本日3月14日はホワイトデーです!
今回もナオキ視点でお送りします!
ホワイトデー……
バレンタインデーにチョコを貰った人にお返ししないといけない日……
今までやったら絵里とかだけやったけど、今回は音ノ木坂学院の全校生徒に返さなければならない。
直接貰ってない人もいるから確実じゃないけど、数的にはおそらく全校生徒や……
だから朝早めに登校して、おれは各学年の子たちに頭を下げてお返しのホワイトチョコをあげに行く羽目になったんや……
正直辛い………
「はぁ……とりあえず一段落か………」
おれはほとんどの生徒に返し終わり、机に突っ伏していた。
「ナオキくんどうしたの?」
「穂乃果か……いや、チョコのお返しを渡すのに奮戦しててな……」
「へ〜」
「あ、せや……はいよ、穂乃果!チョコありがとうな」
おれは鞄からチョコを出して穂乃果に渡した。
「ありがとう!」
「こちらこそだ」
喜んでくれて何よりだ。
「おはようございます」
「おはよう〜」
すると今度は海未とことりが登校してきた。
「おはよう2人とも!
はいよ、チョコありがとうな」
「今日はホワイトデーでしたか……
ありがとうございます!」
「わ〜ありがとう〜!」
「こちらこそ」
〜ラブライブ!(ナオキ)〜
それから授業が終わり、休み時間もお返しに奮戦していた。
「あ、花陽!」
「ナオキくん!おはよう」
おれは花陽を見かけたので声をかけた。
「おはよう!
はいよ、チョコありがとうな」
おれは花陽にチョコを渡した。
「え…え?
あ…あぁ…ホワイトデーですか!
ありがとう!」
花陽は最初、なにか分かってなかったが、思い出したら礼を言ってきた。
「こちらこそだ。
せや、凛とか知らん?」
「えっと…多分2人とも教室にいるかと…でももうすぐチャイム鳴るからあとの方が……」
「あ、やべ!もうそんな時間か……
じゃあまたな!」
「うん!」
おれは花陽に手を振って別れた。
〜ラブライブ!(ナオキ)〜
次の休み時間に1年生の教室に行った。
「あ、真姫!凛!」
「なにかよう?」
「なにかにゃ?」
「はいよ、チョコありがとうな。
これお返しだ」
おれは2人にチョコを差し出した。
「わぁ!ありがとう〜!!」
「あ…ありがとう……///」
「こちらこそだ」
そしておれは1年生の教室にいたまだ渡していない人にチョコを渡して自分の教室に戻った。
〜ラ……ラブライブ……(ナオキ)〜
「………………」
おれは次の授業の内容がわからず固まっていた。
うっ…頭が……
なんの授業かって?
そんなの……わかってるやろ?
「では…この問題を………ナオキくん!」
「おれですか!?」
「あなたいっつも点数悪いでしょう?
高坂さんといい勝負よ」
「ちょっと先生それどう言う意味ですか〜!?」
先生の言葉に穂乃果が立ち上がった。
「だってあなた達全然数学出来てないじゃない……」
「「うっ………」」
「…で、ナオキくん。この問題の答えは?」
「えっと……………」
なんだこの問題は?
まずどう解いていいすらわかんねーよ……
「コホン……」
ん?
今のは……ことり?
おれはことりの方を見た。
すると……
「!?……82です!」
「おぉ!正解よ!」
「ほっ……」
「では座ってよろしい」
「はい」
ことりマジ天使!
ノートに答えを書いておれに見せてくれるなんて……
しかも解き方を聞かれてもいいように途中の式まで………
そして数学の授業が終わって、
「ことり、ありがとう!!」
「どういたしまして〜」
おれはことりに深々と頭を下げた。
「ことりがいなかったらまた点数下がってたよ……」
「はぁ……今回だけですよ……次からは自力で解いてください!」
「え〜!そんなん無理やて!!」
「文句言わない!!」
「は…はい………あ、まだチョコ返し終わってないから行かなきゃ!」
「あ、逃げた!」
「ふぅ…脱出成功……」
おれは教室を急いで出て、廊下を歩いていた。
「えっと……あとは3年生かな?」
おれは3年生の教室へと向かった。
渡してない人たちに渡して絵里たちの教室に……
「お、希!にこ!」
「「ナオキ(くん)!?」」
「どうしたん?」
「あぁ……チョコのお返しをな……
はいよ、チョコありがとう」
「おぉ!ありがとう!」
「まぁ…受け取っておくわ」
「ははは……あ、そういや絵里は?」
「あぁ…今絵里ならトイレに行ってるわよ」
「そうか……(ならもうすぐ会えるか……)ありがとうな!それじゃ!」
おれは希とにこに手を振って、その教室にいたまだ渡していない人にチョコを渡して教室を出て、自分の教室へと向かった。
「あらナオキ」
「おぉ絵里!ちょうどよかった」
「ん?」
「昼休み……屋上で待ってるから……」
「え?」
おれは絵里の耳元でそう言って自分の教室へと戻った。
〜ラブライブ!(ナオキ)〜
そして昼休み……
おれは授業が終わるとすぐに屋上へと向かった。
「絵里……まだかな……」
おれは弁当を持たぬまま待っていた。
まぁ、絵里から貰うの忘れてたよね。
ガチャ…
「あ、ナオキ!ごめんね、待たしちゃって」
「いや、全然待ってないよ」
「で、なにか話があるの?」
「あぁ……はいこれ、お返し……
チョコありがとう……」
おれは絵里にチョコを渡した。
「ありがとう!でもなんでここで?」
「えっと……絵里以外へは本命じゃないから……なんか……」
「ふふっ…そういうこと………
ねぇ……開けていい?」
「あぁ…いいよ……」
絵里はワクワクしながらラッピングを外した。
「あ、これって……G○DIVA!?」
「あぁ……高級……でいいんやな……?」
「えぇ!買いたくても手を出せなかったの!
ありがとう!!」
「おっと…」
絵里は余程嬉しかったのかおれに抱きついてきた。
「ナオキ……ありがとう………チュッ…」
「ん……」
絵里は抱きついたままおれの唇にキスをしてきた。
「………ふふっ……さぁ、お昼にしましょう」
「あぁ……」
そしておれと絵里は一緒に昼飯を食べた。
そう言えば貰った数だけ用意したチョコ、全部なくなったからこれで全員に返したのか……
疲れた………
「はい、あ〜ん」
「あーん………やっぱり絵里の料理は美味ぇーな」
「ふふっ……ナオキもあ〜んってして?」
「ええよ……あーん……」
「あ〜ん……ふふっ……ナオキに食べさせてもらったらいつもより美味しいわ」
「それはよかった……」
「ふふっ…まだまだあるわよ。
あ〜ん」
「あーん……」
昼休みも幸せだったとさ……
ありがとうございました!
短かったですが、いかがだったでしょうか?
まぁ、ホワイトデーあんま関係ないって思うシーンがいくつかありましたが…気にしないで……
よっしゃ!次から本編や!
……と言いたいところですが、明日は大和撫子さんの誕生日ですよ!
それでは感想などお待ちしてます!