東方羅戦録〜世界を失った男が思うのは〜   作:黒尾の狼牙

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前回のあらすじ
輝月&魏音登場
霊夢「ウゥ…よりによってこんな時に…」
魏音「何泣いてやがる」


76 獅子王の最期

「ガウ!?ウゥ…」

 

苦しそうにもがきながら、投げ飛ばされた怪人は自分を投げた男を睨む。その男を見た瞬間、怪人は一瞬怯んだ。

その男から、溢れ出るものがある。それは…野生。人間とは程遠いそれが、その人間からはこれでもかと言うほど溢れてた。

強き者に鼓舞する『ガイラ』であっても不気味には思うだろう。強いことと、野生を纏っていることは全く別の意味になる。強いという事は、幾たびの戦場をくぐり抜けてきた事の証であるが、野生を纏っているという事は、人間とは別世界で生きてきた、ということになる。

それ自体が恐れられることでは無い。猛獣などと戦った事があるため、野生が苦手ということでは無い。問題なのは、()()()()()()()()『それ』を纏っているということ。もし、そのような人物がいれば…

 

一体何をして来るのか、想像もつかないものになるからだ。

 

 

 

 

「あんた…何で…」

 

呆然としてはいたが、何とか意識を取り戻して霊夢は魏音に問いかける。彼女は魏音に対して良い印象は持ってない。寧ろ悪印象を持っているだろう。黎人と共に人里を歩いていく途中で、刃燗を襲い、命まで奪いかねないところまで追い詰めた。黎人がそれを何とか食い止めようとしたが、彼は殺気を黎人に向けた。その殺気により、黎人は動揺して霊夢に下がるよう指示したのだから。

その後、黎人の悲惨な状況から、霊夢は彼の強さと冷酷さを知った。いくら自分がぶっきらぼうにしていても、魏音のそれとは全く違う。彼は、もはや暴君だ。

 

「何で、か…俺が知りたいくらいだ」

「…へ?」

「俺も来たくて此処に居るわけじゃない。だが…あの輝月と言う女に連れてこられた感じだ」

「輝月…?」

「彼方の部屋にいる女だ。此処からだと見えないがな。ともかく奴のせいで俺は此処にいると言うわけだ」

「奴のせいって…」

「そうだろう。連れてこなければ俺は寝て過ごせた」

 

やはり話が通じない、と感じた。あの後黎人や刃燗から大まかな話は聞いたが、取り敢えず話が通じないと言われた。現に、今の会話でさえ成立すらしていないのだから。

 

「まぁお前の事はどうでも良い。それよりも…」

 

突如、魏音の視線が移動する。その視線の先には、先ほど怪人の攻撃を受けた惣一がいた。

 

「無様だな、GARDの隊員」

 

掛けられたのは口の悪い言葉だ。必死で戦ってきたものをそういう風に言うのはどうか、と霊夢は思う。

 

「…!魏音…さん…!?」

 

何とかして惣一は立ち上がった。体を貫いている刀を引き抜き、今にもフラフラにして惣一は、魏音を見た。

 

「…!惣一さん、魏音を知ってるの?」

「え…えぇ…」

「まぁ腐れ縁というところか。…ん?」

 

背後に違和感を感じ、振り向くと張り手が目の前にあった。

 

《ドゴォォォォン!!》

 

怪人の繰り出す手が魏音に当たった。普通だったら吹き飛ばされる事になるだろう。だが…魏音は吹き飛ばされたりはせず、繰り出してきたその手を押さえていた。

 

「…!?ヴゥ…」

「話し中に攻撃を仕掛けるとは中々面倒な奴だな。お前は暫く大人しくしてろ」

 

顔色1つ動かさず、魏音はその手を持って大きく投げ飛ばす。体格差が結構有る筈なのに魏音はいとも容易く投げ飛ばしている。

 

(一体どんな筋力してんのよ…)

 

その様子は、霊夢からすると恐ろしい以外の何物でも無いだろう。

 

「話がぶった斬れだが…GARD員、動けるならとっとと自分の事をやれ。モタモタしてると取り返しがつかなくなるだろ」

 

魏音に言われ、惣一は意識を取り戻す。未だあのコンピューターはプログラム作動中だ。動けると時に止めなければ、手遅れになる。

 

「…すみません、分かり…ました」

 

何とか意識を保ち、コンピューターに向かう。足元がフラフラで今にも倒れそうだ。

 

「魏音…」

「何だ、女」

「アレを、倒せるの?」

 

霊夢が疑問に思ったのは、目の前にいる怪人を魏音が倒せるのか、という事だった。さっきまでの様子から、魏音の戦闘レベルが尋常で無い事は分かる。だが反面、怪人の底知れぬ力も身に染みてる。だから、この男があの怪人を倒せるのか、と思うのは当たり前かも知れない。

 

 

 

 

 

 

「本当は倒したいが…時間稼ぎまでと言われてる」

「……へ?」

 

返ってきた言葉は、予想の斜め上を行った。その言葉を裏返すと…『倒すのは難しく無い』そして『今倒す事を禁じている人がいる』という事で、どちらも霊夢にとっては信じられない事だった。あの怪人を倒せると言った魏音の自信、そして誰かの意見に従っている魏音に。

 

「だから今は殺さずにしておく。3分間だけだ。『アレ』が間に合わなければ俺がこいつを殺して終わりだ」

 

さも当然の様に言って怪人の前に立つ。その様子は頼もしいと感じる反面、若干恐ろしくもあった。彼女は魏音が苦手だから…

 

 

 

 

 

「アッチは何とか持ちこたえた様ですね。イシューさんのいう事が分かったような気がします」

 

輝月は魏音のいる方を向いて呟く。

 

「お前…なんで…」

「あなた方と同じですよ。イシューさんにこの世界に連れてこられまして…因みにあなた達と別行動だったのは、ある人をこの戦場に連れて来ないと行けなかったからです」

 

秦羅が輝月に何故此処に居るのかを聴くと、輝月は淡々と語った。

 

「ある人…?」

「あそこにいる葉原 魏音という男ですよ。彼は黎人や惣一と違い、中々非協力的な人らしく、あなたや翔聖ではなかなか動いてくれないだろうとの事で私があの男を連れて来たのです。…それと…」

 

軽く説明しながら輝月は懐から何かを取り出した。

 

「それは…?」

「一言で言えばドーピング剤ですね。恐らくこの戦いであなたの痛み止めが切れる可能性があったので。かと言って戦闘中に痛み止めを処方しても今すぐ戦えるとは限らない。なので、コレを持ってきました」

「何でだ…?何のために…」

 

秦羅が疑問に感じるのは最もだった。魏音という男の強さは本物だし、輝月もかなり強い。今この場で秦羅が動けなくても良いのでは?と思うのだ。

 

「簡単に言えば…弔うためにですよ」

「弔う…?」

「恐らくですが、あのガイラという男はもう助からないでしょう。あの形態は存分に力を発揮する代わりに消耗が激しい。さっきまであなたに殺されかけてた状態であの形態にさせられたわけですから例え勝っても直ぐに力尽きるでしょう。

だから最期に、彼の望みを叶えてあげようという事です」

 

彼の望み

それを聞いて秦羅は思い返した。ガイラが意識を取り留めてた時に言った言葉を。

 

『貴公のような強き戦士と戦い敗れる事』

 

恐らくは、ガイラは自分を倒して欲しいのだ。故郷を屠ってしまった自分を、手を汚した自分を…それも、『強き戦士』に…

 

「強き戦士とは恐らく、あなたの事です。世界を滅ぼそうとした私は既に戦士とは言えない。恐らくは…あの魏音という男も戦士では無いでしょう。ですからアレは…貴方に倒して欲しいのです」

 

輝月から話を聞いて秦羅は少し考え込む。考えたのは、ガイラという人物そのものだった。豪快でかなり危なっかしいが、彼の信念に歪みはなく、敵でありながらその心の強さには賞賛したくなるほどだった。そして、決闘もフェアで正々堂々という言葉が似合う男だった。

そして、彼の戦うきっかけとは、自分の故郷を救いたいという人間らしい願いによるものだった。秦羅も、自分の家族を殺される悲しみは知っている。そして、その願いをリヴァルに利用されて彼は全てを失った。

もし味方でいてくれたら、これ以上無いくらい頼りになる戦士になってただろう。だからこそ、秦羅は彼の願いをもう一度思い出す。

 

 

 

 

ーーー強き戦士と戦い、敗れること

 

 

 

 

 

「…分かった。やるよ」

 

秦羅は決心して輝月からそのドーピング剤を貰い、飲み干した。多少苦かったが飲みきれないほどでは無い。その後直ぐ、彼の全身が、意識が叩き起こされたかのような振動を感じた。

 

「……うっ…⁉︎」

「効果が出たみたいですね。言っておきますがそれは痛み止めとは違い、活性化によって痛みの感覚を誤魔化す物です。そのような物は、長くは持ちません。

制限時間は、恐らく1分。その間に何としてもケリをつけなさい」

「…ああ…!分かった」

 

先ほど倒れた時に落とした剣を拾って、秦羅はガイラの方に向かった。

 

 

 

 

 

「そこの男!代わってくれ!」

 

秦羅は怪人と戦う魏音に向かって声をかける。その大声に気づいた霊夢も、そして魏音も秦羅の方を向いた。

 

「…秦羅!?」

「…漸く来たか。出来るか?」

 

先ほどまで動く事も出来なかった秦羅がここまで来た事に霊夢は少し驚いていたが、魏音は顔色1つ動かさず、ただ1つの質問をした。

 

「…ああ、大丈夫だ」

 

秦羅の言葉はそれだけだった。それは、魏音を納得させるのには充分だった。

 

「そうか。では俺は後ろに下がっていよう」

 

魏音はそのまま素直に後ろに下がる。何故そこまで素直に言う事を聞いてくれるのかが霊夢には不思議に思ったが、秦羅は動揺せず目の前の怪人を睨みつける。

 

「…待たせたな、ガイラ。お前の命は、この剣で終わらせる!」

 

 

 

 

 

 

ーー幼き頃から、俺は地獄に生きていた。生まれてきたものは軍のために使い潰され、下手に出れば殺された。だから従うしかなかった。

 

 

 

怪人は秦羅に向けて手を叩きつけた。威力こそあれど速さの無いそれを躱すのは難しく無い。秦羅は飛んでその拳を躱し、そのまま怪人の腕に乗った。そして、彼はその腕に沿って怪人の顔の方に走っていく。

 

 

 

ーーただ、怖かったのだ、死ぬことが。それは人間であれば当たり前かもしれない。それに…一刻も速くこの地獄を終わらせたいと思うのも、間違いでは無かったのだろう。

 

 

 

腕の上を走ってる秦羅を払い落とすため、怪人は腕を大きく振った。だが腕を振る直前、秦羅は彼の腕から離れ、怪人の腹に斬り込みを入れた。

 

 

 

 

ーーただ…結果を急ぎすぎたのだ。少し止まって考えれば、奴のやりたい事は何となく分かったかもしれないし、奴の誘いに乗る事も無かった。そうすれば…全滅などは無かった。

 

 

 

ドーピング剤が効いているのか、先ほどまでなかなか傷を負わせられなかったにも関わらず、確実に効いている。怪人の胸元に斬撃が入る。

その痛みに怪人は当然怒り、体に力を入れた。

 

「ヴ…ガァ!!」

「!チィ…」

 

怪人による体当たり。巨大な体によるそれは怪人に比べればかなり小さい人間の体をいとも容易く吹き飛ばす。

 

 

 

 

 

ーー結局俺は、何のために戦ったのだ…?

 

 

 

壁に激突するのを確認したが、この程度では死なないと本能的に分かった怪人は、口を大きく開ける。すると彼の口内で光が灯り始めた。

 

 

 

 

ーー戦いによる勝利の達成感か?強きものに勝利した事で得られる歓喜か?

ーーそれとも、守りたかった村の者たちのためか?彼らを救えなかったことに対する罪滅ぼしか?

 

 

 

 

 

 

ーーあるいは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー愚かな事をした自分を倒してくれる戦士を探すためか…?

 

 

 

 

 

 

「あれは…」

 

怪人の口元から溢れんばかりの光。その正体が、霊夢は何となく分かった。

 

 

 

 

 

威光【獅子の遠吠え(ラオウヴォイス)

 

 

 

 

 

爆音と共に光が直線上の全てを呑み込む。獣の状態であった時よりも音や大きさが段違いで、恐らくは威力も桁違いであると予測される。その光は秦羅が当たった壁をそのまま突き抜けた。

 

 

 

 

「…威力が半端無いですね…」

「飛ばしてるのは弾幕か…大したもんだな」

 

 

その力は輝月も、そして魏音さえ感嘆の言葉を漏らした。それほどこの攻撃は強すぎるのだ。

 

 

 

 

「だが…」

 

 

ふと空を見上げる魏音。彼だけでなく輝月も霊夢も『それ』を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「意識が無いせいか、既にその場から離れた事に気付かなかったのは愚策だな。その1回の過ちは、戦況を大きく揺るがすものだ」

 

 

 

既に秦羅はその場にいなかった。怪人が先ほどの巨大レーザーを放つ前に秦羅は跳躍。ドーピング剤の効果もあり、その跳躍力はかなりのものだった。そして怪人はその事に気付かず、攻撃を出してしまったのだ。

 

 

 

「フゥゥゥ…」

 

息を整える。この一手で終わらせるために。その心に刻んでいるのは、ガイラと言う男に対しての祈祷だった。その意のまま、彼は絶神力を発動し、神速で怪人に突っ込む。

 

 

「ガイラァァァァ!!」

 

秦羅の声に、怪人は上空を見上げた。すると目の前に秦羅がいた。

 

 

 

 

ーーいや…違う

 

 

 

 

 

「聖鬼 【現世刹那斬】!」

 

高速で怪人を斬り刻む。1つ1つの斬撃が、怪人の体に傷をつける。

 

 

 

 

 

ーーそんな大層な物を欲していたんじゃ無い

 

 

 

 

「ぬああああああ!!!」

 

 

最後の一撃を力一杯込めて振る。怪人の腹を一閃、横に大きく斬りこむ。

 

 

 

 

 

 

ーー俺が欲しかったのは…

 

 

 

 

 

 

 

怪人は暫く動く事は無かった。だが…彼は足元から光を発して消えようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

ーーこの…安穏そのものだったか…

 

 

 

 

怪人はそのまま足を崩し、地面に倒れこんだ。その間にも、彼の体はみるみる消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

夢を見た。何とも無い平凡な夢だった。

俺を産んでくれた穏やかな母と、それを支える優しい父。そして、楽しそうに笑う弟たち。周りでは行き交う人々が騒いでいる。

そんな1日を過ごす夢を見た。でも…

 

 

 

 

あぁ…なんて心地よい夢なのだろうか。こんな安穏な日々に、幸せに身を置く。今の俺には勿体なさすぎるくらい幸せすぎる夢。

 

 

 

 

 

 

 

 

願わくば…この夢から…覚めなくなりますように…

 

 

 

 

 

 

 

怪人の全てが塵となり、その場から消えてなくなった。

 

 

 

「…勝った……の?」

 

呆然としながら、霊夢が呟く。

 

「そうだろう。死した者が敗者だ。そしてこの戦いは、あの男の勝利だ」

 

魏音はその疑問に答える。言い方からして、当たり前だろうと言わんばかりだ。

 

「うっ…く」

 

すると、秦羅が突然倒れた。只でさえ倒れて動けなかった体を、無理やり動かしたのだ。ツケは必ず訪れてくる。

 

「!しん…」

 

霊夢が倒れていく彼に近づこうとしたが、その体は誰かに支えられた。

 

「まぁ、ここまでが限界でしょう。秦羅はここで離脱という事にします」

 

その女性は、顔を見れば幼き少女のように見えるだろう。しかし、霊夢は彼女から並ならぬ気迫を感じた。

 

「…あんたは…?」

「あぁ、コッチの霊夢には初対面ですね。初めまして、輝月(るみな)と言います。翔聖と同じ世界から来ました」

 

霊夢に軽く会釈して自己紹介をする。慎ましくはあるが何処となく冷酷な雰囲気が伺える。

 

「あ、うん…ってそれよりも他の驥獣が…!」

 

ガイラに集中しすぎて霊夢はすっかり忘れていた。この部屋には驥獣らが惣一を襲いかかっていたのだ。この場で休もうものなら惣一が倒されかねない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《チュドゴォォォン!!!》

 

 

 

 

「コイツで最後か」

「終わったの!?」

「オーバースペックですね…」

 

だが彼らは魏音に皆殺しにされた。彼は秦羅があの怪人を倒すまで動かなかった筈なので、今の一瞬で全部滅ぼした事になる。その異様な強さは、輝月さえ呆気に取られた。

 

 

「…私らがあの怪物一体倒すのにどれだけ…」

「…なんか知りませんけどドンマイです」

 

暫くして霊夢が泣き始める。3人がかりで結構掛かったのにああもアッサリ倒している様子を見ると悲しくなるのであろう。流石の輝月も慰めた。

 

「何やってやがる。そんなことより…」

 

魏音が意味ありげに何かを言おうといている。それを聞こうと耳を傾けた時

 

 

 

《ドゴォォォン!》

 

遠くの方で何かが落下してくる音が聞こえた。霊夢らはその音の方を窓から見る。

 

 

「な…!アレは、翔聖…⁉︎」

 

彼女が見たのは、先ほど空飛ぶ船にいた筈の翔聖だった。何やらよく見てみると、翼が何かに絡まっているようである。

 

 

 

 

 

「…()の性格は大体聞いています。恐らくはガイラと言う男も、そしてこの驥獣と言った怪物も、彼にとっては捨て駒に過ぎないのでしょう」

 

 

 

そこまで話を聞いて、霊夢は漸く理解した。この異変を終わらせるためには、その男を倒すしか無いと言うことを…

 

 

 

 

 

 

 

 

「リヴァル・シュバーン、彼を倒さなければ、何も解決されません」

 




ガイラが倒れました。敵ながら、彼は見事な漢気を見せてくれました。彼が欲していたのは平穏そのものだったんですよね…
残すはリヴァルただ1人。果たしてこの男を倒すことは出来るのでしょうか?

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