東方羅戦録〜世界を失った男が思うのは〜   作:黒尾の狼牙

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どうも、ゆっくり狼牙です。
ようやく本編の話数も二桁になりました。
しかし、文章力はちっとも上達してません。
神よ、我に素晴らしい文章力を与えてくだされ
神「だが断る」

それではゆっくりしていってね。


10 黎人vs魔理沙

前回のあらすじ

魔理沙が黎人に飛鳥文化アタック

黎「背中イタぁ‼︎」

魔「いや違うだろ。」

 

 

 

博麗神社の前。

黎人と魔理沙は向かい合っていた。

何でこうなるのか?黎人はそんな事は知らない。

ただあんな意気揚々と宣戦布告されては黙ってはいられない。

「どの様に戦ってもいいぜ。『まいった』と言った方の負けだ。」

「実にシンプルだな。」

「何か不満か?」

「いや」

黎人は戦闘体制に入る。

「それなら全力で行かせて貰うぜ。」

魔理沙は箒に乗り、空に浮かぶ。

黎人はゆっくりと目を閉じる。

 

胸の五芒星の「火」が光った。

両手には50センチの小刀が現れる。

目を開くと両目は赤色になっていた。

 

「へぇ…それがあの「ジジュウ」とやらを倒した姿か。」

「『キジュウ』だ。大体お前はそれをしらねぇだろ。」

 

双剣を構え、機をうかがっている。

「そんじゃあ、こっちから行くぜ。魔符『スターダストレヴァリエ』」

両手から大量の星屑を模した弾幕が展開される。

難易度は高いが、「火」のスピードなら避けるのは容易い。

弾幕の隙間を優々とかわしていく。

「へぇ、確かに強いな。」

魔理沙はそれに感心したようだ。

「今度はこっちから行くぜ。」

黎人はポケットからスペルカードを取り出す。

驥獣を倒した後、黎人は密かに作っていた。

「火符『フレイムウァールプール』」

黎人は双剣を水平に持ち高速回転する。

すると剣から炎の弾幕が渦を巻いて展開された。

「中々の…難易度だな!」

魔理沙は箒を飛ばし、渦の流れに沿って移動する。

だが、火の渦はどんどん魔理沙に追いついている。

「火」の速度は魔理沙の移動速度よりはるかに上の様だ。

そして弾幕が魔理沙に当たろうとした時、

「恋符『マスタースパーク』‼︎」

魔理沙から極太のレーザーがでて、弾幕もろとも黎人を吹き飛ばした。

 

「…‼︎」

一瞬霊夢は立ち上がった。

それは霊夢が意識してやった事ではない。

考えるよりも先に体が動いてしまったのだ。

 

「ガハッ」

吹き飛ばされた黎人が見たのは、ミニ八卦炉を構えた魔理沙だった。

あの八卦炉からさっきの極太レーザーを出したようだ。

「何だ今の無茶苦茶な弾幕は」

「へっへー、弾幕はパワーだぜ。」

降りてきた魔理沙は意気揚々と言った。

「で、どうするんだ?ここで降参してもいいんだぜ。」

魔理沙が降参を促すと

「ハッ、誰が。」

黎人は強がりを見せる。

勝ち目は無いが、ここで意地を張るあたり年頃の男なのだろう。

「以外に強がりなんだな。嫌いじゃないが、容赦はしないぜ。」

再び八卦炉を構える。

さっきので、大体読めた。

あの技は強力だが1方向にしか攻撃判定は無い。

打ったと同時に「火」の速度で後方に回り込めば勝機はある。

八卦炉が光った。

レーザーが出たと同時に後ろに回り込んだ…

 

と黎人は思っていた。

 

「グアッ⁈」

 

魔理沙が出したのは、先ほどの極太ビームでは無く、唯の弾幕だった。

そして、あらかじめ後ろに放っていた弾幕に直撃してしまう。

 

「火」の速度は異常だが、移動変更が出来るほど黎人はまだ慣れていなかった。

弾幕で怯んだところに魔理沙は今度こそマスタースパークを放つ。

 

誰もが諦める状況。

だが、諦めるということを黎人は知らなかった。

ーーまだ、終わっちゃいねぇ…

それは勝ちに対する執着心だ。

 

そして、黎人の中で何かが目覚めた。

 

 

 

 

 

 

 

マスタースパークが放った後、その場には土煙が残っていた。

「ヒュー…なかなかだったn「魔理沙ーーーー‼︎」グホ‼︎」

霊夢が魔理沙をぶっ飛ばす。

「何をやってるのよ‼︎あそこまで派手にする必要無かったじゃない。」

「あー…いや、霊夢。これはその、何だ…乙女のお茶目だ。」

「あんたが言っても色気は無いし、そう言うもんじゃないでしょう‼︎」

霊夢と魔理沙が口論していた時…

 

 

ーードシン

 

 

重いものが落ちた音がした。

音源は土煙の中

霊夢と魔理沙が見ると、人影がある。

煙が晴れた時そこには…

 

 

 

3メートルはあるだろう巨大な棍棒を持っており、

五芒星の右下に「土」とオレンジ色で書かれた文字が光っている、

橙の目をした黎人がいた。




如何でしたか?
「火」の次は「土」でした。
ひょっとすると予想した方もいらっしゃるかもしれませんが、黎人は5つの力を持っています。
さて、この5つは何に従っているでしょうか。
いずれ出ますので、是非予想してみて下さい。
それでは次回までゆっくり待っててね。

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