東方羅戦録〜世界を失った男が思うのは〜   作:黒尾の狼牙

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はい!いよいよ第三章突入でございます!今のところ合計35話を予定していますが、多分その通りに行かないと思います。本章でやりたい話は大きく四つあります。なるべくサクサク行きたいです。それでは、どぞ〜



第3章 愛は時に狂気となる
90 攻め込む英雄


ある人は言った。恋とは夢であると。

 

ある人は言った。恋とはドラマであると。

 

ある人は言った。恋とはロマンであると。

 

ある人は言った。恋とは芸術であると。

 

 

 

 

 

ある人は言った。恋とは狂気であると。

 

 

 

 

 

 

 

 

好意にも似たその感情は、欲望を擽る。もっと一緒にいたい。もっと話したい。もっと知りたい。その想いは段々と強く現れていく。

 

究極に行けば、相手を自分のものにしたいと思う。自分以外のものにしたくないという。自分以外に触れさせたくないと思う。自分だけが触れたいと思う。

 

だがその想いは叶わない。相手は自分以外の人と話そうとする。自分以外の人に触れられる。自分から遠ざかっていく。

 

もっと近くにいたいのに、もっと寄り添いたいのに

 

 

 

女は気づいた。離れさせなければ良いと。

 

女は、自分以外の姿を見る目も、自分以外の声を聞く耳も、自分以外の肌を触れる手も、自分以外の跡を追う足も、彼の体からもぎ取った。愛を語る口さえあれば、後は何もいらない。

だが口から出されたのは、愛の囁きではなく、助けを求める声だった。カッとなった女は、彼の胸を剣で貫いた。

その時には、既に遅かった。彼はもう指一本も動かせなくなった。女は永遠に、空っぽの体をただ愛でていた。

 

 

 

 

 

 

ある人は言った。乙女の恋心ほど恐ろしいものは無いと

 

 

 

 

幻想郷で人間たちが1番住む所、人里にも店はある。とは言っても団子屋などの素朴な店しかないのだが、それを利用している人も沢山いる。

そんな人里で、珍しい店が出来た。そこは喫茶店だ。喫茶店なら珍しくは無いが、コーヒーなどを中心としていた。幻想郷の喫茶店は大抵がお茶系統のメニューだったが、この店長はコーヒーをかなり好んでおり、店まで作るようになった。

それを知った魔理沙は、そのコーヒーに興味が湧き、早速その店に入ることにした。

 

「邪魔するぜー!適当に飲ませてくれ!」

 

相変わらず強引な扉の開け方と大きな声に、中にいた大抵の人が驚いた。だが、彼女を知っている人は驚くことはない。彼女ならそうするだろうと誰もが納得するからだ。

そして、ウェイターの人もその1人だった。彼はその声を聞いた瞬間に少し溜息をつき、彼女に近づく。その時、今度は魔理沙の方が驚いた。

 

「いらっしゃいませ。適当におかけになってください。それと、店内ではお静かに」

 

ぎこちなくも丁寧に声をかけるウェイター、斐川 黎人は魔理沙を席に案内した。

 

 

 

 

「…お前、ここでバイトしてたのか?」

 

席に着き、魔理沙は適当に頼んだコーヒーを飲みながら、黎人に尋ねた。彼女にしても、彼がここで働いているのが意外だったのだろう。

 

「まぁな、新しいバイトを見つけたし。稼ぎ手が無かったら潰れるからな、俺んとこは」

「…さりげなく霊夢をディスるなよ」

 

魔理沙に答える形で黎人は喋ってはいるが、内容的に霊夢に対する文句になってる。

 

「そういえば、お前らのとこにもう1人居候がいたよな?あいつだったら稼げそうだけど、ソイツは何してんだ?」

 

その様子に呆れていたが、魔理沙は思い出したかのように言った。魔理沙は霊夢から、1人居候が増えたと聞いているし、会ったことが一度だけある。彼女から見れば、彼なら相当稼げそうに見えたのだが、その男は何をしているのかが気になった。

 

「…ああ、刃燗のことか?あいつは今、妖怪の山にいるよ」

「…妖怪の山?なんでだ?」

「惣一の所に修行だ」

 

黎人は答えた。時期的には鵞羅を倒した後、黎人が妖怪の山から離れた時に、彼と入れ替わるように刃燗が妖怪の山で修行に入った。なので、いま博麗神社に彼はいないのである。

 

「へぇ〜…アイツも色々と頑張ってるんだな」

「らしいぜ。ま、餓死しねぇように頑張るさ」

「おう、それが良いだろうぜ」

 

黎人との話を切り上げ、魔理沙は出されたコーヒーを飲み干した。とは言っても、ブラックでは無くミルクがドボドボ入っていたが。

その後、魔理沙は席から離れようとする動きを止めた。

 

「なぁ、黎人…親父にはあの後会ったか?」

 

黎人は以前、魔理沙の父親の所でバイトをしていた。その事を知り、彼ともめた事があるので記憶にハッキリと残っている。

その後、黎人はその店のバイトを辞めた。新たなバイト先を探すために人里に散歩していたのを見た事がある。そして見つかったバイト先がこの店なのだろう。

だから、彼女は聞いた。黎人があの後父親に会ったかどうかを。絶縁してはいても気になるものは気になるのだ。

 

「…会ったよ。夏祭りの時に」

 

彼は答えた。彼女の父に会ったと。

夏祭り…もっと言えば霊夢の舞が始まる直前に、黎人は魔理沙の父に会った。慧音があれだけ人里に来るように呼びかけているので、大抵の人間は来ていたし、彼も来ていた。

顔を合わせてからも、彼らは話をした。これまでに起こったこと、霊夢がやってたことを黎人は話した。逆に、魔理沙の父親も話してくれた。最後に会ってから、彼なりに努力していることを。そして、彼は黎人に尋ねた。

 

『なぁ、黎人…魔理沙は、あの後どんな様子だ?』

 

父親は、魔理沙の事を尋ねた。何を聞いたからと言って、何かが変わるという事はない。その質問に、何の意味もない。彼以外は。

 

「それもいまお前が尋ねたように、お前のことを聞いて来たよ」

 

黎人の言葉に、魔理沙は何も返さない。ただ彼の言葉を聞いているだけだった。

 

「お前らは絶縁してるようで互いを気にしているんだ。ま、そりゃそうだ。そんな簡単に親子の絆が無かったことになるなら、誰も苦労はしない」

 

黎人のいうのも最もだ。2人とも、互いを嫌ってる割に互いを気にしている。やはり、親子というものはそんな簡単に切れる関係ではないのだろう。

 

「なぁ、私たちは、このままの関係をずっと続けることになるのかな?」

 

すると、魔理沙は黎人に尋ねた。遠ざけながら互いを気にする関係がずっと続くのか、と。それを尋ねるという事は、彼女はこの関係を切りたいのか、或いは…

 

「さぁな。お前らがこのまま何もしなければ、永遠にこのままだろう」

 

黎人はそれだけ言った。そこから先は彼がどうこうするようなものでは無い。これは彼女の問題なのだ。だから、余計なことを言わない。あくまで傍観に徹すると言うのが、彼の結論だった。

 

「そうか、分かったぜ」

 

魔理沙も、黎人にそう言われたからと言って何か文句を言うわけでもなく、代金を払って店を出た。

 

 

 

 

暫くたち、仕事が終わった。その店は午前と午後で担当が変わる仕組みになっており、黎人は午前に参加している。魔理沙が丁度最後の客で、黎人の仕事は終わったのである。

 

「フゥ…と」

 

伸びをして、彼は息を吐いた。かなり超人的なスキルを持っている彼だが、疲れるものは疲れるので、こうやって休憩しておかないと困るのである。

やる事は終わったので、とっとと博麗神社に帰ろうとした。だが…

 

『ビェェェェン!ビェェェェン!」

 

彼のポケットで大きな音がなる。香霖堂で買ったお守りの音だ。それは、驥獣が現れたという警告だ。

 

「チ…!今度は何処だ…?」

 

『水』の形態になり、何処に現れたのかを探す。そして見つけ出した。

 

「嘘だろ…!()()()かよ!」

 

その場所が結構遠い場所であるため、急いで行かないと不味い。『火』の形態になり、そこに向かって走り出した。

 

 

 

 

時は数刻前にして、妖怪の山、守谷神社近くの畑。

 

「せい!はっ!てぃや!おりゃ!」

 

威勢の良い掛け声が響いてる。その日みたいにかなり晴れた日の大声は何故か清々しい。その声を出しているのは、博麗神社に暫く居候している刃燗だ。先ほど黎人が言った通り、彼は妖怪の山に修行に行っており、現在も修行に励んでいる。その様子からは力強さと、若々しさを感じさせるだろう。

 

やっている事が、畑仕事で無ければの話だが。

 

「…なぜ畑耕すたびにあんな大声を出すんですか?」

「刃燗さんが言うには、その方が力が出るからだそうです」

 

その様子を見ている早苗からすれば、大声を出す必要があるのか疑問に思う。寧ろ無駄に叫べば、余計体力が浪費しそうなものだが。

しかし刃燗は、そうしないと力が出ないらしいのだ。同じことを思った惣一が『別に叫ばなくても良いんじゃ無いですか?』と言ったのだが、『腹から声出さないと力が入らないっすよ!』と力説されてしまった。そう強く言われたら言い返せないのが惣一である。

 

「…て言うか、刃燗さんが来てどれくらい経ちます?」

 

ふと、早苗が気になったことを聞いてみた。刃燗はずっと前から妖怪の山に来ていたような気がするのだが、一向に様子に変化がない。

 

「…もう直ぐ、2ヶ月経ちます」

「2ヶ月…黎人さんは、2週間でしたよね?…やっぱり、黎人さんが速すぎたんでしょうか?」

 

惣一が言うには、2ヶ月も修行が続いているようだ。黎人の時は2週間で終わってた気がするから、何故か長い気がする。余りにも黎人の終わらせるスピードが速すぎたから、そう感じるだけなら良いのだが、と早苗は思った。

 

「…確かに、黎人さんのスピードは異常でした。黎人さんはセンスが良いですし、飲み込みが早いので、私が想定していたよりも早く修行を終わらせました。

別に刃燗さんが2ヶ月掛かっている事は問題ありません。ですが…2ヶ月続けても、刃燗さんに伸び代が見えないんです」

「…?どういうことですか?」

 

最初、惣一は早苗の言うことを認めた。黎人の成長スピードは異常だったし、今でも彼は成長し続けている。彼の飲み込みの速さは、惣一も感嘆する以外無かった。それを聞いて、やはりそうなのだなと早苗は感じた。

だが、その後の惣一の言っていたことに意表を突かれた。刃燗に伸び代が全く無い、と言うのは幾ら何でも変だと思ったからだ。刃燗が修行をサボっている様子は無いし、少しでも何か力がついていてもおかしくはない。なのに何故そんな事を感じさせてしまうのだろう。

 

「…私自身もよくわかりません。刃燗さんは非常に真面目な人です。正直、練習量ならGARDのメンバーにも負けないほどに。なのに、なかなか伸びるものが伸びない気がするんです。

よく分かりませんが…何かが彼の成長を妨げている気がします。物理的なものなのか、それとも精神的なものなのか…よく分かりませんが、それによって伸びる時に伸びないと言うことになっている気がします」

 

早苗が分からないでいるように、惣一もよく分からなかった。彼からみても、刃燗は一生懸命練習しているし、伸びていてもおかしくない。じゃあ何故伸びないのか。

惣一が言うには、何かが刃燗の成長を妨げていると言うことだ。早苗は、惣一の言いたい事は何となく分かるが、物凄く抽象すぎてピンとこないでいた。

惣一自身も、よく分かってないし、上手く説明できないのだ。刃燗の成長を妨げているものがあるというだけで、それが何なのか見当もつかない。

そんな状態で、彼に何をしてあげようと言うのか。惣一は真剣に考え始めた。

 

だがその思考を突然ストップすることになった。惣一はある事に気づき、()()対処に動くことになるからだ。

 

 

 

「いよっしゃ!全部耕し終わったぜ!」

 

畑を耕し終わり、やりきった顔で息をつく。力仕事や作業に慣れているせいもあり、耕し終わった畑がとてもキレイだ。キレイに整っているのは、彼の潔癖症のせいでもあるのだが。

午前の日課を終わらせた彼は、直ぐに修行に移ろうと移動する。

 

だが移動しようと振り返った瞬間、彼の視界に奇怪な物が見えた。遠く離れた方で、こちらを見ている何か。

鉄の鎧を纏った姿からは、それが生物かどうかも分からない。ただ、彼は1つだけ分かった。アレは、自分らを襲う気でいると。

刃燗がそう考えた通り、ソレは刃燗のところに急接近した。空を飛んでいるように近づくソレは、かなりの速さで刃燗との間合いを詰める。それに立ち向かうために、刃燗は構えを取ろうとした。だが…

 

(しまった…!札はバックの中に…!)

 

戦闘態勢に入るためには、捷疾鬼の力が封印されている札が手にないと、捷疾鬼の力を纏うことが出来ずに生身で戦う事になる。その状態では、目の前の敵を倒せるかどうかが分からない。

その戸惑いによって生じた隙を、ソレは見逃すはずも無く、その手に持つ剣で彼の首を斬り裂こうとしていた。気づいた時には彼の首元に剣が…

 

《ガギン!》

 

金属が強く叩きつけられた時のような鈍い音がしたかと思うと、刃燗に襲いかかろうとしていたソレは、刃燗から遠ざかる方向に吹き飛んだ。一体何が起きたのか、ソレを知るために刃燗は鎧を纏ったものが吹き飛んだ方と逆の方向を向いた。すなわち、先ほどまで彼の様子を見守ってた男を見た事になる。

 

「刃燗さん、師範として一言指導しておきます。いつ襲いかかられても良いように、武器は常に持ち歩いておきなさい!」

 

鎧を吹き飛ばしたのは、惣一だった。惣一は刃燗より速くその鎧の存在に気づき、懐に隠しておいた銃を取り出し、『レーザブースト』を発動させて強めの弾道を鎧のソレに当てた。

常に警戒を怠らない彼は、いつでもそれが取り出せるように手元に置いていた。その姿を見れば、彼の言う事にも説得力がかなりある。だが彼の隣にいる少女は複雑な表情をしていた。警戒を怠らないのは良いが、どこでも兵器を持ち歩くそのクセはどうにかしてほしい。それが彼女の本音である。

 

惣一によって吹き飛ばされたソレは、だんだんとそこから遠ざかって行くが、吹き飛ばされながら体勢を立て直した。空中で一回転し、元の体勢に戻ったかと思ったら、急に吹き飛ぶ勢いが消え、空中で停止した。

その光景を見て、誰もが驚いた。空を飛ぶことはこの幻想郷では珍しい事ではないし、早苗も吹き飛ばされても空中で体勢を立て直す事は出来る。だが、いま目の前の鎧のソレがやったような急停止は出来ないし、吹き飛ばされながら一回転する芸当など、やろうとしてもかなり負担がかかる。

惣一も驚きを隠せないでいたが、別に動揺したりはしなかった。相手の動きを観察し、いつ来ても捌く事が出来るようにしておく。

一方目の前のソレは、銃弾を当てられた部分を触り、それを当てた人物である惣一の方を見る。それは観察、と言うよりも悍ましい敵意のようにも見えた。

 

そんな様子を見るのも束の間、ソレは動き出した。ソレの狙いは、惣一だった。空中で水平に移動しながら彼との距離を縮め、彼に斬りかかる。いつでも迎え撃つ事が出来るように構えていた惣一は、コッソリと手にとっていたナイフを取り出して、その剣を受け止める。金属と金属がぶつかり合う激しい音がなり、刃燗や早苗は一瞬怯んだ。

 

(……!)

 

すると、惣一は何かに気づいたのか、一瞬視線に変化が現れた。その後鎧のソレは、剣を押して、惣一を退ける。そして第2撃第3撃と攻撃を繋いでいった。防御側に回っている惣一は見事にそれを受け止めていた。ソレが繰り出す攻撃をナイフで受け、見事に捌ききる。だがそれは反応が速いと言うよりも、次に何をしてくるのかが分かっているかのようだった。

惣一はもう片方の手に持っていた銃をソレに向け、発砲した。レーザブーストの力が働いているせいか、少し強力になっている。それを受けたソレは、若干退がりはしているものの、ダメージを与えている様子はない。

間合いが開いて、互いの動きが止まる。刃燗から見れば互いに次の手を考えている様子に見えた。だが、惣一はそんな事を考えてはいなかった。

 

(あの剣と鎧…そして今の剣術…間違いない。ですがあり得ない。なぜ()()()が…)

 

惣一はその剣と鎧、剣術に見覚えがあった。そこから彼は、その鎧の正体を見破った。

同時に、その人物であるなら、あり得ないと思った。もし彼であるなら此処に来るはずが無い。

真偽を確かめるために、今度は惣一から仕掛けた。ナイフでソレに斬りかかる。そのナイフを剣で受け止められ、鍔迫り合いの状態になる。

ナイフを抑えられている状態では次の攻撃に移れない。刃燗も早苗もそう思った。

だがそれで良かった。惣一はソレがナイフを抑えている状態であればいいのだから。その様子に、鎧のソレは何かに気づいたようだが既に遅かった。

 

「GARDER no_05 『バーンエッジ』解除」

 

惣一の持っているナイフの刃の温度が上がる。かなり高温である事が近くにいるだけで分かる。それによって鎧のソレが持ってた方の剣が焦げた。

剣を焦がされてしまった鎧のソレは、一瞬動揺してしまった。その隙を突いて、惣一は兜と鎧の間に、一瞬で元の温度になったナイフを刺し込んだ。

 

「……!」

「その中身…見せてもらいます!」

 

銃を取り出し、兜の上を撃ち抜く。それと同時にナイフを持つ手に力を込める。すると、ソレが被っていた兜が勢いよく取れた。

 

兜の下から現れたのは、男性の顔だった。一見すれば年は大体20代かと思わせる若さを醸し出しているが、その顎には濃く髭を生やしている。

早苗も刃燗も、その男の顔は初めて見た。幻想郷では見た事がない顔だった。

 

「やはり…()()()でしたか…!」

 

だが惣一は違った。惣一はその顔を知っていた。彼が外の世界にいた時、その顔はよく見ていたからだ。もっと言えば、彼と一緒に色々な活動をした事があるからだ。

 

「なぜ、アナタがこんな事をするんですか…!瑛矢さん!」

 

彼の名前は影虎(かげとら) 瑛矢(えいや)。惣一がGARDに所属していた時の同期であり、外の世界で彼を追い込んだ男だった。




影虎 瑛矢はかなり前に出してましたが、覚えているでしょうか?小説で書かれている通り、惣一を追い込んだ張本人です。彼の目的は一体何なのか、この後もお楽しみにしていて下さい。

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