東方羅戦録〜世界を失った男が思うのは〜   作:黒尾の狼牙

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前回のあらすじ
黎人が元に戻った。
黎人「…どういう事だ?この文章」
まぁ君は意味わかんないだろうね。


84 それぞれの戦いに向けて

幻想郷でリヴァルが倒された頃、ダイガンとシュバルとリーフが集まるその会議で話し合っていた。驥獣を作り出してきたリヴァルが倒された事は、彼らにとって大きな不利益を被ることになる。

 

 

「まさか先生が敗れるとはな…正直想定外だ」

「よく言うわ、あのどs研究者なら殺られるだろうと推測済みだったでしょうに」

 

 

ダイガンの言葉に、リーフは軽口を叩く。元々黎人の小手調べに送った刺客なのだ。倒されようと影響は無い。

 

「だが先生が破れた事は大きな痛手だ。これから先、新たな驥獣が生まれる事は無いのだ。この先どうするか…」

 

だが問題はある。リヴァルは驥獣を生み出してきた男だ。彼を失ったという事は、これ以上新たな驥獣が生み出されないという事だ。それはこの先に兵力不足へとなりかねない。その不安もあり、ダイガンが悩み始めた。

 

 

 

 

 

 

「ご心配なく。彼の意思の確保は済ませてますので、兵力に困る事はありませんよ」

 

 

 

すると、彼らの部屋の入り口で1人の男が立っていた。銀髪で、顔つきや雰囲気からは、柔らかなイメージがある雰囲気だった。

 

 

「おお、クロロ、帰ってきたのか」

「長い間お待たせしました。あちらでの仕事が手こずったので」

「…それで、驥獣は?」

「大丈夫ですよ。いざとなれば、新たな驥獣は作れます」

 

ダイガンの質問に対し、クロロと言われた男は即答した。その様子からは、自分の実力に疑いがない、と言うような感じが見えた。

 

「…分かった。それでは、先生の代わりに、研究局長の座を、お前に譲ろう」

「ありがたきお言葉です」

 

ダイガンの言葉を聞いて、クロロは片手を胸に、もう片方の手は腰に回して、執事のように深々と礼をする。

 

「さて…今回の戦いを通して、3つほど分かったことがある。まず、黎人の五行の更に上の能力の内の1つ、『金塊』が判明した。次に、斐川 黎人と稲田 惣一以外の戦士が、もう1人いた。そして…黎人は、幻獣(ファントム)持ちだ」

 

ダイガンは、幻獣(ファントム)と言った。それは、人の心に住み着く獣の名だ。それは何体もいるわけではなく、この世に3体しかいない。

 

「驚きね…まさかこの坊やが、そんな希少種だったなんて」

「リーフさん、目を見張るほどの価値あるものは、人の認識の外にあるのが常ですよ」

「相変わらず言ってることが饒舌ね、クロロ。で?能力は?」

 

リーフとクロロが、普通に話し合っている。だが気のせいか、彼らの話している様子は不穏にしか感じ取れない。

 

「…サッパリだな。事象否定とは言うが、それがどの程度なのかは分からん。さて、どうしたものか…」

 

ダイガンは考え込んだ。未だに情報が足りていない。しかも、『火焔』と『金塊』に当たる能力があと2つあるはずだ。『流水』も出ていたが、彼らは目にしたことが無いので知らない。これから先の為にも情報を得る必要がある。そのためにどうすればいいのかを考えていた。

 

 

 

「それだったら、私に任せてくれない?あの坊やの化けの皮、剥ぎ取ってあげるわ」

 

それに答えたのは、なんとリーフだった。彼女が前線に出て黎人の能力を調べると言っていた。

 

「…意外だな。椅子に座ってドッシリと構えるかと思ったが」

「相変わらず失礼ね、シュバル。まぁ、今回はとびきり粋のいい『カレ』もいるしね」

「カレですか…羨ましい。私もそんな相手に会ったことが無いので」

「何だったら貸してあげましょうか?替えなら幾らでもいるし」

「遠慮します。僕はホモではありませんので」

「そう、残念ね」

 

シュバルもクロロも、彼女がその役を引き受けるのは意外だったようで、少し驚いている。とは言っても、彼女の技量はしっかり分かっているので、彼らは問題なしと受け止めた。

 

 

「では、リーフ…任せたぞ」

 

ダイガンはリーフにその役を託した。

 

 

「ええ、首を長くして待っててちょうだい」

 

 

 

 

 

 

青く澄み渡った空が見える。数日前まで暗闇に染まってたのが嘘のようだ。幻想郷の人々はいつも通り、平和にほのぼのと暮らしていた。

 

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

…永遠亭で絶賛手術中の男はそんな事を感じ取る暇も無いのだが…

 

 

「…黎人はまだ続いてるの?」

「えぇ、何しろ生きているのが奇妙と言えるくらいの傷を受けているから、生半端な手術じゃ効かないそうよ。麻酔もまるで聞いてないわね」

「…そ、そう……」

 

黎人の叫び声を聞きながら、翔聖は部屋の前で待つ霊夢に現在の状況を尋ねる。それに淡々と答える霊夢の様子を見て、翔聖は『何でそんなに冷静でいられるんだろう?』と思い始めた。

あれから以降、その場にいた重傷者を永遠亭に連れて行った。咲夜、妖夢、早苗、秦羅、翔聖、惣一と永遠亭に連れて行き、一時期永遠亭のベットが満員になったが、今では黎人以外は完全復帰している。

どうして黎人は入院させられているのか、というと重傷者を全員運び終わった時に帰ろうとする黎人の首元を永琳が叩くと、彼は一瞬で気絶したのだ。流石というか、彼が無茶していた事は見抜いていた。

なお、あの異変に巻き込まれた良也も永遠亭のベットで眠っている。昏睡状態、という奴だ。肉体は回復しているが、精神が回復しない限りは起きる事は無いだろうし、起きたとしても彼は暫くの間ショックで動くことすらままならないだろう。ここからは永琳の仕事だ。

 

待合室に行くと、今回の戦いに参加したうち、黎人と魏音を除いた人たちがいる。秦羅、咲夜、魔理沙、妖夢、早苗、惣一、輝月、刃燗だ。それに、翔聖と霊夢が加わり、現在10人が揃っている。

 

「どうだった?」

「まだ手術は終わってないようだ。…かなり大変そうだったけど」

「…そうか」

 

手術中の黎人の様子を、秦羅は尋ねる。翔聖の答えを聞いて、少し動揺してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

「…恐ろしい敵に遭ったわね」

 

その後暫くして、霊夢が話しかけた。恐ろしい敵とは、今回戦った敵の、リヴァルの事だろう。

 

「今まで色んな敵と戦ってきた。吸血鬼や亡霊、時に人間とも戦ってきた。でも、彼奴のような異形な敵とは戦った事は無かった。敵だけでなく、仲間も、無関係の人も、材料としてしか見ない人間なんて、私は見た事無かった」

 

霊夢の言葉に、その場の全員は異を唱えたりはしなかった。彼らも、そう思い当たるのだから。リヴァルのように、自分の野望のために、犠牲を躊躇わない人間なんて、彼ぐらいだった。

 

「…どうして、あそこまでひね曲がった性格の人間が出るのか…どうして、あんな考えに至れたのか…私には、サッパリ分からなかった」

 

霊夢は、話していくうちに怖くなった。どんな人妖であっても、あんな風に非道な人格を持ったりはしない、それなりに真っ直ぐとした信念があるだろうと思っていた。それが…リヴァルの存在により打ち砕かれた。だから彼女は思う。どうしてあんな風に考えられるのか、と…

 

 

 

 

 

「恐らくは…彼を守ってくれる人が居なかったからでしょう」

 

すると、輝月が語り始めた。彼女は、彼について思い当たることがあった。

 

「聞くところによると、彼は紛争地帯に住んでいた。周りの人間は、自分が生き残るために他人を利用する者しか居なかった。恐らく彼の周りも、その様な人間しかいなかったのでしょう。

そして、彼は数々の人間らによって裏切られ…邪魔された。彼を守ってくれる人などいない。居たのは、自分の欲望を満たすことしか頭に無いものだけだった。

だから彼は、他人を大切にするという概念が無かった。他人は自分の野望のために利用するだけのもの。刃向わないように利用するだけに尽くしてきた。

…彼は最後に自分の過ちに気づいた。だがもう遅かった。彼の手によって屍となった者らは、彼を殺すことでしか報われなかった。

もし彼が、誰かに対して信頼できていたら…本当に優れていた研究者になっていたかもしれませんね」

 

輝月の話を聞いて、場が暗くなる。リヴァルの凶悪さを生み出したのは、人間の醜いところだった。

 

 

「ところで、輝月さんはなんで此処に?」

 

翔聖は輝月に、なんでこの世界に来たのかを聞いた。彼は、輝月がなんで此処に来たかを聞いていない。

 

「イシューさんからの依頼でしてね。葉原 魏音を戦場に出すよう説得してくれとのことでした」

「魏音って…あの人?」

「そう、霊夢さんと少々揉めていた男です。彼はこの世界ではトップレベルの実力を持ってますが…戦場に出ようとすらしないので、私に彼を連れてくるよう指示しました」

 

輝月の説明を聞いて翔聖は納得した。あの時に、魏音は本気で霊夢を殺そうとしていた。もし、翔聖が動かなければ…目も当てられない惨劇になったかもしれない。

 

「惣一さん、魏音のこと知ってたようだったけど…彼は一体何者なの?」

 

霊夢は、惣一に尋ねた。魏音は惣一に『GARD隊員』と言っていた。何かしらの接触が行われたのだと思った。

だから彼女は尋ねた。あの男は一体何者で、何を思っているのかを…

 

「…かなり前の話、外の世界…あぁ、コッチの外の世界ですが、世界中で毒ガスが撒き散らされた事件が発生しました」

「それって…テロ?」

「はい。それはとある一族によって引き起こされました。その名は、デグ族。魏音さんはその血筋です」

 

惣一が語り始めた。その口はやや重そうだった。話している惣一でさえも少し考えてしまうものなのだ。

 

「テロを起こしたデグ族は、反乱者として処理される事になりました。デグ族を見つけ次第処断する。

恐らくは、彼の家族も全て殺されたのかもしれません。だから…彼は私らに険悪であると思われます。

以前、私は彼に会ったことが有るのですが…やはり、敵としてしか見てませんでした」

 

惣一の言ってる事を聞いて、その場の全員は考え込んでしまった。世界を憎んでいるのは魏音だけじゃ無い。リヴァルもその内の1人だった。ならば、本当の敵とは一体誰なのだ、と…

 

 

 

「暗いところ失礼するわよ。彼の治療、終わったみたい」

 

その部屋に、永遠亭の見習いの鈴仙が入ってきた。黎人の治療が終わったようである。全員で行くのは難しいので、霊夢、刃燗、翔聖のみが彼女に続く。そして、治療の部屋に入った。

 

「…し、死んだ…あのヤブ医者…なんつー荒療法を心得てんだよ…」

 

中で黎人は倒れこんでいる。顔は青く、表情はヨボヨボだ。放心状態らしく、霊夢らが入ってきた事に気付かない。

 

 

 

 

「何ボケッとしてんのよ。私たちが入ってきた事にすら気づいてないわけ?」

「てゆーか荒療法しか頭にねぇのかよ。薬といい手術といい」

「ちょっと、聞きなさいよ」

「限界ってものしらねぇのか。あの野郎、いつか見返して…いや、逆に痛い目みるか」

「……………………」

 

《ズシ!》

 

 

 

 

「グギャアああああ!!?」

 

 

霊夢は彼の腹の包帯の上に肘を乗せる。傷口を押さえているのだ。その痛みは尋常じゃないだろう。

 

 

 

「て…テメェ…容赦と言うものが無いのか…」

「普段から容赦なく文句を言ってくる奴に言われたく無いわね」

「言わせておきゃあ…!」

 

文句を言おうとしたら言い返される。黎人の顔は怒りと痛みによってプルプル震えている。

 

「………」

 

その様子を、翔聖は心配そうに見つめる。霊夢と黎人は口喧嘩ばかりしている気がする。本当に仲が良いのか怪しいくらいに。

 

「大丈夫だぜ。アニキたちはこれでいつも通りなんだ」

 

その心配を察したのだろう。刃燗が翔聖に話しかけた。

 

「…大丈夫なの?」

「ああ、アニキとアネゴは、普段から互いに文句を言っているけど、決して相手を嫌っているわけじゃない。寧ろ慕っているからなんだ。

特にアネゴは、嫌いな相手には話しかけようとしない。そんなアネゴが、アニキにだけは強気で話しかけようとしている。俺が考えているより、2人の絆は強い。一見仲悪そうに見えるけど、これが2人のベストなんだ」

 

その考えは、翔聖には理解出来そうに無かった。彼も霊夢に文句を言われたりするものの、黎人みたいに言い争いにはならない。(ひたすら翔聖が謝るから)

けど、これがベストだと言うのなら、それについてアレコレと言ってはいけない。余計なお世話というやつだろう、と翔聖は納得する。

 

 

「…そう…なのか…全く記憶は無いが…」

 

暫く立って落ち着いた時に、霊夢から今回の結末の流れを説明された。リヴァルの船を落とし、彼を倒し、犠牲になった者の怨念によってリヴァルが消え去った事も話された。

黎人が考え込んでいるのは、その間の記憶が全く無いと言うことだ。霊夢によれば黎人では無い誰かのようであったと聞いている。因みに、霊夢が襲われかけた事は聞いていない。言えば責任を感じるだろうと霊夢が思ったので、彼女は言わないことにしている。

 

「…参ったな。そんな意味不明な事が起こるとなると、これからの戦いで正気で戦える自信が無いな…」

 

黎人が懸念しているのも当然だ。自分が自分で無くなるとなれば、これから先も起こりかねないと思うだろう。もっと言えば、次はもっと強い相手と戦うかもしれない。そのような不安を抱きながら、強敵と戦えるかどうか、彼は不安になってきた。

 

「…大丈夫だよ。そうならないように、強くなれば良いから。僕たちも協力するよ」

 

そんな不安を感じている黎人に、翔聖が声をかける。自我を失ってしまうかもしれないという不安は、彼には理解できる。

 

「お前…協力って…」

「困ってる時はお互いさまだよ。僕も頑張るからさ」

 

不安を和らげようと、翔聖は色々と話す。彼は、とても頼りになる。実際今回の戦いでも、翔聖がいなければ、幻想郷は崩れ去ったかもしれない。彼の助力に、霊夢は心強さを感じていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それは無理だ」

 

 

すると、1人の男が入ってきた。翔聖らをこの幻想郷に送ってきた神、イシューだ。

 

 

 

「イシューさん⁉︎その…無理って…」

 

翔聖はイシューが言っていた事の意味を尋ねる。翔聖の協力が、無理だという根拠を尋ねる。

 

「その心遣いはありがたいが…今回は特例中の特例なのだ。リヴァルがあの世界に干渉したから、お前らをこの世界に呼んだのだ。しかし、こちらの世界はこちらの事だ。お前らは直ぐ、元の世界に帰ってもらう。秦羅も輝月も、帰る支度は終わったようだ」

「で…でも…」

「長い時間ここに留まる訳にも行くまい。翔聖、秦羅が居ないあちらの世界は、いわば無防備に等しい。向こうの世界でも、幻想郷を狙う輩は存在する」

「う…」

 

イシューの言葉を聞いて反論しようと試みるも、その次の言葉で翔聖は黙ってしまう。確かに、向こうの幻想郷が襲われてしまうのは望ましくはない。

 

「…気にすんな、翔聖。これからも強い敵がバンバン出てくるかもしれないが…コッチの事は、俺らでなんとかする。お前らは元の世界に戻ってこい」

 

その不安を読み取ったからだろう。黎人は翔聖に話しかけた。根拠こそ無いが、やり遂げると言う決心は感じ取れた。そんな黎人の様子を見て、翔聖はアレコレと心配するのをやめた。

 

「…分かった。この幻想郷の事は任せるね」

 

翔聖は黎人にそれだけを伝えた。その様子を見て、イシューは安心して庭に戻った。

 

 

 

 

 

「それでは始めるぞ。この真ん中に立ってくれ」

 

 

博麗神社の庭に行くと、イシューが何やら紋章を書いていた。真ん中に大きな枠を作り、その中に翔聖と秦羅と輝月を立たせる。

 

 

「光が灯り、暫くすると元どおりの世界に戻っていると思う。もし不安な事があれば、今のうちに聞いてくれ」

「そうだな、お前が仕切ってると不安しか無い事くらいか」

「劉、そんな事言わないでくれ」

 

 

イシューの説明を聞いて、不安や疑問点など無かった。その方法に反対するものもおらず、イシューに従っていた。

 

「それじゃ、達者でね」

「あんたらと会った事は、絶対忘れないからな」

「お互いに頑張りましょう」

 

 

霊夢が、刃燗が、惣一が、旅立つ者らに言葉をかける。

 

 

「うん、またね」

「そっちも、頑張れよ」

「魏音さんにも、よろしく伝えておいて下さい」

 

 

翔聖が、秦羅が、輝月が、見送る者らに言葉を返す。

 

 

 

 

 

 

「…またな」

 

 

黎人が最後に見送りの言葉をかけると、紋章から光が溢れ、枠の中にいた者らを包み込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光が消え去った時、異世界から来た者たちの姿は、どこにも見当たらなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これで、2つの幻想郷を跨いだ大きな異変は幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

だがこれで終わりでは無い。

 

 

 

 

 

 

それぞれが、それぞれの戦いに向けて

 

 

 

 

 

 

 

 

また新たな一歩を踏み出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コラボ編、完

 

 




これにて、コラボ編は終了です。コラボしてくれた来翔さま、ありがとうございました。
この章は色々と難しい設定があり、読んでてかなり苦しい展開だったと思います。ここまで読んでくださった方々にも、感謝の気持ちでいっぱいです。
つぎは羅戦録の単独になります。三章の前に夏祭り編を5話ほどやる予定です。面白く、かつ甘いストーリーになるよう頑張りますので是非見てください。
それでは、次回もよろしくお願いします。

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