小説更新は今の所スムーズだなと思っています。
只文章力の無さが…
あかん、近いうちにスランプになりそう。
黎「ま、お前がどうなろうと知らんよ。」
黎人くんなんか僕に冷たくない?
黎「気のせいだ」
…ま、いいや。
それでは、ゆっくりしていってね。
前回のあらすじ
黎人オソッ‼︎
霊「あれ周りから見るとすごい間抜けに見えるわよ。」
黎「ウソダドンドコドーン」
コトッ…とディルは紅茶を置く。
ディルの好物はレモンティー。大抵はこれを飲んで過ごしている。
「それでは答える前に聞いておきますが…何故僕だと分かったんですか?」
黎人は五芒星の紋章をつけた人物は教えていない。
人物を特定するような手がかりは、少なくとも黎人からは得られない筈。
しかし紫は口を開いた。
「そんなの単純な推理よ。本来力を持っていない唯の人間が直ぐに力を得るのなんて無理よ。それが可能なのは、あなたの「力を授ける程度の能力」ぐらい。まして幻想郷に送り込める奴なんて10人といない。真っ先にあなたが思い当たった訳。」
「成る程。」
ディルは感心した様に頷く。
「で?私の方の質問は?」
紫が促す。ディルはゆっくりと口を開いた。
「そうですね。まずどこから話しましょうか…」
ディルは紫の横を通り過ぎた。
「まずあの驥獣ですが…あれはもともと『睲獣(せいじゅう)』というものが原型です。というのも、もともと人の世界にいてはならなかった存在です。」
音楽を止めた。別のCDに変えるようだ。
「ですがある人物によって、『睲獣』から『驥獣』となり、今あのような悲惨な現状を生み出している。」
紫はここに来る途中、黎人の世界を見た。いや、正確には世界だった場所か…
「これ以上好きにさせるわけにはいきません。そこであの紋章がある訳ですが…その為には先ず適合者がいります。適切でないものが持てば、それは只の脅威兵器です。あれを制裁に機能させる為には、意思が強いもの、力を得ることに躊躇わないもの、悪を憎むもの、そして何より、誰かを護ろうとするものです。」
音楽が流れた。
今度はジャズである。
「そこで白羽の矢が当たったのが、斐川黎人です。彼は過去に悪を憎むきっかけとなる体験をしています。私にとって、彼が一番の適合者でした。」
ディルは再び紫の横を通った。
「だから、彼に力を授けた訳なんですよ。まぁ、それでも力を得るには至らない。それには守るものが必要です。幻想郷に送ったのはその為です。」
ディルは椅子に座った。
「以上ですが…何かありそうですね?」
紫はディルが言ってることは分かる。だが、それでは腑に落ちないのが一つあった。
「それはいいわ…けど、何故わざわざ別の人に任せるの?あなたがやったほうが早く始末できるじゃない?」
自分がやるのと、人がやるのと…
どちらがリスクが大きいかはすぐ分かりそうなものだ。
人に任せるということは、生じた結果に対して関わりを持たないということなのだから。
ディルは口を開いた。
「そんなの単純ですよ。私が行ったら…」
紅茶を口に含み、笑いながら言った。
「面白くないじゃないですか。」
「紅魔館?」
博麗神社の中、黎人達がこの紋章についてどうしようかと話していると、魔理沙が紅魔館という館を勧めたので、黎人は聞き返した。
「あぁ、ひょっとすると、パチュリーだったらその紋章についてなんか知ってる気がしたからな。」
「…次から次に俺の知らん単語言わないでくれるか?」
黎人は理解に苦しいようだ。
「まぁ、確かに妥当ではあるわよね。今から向かいましょうか。」
霊夢が腰を上げた瞬間
「斐川黎人様は、こちらにいらっしゃるでしょうか?」
障子の方から声が聞こえた。
障子を開けるとそこには、銀髪の三つ編みをしたメイドらしい容姿の女性がいた。
その女性は一礼して挨拶をする。
「初めまして。私は紅魔館のメイド長を務めております十六夜 咲夜(いざよい さくや)と申します。レミリアお嬢様の命令よりあなたを紅魔館にご案内します。」
如何でしたか?
ディル・キリシアンについて、少し描写をしました。
黎「相変わらず上から目線だな…」
面白くないという理由で力を授けることにしたディル。
黎人たちは果たしてどうなるのでしょうか?
そして咲夜さんキタァァァァ‼︎
黎「ウルセェな。テンション上がりすぎだろ。」
東方の中では一番好きなキャラクターです。
もう、テンションが最高にハイッて奴だ。
黎「ハァッもうわけ分からん。」
さて、次は紅魔館です。
レミリアの狙いとは何なのか、黎人は無事帰ってこれるのか。
黎「ハ?おれ死ぬの⁈」
それでは次回までゆっくり待っててね。
黎「無視すんなやゴラー‼︎」