桜はらはら 春爛漫
月が輝くあの夜の出会いが
私を変えてくれたのです
そしていくらか月日が流れ
太陽
遠く離れたある町で
新しい出会いが待っていました
ハナヤマタ もあぐれしっぶ・よさこい部
主題歌「花ハ踊レヤいろはにほ」
ある夏の日、広島県竹原市の駅にて、二人の少女が呟く。それぞれ、大人しそうな少女と背の低い金髪の少女だ。
「ここが竹原かぁ……」
「なる。ついに到着しましたね」
関谷なる。神奈川県鎌倉市の由比浜学園中学に通う中学2年生で、よさこい部に所属している。
ハナ・n・フォンテーンスタンド。アメリカから留学してきたなるのクラスメイトで、よさこい部の部長。
彼女達はよさこい部のメンバーと、この竹原市を訪れていた。
それは、彼女たちのよさこい部が「花色よさこい祭り」というイベントに参加した数日後のこと。
彼女たちは地元にあるよさこいショップの「YOSAKOI勝」に呼ばれていた。
「広島、ですか?」
「そうなんだよ。花色よさこい祭りの時に広島の竹原って町から来た友達が、君達のよさこいを見てすごく感動したらしくてね。それで、向こうの夏祭りでも披露して欲しいっていうんだよ」
そんなこんなで竹原にやって来たなる達。そこで、新しい出会いが待っていた。
「私は関谷なる。鎌倉から来た中学2年生だよ」
「なるのクラスメイトでアメリカから来た、ハナ・N・フォンテーンスタンドです。よろしくお願いします!」
「わた、わたた、わた、わたしは……」
「私達は、わた、その…」
「あ、あのぉ…少し落ち着いて」
二人揃ってかなり緊張していた。地元に棲む学生のようで……
「竹原南高校写真部部長の
「同じく写真部の3年生、三谷かなえで……す?」
一人はハナと同じくらい小柄だが、揃って高校生であった。
「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」
「「ひぃい!?」」
「ええ!? その、じゃあつまり私より年上なの!?」
「oh、これは驚きです」
出合い頭にそんなこともあったが、なる達は楓たちと仲良くなる。
そして、竹原各地で他のよさこい部メンバー達も新たな出会いを経験する。
「な、なんですかいきなり!?」
「うん、合格」
笹目ヤヤ、匂いフェチの塙かおるに頭をかがれる。
「うわぁ……美味しそう」
「むふふ…のりえちゃん特製スイーツ、ご賞味あれ!!」
西御門多美、スイーツづくりが趣味の岡崎のりえに魅了される。
「♪~♪」
「えっと……よろしく、かしら?」
常盤真智、シャイな桜田麻音が吹く口笛を解読し、そのまま仲良くなる。
「ほぼろさん、離れてください! こんなヤ○ザ、自分がすぐに追っ払ってやります!!」
「いや、あの~、落ち着いてくれますか?」
(まあ、海坊主の見た目じゃ仕方ないわよね。それにしてもあの人、さっきからカメラ構えて何してるのかしら?)
(決定的瞬間)
その他大人たちにも、出会いあり?
よさこい部のメンバー達は、竹原でのゆったりと、それでいて温かい時間を過ごす。
そして、ついに夏祭りの日が来た。
「なるちゃん、写真頑張って撮るからなるちゃん達も頑張って来て、なので」
「うん。そっちも撮影頑張って、ぽって部長」
「それじゃ、みなさん行きますよ」
「由比浜学園中学よさこい部、行くよーー!」
「「「「おおおおおおおおおお!!」」」」
今、忘れられない夏の思い出が刻まれる。
ハナヤマタの放送開始から一年&たまゆらの映画公開で思いついたネタ。
けど細かいストーリーが浮かばずにここに投稿……