では、本日2月3日は節分ということでその記念回を投稿します!
これが本当の節分の過ごし方なのです!!
これを読んでいい節分を過ごしてください!
それでは今回はナオキ視点でどうぞ!
今日は節分!
てことで巻き寿司(恵方巻き)を食べたりするために穂むらにみんなを集めたんだが………
「「「「「「「「「巻き寿司?」」」」」」」」」
「はぁ?節分と言えば巻き寿司だろ?あ、恵方巻きとも言うか」
驚いた。みんな巻き寿司を食べたことがないという。
「あぁ〜恵方巻きってみたことはあるけど食べたことないよ」
「でも食べてみたいかも!」
「はい、見たことはありますがとても美味しそうでした」
「は…白米使いますよね!?これは食べるしかありません!」
「恵方巻き?巻き寿司?凛はみたことないにゃ…」
「なにそれ…おいしいの?」
「そうね…少し食べてみたいかも…」
「そう言えば、近畿の方に引っ越したときに近所の人が食べてたっけ?」
「ハラショー!そんな文化があるのね!」
なんと、関東の方々はあまり巻き寿司は食べないのか!?
ま、おれも最初は戸惑ったが食べてみて、むっちゃ美味かったからその年からおれの家族は巻き寿司を食べ始めたんだけどな。
「ま、とりあえずだ。節分と言えば巻き寿司に豆まき!具材は買ってあるからみんなで巻き寿司…作ろうや!」
と言っておれはあらかじめ買ってあった恵方巻きを作るための具材を出した。
おれが用意したのは海苔をはじめ、マグロ、キュウリ、だし巻き玉子、かまぼこ、レタス、シイタケに高野豆腐、そして……
「ナオキくーん、ご飯炊けたわよ〜」
「は〜い!」
おっ、ちょうどいいや!
おれの持ってきた米でおばちゃんに炊いてもらってたんだよ!
「ご…ご飯ですか!?」
花陽が立ち上がった。
「まぁ…巻き寿司だし、米はいるだろ」
「や…やっぱりそうだよね!はやく食べたいです……」
「ははは…まだ早いって……さ、作るぞー!」
「「「「「「「「「おーー!!」」」」」」」」」
「えっとね〜、この"巻きす"っていうやつに海苔をのせて、その上にご飯をのせて…その上に具材をのせて…丁寧に巻く………っと……これだけだ」
そしておれはできた巻き寿司をみんなに見せた。
「「「「「「「「「お〜!」」」」」」」」」
「な、簡単だろ?あと食べれるぐらいにしとけよ」
そしてみんなは巻き寿司を作り始めた。
しばらくしてみんなのが完成したようだ。
「よし、みんな完成したな!
次はこれの食べ方だ!」
「あ、聞いたことあります。
確かある方角を向いて食べるんですよね?」
「その通り!今年は南南東に向かって食うんだ!」
「なぁ〜んだ簡単じゃん!」
なに?
簡単……だと……?
「穂乃果……甘いぞ!!」
「ほぇ?」
「いいか巻き寿司を食べるのは簡単ではないんや!!
いいか、まずは恵方…今年は南南東を向いて巻き寿司を一口で、一言も話さずに神様への願いを込めて食べるんだ!
あと巻き寿司を切ったりしたらダメよ〜ダメダメ!
よそ見してもダメよ〜ダメダメ!
そして休んでもダメよ〜ダメダメ!
死ぬ気で喰らうんだ!!
わかったか!!」
おっと…久しぶりに熱く語ってしまった。
「ハ…ハラショー……これを食べるのってそれほど難しいのね…」
「ほ…穂乃果……知らなかった……これを食べるのがそんなに苦難の道だなんて……」
「凛…これを成し遂げたら成長できる気がするにゃ……」
「これは鍛錬……心してかからねば……」
「はぁ…意外に面倒くさいのね……」
「真姫ちゃん…そんなこと言ったら縁起担がれへんでぇ!真姫ちゃんやったら巻き寿司を食べきれるんや!」
「希、寒いわよ……よし!これを成し遂げて縁起を担ぐわよ!」
「お…おいしそうなご飯……」
「できるかなぁ〜?」
「よし……いいか……食べてる時は南南東を見つめ、決してよそ見をせず、一言も話さず、休まず食べきるんや!!」
そしておれは南南東を向いて巻き寿司を構えた。
絶対に一言も話さず、よそ見をせず、一口で、休まずに食べきる!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴ………
「ナ…ナオキくんのオーラが……すごい……」
「あははははは……」
「これは私たちも見習わなければ……」
「ご飯ご飯!」
「か…かよちんもオーラを放ってるにゃ!?」
「ナニソレ…イミワカンナイ……」
「よし…やってやるわ!」
「おっ、みんなやる気やね!ウチも負けてられへんでぇ!」
「あんなナオキもカッコいいわね……///」
まずは深呼吸をして、そこから一気に……喰らう!!
「すぅ〜〜……………はむっ!」
おれは大きく息を吸い込み巻き寿司に食らいついた。
そしておれはガブガブ一気に巻き寿司を死ぬ気で喰らった。
「………ふぅ………ごちそうさまでした……」
やったか……
今年も厳しかった………
久しぶりに燃えたような気がする……
くっそ暑い………
さてさてみんなは………
!?!?!?!?!?!?!?
こ…これは………
みんなが………太い……やつを……必死で食っている……!
これ、大丈夫だよね!?
勘違いとかされないよね!?
R18じゃないよね!?
いや、おれの心が汚れているだけか……?
おれの目にはみんなが……その………
アレを……しているように見えるんだが……
やばい、さっきよりもっと暑くなってきた……
はっ!?
え…絵里が……絵里が………こ……これは………お……おれの………
『ねぇ…ナオキ……大きなそ、れ…食べさせて?』
『な…なにを言って……』
『いいでしょ?別に……ほら今も…すっごく大きいわよ……』
『うっ……それは……』
『ほら…脱がしてあげるから……ほら……はむっ……』
『絵里!?……あっ……』
ぐわああああああああああああああああああああああああああ!!
何考えてんだよおれはああああああああああ!!!
「ナオキ…大丈夫?」
「えっ!?あ…あぁ……食べれた?」
あっ、やべ一瞬声が裏返った……
「ふぅ〜穂乃果……やったよ……」
「もう…食べれないよぉ〜」
「はぁ…はぁ……これで成長できましたね……」
「ご飯美味しかったです……」
「凛は疲れたにゃ〜」
「はぁ…なんでこんなこと……」
「にこにかかれば…この程度…」
「結構疲れるんやなぁ〜これ」
「でも、ナオキは早かったわね…」
「まぁ…おれにかかればこんなもんだ!
さて、巻き寿司を食べたら……これだ!!」
おれは続いて豆を取り出した。
「豆まきだね!」
「あぁ…その通り!
外へ向かって投げて『鬼は外!』
中へ向かって投げて『福は内!』
これはわかるな?」
「でも…なんか足りへんなぁ〜」
「はぁ?これで十分だろ?」
希、なに言ってんだよ?
豆なんて外と中に向かって投げるだけで十分だろ…
「ここはちゃんと鬼を設定してやるべきや!」
「鬼を設定って……」
「ここは公平にくじで決めよう!」
「ことり!?いつの間に……」
ことりがいつの間にかくじを作っていた……
なんなの…そんなに人に向かって投げたいの?
なに?みんなSなの?
ほんでくじの結果…………
「わりーこはいねーかー!!!」
おれなのかよ!!!
「鬼は〜外!」
ピュン…
絵里が笑いながらおれに豆を投げてきた。
「絵里…やっぱり優しい……」
「ちっがーーーう!!」
「ほぇ!?なにが違うんだ?」
「ナオキくん!鬼になりきるんや!」
「お…鬼になりきるって……どうすれば……」
「だから豆が当たったらもっと苦しむんや!」
「苦しむって……あんまり痛くなかったし……」
「なら………こうすればっ!」
ピュン!
「いてっ!ちょっ……超痛いんですけど!?」
「それでええんや!さぁ…みんなも!」
希がそう言うとなんだか寒気が……
「ま……まさか………」
おれがみんなの方を見ると………
「そうだよね…全力でやらないと……」
「ちょっとことり…ストレス発散したくなっちゃったぁ〜」
「ナオキが教えてくれました…節分は死ぬ気で挑めと……」
「凛……やれる気がするにゃ……」
「ご飯食べたら力が湧いてきました……」
「ふふっ…やっと面白くなったわね」
「覚悟はいいわね?」
「いつまで耐えられるんやろな?」
「ナオキには悪いけど死ぬ気でいかせてもらうわね」
みんなの周りには黒いオーラがみえる……
で、『やる』が『
でも……死ぬ気でなりきらねばいけない気がする……
これは…戦争だ………
当たって痛いなら……避けるまで!!
いや……死ぬ気で………
「フッハハハハハ!よかろう人間ども!!おれを倒せるものなら倒してみろ!!みんな食べてやる!!!」
そしておれたちは声を合わせて……
「「「「「「「「「「
そして豆まきというなの戦争は始まった。
9人の鬼狩りVS.1人の鬼……
戦力的には不利だが、おれは男だ……
いける……いけるぞ!!
でも……
ビュン!
ビュン!
ビュン!ビュン!ビュン!
「ちょっ…まっ……これまじで死ぬから!!!」
こいつらほんまに殺る気で投げてきてねぇーか!?
これ当たったら超痛いぞ!?
いや、逃げてるだけじゃダメだ……
攻める!!
まずは絵里からだ!!
「絵里…すまんな!!」
そう言っておれは絵里の肩を叩く。
この勝負ではおれに触られたらOUT、ゲームオーバーって訳さ。
「あらら…負けちゃった……」
「さて…まずは1人!」
その後、おれは超高速豆を避けながら、花陽、ことり、にこ、穂乃果、凛を倒して行った。
あとは………
「なかなかやりますね……」
「ふっ…なかなか面白いじゃない……」
「まさかここまでやるとはな……」
「えへへ…この鬼をなめてもらっちゃぁ〜困りますぜ」
あとは海未、真姫、希の3人だ。
脱落したメンバーは豆を食べていた。
ちゃんと年齢+1食べてるよな!?
いやいやそんなことは今はいいんだ……
あと3人…………
まずは希から潰すか………
すると3人は分散し、おれにむかって豆を投げた。
おれはそれを避け、希に向かっていった。
そして希は焦っておれに豆を投げるがおれは希の背後へまわり、タッチした。
「よし!あと2人!」
「ふっ…甘いで……ナオキくん……」
「な…なに?」
すると希はしゃがんだ。
そして………
「やばっ!?」
「「鬼は………外!!」」
真姫と海未は豆を投げた。
そうか…わざと希を倒させてそのスキをついて……
おれは避け………ようとした……
だが、
そして2人が投げた豆は………
「ぐぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
「「あ………」」
「「「「「「「あらら……」」」」」」」
「あああああああああああああああ!!め……目があああああああああああああ!!うおあああああああああああああああ………」
鬼のお面の目の穴のところにうまいこと入ってきておれの目にクリーンヒットした……
ジャストミィィイイイイイト!!
「あああああああ……」
おれは目を抑えてその場にしゃがんだ。
こ……こんな節分初めてだよ……
「ナ…ナオキ!?だ…大丈夫!?」
絵里が慌てて駆け寄ってきた。
「あ…あぁ……大丈夫だよ……」
「も…申し訳ありません!決してわざとではないのです!」
海未は頭を下げた。
「病院に行く?それか私が今から治療を……」
真姫は申し訳なさそうな声で言った。
「い…いや……平気平気……いちちち……少し痛みおさまってきたわ……」
みんな胸をなでおろした。
「あ、そう言えば外にまだ投げてないね。
福は内とかやってないよ?」
穂乃果、いいことに気がついたな!
おれも今から言おうとしたよ!
「さ、本当の豆まきをしようか……」
おれは立ち上がった。
「あ、大丈夫ですか?」
「む…無理しないで……」
海未と真姫はまだ申し訳なく思ってるのだろうかおれのことを心配してくれた。
「あぁ…大丈夫だよ……さ、行こうぜ!」
そしておれは歩き始めた……が………
「うぉ!?」
おれは落ちていた豆を踏み、バランスを崩した。
そして………
「「キャッ!?」」
ドテッ!
思いっきり海未と真姫を押し倒してしまった……
わざとじゃないんだよぉ!!!!
「あ……あんたねぇ…………」
「は…は……は………」
そして今、おれの顔は真姫の胸にあり、右手は海未の胸にあった。
やばいな………
「す…すすすすすすすまん!
決してわざとじゃない!たまたまだよ!」
そしておれは起き上がり、2人からどいた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
海未と真姫の周りに黒いオーラが見える。
………死ぬかも………
「まだ豆が足りないのかしらね?」
「そのようですね」
「いや……もう……やめて………」
「覚悟は出来てるわよね?」
「覚悟は…出来てますね?」
「に……逃げる!!!」
おれは外へ向かって走った。
「「待てーーーーー!!!」」
海未と真姫は豆を投げながらおれを追いかけてきた。
おれは死ぬ気で走って逃げた。
まだ鬼のお面を外してなかったため、はたから見ればおれは鬼になりきってるように見えるのだろう。
おれは…鬼になりきったんだ!
今年の節分で!!
でも………
いつまで逃げればいいのぉ!?
「「鬼は………外!!!」」
「いってえええええええええええ!!!」
後日、節分ガチ勢がいると噂が立った。
節分ガチ勢って………
さらにはテレビや新聞の取材が来たりした。
そしてここは節分になるとガチ勢が現れると有名になったが、もう現れないだろうな……
巻き寿司のことは別として………
ありがとうございました!
いやぁ〜節分最高!!
ところで、私のところでは毎年節分になると巻き寿司を手作りで食べているんですがみなさんは食べますか?
ウィキ先生によると、大阪中心の近畿、四国、中国地方でよく食べられるみたいですが、関東圏の方々はあまり食べたことがないということ……
この文を見て驚いたのは私です。
「え?巻き寿司食べないの!?
イミワカンナイ!!」
ってなりました……
でも最近ではコンビニとかでもシーズンになると恵方巻きが並ぶので、それで全国に節分に恵方巻きを食べるのが広まってるみたいですがね。
みなさん!巻き寿司……恵方巻きを食べましょう!!!
あ、巻き寿司っていうのは大阪の人らが言うみたいですよ。
おれもそう言うけどね……
ま、恵方巻きと一緒ですよぉ〜!
でも巻き寿司は節分じゃなくても食べれますし、節分のときだけ恵方巻きと言うのは……ね?
あと、今回巻き寿司の具材は7種でしたよね?
それは七福神が関係してるとかなんとか……
ま、色々と長くなりましたが節分を楽しんでくださいね!
恵方巻きも……豆まきも!
これでみなさんも節分ガチ勢!!!
それでは感想などお待ちしてます!