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4.ヴィクトリーシンクロユニット
破棄確定となっていたクインケドライバーを何とかして再利用できないか、と元監獄長、故・御坂がラボラトリの地行博士に泣きついて完成した、クインケドライバー用拡張ユニット。開発者いわく「低予算で作った割に出来がエキサイティイイイイイイングッ!」な代物。
基本的な仕様はクインケドライバーの拘束力の調整。ダイヤルを回すことでゲット1~ゲット5まで、ドライバーの拘束力を引き上げることが出来る。
捜査官キジマ式をはじめ数人がテストをしていたが、アオギリの樹によるコクリア襲撃で量産化はお流れになった。
なお命名はCCG現局長、和修吉時。
4-1.パウピッチ
ドライバーによる拘束力の開放レベル設定用ダイヤル。しきい値が5つ設けられており、それぞれの値によって効果が異なる。
なお基準はゲット2で、ゲット1だと逆に拘束力が低くなる。これは開発者いわく「弱い喰種から情報を聞きだす際、通常ドライバーでも会話が出来なくなる場合があるので安全性のため」とのこと。
4-2.データチップ
クインケドライバーの機能拡張チップ。ダイヤルによる制御機構を搭載するため、起動中は拘束レベルの指令系統がこちらに遷移する。
一晩で無理やり仕上げられたため、プログラム解析は困難(※まだ思索段階ということもあって、内部の量産化に向けては作られていなかった)。
4-3.ヴィクトリーゲート
クインケドライバーとシンクロユニット本体との接続箇所および本体。
内部にクインケドライバーのグリーンクラウンを半分に砕いたものが装てんされており、通常の喰種であれば破壊することも困難。
クインケパーカー
キジマ式によって報告された、特定の喰種に対してドライバーを使った場合に起こる現象。背中から噴き出した赫子が中途半端に全身を覆う形が、ロングパーカー状に見えることから命名。
これそのもので赫子と同等の性能を秘めており、いわば「変身」の一種。
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5.量産型クインケドライバー+(プラス)
狂気の医師、嘉納明博が(おそらく)開発しただろう、クインケドライバーの量産型。基本的な用途は、どうやら実験体の拘束や、実験体の人体と赫胞のリジェクション(拒絶反応)防止であったらしい。
最大の特徴としては、右側にもデータチップ装填口が設けられており、ここにアップライドダイヤルユニットを装填することで通常クインケドライバーと同性能を発揮することが出来るようになる。
用途が用途なので装着時に痛みは極力押さえられており、通常の喰種でも気楽に装着できる(なおそんな喰種自体ほぼ存在しない)。
なお、ラボラトリによる解析によると「クインケドライバーより低コストで作られている」らしい。
1-1.セントラルレンズ
ドライバーの中心部分にあるレンズ。アップライドダイヤルのモードに対応し、内部にそれぞれの文様を浮かび上がらせる。
1-3.クロッシングネスト
Rc抑制触媒「グリーンクラウン」を格納するドライバーの基部。全体の統制も果たす。機能拡張が確定しているため、入れられていたため、カバーで隠されているが正面左右端には拡張データチップの装填口が設けられている。
1-3.Rcバンド/Rcシェル
赫子が変化したベルトの帯部分と、ベルトとの接続を仲介する接続用コネクタ。腹部に装着した瞬間、装着者の喰種の赫子の制御を強引に乗っ取り、Rcバンドに変化させる。
1-4.アップライドダイヤル
ドライバー正面の右側にとりつけるダイヤル型ユニット。データチップを含み、近距離モード、遠距離モード、騎乗モード、爆破モードの切り替えを行う。
クインケドライバー(Qドライバー)との性能比較
・拘束性: Qドライバー > 量産型ドライバー
・量産性: Qドライバー < 量産型ドライバー
・拡張性: Qドライバー ≒ 量産型ドライバー
・普遍性: Qドライバー < 量産型ドライバー
・経済性: Qドライバー < 量産型ドライバー
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6.マシンバトルオウル
分類
大型自動二輪車
ベース
※参考、トライゴウラム
全長/全幅/全高
通常時:2,500mm/880mm/1,230mm
変身時:3,150mm/1225mm/1,753mm
最高出力
通常時:111kW/7,500rpm
変身時:444.6kW/13,000rpm
芳村功善専用の、白中心のトリコロールカラーのモーターサイクル。ベース車に外層を追加し梟めいた文様を描いたのは四方蓮示。
多少の戦闘に耐える強度と、赫子をまとっても全体に動作不良を起こさないようある程度改造されている。
元々芳村自身はバイクを必要としていなかったのだが、赫子が分離できることに目をつけた四方が「・・・乗らないのか?」と寂しそうにしたため、せっかくだからと免許取得して今に至る。
変身時は赤い猛禽類のようなヘッドと、羽根のようなものが車輪から噴出し飛行する事も出来る。また普段からエンジン内部に赫子を内臓しているため、多少の自律走行が可能。
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7.アラタG3(ライドモード)
分類
大型自動二輪車
ベース
※参考、ネオサイクロン
全長/全幅/全高
通常時:2,660mm/1020mm/1,110mm
フルブレイク時:4,560mm/940mm/1,110mm
最高出力
通常時:117kW/5,500rpm
フルブレイク時:計測不能(理論上はどこまでも加速する)
アラタG3のモードの一種。
基本仕様はクインケのアラタG3だが、移動しながら戦闘を可能にしたいという開発者の意向によりデザインされたバイクモード。青、黄色のボディに赤いランプが映える。
なお車輪部分は変身時には丸ごと背面に一つ、残りは分割され両足に絡まる。マフラーになっているホーン部分は肩アーマーの裏側から背中に流れるように垂れる。