ハリー・ポッターと紅白の2人   作:ヴァニフィア

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謎の贈り物

休暇二日目になり、ハリーたちが

話があるとアミリアたちを呼び、

前日にハグリッドに聞いていたことを話した。

 

「え⁉︎バックビークが死刑⁉︎」

 

「いや、まだそうなると決まったわけじゃないよ。

昨日ハグリッドの所に行ったら

裁判の手紙を…あれ?そういえば、

昨日3人はどこにいたの?」

 

ハリーに聞かれ、ラウラは目をそらした。

 

「…それは、その…聞かないでもらえるか…

ラウラの名誉のためにも…」

 

「「「…?」」」

 

アミリアの言ったことが

なんのことだかわからない3人が

訝しげな表情でラウラの方を見ていたが、

ラウラは顔を上げて話を続けようとした。

 

「と、とにかくマルフォイが

怪我したのが原因でってことだよね?

あの、初めの授業の時の…」

 

「まあ、話の内容的にはそういうことだな。

予想していたとはいえ…

これだから七光りのあのバカは…」

 

「口調が大変なことになっとるぞ?

どれだけ彼奴の事が嫌いなのじゃ…」

 

アミリアが少しハッとした顔をして

頬をかいているとハーマイオニーが意見を出した。

 

「私たちは図書館で

今回みたいな事件の前例を探してみるわ。

裁判がうまくいけば死刑なんてならないはずだし…」

 

ハーマイオニーの言うことに

反対の意を唱えるものはいない。

しかし、アミリアは少し考えた後

もう一つ意見を出した。

 

「そうか…それなら私たちは別の方法で

助けられないかを保険で考えておこう。」

 

「保険?」

 

聞いて来たロンにアミリアは説明を始めた。

 

「判決が覆らなかった場合は

バックビークを逃す。

魔法省のほうにわざわざ連れて行って

処刑することもないはずだし

おそらくこっちに来て処刑するだろうから

できないことはないと思う。

だが、タイミングがシビアだし

ちゃんと計画を練っておきたい。」

 

「タイミングって、どうしてさ?

準備が整ったなら、逃がせられるなら

すぐに逃がしちゃえばいいじゃないか。」

 

「そうしたいのは山々だが、

そうしてしまうとハグリッドが逃がしたと

疑われてしまう。だから、細かくは決めてないが

今考えてるのは最後の時に処刑人が

ハグリッドの所で確認とか色々するだろうから

その時にバックビークを逃すつもりなんだ。

そうすればハグリッドが罰を受けることもない。

処刑人本人が証人になるから

誰がなんと言おうと

疑いがかかることもないだろうしな。

バックビークが勝手に逃げたことに

なってくれるだろう。」

 

「でも、それまずいよ。

ハグリッドは隠し事ができないんだ。」

 

「ああ、確かに…可愛がってるはずの

バックビークが処刑されるっていうのに

笑顔で処刑人の人を迎えたりしそうだね…」

 

ハリーとラウラは、良く言えば

裏表のない友人のことを思い浮かべた。

 

「まあ…ハグリッドには悪いが

私たちの計画は秘密になるかな…」

 

「仕方ないよねぇ…」

 

「じゃあ、アミリアたちは

バックビークを逃すのを考えるのね?

本当はアミリアたちにも本を探すのを

手伝って欲しかったけど、

その考えも一理あると思うし

お願いしてもいいかしら?」

 

「ああ、任されたよ。

ラウラ、アイギス、手伝ってくれ。」

 

「うむ、わかったのじゃ。」

 

「ハグリッドのためにも、

バックビークのためにも、頑張らないとね!」

 

 

「ねぇアミリア、とりあえずハグリッドの所の

近くに来たけどどうして?考えるだけなら、

別にここでなくてもよかったんじゃない?」

 

「現地を見ながらの方がわかりやすいだろう。」

 

「ああ、それはまあそっか。」

 

「さて、と…見た限り、バックビークが

繋がれるとすればおそらくこの辺りだ。

この場所とハグリッドの家の窓とで考えると…」

 

「見られぬようにするには

一度森の中に入る必要があるのではないかの?」

 

「そうだね…そもそも学校の方に

連れてくわけにもいかないしそれしかないよ。

すぐに飛ばして逃すのも、

目立っちゃうからダメだよね?」

 

「ああ、それはさすがにまずいな。

向こうがわざわざそこまでするかはわからないが

追いかけられて捕まってしまっては元も子もない。

まあ、餌か何かで釣って

少し奥の方にある木にでもくくれれば大丈夫かな。」

 

「処刑人が帰ってからということかの?」

 

「できることなら夜だな。

やはり昼と夜とでは

見つかる確率に大きな差があるだろう。」

 

「…できることなら私が乗ってでも

逃がしてあげたいんだけどなぁ…」

 

「捕まった時がまずいからな…

バックビークとともにラウラまで

捕まってしまいかねない。そんなことは

ハグリッドも本意ではないだろう。」

 

「はぁ…どうして裁判なんて起こすかなぁ…

バックビーク、すごくいい子なのに…」

 

「まあ、見た目がアレというのも

あるのではないかの。

ラウラはかっこいいと言うが

やはり怖いというのもあるのじゃろ。」

 

「人を見かけで判断するなって

教えてもらわなかったのかな?」

 

「人ではないがな。…そんな顔をしないでくれ。

少し揚げ足を取っただけじゃないか。」

 

「むー…」

 

アミリアは若干ラウラをからかいつつ

しばらく森との境界を出たり入ったりしていた。

 

「…帰るか。一応は地形も確認できたし

ハグリッドもそろそろ帰ってくるだろうからな。」

 

「ハグリッドが来て何か

都合が悪いことがあるのかの?」

 

「これから数ヶ月間隠し続ける可能性があるんだ。

せめて、つく嘘は少なくしたいと思ってる。

ここにいる理由を話すわけにはいかない。

まあ、これはただの保身だがな…」

 

「友達に嘘をつくの、辛いからね…

私も隠し事したことあったけど、

その間はアミリアに会いたくないって

そういう気持ちあったし…」

 

「そうじゃな…では部屋に戻るのじゃ。」

 

 

「あ、アミリアたちだ。

もう計画は練れたのかい?」

 

「うん、ある程度はね。それで、

その本の山が事例が載ってそうな本?」

 

「うん、そうだよ。ほとんど

ハーマイオニーが探してくれたやつだけどね。」

 

アミリアはその本の題名を一通り見てみた。

 

「…すごいな…これなんか、

絶版で今は出回ってないやつだ。

図書館の蔵書数もあるがよく探したな…」

 

「他にも持って来たいのはあったけどね。

貸し出し数の制限に引っかかっちゃったの。

アミリア、他に関係ありそうな本とか知らない?」

 

そう聞かれ、アミリアは軽く

腕を組みつつ手を顎のあたりに添えて考えた。

 

「さすがに魔法生物の裁判について

書いてあるのはなかなか見ないから覚えがないな。

…いや、うまくいけばいい資料が手に入るかも…

学外の資料になるはずだが…」

 

「どうやるのさ?僕たち、

もう次の夏休みまではいけても

ホグズミードまでで、それ以外学校から

外に出れないんだぜ?それまでに

バックビークが処刑されるよ。」

 

「私の父上に手紙を送る。

父上は魔法省に勤めているし、

闇祓いだからそこそこ地位もある。」

 

「でも、ダールトさんに迷惑かけないかな?」

 

「頼むだけならタダだ。家族や友人なんて、

いつまでいるかわからないしな…

頼れる時には頼って、感謝する時は感謝しないと、

後で後悔するだろうしな。」

 

「どうしてそんな考え方をしてるの?

確かに、感謝したい時には親はいない、

なんて言うけれど…」

 

「人間、いつ死ぬかわからないって、

私は思ってるからな…私は後悔しながら

死ぬなんてまっぴらごめんなんだよ。」

 

アミリアの話を聞いて、

少しその場の雰囲気が暗くなってしまった。

 

「はいはい!アミリア、その話はおしまい!

周りの空気がこんなんじゃ、

せっかくの楽しい休暇が台無しでしょ?」

 

「あ、ああ…確かにそうだな…

すまない。まあただの独り言だと思って

聞き流しておいてくれ。

ハリーも、すまないな…」

 

「ううん、別にいいよ。直接は言えなくても、

感謝することはできるって、僕は思ってるし…」

 

「ハリーも、その話はここまでにしてよ。

私、どんな時でも暗い話は嫌だしぃ…」

 

「あはは…ごめん、そうするよ。」

 

「じゃあラウラの昨日の話でもしようか?

少なくともこの場から暗い空気はなくなるぞ?」

 

「そ、それはダメー!

お願いアミリア!やめて!」

 

そんなラウラを見て、アイギスは苦笑いをし、

他の3人は昨日何が起こったのか、

心底疑問に思った。

 

 

それから数日間、全員で本を読み漁った。

法律に関係のある本や魔法生物の本、

果てには創作の物語の中にそのようなシーンが

なかったか、まで探そうとしていた。

しかし、有利に裁判を進められるような

材料はあまり見つけられないまま

日々が過ぎ、クリスマスの日になった。

 

「おはよう、アミリア。メリークリスマス!」

 

「…今日も元気だな…ラウラは…ふわぁ〜…」

 

「大口を開けてあくびとは、

何やら今日はいつにも

増してだらしのない朝じゃのう。」

 

「ああ、クリスマスは毎年いつも

こんな感じだから気にしなくてもいいよ。

前日からパーティーの食べ物が気になって

夜も眠れなくなってるだけだから。」

 

「ふむ、納得したのじゃ。」

 

「でしょ?」

 

「全く、酷いな…」

 

「まあとりあえず下行こうよ。きっとみんな

プレゼント開けて楽しんでるだろうし。」

 

「ラウラ…茶は…紅茶はないのか…?」

 

「ごめん、忘れてたよ。後で用意してあげるから、

先にプレゼント見に行こ?」

 

「わかったよ…」

 

寝ぼけ眼をこすりながら、ふらふらと

アミリアは前を歩く2人についていった。

談話室には、ハリーとロンがいた。

 

「おはよ、2人とも。プレゼントは

欲しいのはいってた?」

 

「やあラウラ。僕の家からはいっつも通りだよ。

見ての通りみんなの分もあるよ。」

 

そう言ってロンはアミリアとラウラにマフラーを、

アイギスにはセーターを手渡した。

 

「僕にはセーターだったけど、

2人はどのくらいのサイズがわからないし

去年と同じだと少しあれだから

マフラーだって。ラウラが前にもらってた

マフラーもそろそろ替え時だろうし、

ちょうどいいんじゃないかってママがね。

アイギスは初めてだから、セーターを一応

ジニーのサイズより大きめに作ったみたいだけど…」

 

アイギスがセーターを広げると、

制服のスカートの少し上ぐらいまでの

長さで、袖もかなり余りそうだった。

 

「ごめん、大きすぎるみたいだね…」

 

「…」

 

「…すまぬ、そんな気はないのじゃろうが

憐れむのはやめてくれぬか…」

 

生暖かい視線を向けられて

少し目の色を失ったアイギスが

明後日の方を見ている横で、

ハリーが細長い包装をされたプレゼントを開けた。

それを見たロンは持っていたセーターを落とした。

 

「そ、それって炎の雷(ファイアボルト)じゃないか!

競技用の最高級箒だぜ!」

 

「えっ、ホント⁉︎」

 

それを聞いてラウラもハリーの横で

その箒をまじまじと見た。

 

「おお、夏休みに見たあの箒とおんなじだ!

ほら、アミリア!…アミリア?

あ、また寝ちゃってる…起きてよう!」

 

「ああ…ああ…わかった、起きるから…

あまり、揺らさないでくれラウラ…」

 

「アミリアの声がしないと思ったら

さっきからずっと寝てたんだね…」

 

「ところで、これ誰が送って来たんだろう?

ハリー、差出人とか手紙とかなかったのかい?」

 

「…うん、書いてないみたいだ。

ただ、僕宛としか…」

 

「どうしたの…まあ、ハリー!

一体誰がこれを?」

 

「わからないんだ。」

 

「もしかしたらダンブルドアかな…」

 

「いや、さすがに一生徒…ふぁ…

一生徒のためにここまですることはないだろう…」

 

「ええ、だってこれすごく高いもの。

同じ理由でルーピン先生でもないと思うわ。」

 

あくびしながらもダンブルドアやルーピンが

送ってきた可能性は少ないだろうと

否定するアミリア。それにアイギスや

降りてきたハーマイオニーも同調しはじめた。

 

「ふむ…誰かわからぬとなると

少し怪しいのではないかの?聞いた話では、

ハリーは狙われておるらしいのじゃろ?」

 

「アイギスのいう通りよ。

一度先生にみてもらったほうが…」

 

その時、ハーマイオニーの猫の

クルックシャンクスがロンに飛びついた。

 

「うわっ!ハーマイオニー!

その猫こっから連れ出せよ!

 

「ちょっとロン!いくら何でもそんな言い方…」

 

「あの猫のせいでスキャバーズが

最近ゲンナリしてるんだ!黙ってられないよ!」

 

「わかったわよ!

部屋に連れて行けばいいんでしょ!」

 

そう言って不機嫌そうに

ハーマイオニーは部屋に戻っていった。

 

「もう、ロンったら…

ペットのことで熱くなっちゃうのはわかるけど

もう少し言い方ってものがあるでしょ?」

 

「ううん…それは悪かったと思うけど…」

 

「あれ?その箱は?」

 

ロンをラウラが咎めていると、

ハリーが小さな箱を指差しながら

他のみんなに話しかけた。

 

「え?まだあったの?プレゼント。

もう私たちのお母さんとかからのも

開けたはずだけど…」

 

「…アミリア、とだけ書かれておるの?」

 

「…んゅ…?私宛か…?」

 

目をこすりながらハリーから

箱を受け取り、中を確かめた。

すると、アミリアは目を見開いて驚愕し、

ローブの中のポケットを探しはじめた。

 

「なぜ…なぜこれがこの箱に…⁉︎

私は出した覚えはないぞ…!」

 

「どうしたの?」

 

「…しかもこれは…

すまない、少し席を外す…」

 

そう言ってアミリアは部屋へと戻っていった。

 

「…アミリアはいったいどうしたのじゃ?」

 

「さぁ…?」

 

 

「…これはあの髪飾りのはず…

私のポケットからも無くなっているから

そのはずだが私は出した覚えもない…しかも…」

 

アミリアはその髪留めに

魔法をかけながら話しかけた。

 

「…聞こえるか?

もし聞こえたら返事をしてくれ…」

 

『…え?今の声どこから?』

 

「話すだけなら何とかなるかもと

言っただろう?私だ、アミリアだ。」

 

『えっ!ホントにアミリアなの?』

 

「ああ、久しぶりだな。」

 

『この髪留めから聞こえてるの?』

 

「そういうことだ。確か…何だったかな?

妖力といったか?それか魔力を込めれば、

声が通じるようになるはずだ。

まあ、暇なときにでも話しかけてくれ。

授業中でもなければ話はできる。」

 

『うんっ!わかった!』

 

「じゃあ切るな?」

 

『うん、また今度ね!』

 

それを最後に魔力を込めるのをやめる。

すると、声は聞こえなくなった。

 

「…やはり、完成している…

話せるのは嬉しいが、

これはまだ完成はしてなかったはず…

この髪留めの存在と仕組みを知っているのは

私だけのはずなのに…私…だけ…?」

 

その時、一瞬アミリアは少し前に

ラウラに聞いた話を思い出していた。

 

「…いや、確かめようのないことか…

…もし存在していたとしても…

まだ私に伝えることはないのだろう…

ただ、見ているという証明か…」

 

今はそのことはいいかと自分の中で決め、

普段と同じように過ごそうと思った。




「いやー、何ていうかあれだね。
話すこと全然ないよね?」

「まあ、気になるような話も
なかったはずだしな。最後のも
何というか少し前からバレバレだっただろうし。」

「それぞれのクリスマスプレゼントの
中身のことはどうじゃ?
結局、アミリアと妾たちの母と父からの
ものは紹介しておらんかったじゃろ?」

「ああ、まあ確かにね。
えっと、なにを届けてくれてたっけ?」

「母上からはいつしかと同じくケーキ、
父上はあまりこういうことは疎くて
母上に任せているところがあるからなかったな。
それで、エミリーさんからはどこかの
謎の置物で、ランディさんからは
レシピ帳だったな。」

「母からのものはいつものこととして、
父のは誰が料理を、作るというのじゃ?」

「私だよ。一応は後を継ごうかなって
少しは思ってるから。
アミリアは料理できないし…」

「妾は知らぬがそんなにひどいのかの?」

「盛り付けは綺麗なんだけどね…
何故か発光してたりするんだよ…」

「発光…」

「あれは…魔法がダメだと言われたから
一応は直したじゃないか…」

「でも、結局魔法使わなくても
結局うっすら発光してたからね…」

「…正直すまなかったと思っている…」

「アミリアがここまで低姿勢になるのは珍しいの。」

「ラウラを怒らせると怖いんだよ…
目に光がない笑顔が、
どれほど怖いか知ってるか…?」

「何をやってラウラをそんなに怒らせたのじゃ…」

「最後に料理をした時だ…」

「あれ?私そんなことしたっけ?」

「見ての通りその時の記憶は飛んでるがな…」

「何と言われたのじゃ?」

「『ねえねえアミリア。
頭のいいアミリアなら絶対わかると思うけど、
食べ物を粗末にしてるのはアミリアだよね?
そうだよね?ソウダヨネ?』…
最後は呪いのように『ソウダヨネ』を
連呼し続けていたよ…
これが不機嫌そうな顔じゃなく、
ケラケラという擬音が合いそうな
不気味な満面の笑顔で言われ続けるんだ…
こっちの気がおかしくなりそうだったよ…」

「…人間、怒ると笑うしか無くなるというが、
本当にそうらしいのう…」

「うん、それは怖そう…
初めて聞いたけど、ごめん…」

「いや、悪かったのは私だからな…」

「…む?そういえば
何の話をしておったかのう?」

「え?えっと…ああ、クリスマスプレゼントの
話だよ。まあ、もらったのは
何の変哲も無いものばかりだよ。」

「本当に必要性を感じない後書きだな…」

「まあ、普段のは作者の自己満足だし。」

「せっかく書き始めたから
最後までこの後書きは続けたいらしいのう。」

「いやー、ホントに話題があれば
雑談だけじゃなくなるんだけどね。
久しぶりに作者の下手な絵でもいいから
描いてくれないのかな。」

「何故か最近PS版のドラ○エ7に
ハマってるから無理、だそうだ。」

「…この話はいったいいつになったら
完結できるのかのう…」

「今のペースだと二、三年ぐらいかかるね…」

「こんな拙い創作をそこまで待ってくれる
者がおるのかの…?」

「例え数が減ろうと、評価が悪くなろうと
最後まで完結する、それだけは
目標にしているから、作者自身に
何か問題が起こらない限りは続くぞ?」

「私たちに途中で降りる選択肢はないんだね。」

「まあ、最後まで
書かれるだけマシだと思うんだ。
…これ以上は本当に無駄話になりそうだから
この辺りで後書きは終わろう。」

「すでに無駄話だけど…」

「そういうことを言うと
余計に長くなってしまうのじゃ。
すんなり終わらせるために、
とやかく言うのはやめんかの?」

「そういうことだ。では、また次回。」

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