東方羅戦録〜世界を失った男が思うのは〜   作:黒尾の狼牙

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どうも、ゆっくり狼牙です。
投稿数10話突破であります。
(一応本編はまだ9話ですが)
作品としてはまだまだゴチャゴチャですが、しっかり頑張って行きたいと思っています。
今回タイトルで誰が出るのかバレバレですね。
それでは、ゆっくりしていってね。


9 普通の魔法使い

前回のあらすじ

黎人、驥獣を倒す

黎「これでもう…誰も失わないで済む。」

 

 

 

博麗神社の庭で、黎人は庭の掃除をしていた。

休暇は貰ったものの、ボーッとしているのは落ち着かない。

霊夢に頼んで庭の掃除を任されたのだ。

 

黎人、お前はいい旦那さんになれる。

 

粗方終わったところで、神社の中に帰ろうとした時、

ヒューー…と何かが落ちてくる音がした。

振り向くと、何か黒いものが落ちてくる…というより近づいてる?

そう思った瞬間、

 

ドゴオオオォォン

 

黎人に直撃した。

 

「グボアアアァァァ」

 

そのまま黎人は森の方に突っ込んだ。

霊夢は何事かと思い、庭に出ると、

「…魔理沙ァァ」

その元凶を睨みつけた。

「よ、遊びに来たぜ。」

当の本人は素っ気なく返した。

「よ、じゃないわよ。どういう登場の仕方してるのよ。」

白い服の上に黒いエプロンをした、如何にも魔法使いというような格好をしている。

その少女は埃を払い、何気ない顔で

「いや、ただ単にくるだけじゃ面白くないだろう?これでインパクトを出そうとしてな。」

と答えていると、

「その『インパクト』な登場のせいで俺は死にかけたぞ…」

森の方から黎人がヨロヨロと歩いていた。

「黎人⁈」

「ん?誰だぜ、あいつ」

霊夢は驚いたように、魔理沙は不思議そうに声をかけた。

「ん?じゃねぇよ。テメェの所為で死にかけたッつってんだろ。」

「あぁ、悪りぃ悪りぃ。無事だったか?」

ちっとも悪いと思っている様に黎人は見え無かった。

「はぁ、黎人。こいつは霧雨 魔理沙(きりさめ まりさ)。腐れ縁よ。」

「よろしくだぜ。」

「…斐川黎人だ。(…霧雨?)」

霊夢が魔理沙の紹介をし、魔理沙は笑いながら挨拶をする。

一方黎人は、その苗字が気になっていた。

 

 

 

「ヘェ〜外の世界がそんなにねぇ…随分と物騒だな。」

魔理沙は怪訝な表情で説明を聞いていた。

「他人事には出来ないのよ。その驥獣とやらが人里に来てたし。」

霊夢は顔を顰めた。あまりよろしくない状況なのだろう。

「ん?じゃあ、そいつは倒したのぜ?」

「えぇ、こいつがね。」

「こいつと言うなそして指差すな。」

霊夢が指差すと、黎人は顔を顰めて文句を言った。

「ヘェ〜…あんまり戦いには向いてなさそうだけどな。」

魔理沙が黎人を見てそう言うと、

「よっしゃ、せっかくだし私と闘おうぜ。」

急に立ち上がって闘おうと言い出した。

「…言っとくが俺は弾幕は出せねぇぞ。」

「心配すんな。お前の好きなように戦っていいぜ。」

箒を持って庭に出た。

聞く耳はもう持たないみたいだ。

「ハァッどうなってもしんねぇぞ。」

黎人は溜息をついて庭に出た。

 

「…大丈夫かしら?」

 

霊夢もそれの後に続いた。

 




如何でしたか?
第2の主人公、魔理沙を出しました。
黎「何だアイツ?人をぶっ飛ばすわ急に闘おうとか言うわ。」
黎人…常識に囚わr
黎「あ、それもういい。」
ショボーン(´・ω・`)
さぁ、次回は黎人vs魔理沙になります。
次回までゆっくり待っててね。

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