七丈島艦隊は出撃しない   作:浜栲なだめ

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前回のあらすじ
磯風との会話の中で伊58は自分自身を再度見つめなおす。
しかし、彼女の決意が変わることはなかった。







第五十六話「私は、七丈島鎮守府を信じたいでち!」

 

「――あれから三日。それももう少しで過ぎ去ろうとしていますね」

 

 提督は目を通していた書類を机に置いて壁の時計に目を向ける。

 時計の短針が丁度10の数字を指示している。

 あと、二時間で、伊58と約束を交わした三日目が終わろうとしていた。

 

「――気分はどうでちか、提督?」

「今日は矢矧がいないので仕事が全く進まなくて憂鬱な気分ですよ」

「そう言えば、他の奴らも今日は見ないでちな」

「……結果通知に来てくださったんですよね?」

 

 音もなく執務室に入ってきた伊58を見て提督はそう確認する。

 三日間。それで伊58が七丈島艦隊に対する敵対心に変化がなければ、提督は死ぬ。

 彼は三日前に伊58と密約を交わし、毒薬を摂取している。彼女の持つ解毒剤がなければ、これから二日後に彼は心臓麻痺で死ぬことになるのだ。

 

「解毒剤はあげられないでちよ」

「……そうです、か」

 

 一瞬だけ表情が強張ったが、すぐにいつもの飄々とした笑顔に戻った提督は大きくため息をついて座っている椅子の背もたれにより深く身体を落とした。

 

「いやに落ち着いているでちね」

「覚悟は、してましたから」

 

 一体、どれだけの覚悟をしていれば人間は死刑宣告を受けてすぐに笑顔を浮かべることができるのだろうか。

 まるでゲームをやっていて自分のプレイヤーが死んでしまった時のような、自分のことなのに他人事かのような気楽な諦観を伊58は彼から感じていた。

 

「死ぬのが怖くないんでちか?」

「大丈夫です。実はこの三日間、万が一のために七丈島鎮守府の引継ぎを任せられそうな方に数人声をかけておきました。なので私が死んでも後のことは安心です」

「お前自身、どうなのかと聞いているでち」

「あまり死にたくはないですが、怖くはないです」

 

 そう断言して提督はもう一度伊58に笑顔を見せた。

 絶句する彼女に彼は眼鏡を外してレンズをハンカチで拭きながら再び口を開いた。

 

「私はある目的さえ達成できればいいんです。そこに私の生死は関係ありません。私の意志を継いで目的を果たしてくれる誰かがいるのなら、安堵こそあれ死に恐怖はありませんよ」

「ここの奴らは皆どこかおかしい奴らばかりでちが、お前も大概、狂ってるでちな」

 

 自分の命よりも重いものがある。そのためならば己の死に恐怖はないと言う。

 まさに文字通り死んでも成し遂げる覚悟といったところだ。伊58はその答えに呆れたように、しかし何か納得したようにため息をついた。

 

「それに、まだ二日ありますからね。幸運にも解毒薬が作れるかもしれないし、もしかしたら毒薬が作用しないかもしれない。覚悟はできていますが、決して希望を捨てた訳でもありませんよ」

「まぁ、せいぜい未練のない余生にするといいでちよ。それじゃ、私はもう行くでち」

「そうですか、もう私とは会うことはないでしょうが、また遊びに来てくださいね」

「……なんでちかそれ。二度と来ないでちよ」

 

 伊58はそう言うと、提督の返事も待たずにさっさと執務室を出て行ってしまった。

 

 

 ドック。しかし、ここは七丈島鎮守府のドックだ。ただでさえ日頃使っていないドックはすっかり荒れ果てており、まさにその最低限の機能しか果たさないであろうことはすぐに分かった。

 私はゆっくりと出撃区画の海面に足を付ける。思えば海に入るのは随分久しぶりな気がする。

 

「――なんだ、もう行くのか?」

「……よく、ここがわかったでちね」

「ウチには度し難いストーカーがいてな。そいつが教えてくれた」

 

 振り向けば磯風と美海の姿が見えた。

 磯風はともかく美海とはあれから一言も言葉を交わすどころかお互い姿すら見ていなかったので若干気まずいが、今更そんなことを気にしても仕方がない。

 

「…………」

「ほら、美海」

「わ、わかってる!」

 

 磯風に背中を押されて私の目の前によろけながら歩み寄ってきた美海は私と視線を合わせたり外したりを繰り返しながらおもむろに手を差し出した。

 その手の中には何かぼんやりと光るものが見える。

 

「これは、真珠のイヤリング?」

「あげる」

 

 真珠をそのまま銀細工の台座に取り付けただけの単純な作りのそれは、おそらくは売っているものではない。加工は誰かに手伝ってもらったのだろうが、微妙な作りの甘さから見ておそらくは手製のイヤリングだ。

 

「伊58さんと会ったあの日に海で見つけたの。本当はお父さんにあげるつもりだったけれど、伊58さんにあげる」

「それならお父さんに渡した方がいいでちよ」

「いいの! これは友達の証なんだから!」

「は? 友達の証?」

「実は私と美海もつけているんだぞ」

 

 見れば、彼女達の片耳に大きさは微妙に違えど、同じような真珠のイヤリングが彼女達の耳につけられていた。

 

「別に、私はお前達と友達だなんて思ってないでちからそんなの、いらないでち」

「じゃあ、嫌がらせだから!」

「余計いらないでち!」

「どうでもいいから付けろぉ!」

「ぐわ! や、やめるでち! 耳引っ張んなでち!」

 

 逃げようとした所をイライラが爆発したのか美海に無理やり耳を引っ張られてイヤリングを取り付けられてしまう。

 

「絶対外さないでね!」

「……まぁ、高値で売れそうだし、もったいないでちから真珠取り外すまでは付けておいてやるでちよ」

「なにそれヒドい!」

「はっはっは、きっと照れてるんだぞ、美海」

「はぁ……まぁ、もうそれでいいでちよ」

 

 最後まで変な奴らだと思いながら私は潜水を始める。

 私の身体が海に潜りきる前に、磯風と美海は私に言った。

 

「じゃあ、またいつでも来い」

「待ってるからね!」

「……なんでちかそれ。二度と来ないでちよ」

 

 揃いも揃ってまた来いなどとおかしなことを言う。全くもって理解しがたい提督と艦娘だ。

 私は、暗い海の中へと沈み、そして、もう到着している筈の護衛艦隊とのランデブーポイントへと向かった。

 

 

「――ふんふん、ふふーん! ふーんふーんふーん!」

「もう少し静かにできないのか、那珂」

「トップアイドルを目指す那珂ちゃんとしては、こういう暇な時間こそダンスと歌の練習に充てなきゃだと思うんだよねー! 地道な努力を重ねる那珂ちゃん偉い!」

「暇な時間って……今一応作戦中なんだけれど……」

 

 七丈島鎮守府から5 kmほど離れた場所。そこに四人の艦娘が停泊していた。

 那珂、日向、伊勢、そして――――

 

「浮かれるはええけど、しっかり任務は遂行してもらうけぇの。足引っ張ったらただじゃおかんから」

「は、はーい、浦風ちゃん。那珂ちゃん、ちょっぴし反省」

「まぁ、そうなるな」

「は、はは……相変わらずおっかないなぁ、ウチの旗艦は……」

 

 旗艦の浦風が横目で睨みを利かせると、たちどころに那珂は縮こまって大人しくなる。

 その威圧感に日向と伊勢も思わず背筋が伸びてしまう。

 

「ん、来たみたいじゃね」

「お前達が護衛艦隊でちか?」

 

 浦風の声と同時に海中から伊58が姿を現した。

 

「如何にも、ウチらがあんたの護衛を提督さんから命令された護衛艦隊じゃ。ウチは旗艦の浦風。僚艦に日向、伊勢、那珂がおる」

「主力艦隊に名前を連ねる奴ばかりでちな。私みたいな潜水艦一隻には余剰すぎる気がするでちが」

「それだけ、あんたのやったことは提督さんに評価されとるってことじゃけぇ。提督さんからも話したいことがあるらしいから今通信機で鎮守府と繋ぐけぇ、ちょっち待っとき」

 

 浦風が首から下げた小型の通信機を操作すると、すぐに軽いノイズ音の後に彼女達には聞きなれた犬見提督の声が聞こえて来た。

 

『伊58、無事合流したか。任務ご苦労だった』

「はい、でち」

 

 緊張気味に答える伊58に柔らかい口調の犬見は尋ねた。

 

『ところで、一体どのようにして七丈島鎮守府の提督を暗殺したのかな? 是非聞かせて欲しい』

「それは、遅効性の毒を盛って五日後には心臓麻痺で死ぬように――――」

『ははは、嘘はいけないな』

 

 その言葉に伊58は息を飲んだ。

 

『そんな毒など聞いたこともないし、最初から毒なんて持っていなかっただろう?』

「……それは」

『聞かせてくれ、一体、どうやって、彼を暗殺したんだい?』

「て、提督! 七丈島艦隊に提督の危惧するような脅威なんてないでち!」

『どうして、そう思うのかな?』

 

 伊58と犬見の会話を聞く周りの護衛艦隊の表情は夜の闇でうかがい知れない。無言の重圧に耐えながら、それでも必死に伊58は口を回した。

 

「七丈島艦隊の奴らにはまず、ろくな装備なんて置いてないでち。あんなザマで反逆行為なんて不可能でち。それに、そもそもあいつら自体、提督含めて全員すっかりふ抜けきって、例え反乱を起こしたとしても私一人でも対処できるような雑魚ばかりでち」

『それで?』

「あ、あんな馬鹿な奴らが提督の障害になる余地を感じないでち」

 

――敵である私に、ただ真っすぐに、仲良くしたいだとか、友達になりたいだとか言ってしまう、あんな馬鹿共なんて。

 

「どうせ、放っておいてもそのうち勝手に自滅するんじゃないでちかね?」

『だから?』

「だ、だから……お願いします、あいつらは見逃してくれないでちか、いや、もう少し猶予をくださいでち……少しでも危険性が見られればすぐに私が始末をつけるでち……!」

 

――ついに言ってしまった。どうやら七丈島艦隊にいるうちに馬鹿が移ったらしい。いつもの私なら絶対に提督にこんな恐ろしいことは口にしなかっただろう。

 

『誰かを信じて裏切られる苦しみを誰よりも知っているお前が、七丈島艦隊は信じられると、そう言うのかい?』

 

 耳元のイヤリングに触れる。不思議とさっきまで緊張と恐怖で震えが止まらなかった体が落ち着きを取り戻す。

 こんな状態を、勇気が湧いてくるとでも表現するのだろうか、と伊58は一人思った。

 

「私は、七丈島鎮守府を信じたいでち!」

『そうか、だが駄目だ』

 

 凍てつく程に冷徹な犬見の声と、その瞬間向けられた自分への殺意に伊58は反射的に潜水していた。

 

 

『護衛艦隊、伊58を処分しろ』

「夜の闇の中、対潜装備だって持ってきてはいない筈。そう簡単にはやられないでちよ! むしろ、返り討ちにしてやるでち!」

 

 視界が皆無とも言える夜の海で、潜水艦の攻撃はまさに一方的である。対して、海上の護衛艦隊がそんな伊58に対して決定打を与える手段は対潜装備であるソナー、爆雷による攻撃しかない。

 しかし、潜水艦にしか効果を発揮しないソナーや爆雷に装備を圧迫させるようなことはできうる限り避けたい選択である。なので、普通なら潜水艦と戦う予定でもなければ、艦娘に対潜装備が載せられていることはまずありえない。

 故に、伊58はこの時まで自分の勝機を確信していた。

 

『手筈通り引きずり出せ』

「了解」

 

 その声が響いた瞬間、海中で様子を伺っていた伊58の周囲に大量の爆雷が降ってきた。

 

「――――なっ!?」

『私は道具の使い心地に少しでも異変を感じれば、もう信用しないと決めているんだ。お前が私に任務完了の報告をしてきたあの瞬間に、私はお前を信じるのをやめたよ』

 

 

 そこからは、ものの数分で終わった。

 爆雷の嵐に艤装が大破し、潜水状態が維持できなくなって海上に浮かんできた私はあっさりと取り囲まれて捕まった。

 

「ふ、これが偉大なる瑞雲の力だ」

「別に潜水艦一隻相手ならわざわざ全装備を瑞雲にするほどは必要なかったと思うんだけれど」

「何、瑞雲はいくつあっても困るものではない」

「那珂ちゃんもバッチリ決めましたー! きゃはっ!」

「ほんに舐めたことしてくれたのう、伊58。覚悟はできとるけぇの?」

「う……!」

 

 頭を鷲掴みにして私を持ち上げる浦風が連装砲を胸に押し付ける。

 

「ん、なんじゃ? イヤリング?」

「触るなっ!」

「あん?」

 

 私は、イヤリングに伸ばそうとする浦風の手を両腕で掴んで止めていた。

 

「それは、私の友達がくれたものでちッ! お前らには死んでも触らせないでちッ!」

「ほだされおって! 随分と向こうでは優しくしてもらったようじゃのう? じゃあ、触らんよ。その耳、連装砲で粉微塵に吹き飛ばしてやるだけじゃけぇのぅッ!」

「……っ!」

『まぁ、待て、浦風。最後に少し話をさせろ』

「……提督さんが、そう言うなら」

 

 激昂して今にも私の耳に砲撃を撃ち込まんとしていた浦風は犬見のその言葉に渋々と言った感じで連装砲を下ろすと、私の背中に回って手首を後ろ手に拘束した。

 

『伊58、最後に教えてあげよう。お前は二つ勘違いをしている』

「勘違い……?」

『一つ目だ。お前は七丈島艦隊に危険性はないから処分する必要性を感じないと言ったな? だが、今の七丈島艦隊に反乱を起こすだけの力も意志もないことなどわかっている』

「じゃ、じゃあ、なんで……」

『私が恐れているのは、奴らの個性だ』

 

 その犬見の言葉で私はますますわからなくなった。

 彼は通信機ごしにも私の困惑を感じ取ったのか、補足のように続けて話し始める。

 

『個性とは、すなわち影響力だ。人に裏切られ、人を信じなくなったお前に、また誰かを信じようと思わせてみせた、その影響力が私は恐ろしい。あれらは道具にはならないし、そんな物が混じると、周りの道具は瞬く間に錆びついてしまう』

 

 七丈島艦隊の個性。確かに、あそこにいる艦娘は皆誰もが何人にも染まらず、誰とも違う色を持っている。

 そして、彼女達の強すぎる個性はやがて周りの他者の色をも変えてしまう。

 私を、こうして変えたように。

 それはきっと、彼女達の誰もが絶望の淵に追いやられながらも心を折ることなく、這い上がってきたその屈強で崇高な精神の賜物だ。

 しかし、犬見にとって、その影響力は自分の信念を脅かす存在だ。

 彼女達のような個性は、艦娘を道具から人に変えてしまう。彼の理想にとって七丈島艦隊の存在はまさに天敵なのだ。

 

『だから、潰す。今はまだ小さくとも、あれはいつか必ず私の理想を脅かす。今危険性がないから、ではない。危険性がないからこそ、今、七丈島鎮守府は葬っておかねばならない』

「提督、あなたは、たった六人の少女達がそんなに恐ろしいんでちか……?」

『ああ、その通りだ。そして、その七丈島艦隊への認識がお前の二つ目の勘違いだ』

 

 その瞬間、まるで突然嵐に巻き込まれたかのような衝撃が私達を包み込んだ。

 私と私を拘束していた浦風は一瞬宙を舞い、浦風の方は数メートル後ろに吹き飛ばされ、私はゆっくりと何者かの腕の中に抱きかかえられる形でキャッチされた。

 

「よう、遅れてすまねぇな、伊58」

「はぁ!? 天龍っ!?」

 

 私を抱きかかえているのは腰に差していた刀を抜いた七丈島艦隊の一人、天龍だった。

 吹き飛ばされた衝撃で海面に頭を強く打ち付けたのか、濡れた頭を押さえる浦風の首から下げた通信機から、再び犬見の声が聞こえて来た。

 

『ろくな装備も持たないうえに、提督を含めて全員すっかりふ抜けきった雑魚ばかりとお前は言ったな? 馬鹿め、ふ抜けているのはお前の方だ』

「よう、そこで喋ってんのが犬見誠一郎って野郎か? 昔、磯風が随分世話になったらしいなぁ、おい?」

『こいつらが雑魚だと? とんでもない』

「天龍、ちょっと速すぎるってばぁ! お姉さまが完全に置いてけぼりだよぉ!」

「いつの間にこの那珂ちゃんの背後に!?」

『仮にも横須賀艦隊との演習で勝ち星を挙げたような奴らだぞ? 雑魚な筈あるものか。むしろ、化物だよ、こいつらは』

「化物とは、言ってくれるじゃないか、犬見」

「――ッ! あんたはッ……! やっぱり生きてたんじゃなぁ、磯風ぇええええッ!」

 

 私を背中に隠すようにして、天龍、プリンツ、磯風の三人が目の前に並び立ち、護衛艦隊と睨み合いを始めていた。

 

「お前ら、どうしてここがわかったでち!?」

「すまないな、そのイヤリング、実はGPS機能を取り付けてある。安心してくれ、終わったらすぐに取り外すから」

「なっ!?」

「ちなみに盗聴器も付いている」

「なああああ!?」

「カッコよかったぜ? 『私は、七丈島鎮守府を信じたいでち』ってよ!」

「お、お前ら!」

 

 顔に血が上る。

 しかし、やはり、こんな状況なのにこいつらの近くは不思議と安心する。

 私の身体はすっかり力が抜けていつの間にか海面に座り込んでしまっていた。

 

『――やぁ、磯風。本当に久しぶりだ。また会えて嬉しいよ』

「ああ、私もだ」

『また、私に反逆するのかい?』

「ああ、当然だ」

『何度やっても、お前は私には勝てないよ』

「以前のように上手く行くと思うなよ。今度こそお前を叩き潰す……!」

『面白い、やってみるといい。護衛艦隊、作戦を前倒しする。今夜、七丈島鎮守府を壊滅させる。手始めに、目の前の七丈島艦隊三隻を速やかに撃沈せよ』

「「了解」」

 

 私の、そして磯風の、犬見誠一郎との最後の戦いの火蓋が、今切って落とされた。

 

 




戦闘が始まってしまいましたが低速戦艦の主人公さんはまだ皆に追いつこうと頑張ってます


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