ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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この作品のUAが40000を突破しました!ありがとうございます!

さてさて…なんかタイトルが意味深なような気がしますが、前回の続きからスタートです!
前回のラブライブ!は誰にしようかな〜?
う〜んと……

う〜んと…………

う〜んと…………………

じゃあ……ことりで!



第95話「初めての夜」

 

 

前回のラブライブ!

アメリカでライブをすることになった私たち!

それまでの準備を始めていって、ついに曲のパート決め!

センターは絵里ちゃん!

衣装も和風をイメージしたものにしたんだぁ〜。

そして私たちは練習を、ナオキくんはベースの音とかを入れる作業を始めたの!

 

 

 

 

「よし、完成〜っと……

ってもう夕方か……」

ナオキは背伸びをして窓の外を見ると夕日が辺りを照らしていた。

 

「あ、ヘッドホン外さな……」

ナオキはヘッドホンをまだしていたことに気づき、ヘッドホンを外した。

 

 

「あら、終わったかしら?」

するといつの間にか隣にいた絵里がナオキに声をかけた。

 

「ん?うわぁ!?」

ナオキは絵里の方を見ると驚いた。

「ふふっ…そんなに驚く?」

「そ…そりゃあ驚くだろ……」

「ふふふっ……真剣な顔したナオキ…かっこよかったわよ…」

「お…おう…///」

ナオキは絵里のセリフに顔を赤くした。

「あ、照れてる〜……かーわいい」

 

ツン…

 

そう言うと絵里はナオキの頬を人差し指で突っついた。

「………///

そ…そう言えばみんなは?れ…練習終わったのか?」

「えぇ…みんなとっくに帰ったわよ?」

「マジか!?絵里は待っててくれたのか?」

「えぇ…そりゃあ……ナオキは私の………

んもう!早く帰るわよ!///」

絵里はなにか言いかけるといきなり立ち上がって言った。

 

「はいはい……」

ナオキも荷物をまとめて、絵里と部室を出た。

 

 

 

 

 

 

 

帰り道……

「なぁ…絵里〜……」

ナオキは力が抜けたような声で言った。

「ん、なに?」

「今日の晩飯なに?

超腹減ったんだけど……」

「ナオキはなにがいい?」

「う〜ん……肉がいい!」

「……それならビーフストロガノフでいい?ちょうど牛肉切ったもの置いといたから」

「全然ええよ!う〜…腹減った……」

「ふふっ……それじゃあ早く帰りましょう」

「あぁ……」

 

 

 

そんなラブラブでまるで夫婦(…というかまさにそうなるのだが……)の会話を他のメンバーは後方から聞いていた。

 

 

「ねぇねぇ…なんで2人は晩御飯の話をしてるの?」

穂乃果は小声で言った。

「一緒にご飯食べるからじゃないのかなぁ〜?」

ことりは小声で言った。

「それは何回かあるでしょう?でも…なにか変よ……」

真姫は小声で言った。

「あの2人……なにか隠してるわね…」

にこは小声で言った。

「とりあえず…2人を追いかけるでぇ〜」

希は小声で言った。

 

そしてみんな2人の後をつけた。

 

 

 

 

2人はマンションに入った。

 

「ここは…いつものマンションにゃ〜」

凛は小声で言った。

「本当になにか隠してるのかな?」

花陽は小声で言った。

「はぁ…そんなこと2人に聞けば早いでしょう?なんでつけるんですか?」海未は小声で言った。

「そんなの、2人に聞いても話さないに決まってるわ……だから証拠を先に抑えるのよ……」

にこは小声で言った。

「さ、追いかけるでぇ〜」

希がそう小声で言うとみんなはマンションへと入って行った。

 

 

 

 

 

ガチャ……

「「ただいま〜」」

「おかえりなさ〜い!」

バタン…

 

 

「え!?2人ともナオキくんの部屋に入ったよ!?」

穂乃果は小声で言った。

「しかも亜里沙ちゃんの声も聞こえたような……」

凛は小声で言った。

 

「「「「「「「「まさか!?」」」」」」」」

みんなは声を合わせた。

 

「これは明日問い詰める必要があるやん……」

「とりあえず今日は帰りましょう…証拠を抑えたからまた明日聞けばいいんだし」

希とにこがそう言うとみんな帰って行った。

 

 

 

 

 

ガチャ……

「……みんなやっと帰ったか……」

「これは明日大変そうね…」

「ま、今更隠せないし…聞かれたら話すか……」

「そうね……さ、ご飯作るわよ」

「あぁ……」

 

バタン…

 

 

どうやらバレてたようでした……

 

 

「ん?お義兄さん、誰か来てたんですか?」

亜里沙は言った。

「いや…誰もいないよ……さ、ご飯だご飯!」

ナオキはリビングへと向かおうとした。

「その前に!」

「ん?」

「その前に着替えてきなさい!」

「は…は〜い……」

ナオキは自室……今やナオキと絵里の部屋へと向かった。

絵里と亜里沙はリビングへと向かった。

 

 

 

 

リビング……

ガチャ…

「着替えてきたで〜」

ナオキは着替え、リビングへと入った。

「よろしい…ご飯出来るまで待っててね」

絵里はキッチンから言った。

 

「お…おう……///」

ナオキはときめいた。

キッチンで料理する絵里に……

そのエプロン姿に……

 

 

 

 

そしてご飯が出来て、机にビーフストロガノフなどが並んだ。

 

「「「いただきまーす!」」」

 

そして3人はご飯を食べ終わり、お風呂に順番に入って行った。

 

「じゃ、おれから行かせてもらうわ…」

「わかったわ」

「どうぞどうぞ〜」

ナオキは先に風呂に入った。

その後ナオキが風呂から上がると亜里沙が入り、その後亜里沙が風呂から上がると絵里が入った。

 

 

 

 

「ふぅ〜気持ちよかった……」

絵里が風呂から上がり、髪を拭きながらリビングに入ってきた。

「はい、終わりっと……」

「ありがとうございます!お義兄さん」

ナオキと亜里沙はソファーに座っており、ナオキの手にはバスタオルが合った。

「ん?何してたの?」

「いや、亜里沙ちゃんの髪濡れててさ、それで拭いてたんだよ」

「ふ〜ん……」

絵里はジト目でナオキを見た。

「な…なんだよ………」

ナオキは少し動揺した。

 

「なら…私も拭いてもらおうかしら」

そう言うと絵里はナオキの隣に座った。

「お…おう……///」

ナオキは少し照れながらも絵里の髪を拭き始めた。

「んっ……」

「気持ちいいんか?」

「まぁね……んっ…えへへへ……」

「やっぱりサラサラしてんな…絵里の髪」

「そう?」

「あぁ……流石姉妹だな…髪の感じも似てる……」

「んっ…でしょ?」

「小さい時からずっと言われてたんです!」

「ほ〜う……あ、そうだ!亜里沙ちゃん、おれたちアメリカでライブするんだ」

ナオキが思い出したように亜里沙に言った。

「ホントですか!?ハラショー!」

亜里沙は喜んだ。

「ふふっ…しかもセンターは私なのよ」

絵里は笑って言った。

「ハラショー!凄い!お姉ちゃんセンターなの!?」

亜里沙はさっき以上に喜んだ。

「ははは…喜んでくれてなによりだよ」

「うん!私、楽しみにしてます!」

 

「……なぁ…亜里沙ちゃん」

「なんですか?」

「おれは亜里沙ちゃんのお義兄ちゃんなんだ」

「はい」

「だから…そんな敬語とか使わなくてええんやで?」

「え?で…でも……」

亜里沙は遠慮しているようだ。

 

「いいんやよ……タメで」

「……お…お義兄さんがそう言うなら……

うん、わかった!」

「ハラショー!」

「…それで…お義兄ちゃん……」

「なんだ?」

 

 

 

「いつまでお姉ちゃんの髪を拭いてるの?」

「…あ………すまん、絵里」

するとナオキは絵里の髪を拭くのをやめた。

「え…ううん……ありがとう」

 

「あ、私明日学校だった!」

亜里沙は言った。

「そうか…おれたちは卒業式前に全員終わるけど、亜里沙ちゃんたちはまだ続いてるのか…」

「うん!でもあともうちょっとで終わるよ!」

「そう…それなら早く寝なさい」

「うん!おやすみなさい!」

「「おやすみ」」

 

亜里沙は自室へと向かった。

 

 

「おれたちも寝るか?」

「そうね…それじゃ、行きましょう」

そしてナオキと絵里も部屋に向かった。

 

 

 

 

 

ナオキと絵里の部屋…

 

「ねぇナオキ〜」

「ん?どうした?」

2人は一緒のベッドに入っていた。

 

だが……

 

「こっち向いてよ〜」

「べ…別にいいだろ……////」

ナオキは絵里の方を見ようとしなかった。

「ね〜ぇ〜!向いてよ〜」

絵里はナオキを揺すった。

「う〜ん…だってさ〜///」

「だって……なによ?」

「その……なんか…はずい……///」

「なによ…今までだって向かい合わせで寝てたじゃない…」

「で…でも……今までとは……ちょっと違うじゃんか…///」

「もう……こっち向いてよ〜!」

絵里はさらにナオキを揺すった。

「……わ…わかったよ……そっち向くから…///」

「よろしい♡」

 

そしてナオキは絵里の方を向いた。

 

「ほら、これでいいか……///」

「ふふっ…ナオキ顔真っ赤……か〜わいい♡」

 

ツン…

 

絵里はナオキの鼻を人差し指で突っついた。

「………////」

ナオキの顔はさらに赤くなった。

 

「ふふっ…………」

「…………////」

 

2人は見つめ合ったまま黙ってしまった。

 

「……ねぇ……」

「ん?」

「これからずっと私たち一緒じゃない?」

「あぁ…そうだな…」

「だから…ね……その……ナオキが良ければなんだけど……////」

「ん?」

 

絵里は顔を赤くしてモジモジしていた。

 

そして……

 

 

 

 

 

「おやすみのキス……して欲しいな……なんて……////」

「な〜んだそんなことか〜……

 

……………

 

……………………

 

 

え、マジで!?」

 

 

「う…うん………ダメ?」

 

「………ええよ……しようか……」

 

「!ほんと!?それじゃ…お願い……」

絵里は目を瞑り、唇をナオキの方に向けた。

 

(な…キ…キスなんて……いつもしてるんじゃん!す…すぐ出来る!

でもなんか違うな……プロポーズしたからか……な?)

 

「……おやすみ……絵里……」

「…おやすみ……ナオキ……」

 

そしてナオキは絵里の唇に優しくキスをした。

 

「…んはぁ……絵里……」

 

ナオキは絵里の唇から唇を離すと絵里を自分の胸のところに引き寄せた。

 

「ナオキ!?……もう……」

 

絵里は自分の体をナオキに寄せた。

 

 

 

しばらくして絵里は眠りについた。

 

 

「…すぅ…すぅ……………」

 

(絵里の寝息が聞こえる……

これが毎日続くんか……いいね……)

 

ナオキは喜んでいた。

 

そしてナオキも眠りにつくのだった。

 

 

 

 

その日が初めてナオキと絵里が婚約して一緒に寝る夜になったのだった………

 

 

 

 

 

次回へ続く……

 






ありがとうございました!
甘える絵里……ハラショー!!!!
もう…書いてて幸せでしたぁ〜!!
次回もお楽しみに!!

そして新しくお気に入りしてくださったR-Kさん、下十条鎮守府さん、y-maさん、ありがとうございます!
それでは感想などお待ちしてます!

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