に入りしてくださったみなさん、ありがとうございます!
感想などどんどんお待ちしております!
次回もお楽しみに〜!
次回はシリアスの予感。
ん……予感……?
それではお聞きください……
『冬がくれた予感』