ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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本編を投稿したいよ……ぅぅ……
ま、それは置いといて……
ついに!目標のUA50000突破しました!ありがとうございます!
今回はそれを記念しまして、IFのストーリーを書きます!
もしもあのときナオキがいたら……
どう行動に出ていたのか……
それでは、どうぞ!




Another way(UA50000突破記念)「IF〜ナオキと絵里の思い〜」

 

ナオキは春から音ノ木坂学院に模擬男子生徒として通っている。

そこで幼なじみの高坂穂乃果・園田海未・南ことりと同じクラスになり、幼なじみの絢瀬絵里やその親友の東條希とも再会し、生徒会に入った。

だが、音ノ木坂学院は廃校の危機に直面した。

ナオキは隣で絵里のことを見ていたが、自分を追い詰めているような…そんな感じがした。

そんなとき、穂乃果・海未・ことりがスクールアイドルを始めた。

絵里はそれに反対していた。

そしてナオキ・絵里・希は廃校の危機をなんとかするため案を考えるが思いつかない。

やっぱり穂乃果たちスクールアイドルの力を借りた方がいいのではないかとナオキは心の中で思っていたが、絵里の事もあるので口にはしなかった。

 

 

 

翌日、穂乃果たちは講堂の使用許可を取りに来た。

希の助言もあり、穂乃果たちに新入生歓迎会の日に講堂の使用が認められた。

そしてナオキは希から穂乃果たちを裏から一緒に支援しようと持ちかけられた。最初は絵里のこともあり断っていたが、毎日頑張る3人を見てナオキはそれを承諾した。

希は自身の願いでグループ名を決めた。

その名も『μ's』……9人の歌の女神。

そしてナオキは戦車。カードの意味はは援軍、成功、勝利。それはナオキの手伝いでμ'sは完全になるということを示していた。

 

 

 

そしてμ'sのファーストライブ。

ナオキは絵里にそのライブの様子を撮るため、カメラをセットするように言われた。

ナオキが講堂へ行くと、まだ誰もいなかった。ナオキは最前列に座り、開始を待つも、誰も来ない。チラチラとドアの方を見ても誰も来ない。

そして、開演の時間になってしまった。

ナオキは穂乃果たち3人と目を合わせることが出来なかった。

唇を噛み締めて、目を逸らし、3人の悲しみの声を静かに聞いていた。

ナオキはこのままライブは中止になるのかと思った。

 

そんなときだった。

 

1年生の小泉花陽が講堂に急いで入ってきた。花陽はライブはまだ始まってないのかと焦っていた。

そんな花陽を見てナオキら立ち上がり………

 

「おい!おれはずっと待ってるんやぞ!μ's!早くライブを始めてくれ!お前たちの練習の成果を、歌声を、ダンスを見せてくれ!もう待ちくたびれたわ!」

 

そう言った。

 

穂乃果たちはその言葉に背中を押されてライブを始めた。

ナオキはライブが始まると思うとカメラの録画ボタンを押した。

披露した曲は『START:DASH!!』…それがμ'sのはじまりの曲となった。

ナオキは穂乃果たちから目を離せなかった。

歌声、ダンス…とても良かった。そしてこの3人には人を引きつける何かがあった。

 

でもナオキは違和感を感じていた。

 

何かが足りない。

 

この3人ではまだ足りないと直感で思った。

 

ライブが終わると来たのはナオキは自分と花陽だけと思っていたが、明らかに拍手の音が2人の音ではなかった。

ヒフミを合わせてもそれよりは大きい。

ナオキは周りを見た。

すると、何人もの人がいた。

 

花陽と親友の星空凛、この曲の作曲者の西木野真姫、アイドル研究部部長の矢澤にこ。そしておそらく外には希も入るだろうと悟り、上にあった部屋を見ると絵里がいた。

 

そして絵里は降りてきて穂乃果たちに「どうするつもり?」

と声をかけた。

穂乃果は

「続けます!」

と答えた。

そして穂乃果は決意を述べた。

自分たちがここにいるこの想いを届けたい。そしてここを満員にしてみせると。

絵里は

「せいぜい頑張りなさい」

と答えてその場を去った。

ナオキはカメラを回収して

「ライブ、ハラショー!だったぜ」

と親指を立ててそう言い残して絵里の後を追ってその場を去った。

 

そして3人は思った…

「ハラショー!って何?」

と……その意味を知るものはここにはもういなかった。

 

ナオキは帰り道で絵里にカメラを渡した。なにに使うのかと聞くと、絵里は「ネットに動画をアップして3人に現実を教えてあげようと思って」

と言った。

ナオキはその編集してあげる作業を自分に任せろと言い、絵里はナオキにお願いした。

 

 

次の日に穂乃果たちはナオキに礼を言った。

「ナオキの言葉のおかげでいいライブができた」

と。

希の占いは正しかったみたいだ。

それからナオキは作曲者である真姫が音楽室でピアノを弾いているのを目撃した。

ナオキはどこかで聞いたことのあるピアノの音と歌声だと思い出そうとした。思い出せないので音楽室に乗り込んだ。

そして西木野病院の娘と聞いて、最初に東京にいたときに出会った子だと気がついた。

真姫は

「やっと気づいてくれた」

と言った。

真姫ははじめてナオキを見かけてから気づいていたという。

再会を喜び、ナオキは生徒会室へと向かった。

そして希と2人のときにμ'sはあの3人だけじゃないはずだと聞いた。

答えはYESだった。

ナオキ自身は誰がふさわしいと思うかと聞かれて、あの場にいたヒフミ以外の人たちだと頭に浮かんだ。

そしてナオキはあまり知らない花陽と凛について調べることにした。

それからまずはμ'sのポスターの前にいた花陽に声をかけた。

聞くと花陽はアイドルに興味があるという。

ナオキは花陽に

「μ'sに入るって言えば?」

と言うが花陽は声も小さいしなどと言い、自分には無理と決めつけていた。そして花陽は用があるからとその場を去った。

それから星空凛に遭遇した。

凛の手には口紅があり、ナオキを見ると

「にゃにゃにゃにゃ!?」

と口紅をポケットに隠した。

ナオキは

「女の子なのになんで口紅を隠すんだ?」

と聞くと、

「く…口紅!?な…なんのことですか〜?凛はそんな女の子らしいもの使いませんよ〜」

と目を逸らして言った。

ナオキは何かあると悟った。

そして凛に

「アイドルになる気とかってある?」と聞くと、凛は

「凛はそんなアイドルなんて無理です。だって女の子っぽくないし…」と言った。

ナオキは

「驚かしてすまなかったな。でもおれはかわいいと思うよ…君のこと」

と言って生徒会室へと再び足を進めた。

ナオキはその日の夜、家で考えていた。花陽と凛とは昔、どこかで会ったことがあるかもしれないと。

それがわかるのはもう少し先のことだったが……

そして次の日、ナオキが渡り廊下を歩いていると花陽と真姫が発声練習をしているのをみかけた。綺麗な歌声だった。

そして凛が花陽を連れていこうとしていた。

あの3人はμ'sに入る。

そう悟ったナオキはその場を去った。

もちろん3人はμ'sに入り、μ'sは6人となった。

 

 

それからしばらく経って穂乃果たちはアイドル部設立のため書類を生徒会室に出しに来た。

だけど答えはNoだった。

その理由はこの学校にはもうすでに『アイドル研究部』というアイドルに関する部があるからだった。

穂乃果たち6人は早速アイドル研究部の部室へと向かった。

ナオキはその部室内で何があったかは知らない。だが、穂乃果が次の日から「キャラ作りが大事」

とか訳のわからないことを言い始めていたのでその日になにかあったに違いないと思っていた。

まぁ、その話は置いといて…穂乃果と海未とことりはにこと会った日の帰り道ににこの過去の話を聞いた。

次の日、ナオキたちが生徒会室で作業をしていると、屋上から「にっこにっこにー♪」と言う声が聞こえてきた。

おそらくにこの勧誘に成功したのだろうとナオキは悟った。

それからリーダーを決めるとかなんとかでバタバタして、結局穂乃果がリーダーということになった。

そしてμ'sは『これからのSomeday』という新曲をアップした。

そのPVをナオキ・絵里・希は生徒会室で見ていた。

「ふ〜ん…なかなか上手くなったな」

ナオキはPVを見て言った。

「……まだまだね……」

絵里は冷たい目で言った。

「ならえりちが手伝ってあげれば…そうすれば…「だったら希が手伝えばいいでしょう…」……ウチじゃダメなんや……えりちじゃないと……」

希はあるカードを出して言った。

「……ダメよ…………」

絵里は目をウルウルさせながら言った。

「絵里………」

ナオキは絵里に声をかけようとしたが、希にアイコンタクトで、まだ時ではないと伝えられたのでやめた。

 

 

そしてある日、スクールアイドルの祭典『ラブライブ!』の開催が告げられた。

穂乃果たちは生徒会室に理事長への申し出の許可を貰いに来たが、絵里のこともあり直接理事長室へと向かった。

そこでちょうど理事長室から出てきた絵里・ナオキ・希と鉢合わせになる。

話していると理事長が中で話しなさいとみんなを中へ入れた。

理事長はμ'sのラブライブ!出場の許可を認めた。

だが絵里は納得せず、それなら生徒会にも独自に動く許可をくださいと言うがそれは認められなかった。

絵里は理由がわからなかったが、ナオキと希はそれをわかっていたが絵里に言い出せずにいた。

絵里はその場を去ったのでナオキもそのあとを追った。

μ'sには1人でも赤点を取ればラブライブ!出場は認められないと条件を付けられ、穂乃果・凛・にこは危機を感じていた。

 

その頃……

「ねぇナオキ……」

「どうした?」

「今度のテスト…大丈夫なの?」

「ふぇ!?えっと……その………数学が……」

「はぁ……生徒会役員なんだから赤点取らないでよね……」

「でもムズイんやよ!」

そして絵里は少し考えてから……

「…なら私がみっちり教えてあげるわ」

「マジで!?」

「えぇ…ちゃんと勉強するのよ?」

「わっかりました!」

そして絵里とナオキは絵里の部屋で2人っきりの勉強会をした。

 

 

「だからここはこう解いて……」

「う〜ん……」

「まだダメ?」

「なんか応用となるとなかなか……」

「そう……なら休憩にしましょうか」

「あぁ……」

それからも勉強会は続いた。

夜が遅くなったのでお開きとなり、また明日から行われることとなった。

 

 

テスト当日にはナオキも赤点なしだった。

そして絵里は理事長に呼ばれた。

ナオキと希は理事長室前で待機となった。

「なんの話なんでしょうね?」

「さぁ?」

ナオキと希が話していると、練習着に着替えた穂乃果がやってきた。

そして理事長室のドアを嬉しそうにノックした。

だが返事はなく、不思議に思った穂乃果はそっとドアを開けた。

そこから漏れた理事長の声にみんなが驚愕した。

「来年度から音ノ木坂学院は生徒募集をやめ、廃校とします」

この部分だけでは廃校が決定したみたいだが、この言葉の前にはまだ言葉があった。

「オープンキャンパスでのアンケートの結果次第では、来年度から音ノ木坂学院は生徒募集をやめ、廃校とします」

だった。

理事長室に飛び込んだ穂乃果たちはその事実を聞いてホッと胸をなでおろすも、まだ安心はできない。

そして絵里はオープンキャンパスでの生徒会の仕事を貰い理事長室を出た。

「絵里…」

ナオキは不安そうに言った。

「どうするんや?」

希はカードを出して言った。

「……そんなの決まってるでしょ……

私たち生徒会がなんとかする……

生徒会長として、絶対に廃校を阻止してみせるわ……行くわよ」

絵里は今まで以上の厳しい表情で生徒会室へと歩いて行った。

「希先輩……」

「今はウチらはウチらで頑張ろう。

アイドル研究部(あの子たち)はあの子たちで動くはずやから……」

「………生徒会(おれたち)はおれたちのできることを……ってことですよね?」

「その通りや……さ、行こか」

「はい!」

それから生徒会の他のメンバーも集め、会議を開いてオープンキャンパスの内容などを決めた。

アルパカ小屋に行ったときに絵里が唾をかけられたのでナオキが拭こうとするとカキクたちに止められた。

その理由は希がコソっとナオキに言った。

それを聞いたナオキは顔を真っ赤にした。

 

 

そしてしばらく経って、穂乃果たちが絵里にダンスを教えて欲しいと頼みに来た。

絵里はそれを承諾した。

「星が動き出したみたいやね…」

「はい……もうそろそろですかね?」

「あとひと押し……と言ったところやね」

「ひと押し……ですか……」

ナオキはそう言うと絵里を見つめた。

 

 

μ'sは絵里の指導のもとに練習していたがその練習は厳しかった。

花陽がバランスを崩して倒れると絵里は練習を切り上げた。

だが、穂乃果は去ろうとする絵里を止めて……

「今日はありがとうございました!明日もよろしくお願いします!」

「「「「「「お願いします!」」」」」」

ナオキはその言葉を聞いて絵里の瞳が揺れたのを見逃さなかった。

その帰り道……

 

「あいつら…どうやった?」

「ダメダメね……基礎からなってないわ」

「そうか……みんな頑張ってると思うんやけどな……」

「いくら頑張っても、結果を残さなければ意味がないわ……」

「………おれがいない間になにかあったんか?」

「……………別に………なにもないわよ………」

「………話してくれないのか?」

「…………だから…話すことなんてないわよ……」

「ならなんで目を逸らすんや?」

「それは………」

絵里はナオキと目を合わそうとはしなかった。

「……まぁいいよ……無理に話さなくても……」

「えっ?」

「じゃ、また明日な」

「えぇ…また明日……」

そして2人は別れた。

 

 

次の日の放課後も絵里は屋上へ向かった。

だが、入るのを拒んでいた。

そこを真姫や凛に見つかり、凛に押されて屋上に出た。

「おはようございます!」

「まずはストレッチからですよね!」

「………辛くないの?」

「辛いです」

「え?ならなんで……」

「やりたいからです!だから…今日もよろしくお願いします!」

「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」

それを聞いた絵里は屋上を去った。

 

 

 

そして廊下を歩いているときに穂乃果や妹の亜里沙に言われたことを思い出した。

 

 

 

 

「えり…「希さん…」…!?ナオキくん……なんで……?」

希が絵里に声をかけようとしたところをナオキは止めた。

「おれに任せてください……おれが……絵里を説得します……だから希さんはあいつらと待っててください……おれが絵里を連れて来ます…」

「……わかった……あとは任したで…」

希はナオキに絵里のことを託して屋上に向かった。

「……よし………」

ナオキは腹をくくって廊下の角から出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ……絵里!………あれ?」

ナオキが腹をくくって出て絵里の名を呼んだが、その場には絵里はいなかった。

「あれ?どこ行った?」

コツ…コツ…コツ……

ナオキが迷っていると誰かが階段を降りる音が聞こえた。

「靴の音………そうか…教室!」

ナオキは3年生の教室へと向かった。

 

 

ナオキは3年生の教室の絵里のクラスのドアからそっと覗いた。

すると絵里が椅子に座って窓から外を見ていた。

「よし…今度こそ……」

ナオキは今度こそと腹をくくってドアを開けた。

ガラガラガラ……

 

「!?……ナオキ……」

「絵里……」

「何しに来たのよ……」

「何しに来たって……絵里に話をしにきた」

「私に?」

「……隣に行っていいか?」

「……えぇ……」

ナオキは歩き出して、絵里の隣の席の椅子を動かして絵里の近くに置いてそこに座った。

「なぁ…絵里……おれさ、東京(こっち)に戻ってきて…思ってたんや……

絵里はなんか自分を追い詰めているようで、他のことを考えすぎて自分のやりたいことを抑えていて……」

「だって……私がなんとかしなきゃ……この学校は……」

「絵里……それは生徒会長としての義務感やろ?」

「え?」

絵里は目を丸くしてナオキの方を向いた。

「絵里がずっとなんとかしなきゃとか言っていたのは生徒会長としての義務感……だから理事長は認めてくれなかったんや」

「違う……私は…「違うくない!おれは音ノ木坂学院生徒会長絢瀬絵里に聞いてるんじゃない!おれは幼なじみの…………………絢瀬絵里に聞いてるんだよ!!絵里の本心を聞かせてくれよ!!絵里の……絵里の本当にやりたいことを………」

ナオキは立ち上がって大きな声でそう言った。ナオキが座っていた椅子は音をたてて倒れた。

「…………なによ……なによなによなによ!!!なんとかしなきゃいけないんだからしょうがないじゃない!!

私だって……私だって好きなことやって、なんとかなるんならそうしたいわよ!!」

絵里は立ち上がり、涙を含めながら言った。絵里の座っていた椅子も音をたてて倒れた。

「絵里……」

「うっ……自分が不器用なのはわかってる……でも!!

今更アイドルをやりたいなんて……私が言えると思う?今まで散々酷いことしてきたのに……否定してきたのに………私はロシアに帰った時にバレエのコンクールを受けた。全力で楽しんでやったわ……でもダメだった……だから……だからっ……」

絵里は自身の思いを全てぶつけて、ナオキにこの前話したくなかったことも話して涙を流した。

「………絵里………」

「ナオキ………んっ!?」

ナオキは絵里を抱きしめて自分の唇を絵里の唇に重ねた。

「……はぁ………絵里……おれは絵里のことが好きだ」

「えっ……?」

絵里は突然のことでびっくりした。

「ずっと好きだった。小さい時に絵里に出会ったあの時から!」

「…なんで……今……?」

「絵里が絵里自身の思いを言ったから……絵里のやりたいことを言ったからだ。

だからおれも言わなきゃと思って……その……なんだ……絵里に自分の気持ちに素直に動いて欲しかったから……おれも自分の気持ちに素直に動いた……///」

「………ふふっ……なによそれ……」

「絵里……おれは絵里のことが好きだ……おれと付き合ってください……」

「………はい!私も好きだった……ずっと…ずっと……」

「……ありがとう………」

ナオキと絵里はもう一度唇を合わせた。

 

 

 

 

「……私……やりたいことをしていいのよね?」

「あぁ……言ってみな…絵里のやりたいこと……」

「……私は……スクールアイドルをして、廃校を阻止したい!」

「ハラショー!じゃ、行こう……」

ナオキはそう言って絵里に手を差しのべた。

「えぇ!」

絵里はその手をとってナオキと共に屋上に向かった。

 

 

 

 

 

「じゃ……絵里……いけるな?」

「まだ緊張するわね……ははは……」

「そうか……ならおれが開けてやるよ……」

「ありがとう……すーっ……いいわよ……」

「よし……」

ナオキはドアノブに手をかけてドアを開けようとした。

 

 

 

 

そのとき……

 

 

 

 

 

バタン!

「やっぱり私、2人を呼んでくるよ!」

穂乃果が勢いよくドアを開けた。

「え……」

「あ、生徒会長……」

穂乃果や絵里をはじめみんなは目を丸くした。

1人を除いて………

「って……ナオキ!大丈夫!?」

絵里はナオキを見て言った。

「え?ナオキくん……?あぁ!!」

穂乃果は絵里の向いた方を見て言った。

「ふぇ〜」

ナオキはドアと壁に挟まれていた。

「ちょっとナオキ!」

「あああああ…大変だぁ……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「痛い……」

ナオキは鼻やデコにバッテンのテープを貼っていた。

「ごめんナオキくん!」

穂乃果は手を合わしてナオキに謝った。

みんなは笑った。

「笑うなよ……ったく……ま、そんなことより……絵里……」

ナオキは絵里の肩に手を置いて言った。

「えぇ………えっと……言いにくいのだけど……その……」

「はぁ……ほい…」

ナオキはなかなか言い出せない絵里の背中を押した。

「!……ナオキ……」

絵里は目を丸くしてナオキの顔を見た。

ナオキは頷いた。

「ありがとう………」

絵里はボソッとそう言った。

絵里は自らの思いを言おうとした。

だが……

「生徒会長…いや、絵里先輩……」

「!?」

穂乃果は絵里の前に手を差しのべた。

「絵里先輩……μ'sに入ってください!

絵里先輩がμ'sには必要なんです!」

「……えぇ!喜んで!よろしくね……」

絵里はその手をとった。

「これで9人………」

「「えっ!?」」

穂乃果の言葉にナオキと絵里は驚いた。

「あぁ…2人を待っている間にウチもμ'sに入れて言うたんよ。えりちもこともみんなに伝えてるよ」

「なによそれ……って…希には話してないわよね!?」

「それはウチがこっそり2人の話を聞いてたからやよ」

「「はぁ!?」」

「ま…待て……どこまで聞いてたんですか?」

「どこまでって……えっと……えりちの『私が言えると思う?』のところまでかな?」

「「ほっ……」」

ナオキと絵里は告白のところを聞かれていないと知ると胸をなでおろした。

「うん!だからこれで9人だよ!」

穂乃果は笑って言った。

「いいや……10人だぞ……おれを入れてな」

「「「「「「「「えっ!?」」」」」」」」

ナオキと希以外は驚きの声をあげた。

「そうやよ…μ'sはこの9人とあと1人の存在が必要なんや。だからナオキくんを入れてμ'sは完成するんや」

「そゆこと…イヒヒ…」

「……もうなによそれ………さ、私は着替えてくるわね」

「そうやね」

「あぁ…オープンキャンパスまで時間がないからな」

「「「「「「「やったーー!!」」」」」」」

みんなは喜びの声をあげた。

「あ、そうや!ナオキくん、えりち」

「「ん?」」

「よかったね。好きな人同士付き合えて」

「あぁ…そうで………って……」

「なんで希が知ってるのよ!?///」

「え?あははは……聞いてたんやで、最後まで」

「の…のののの希さん!なんてことを!!///」

「ナオキ!逃げるわよ!」

「おう!」

絵里がそう言うとナオキは絵里の手をとって走った。

「こら!待なさーーい!!」

にこはそう言って追いかけた。

「破廉恥です!待なさーーい!!」

海未はそう言って追いかけた。

「μ'sの絢瀬絵里とナオキ……衝撃のスキャンダル…!」

花陽は言った。

「さ、早く追いかけよう!」

穂乃果は言った。

みんなはナオキたちを追いかけた。

10人の顔は笑顔だった。

そしてオープンキャンパスのライブを大成功して、μ'sは音ノ木坂学院の廃校阻止に大きな役割を果たしたのだった。

それから様々な問題にぶつかったが、それを乗り越えてμ'sは第2回ラブライブ!で優勝した。

卒業式の日にはナオキは絵里にプロポーズした。

 

 

 

 

 

 

 

これがもしものお話(IFのストーリー)………

 

 

 

 

 

 

 

 





ありがとうございました!
さて、今回はUA50000記念ということでIF…もしものお話を書かせてもらいましたがいかがだったでしょうか?
ほとんどが作者の語りになってしまいましたがね……あはははは……
結局のところ今回一番書きたかったのは絵里加入シーン!
あの流れを書きたかったんです!
あとツン絵里も書きたかったのです!
なんで書きたかったかと言うと、他の作家さんの作品を読ませていただいていて、1期の書いてない部分を書きたくなったんですよ!
まぁ…ナオキが大阪にいる設定では書いてましたが、もしもナオキが春に東京に来ていたらどうなっていたか?というのを書きたくなって今回に至ります。
今までUA記念回を書かずにいたのでまた書いていきたいと思います!
楽しみにしていてくださいね!
そして新しくお気に入りしてくださったみなさんありがとうございます!
さらに新しく評価してくださった与那覇さんありがとうございましす!

それでは……


ナ「ちょっと待てよ作者さんや」

ん?おう…ナオキじゃないか!

絵「私たちもいるわよ」

絵里…みんなまで……1体……

穂「そんなのわかるでしょう!」
海「UAが50000を越えたからあなたは今回書いたんですよ?」
こ「だからちゃんとお礼しないとダメだよ」
花「そうです!読んでくれるみなさんがいるからこそ…」
凛「ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜があるんだにゃ〜!」
真「そんなものもわからないの?作者さんは…」
に「そうよ!アイドルだってそう…見てくれるファンのみんながいるからこそなの」
希「それはこの作品でも同じやで」

そうか…すまん……

ナ「じゃ、そゆことで……作者さん、掛け声よろしく!」

ヴぇえ!?
な〜んてね……ちゃんと考えてたよ……
じゃあ読んでくれているみなさんに……せーの!

一同「「「「「「「「「「「ありがとうございました!」」」」」」」」」」」

ナ「これからもラブライブ!〜1人の男の歩む道〜と……」

シベリア香川を……

一同「「「「「「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」」」」」」

それじゃあ……

一同「「「「「「「「「「「バイバーイ!」」」」」」」」」」」


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