東方羅戦録〜世界を失った男が思うのは〜   作:黒尾の狼牙

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いよいよここに書くネタがなくなってきたぞ(メタ発言)
ども、最近ゲームばっかしてる狼牙です
あぁ〜今日も片付けをしなければ…眠いから後で
黎「お前そればっか言ってんじゃねぇか。てか本編はよ」
あ、ゆっくりしていってね
黎「大丈夫かコイツ」


28 黎人vs惣一 ①

前回のあらすじ

惣一が黎人に戦闘を申し込む

惣「聞いていた通りだな!悪魔‼︎」

黎「来るなら来い!全てを破壊してやる!…なんだこれ」

 

 

 

 

 

「ハァ…なんでこんな事になるのかしら」

 

取り残されたアリスは、黎人の後を追い、惣一という男とのやりとりの流れを見た。どうやら、惣一という人物が大きな勘違いをしているらしい。アリスが言う通り、なんでこんな事になるのか疑問である。

 

「それにしてもあの男…」

 

ふと、惣一を見て物思いに耽った。実を言うと彼女は彼について心当たりがある。彼はとある場所に住んでいる男のはずだ。

 

「取り敢えず、霊夢と…を呼んでおきましょうか」

 

アリスはこれからするべき事をまとめた。途中の声が聞こえなかったが、霊夢と誰かを呼ぶことにしている。惣一の関係者を知っているので、彼女はその人を呼ぶ事にした。

アリスはそのまま飛んで移動していった。

 

 

 

 

 

「ウオッ!」

 

黎人が向かいの家の屋根に飛び乗る。屋根は傾いているものが多く、上手く着地する事が出来ない。

こんな不安定な足場では戦いづらい。なのに、惣一は全く気にせず戦っている。分が悪いどころの話ではないだろう。

 

「クッソォ…やりづれぇ」

 

 

 

黎人は舌打ちした。相手が屋根の上にいる以上、自分も屋根の上で戦わなければならない。遠距離攻撃で戦うという選択肢もあるが、その戦い方にあまり慣れてないので、接近戦に持ち込んだ方が良さそうだ。

 

 

 

「距離を取っても意味はない」

 

惣一は懐からショットガンを取り出した

黎人に目掛けて発砲する

 

「…‼︎チィッ」

 

そのまま横にかける

現在「火」であるため、避けるのは容易い

だが問題は、奴にどう近づくかだが…

 

(しゃあねぇ…一気に決める)

 

そして、踏み込んだ足で、惣一に向かって飛び込んだ

 

「……何⁉︎」

 

あまりの速さに、惣一はひるんだ

そして黎人はそのスピードのまま踏み込む

すると…

 

 

 

 

 

 

 

踏み込んだ屋根が崩れた

 

 

 

 

 

 

「…え?」

黎人のすっとぼけた声にも気にかけず

 

ーーガラガラガラガラ

屋根は崩れる

 

 

 

 

「ええええええええ!!!!?」

 

そして、黎人は真っ逆さまに落ちていった

 

 

「…この屋根、よく見れば腐っている。長期間手入れしてなかったんですね」

 

 

惣一は屋根の木材が黒くなっているのに気づいた。

 

 

 

 

 

 

 

やがて、黎人は床に落ちる

木片などがパラパラと落ちていった

 

 

「あてててて…ここは…ど、こ」

 

黎人の声が濁ったのは訳がある。

何を隠そう、ここは…

 

 

 

『女性更衣室』

 

 

 

 

 

『キャー!ヘンターイ!!』

『捕まえて‼︎誰か‼︎その痴漢を!!』

 

 

 

「ぬおおお‼︎待て待て待て誤解だウオオオオ‼︎」

 

 

 

人里のとある一軒にて

空から降りかかった変態に向かってあられもない姿の女性が撒き散らす怒声と1人の悲痛な喚き声が響き渡り

いたたまれなくなった惣一はその場から逃げ出した

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァッハァッハァッ…」

 

何とかあの家から抜け出し、

脱出に成功した黎人

顔色が悪いのは気のせいである(断言)

 

「随分酷い目にあったようですね」

 

その近くで惣一は戦闘準備を整えていた

黎人は惣一を睨む

 

「クソッタレー…

 

 

 

テメェのせいで酷い目にあったじゃねぇか!!」

 

「いや知りませんよ」

 

 

完全に八つ当たり気味の黎人に冷静に突っ込む惣一

シュールだなーBY狼牙

 

「ウルセェ‼︎この怒り全てテメェにぶつけてやらぁ」

 

どう見たって八つ当たりです有難うございます

 

「はぁ、全く…ですが、問題はありません」

 

惣一は再びショットガンを構える

 

「へ、悪りぃな…さっき考えてるうちに攻略法が思いついたんだよ」

 

すると、黎人は大きく飛び上がり、惣一のいる家沿いの屋根に近づく

そして

 

「火符『熱線ロッド』」

 

屋根を斬るように剣を振る

すると、屋根を伝って炎の軌道は惣一に近づく

 

「何⁉︎まさか、屋根で狙いを定めたのですか⁈」

 

遠距離攻撃に慣れてないため、狙いが定まらなかったのが原因だが、屋根に沿って真っ直ぐ飛ばすことはできる(そう簡単にはできないが)

黎人の狙いがうまくいったようだ

 

「クッ‼︎」

 

やがて惣一に近づく一歩手前で

惣一は屋根から飛び降りた

 

「チャンス‼︎」

 

空中に浮いている惣一に向かって黎人は飛び込んだ

「火」のスピードで一気に近寄る

そして、一気に決めようとした時だった

 

 

「GARDER no_02 『フライ アーマー』解除」

 

 

惣一が何かを唱えると、何と惣一の身体が上昇する

 

 

「は⁉︎」

 

 

空ぶった黎人はそのまま地面に着地

そのまま見上げると

惣一が宙に浮かんでいた

よく見ると、惣一の着ている服が少し変わっている

鉄製の金具が付いていた

 

「は⁉︎そんなのありかよ‼︎」

 

黎人は呆気にとられる

 

「…?ここでは当たり前じゃないですか?」

 

惣一は「何を言ってるんだこの人?」と言ってるような顔をした

 

「ふざけるな‼︎何だその装具は」

「…あぁ、これは…」

 

惣一は懐からナイフを取り出した

 

「私の…『武器』です!」

 

上空から一気に黎人のところまで近づき、刀を振るう

 

「ぬわっ‼︎」

 

反射的に双剣で受け流し、攻撃を回避

しかし、双剣が少し刃こぼれしたようだ

 

「…‼︎クソッ」

 

「火」の双剣は耐久力は無いが、時間が経つと元に戻る

妖夢との戦闘の後元に戻ったのだが、今回また破損した

黎人は苦い顔をしている

 

 

「どうすればいいんだ…」

 

 

経験も技術も、何よりツールも足りない

攻略法が見つからず、途方にくれるだけだった

 




こ、ここまでが限界です
これ以上長く出来ません
戦闘描写になるとスッゲー短くなる

ていうか書いてるうちに思ったけど『惣一』の『一』と伸ばす音の『ー』がほぼ同じ(てか一緒?)
なんかややこしいな…
読んでいただいてる皆様に申し訳ない
許して‼︎土下座するから
黎「何言ってんだコイツ」

惣一が発動したのは、GARDERといういわば兵器です
後ほど詳しく書くことになります

『なんかコレ、グダグタ続くんじゃね?』とお考えの方
ご安心ください3話で終わらせます(フラグ)
正直この戦闘は本章のメインではありませんのでとっとと終わらせます

次回も楽しみに待ってて下さい

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