ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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4月ですね!
私は無事、大学生になりました!
てことで……

ついに書けるぞぉぉおおおおお!!
ふぉおおおおおおおお!!!
かしこいかわいいえりぃぃぃぃちかぁぁぁぁぁあああああああ!!!!
ライブで見た時はテンション上がりまくったよね!
現地で見れたから感激!
ま、とりあえずこの気持ちは後書きでも少しだけ書くんで置いといて……
本編に入りましょう!!ハラショー!
それでは穂乃果がお送りする前回のラブライブ!



第104話「μ'sアメリカライブ〜Angelic Angel〜」

 

 

前回のラブライブ!

レストランとご飯屋さんで食事をした後、私はみんなとはぐれちゃったの!

 

「どーしよ〜!」

 

そこはブロードウェイで、さらに穂稀さんっていう人と会ったの。

そしてホテルに帰ったら穂稀さんがいなくて、みんなも見てないって……

不思議だねぇ〜

そしてついに……

アメリカライブ!

いっくよ〜!せ〜の!

 

ファイトだよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

穂乃果・にこの部屋……

 

「ん……ふわぁ〜……むにゃむにゃ…」

穂乃果は起き上がりあくびをした。

「っ………」

「ん?にこちゃん……?」

穂乃果は窓から空を見上げているにこを見て目をこすりながら言った。

「うえっ!?穂乃果…起きたのね……おはよう」

「おはよ〜う……何してたの?」

「ふっ……ちょっとね………」

「………にこちゃん……」

穂乃果の目はしゃきっとなり、にこの隣へと歩いた。

「!?穂乃果……」

にこは隣に来て窓から空を見上げた穂乃果に驚いた。

「……にこちゃん………」

「…なによ?」

「…………いよいよだね……アメリカライブ……!」

「……ふっ……えぇ…!」

にこは一瞬目を丸くしたが、それから笑い、再び空を見上げた。

「絶対に…成功させようね……!」

「あったり前よ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(穂乃果・にこ)〜

 

 

 

 

 

 

 

「う〜ん……もう朝……?」

ことりは目をこすりながら起き上がった。

「あれ?海未ちゃんは……?」

ことりは海未がいないことに気づき、キョロキョロ辺りを見渡した。

 

 

「ふんふふんふんふ〜ん…………」

「ん?」

ことりはシャワー室から誰か(まぁ…海未しかいないんだけど)の鼻歌が聞こえてきたので不思議そうにそっちを向いてた。

「ふふっ…」

ことりは自然と海未ちゃんも楽しみなんだなと思い、笑みを浮かべた。

 

シャーーーー……

キュッキュッ……

やがて一曲の鼻歌が終わるとともにシャワーの音が止まった。

しばらくして海未が大満足したような表情を浮かべて髪を拭きながらシャワー室から出てきた。

「海未ちゃんおはよ〜」

ことりはニヤニヤしながら海未を見て言った。

「こ…ことり!?起きてたのですか……お…おはようございます……

ところで……」

「ん?」

「さ…さっきのは聞いてましたか?///」

「さっきの?なんのこと?」

ことりはもちろん聞いていたが知らないふりをした。

「そ…そうですか……」

海未は先ほどの鼻歌を聞かれてないと思い、ほっと胸をなでおろして窓の方に向かった。

海未は笑顔で窓から空を見上げた。

そんな海未を見てことりは海未の隣に立ち、同じように空を見上げた。

「……楽しみだね……アメリカライブ……」

「はい……」

海未はさっきとは打って変わって真剣な表情になった。

「ふふっ…大丈夫だよ!

海未ちゃんさっきだって気持ちよく歌ってたでしょ?その調子で歌ったらいいんだよ。私たちが楽しめばきっとライブは成功する!」

それを見たことりは海未が不安で緊張しているのだと思いそう言った。

「ふふっ…そうですね……

さっきのように………って、やっぱり聞いてたんですか!?///」

海未はことりの言葉を聞いて笑顔になったが、ことりが先ほどの鼻歌を聞いていたと知って顔を赤くした。

「えへへ……」

「もう!ことりぃ////」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(海未・ことり)〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凛・花陽の部屋……

 

凛と花陽はすでに起きていた。

「……ちん……か〜よちん」

「ふぇ?どうしたの凛ちゃん?」

「どうしたのって…さっきから呼んでるのにかよちん返事しないんだもん」

「え?そうなの?ごめん……」

「どうしたの?緊張…してるの?」

「うん……自分たちらしいライブが出来るか…失敗しないか……そう思って……絶対成功させたいから……」

花陽は服の胸のところを掴みながら言った。

「かよちん……大丈夫だよ!」

「ふぇ?」

「だってここは……ニューヨーク(アキバ)なんだよ!だから…大丈夫にゃ!」

「っ…!うん!そうだよね!よ〜し、頑張るぞ〜!」

花陽は両腕を上げて言った。

「おぉ〜かよちんがいつになく燃えている……!!」

凛はそんな花陽を見て目をキラキラさせていた。

 

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(凛・花陽)〜

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫・希の部屋……

 

「ん〜!気持ちいい朝やね〜!」

希は窓際で背伸びして言った。

「そうね…絶好のライブ日和って感じね」

真姫は言った。

「まぁ…ライブをするのは夜なんやけどね」

「わかってるわよそれぐらい……」

真姫は髪を弄りながら言った。

「ふふっ……」

「……希……」

「ん?」

「………最後のステージ…成功できるように頑張るから……」

「真姫ちゃん……ありがとう…」

希は優しい笑顔で言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(真姫・希)〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナオキ・絵里の部屋……

 

ナオキは絵里が服を掴んで離さなかったため、起きてもなお絵里を抱きしめていた。

「ん……ナオキ……?」

しばらくすると絵里が目を覚ました。

「あぁ…起きたか?おはよう」

「おはよう……」

「よく眠れたか?」

ナオキは絵里の頭を撫でながら言った。

「うん……あと……」

「ん?」

「……もうちょっとこのままでいさせて……?」

「……あぁ……」

絵里はまだ不安が残っていて、ナオキにもう少し抱きしめていて欲しかった。

ナオキはそれをわかっており、絵里の頭を撫で続けた。

 

 

 

「……いよいよだな……」

「……えぇ……」

 

ナオキにとってこのアメリカライブは自分の将来がかかっているライブ……

 

絵里にとってはセンターをつとめるライブ……

 

2人とも不安や緊張がみんなよりも大きかった。

 

そんな心情だからこそナオキは絵里と絵里はナオキといたかった。

 

不安なときだからこそ……

 

共にいて欲しい人がいる………

 

そばにいて欲しい人がいる……

 

自分自身にとって一番大事な人……

 

世界一愛している人……

 

それも本当の愛のひとつのカタチなのかもしれない……

 

そして互いに互いのそういう人の名を呼ぶ……

 

 

「絵里……」

 

「ナオキ……」

 

自然と2人からは不安や緊張は抜けていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(ナオキ・絵里)〜

 

 

 

 

 

 

 

 

そして10人は朝ごはんを食べ、ごはん屋でみんなで決めたライブ会場のタイムズスクエアに向かった。

 

 

 

「えっと……あ、歩さん!」

「おぉ…ナオキくん!待っていたよ」

ナオキは歩を見つけると声をかけた。

歩は笑顔で反応した。

「ナオキくん、みなさん、お久しぶりでーす!」

「アリスさんも!」

歩の後ろからヒョイとアリスが出てきて手を広げて言った。

「そちらの方たちは……μ'sのメンバーかい?」

「はい!あ、紹介しますね。

μ'sのメンバーの絢瀬絵里、東條希、矢澤にこ、小泉花陽、星空凛、西木野真姫、園田海未、南ことり、そしてリーダーの高坂穂乃果です」

「「「「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」」」」

ナオキは歩にほかのメンバーを紹介した。9人は歩に頭を下げた。

歩は1人ずつの目を見ていった。

「……うん……みんないい目だな……

これは今日のライブがなおさら楽しみになったよ」

9人の目を見て歩は笑顔で言った。

「ありがとうございます!

あと、すみません…スタッフの方を全員日本人の方にしていただいて……」

「いいんだよ。これぐらいお安い御用さ。うちの会社は日本人も多く勤めているからね」

ナオキはみんながスムーズに動けるように歩にステージのスタッフを全員日本人にして欲しいと頼んでいたのだ。

幸い、Angel TVには日本人スタッフが多く勤めていたので見事、全スタッフが日本人というわけになったのだ。

「ありがとうございます。

じゃ、みんな控え室に行って着替えてこい。また行くから」

「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」

「μ'sのみなさん、こちらへどうぞ〜」

スタッフの誘導で9人は控え室へと向かった。

「じゃ、私たちは今日の最終確認をしよう」

「はい!」

歩とナオキはスタッフも交え、ライブの最終確認をした。

ステージはハート型の柵と階段付きの小さな四角のステージに囲まれており、さらに照明機材が中央に書かれた円形のものを囲むように置かれていた。そこが9人が踊るところである。

さらに前の方には『LoveLive! μ's』とプリントされていた。

ステージの後ろにある2本の旗にもμ'sという文字があった。

証明などはいつも通りナオキの操作だが、今回はなんとセントラルパークでもμ'sのライブが見られ、さらにネットでも配信される。

このライブは世界からも注目されていた。

日本の高校生アイドルがアメリカでライブを披露する。

しかもスクールアイドルというのは日本にしかなく、その分期待されていた。

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(歩・アリス・会場スタッフ)〜

 

 

 

 

 

 

 

そしてそれからは時間がはやく感じられた。

あっという間に本番まで30分をきっていた。

今回はアメリカの人たちのμ'sへの感心が高く、セントラルパーク及びメインとなるタイムズスクエアにも人が集まっていた。

控え室では歌やダンスの最終確認をしていた。

 

 

「よし、みんなバッチリだな!

あとは本番をのりきるだけや!」

「うん!絶対に成功させるよ!」

「はい!私たちの歌を、ダンスを世界中のみなさんに届けます!」

「うん!全力で楽しむよ!」

「うぅ〜スーパーウルトラテンション上がるにゃ〜!!」

「…そうだよね!もう楽しみで仕方ないよ!」

「ふふっ…確かに……今までは日本の人たちばっかりだったけど、今回は世界中の人が見てくれる……楽しみね」

「世界中のみんなをこの大銀河宇宙No.1アイドルにこにーにこちゃんの虜にしゃうニコよ!」

「にこっちらしいね……最高やん!

ウチらの…(最後の)…ライブを世界中のみんなに見てもらえるなんてな…」

「えぇ!今回は私がセンターなんだし、いつも以上に張り切っていくわよ!」

みんな自分の思いを言った。

 

 

これが本当に9人最後のライブ……

 

 

みんなそう思い気持ちを引き締めた。

 

 

「っ…みんな……」

「「「「「「「「「ん?」」」」」」」」」

「えっと……(今は……やっぱり言うべきじゃないかな……?)……思いっきり楽しんで来い!!」

「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」

ナオキは何かを隠すように言った。

 

 

そして10人はいつものように右手をピースにしてそれを合わせた。

「よし!アメリカライブ!世界中のみんなに私たちの歌を伝えて、絶対に成功させよう!

いち!」

「に!」

「さん!」

「よん!」

「ご!」

「ろく!」

「なな!」

「はち!」

「きゅう!」

「じゅう!」

「「「「「「「「「「μ's!

ミュージック……スタートーー!!」」」」」」」」」」

そして10人は大きくその手を上に挙げた。

 

 

 

 

 

 

 

(そうだ…今は言うべきではない……

今はこのアメリカライブに集中!)

パシン!

ナオキは立ち止まって自分の両頬を叩いた。

「よし!」

ナオキは気持ちを引き締めてまたステージに向けて歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(μ's)〜

 

 

 

 

 

 

 

 

「おぉ〜夜のタイムズスクエアはすごいなぁ〜」

ナオキはステージの最終確認をするためにステージの上であたりを見渡して言った。

「ふふっ…そうでしょう?」

スタッフの1人である今川瑠璃(いまがわるり)が言った。

「はい……これならきっと……大丈夫ですね……」

「えぇ…私アイドルとかよくわからないけど、あなたたちは成功する……そう思うわ」

「……はい」

ナオキは夜空を見上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ついに本番のとき………

 

 

 

 

 

 

 

Angel TVの番組『Night time』では、スクールアイドルの紹介VTRが流れている。

その最後にμ'sのメンバーとともにラブライブ!が紹介された。

そしてVTRが終わると映像はタイムズスクエアに変わった。

 

 

「よし、車のクラクションお願いします!」

ナオキは無線でそう言った。

 

プー!プププ!プー!プププ!………

 

しばらくタイムズスクエアには車のクラクションが響いた。

本番中は通行止めされているので、スタッフの車と止まった車の人にも協力してもらい、クラクションを鳴らしたのだ。

それと同時にカメラも高い電光掲示板の上からどんどんステージの方を映し出した。

そこには暗いステージで目を瞑ってハート型のフォーメーションで待機している9人がいた。

タイムズスクエアの車道は右は赤、左は白のライトが照らされていた。

 

 

 

 

(いくぞみんな………)

 

 

そしてクラクションの音が止まるとナオキが曲のスイッチを入れた。

 

 

 

 

 

 

 

デンデンデデデン!

 

するとドラムの音が聞こえ、その音と同時にナオキは照明をつけたり消したりした。メロディーが始まると照明を全部つけた。

さらに9色の円形の明かりが周りのビルなどを照らしていた。

高い電光掲示板や横にあった小さな電光掲示板などには、さっきまではいつも通り広告が映されていたが、それが『LOVELIVE』という文字に変わった。

 

そしてまずは花陽・真姫・にこが、続いて希・海未・ことりが腕を広げて、まだ広げていなかった絵里・穂乃果・凛を合わせて9人が腕を広げた。

それから首を回しウィンク。

それから立っていた絵里・穂乃果・凛・花陽・希が扇子を振り、その間に座っていた真姫・にこ・ことり・海未が扇子を振りながら立ち上がった。

そして9人が一回転して扇子を頭上に上げて何回か回して音楽に合わせてポーズをとった。

 

セントラルパークではCGで9人の姿が映し出されていた。

始まるなり、現代の技術のすごさに見ていた人は歓声をあげた。

 

 

「ここはどこ?待って言わないで〜わかってる」

「「夢に見た熱い蜃気楼〜なのさ〜」」

 

「「君は誰?なんてきかないよ わかってる」」

「「お互いの願いがよんだ〜出会い〜」」

 

この曲のダンスは扇子を使ったダンスで、扇子自体を照明に反射して光りやすくしていたため、軌道が見えていた。

 

「「遠ざかるほど 光る一番星 いつかそんな恋してみたかった〜」」

「「もういらないよ胸のブレーキは〜」」

「見つめ合う〜ために〜生まれた2人になってく〜」

 

そしてまずは穂乃果と海未が、次にことり・花陽・凛・真姫が、最後に絵里・希・にこが扇子を広げながら頭上にあげた。

そしてサビに入る前に紙吹雪が舞った。

 

『Ah! 「もしも」は〜欲しくないのさ「もっと」が好きAngel 翼をただの飾りにはしない

Ah! 「もしも」は〜欲しくないけど「もっと」は好きAngel 明日じゃない〜 大事な時は〜今なんだと気がついて〜 こころの〜羽ばたきはとまらない〜』

 

そして間奏に入った。

 

しばらく9人は踊り、最後の方になると音楽に合わせてナオキは照明をつけたり消したりして、さらにその後には絵里以外のメンバーがゆっくりと座っていき、絵里だけに水色のライトが当たった。

 

 

「Ah! 「もしも」は〜

欲しくないのさ 「もっと」が好きAngel 」

「「「「翼をただの〜」」」」

「「「「飾りにはし〜ない」」」」

 

絵里の力が入ったソロのあとに右側にもスポットライトが当たり、そこにいた海未・真姫・希・花陽が、そのあとに左側にスポットライトが当たり、そこにいた穂乃果・凛・にこ・ことりが立ち上がりながら歌った。

そしてさっきよりも多くの紙吹雪が舞った。

 

『Ah! 「もしも」は欲しくないけど「もっと」は好きAngel 明日じゃない大事なときは〜今なんだと気がついて〜こころの〜羽ばたきはとまらない〜』

 

9人はステージをいっぱいいっぱい使って舞うように踊った。

そして紙吹雪が舞うアメリカの夜空を見上げて中央に集まり、花陽・海未・ことり、真姫・絵里・凛、希・穂乃果・にこは3列になった。

それから花陽・海未・ことりは立ったまま、真姫・絵里・凛は片膝をついて、希・穂乃果・にこは両膝をついて音楽に合わせて口を隠すように扇子を広げてヒラヒラさせ、曲が終わると同時にナオキは照明を消し、9人は扇子を上げて顔を隠した。

 

 

 

「ふぅ………」

ナオキは熱くなったからか汗をたくさんかいていた。

 

『Foooooooooo!!!』

μ'sのライブが終わるとタイムズスクエアやセントラルパークでみていた人たちは歓声をあげた。

座ってみていた人も立ち上がって拍手をしていた。

ネット中継やTV中継でみていた人たちも大盛り上がりだった。

 

 

「「「「「「「「「はぁ…はぁ…はぁ……」」」」」」」」」

 

9人はステージの上で息をきらし、そんな光景に目をキラキラさせていた。

 

「みんな……!お疲れ様!」

ナオキはステージの上に上がってみんなの元に向かった。

 

そして10人は花陽・真姫・希・海未・ナオキ・絵里・穂乃果・ことり・凛・にこの順番に並んで手を繋いだ。

 

「Thank you very much today!!『本日は本当にありがとうございました!!』」

ナオキがそう言うとみんなが頭を下げた。

そしてまた歓声と拍手がわいた。

 

10人は頭をあげると顔を合わせて笑いあった。

 

そしてVTRはスタジオに戻った。

と同時にネット中継も終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お疲れ様で〜す!」

スタッフが言うとほかのスタッフや歩、アリスが拍手を送った。

タイムズスクエアで見ていた人たちも拍手や歓声を上げたり口笛を吹いたりしてくれた。

 

その光景を見て、

凛と花陽は手を組んで飛び跳ねて喜び、

穂乃果は飛び跳ねてことりはそれを見ながら喜び、

真姫は感動して服の胸のところを掴んでいる海未の肩に手を置いて見つめて笑いあい、

希とにこは最後のライブを見事成功…いや……大成功させて目に涙を浮かべて抱き合っていた。

 

そして絵里とナオキは………

 

 

「っ……」

絵里は涙を目に浮かべてその光景を見ていた。

「絵里……」

ナオキはそんな絵里の頭を撫でた。

「うっ……ナオキぃ……」

「あぁ…いいよ……」

ナオキは絵里の頭を自分の胸に引き寄せた。

「うっ……ぅぅ……」

絵里はナオキの胸の中で泣いた。

ナオキはそんな絵里の頭を撫でながら目を瞑っていた。

 

 

しばらくμ's10人への拍手や歓声が止むことはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(μ's)〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライブのあと、拍手や歓声に見送られながら退場し、記念撮影の後に控え室に入った。

 

「みんなお疲れ!」

「「「「「「「「「お疲れ〜」」」」」」」」」

 

「いやぁ〜まだ興奮が収まらないよ〜」

「うん!今でも信じられないよ〜」

「はい……見知らぬ土地でのライブは不安でしたが、みなさんの歓声を聞いたら安心しました……成功したんですね…!」

「もう…楽しくて楽しくて……」

「テンション上がるにゃ〜!」

「凛…そればっかりじゃない……」

「そうやね……日本語(ことば)が通じないのにあれだけ喜んでた……

本当に……スピリチュアルやね!」

「えぇ…にこたちなら当然の結果よ!」

「最後のライブを、最高のカタチにできたのね……ハラショー!」

穂乃果・ことり・海未・花陽・凛・真姫・希・にこ・絵里は言った。

「……あぁ…そうだな……

みんな…綺麗だった……

まさに"アメリカで舞う女神たち"だな!」

ナオキは人差し指を立ててみんなの踊っていた姿をそう表現して言った。

みんなはそれを聞いて顔を見て笑いあった。

 

「じゃ、おれは歩さんのところに行ってくるからみんなは着替えといて」

ナオキはそう言って歩の元に向かった。

 

 

ガチャ…

 

「やぁ…ナオキくん」

「うおっ!?歩さん…びっくりさせないで下さいよ〜」

「ははは…すまんすまん」

ナオキがドアを開けると歩がいて、ナオキはそれに驚いた。

「今からそちらに行こうとしたんですよ…」

「ははは…ここで話した方が早いと思ってな」

「それは…ありがとうございます…」

「ライブ…よかったよ!

μ'sのあのステージに引き込まれたよ。

私はあれほど素晴らしいものは見たことがない!」

「ありがとうございます!

必死に練習したかいがありました!」

「あの9人はもちろんよかった…

でも、それを支える君もよかった」

「私もですか!?」

「当たり前だ。

ナオキくんがいるから、あの9人はあれだけ素晴らしいライブができたと思うよ。

君がいたから9人はこれだけ輝くことができたんだ」

「ありがとうございます…」

「是非ともまた、ライブをして欲しいよ」

「……あの……大変申し訳にくいのですが……」

「ん?なにかね?」

「……μ'sはこのライブで……活動としては終わるつもりでいるんです……なのでもう……」

ナオキは申し訳なさそうに俯いて言った。

「そうなのか……それなら仕方ないな…

いいライブをありがとう……μ's…」

「ありがとうございます!

でも、実はまだライブはあるんです…」

「そうなのか?いつ?」

「それは………………………です」

「そうなのか!それは楽しみだな」

「はい、楽しみにしてて下さい!」

 

 

ガチャ…

「ナオキ〜入っていいわよ〜」

ナオキが歩と話していると絵里がドアを開けて言った。

「あいよ〜

それでは…今回はありがとうございました!」

「こちらこそ…頑張ってくれたまえ……

"ラブライブ!運営委員会会長香川ナオキくん"」

「え……ちょっ!?」

歩は手をナオキの肩に置いてそう言い残して去っていった。

 

 

「………まだ決まってないって……はぁ……」

ナオキは頭をかいて言った。

 

「もう…早くしてよ〜」

「はいはい……」

ナオキはまた控え室に入るのだった。

 

 

 

 

「さ、帰ろうか!

みんな忘れものすんなよ〜」

「「「「「「「「「は〜い」」」」」」」」」

 

 

 

そしてみんなは荷物をまとめて控え室を出て、ホテルに戻ろうとした。

 

 

 

 

だが10人をまず迎えたのはフカフカのベッドではなかったのであった………

 

 

 

 

次回へ続く……

 




ありがとうございました!
ということでやっとAngelic Angelの部分が書けて嬉しいです!
そして前書きでも言いましたが、ファイナルライブ…1日目はドゥーム、2日目はLVでの参戦でした!
まさか……アルパカの子供がここで産まれるとは……ハラショー!
まま、私にとっては長年の願いが叶ったライブでした!
あのときたまたま聞いたμ'sの歌声のおかげでやっと生で見ることができました!
そしてまず1曲目にそんなμ'sとの出会いの曲、僕らのLIVE 君とのLIFEでした!
あの絵里ソロの部分を聞けてよかったです!
もうテンションはライブ中ずっとMAXでした!
MAXを超えたのはPSYCHIC FIREとかですかね?あのコールはむっちゃ楽しかった!
しかもAngelic Angelの映像では、扇子の軌跡を再現しててよかったです!
そしてSunnyday Songでは振り付けもありましたね!楽しかった!
そういえば席のこと言ってませんでしたねw
私は一塁側の1階席でした!もう最高!
だってだって、一塁側のステージに来た時とかトロッコの時とかほんまに近くでμ'sを見れたんですよ!
MOMENT RINGのあの映像ね!
メンバーのピックアップの何個かのシーンが両はしにあって、真ん中ではメンバーと声優さんを映してましたね!
それで何と言っても本当の最後の僕たちはひとつの光は花も再現されていて、最後の全員での合唱。そしてみんなの涙……よかった……
あの9人の…いや、18人のライブは最高でした!
ほんまに声優さんたちのコメントは泣かされますわ……
2日目はうっちーが……あっ……
今でも2日間のことを思い出してことり肌たったり、涙を浮かべたりしてます。
命の恩人である南ちゃんを生で見れたのが本当に嬉しかったです!
ですが、長々と語り、まだまだ語りたいこともありますが、このファイナルライブの感想としては………
『今が最高!μ'sは最高!』
この二言で言えますね。

やべ…作品のこと言わないとwww
まぁ…あのライブを見て、この物語のアイデアと言うか、書きたいことが妄想できました!
あのシーン書くときはこう書いてもいいかもせーへんな〜
とかそんなこと思ってました!
みなさん、この先も楽しみにしててくださいね!
あとですね、ラブライブ!は、μ'sは、4月1日のファイナルライブ2日目から新しいスタートを迎えたんです!
まだまだこれからも続くんですよ!
この物語もまだ終わりが決まってないのでまだまだこれからですよ!
アイム一生μ'sのファンなんで!

それでは新しくお気に入りしてくださったみなさん、ありがとうございます!
感想や評価…どんどんお待ちしております!

それでは次回もお楽しみに〜!

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