ハリー・ポッターと紅白の2人   作:ヴァニフィア

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後書きの長さが
ひどいことになってます。
いつも通りですが予想外の長さです。

長々と自分のワガママのために
番外編に付き合っていただき
ありがとうございました。
いくらか改訂も行っていきますので
本っ当に暇な時に読んでください。


いつか、また

「「「ごちそうさまでした。」」」

 

紅魔館で食べていたので断った

ラウラとハーマイオニー以外の五人は

遅めの昼食を食べ終わった。

 

「すまないな。結局私までもらってしまって。」

 

「別にいいわよ。人数の加減がわからなくて

作りすぎてたからちょうど良かったわ。」

 

「一応確認するけど、

アミリアも紅魔館でお昼食べたわよね?」

 

「相変わらずよく食べるね。」

 

ハーマイオニーは

相変わらずなアミリアの食欲に驚いていた。

ラウラの方はもう見慣れた光景なので

別段驚いてはいない。

 

「さて、全員集合したわけだけど

これから帰るということでいいの?」

 

「一応はその方針で…」

 

「そうね〜…じゃあ仕方ないけど

紫を呼びましょうか。仕方ないけど。」

 

「二回も言わなくても…」

 

見るからにだるそうにしながら

立ち上がり、博麗神社の裏手に回る。

他の全員もそれについて行った。

 

「何考えてるかわからないから苦手なのよね。」

 

霊夢が何もないように見える

空に手をかざすと、突然

周囲が揺れるような感覚が全員を襲った。

 

「こ、これは、一体何が起こってるのじゃ⁉︎」

 

「ん〜?ちょっと

結界を緩めてるのよ。」

 

「いや、それはまずいだろう⁉︎」

 

「そうよ!ここって結界があるから

成り立ってる場所のはずでしょう⁉︎」

 

「うわっ!危な…また杖が折れるとこだった…」

 

各々が反応をしていると、

不思議な音と共に霊夢のすぐ横に

謎の空間が現れ、そこから女性が出てきた。

 

「ちょっと霊夢!やめなさいな!」

 

それを見て、霊夢はかざしていた

手を下げ、不満そうにそちらを向いた。

 

「全く遅いわね…

もう少しで結界が無くなる所だったじゃない。」

 

「いや、その返しはおかしいと思うけど…」

 

そう言ったのはハリーだけだったが、

全員がそう思っていた。

 

「どうしてあんなことをしたの?」

 

「紫が冬眠なんてしてると、こうでもしないと

出てこないんだから仕方ないでしょ?」

 

「だからって…藍に伝えるっていう手も

あったでしょうに…」

 

「面倒。それにあんたにしか出来ないことを

話したって仕方ないじゃない。」

 

その時、霊夢以外に人がいるのに気がつき、

一度咳払いしてから自己紹介を始める。

 

「は、初めまして。

私は八雲紫と申しますわ。」

 

口元を扇で隠しながら、

できるだけ体裁を整えようとしているところに霊夢が話しかけた。

 

「何が初めまして、よ。

どうせスキマから覗いてたんでしょ?」

 

「今回は覗いてないわよ。

そもそも入ってきてたのも気がつかなかったわ。」

 

心外そうな顔をしながら紫はそれを否定した。

 

「冬眠しててもその辺はわかるんじゃなかった?」

 

「結界になんの異常もなければ

入ってきたかどうかなんて

分かりっこないわよ〜。」

 

「へぇ…本当にあんたたちは

珍しい入り方をしたみたいね。」

 

「そうは言われても

どうやってここに来たのかは

わかってないんだよね…」

 

ラウラが苦笑いしながら頭をかいていると、

隣に立っていたアミリアが紫に話しかけた。

 

「あの、それで八雲紫さんでしたか。

私たちはここに迷い込んだのです。

よほどのことでなければ

なんとかなると聞いたのですが、

元の場所に帰してくれるのでしょうか?」

 

「ここに迷い込んだのなら

こちらにも落ち度はあります。

もちろん責任を持ってお帰し致しますわ。

それで、実際に送ることができるかは…

そうねぇ…結界になんの影響も与えずに

どうやってここに入ってきたのか、

それがよほどのことに入るかどうかによりますわ。

何か心当たりはあるかしら?」

 

六人で顔を見合わせ、少し話し合い、

そのままの流れでアミリアがまた話し始めた。

 

「一応は、もしかしたら

次元の壁そのものを超えて

平行世界のどこかからここに

辿り着いたのではないか、という

予想はありますが…」

 

「別次元…手がかりもなしに

探すのは骨が折れますわね。

あなたたちの世界で特徴的なものは

何かあるかしら?」

 

「もしかしたら他の世界にもあるかもだけど、

イギリスのスコットランドの方に

魔法で守られた城があるよ。

ホグワーツっていう名前の。」

 

ラウラの言葉に、紫は少し考え込む。

 

「なるほど…この世界の外にそんなところは

なかったはずだからかなり

それで絞れそうね…

ええ、それで探してみますわ。

少し時間がかかりますから、

一晩霊夢に泊めてもらいなさいな。」

 

それを聞いて霊夢は少し焦り始めた。

 

「え…それ聞いてないんだけど…

あまり余裕ないの、知ってるわよね?」

 

「そういう割には何人分かのお昼を

作る余裕はあったみたいね?

何かいいことでもあったのではないの?」

 

紫は遠目に台所を見た。

そこには、明らかに一人分ではない量の

食器が積まれていた。

 

「あー…はぁ…わかったわよ。

あんたには口で勝てる気がしないから

もう諦めるわ。」

 

「わかってくれたようでなによりですわ。

それではまた明日。」

 

再び不思議な音とともに、

紫は姿をくらませた。

 

「…それじゃ、とりあえず神社に

入ってゆっくりしましょうか…

夕食まで時間はあるし…」

 

霊夢は少し困った顔をしながら

台所へと入って行ってお茶を用意し始めた。

 

 

「いやー、ひどい目にあったぜ。」

 

「あ、魔理沙だ。」

 

「なんでサラッと入って来てるのよ。」

 

日も沈みかけた頃、

まるで自宅に帰って来たかのような自然さで

縁側から当然のように入ってきた魔理沙に

霊夢は呆れ顔になった。

 

「パチュリーに聞いたらここに向かったって

言われてな。とりあえず霊夢、

晩ご飯はまだか?」

 

「あんたねぇ…はぁ、もういいわよ。

今日は大人数だから鍋を作ってるし。

紫も少し悪いと思ったのか

野菜をいくらか置いててくれてたし。」

 

どこか遠くを見ながら霊夢は呟く。

 

「お、おう?なんか大変だったんだな。

キノコでも持って来ればよかったか?」

 

「あんたの持ってくるキノコは却下。

初対面の相手には普通のキノコで

鍋作るけど、それ以降は得体の知れないものを

入れることがあるでしょ。」

 

「霊夢、すこーし間違いだ。

初対面の相手でも入れることはある。」

 

ハリーとアイギスはそれを聞いて

顔を見合わせた。

 

「まぁ、昨日のには入れてなかったけど。」

 

二人は心から安堵した。

 

「未知のキノコをよく食べる気になるな…」

 

「何事もチャレンジしないとな。

えっと…確かアミリアって言ってたっけ?

フランがありがとうってさ。」

 

「そうか…ありがとう、伝えてくれて。」

 

アミリアは少し照れくさそうに頬をかいた。

 

「さて、そろそろお鍋ができたころかしら…

魔理沙、手伝って。」

 

「ああ、わかった。」

 

「私も手伝うよ。」

 

三人は台所の方に向かっていった。

 

「そういえばハーマイオニー、

レミリアから、アミリアが図書館で

何か探し物してたって

聞いたんだけど何か知ってる?」

 

「ううん、私は知らないわ。」

 

「君が本を読みにいかなかったのかい?

アミリアから聞いたけど

かなり大きな図書館だったんだろ?」

 

「いきなり飛ばされたり森の中を

歩いたりして疲れてて寝てたの。」

 

「そうだったんだ。

そういえばクルックシャンクスの

お世話とか大変そうだったもんね。」

 

「クルックシャンクス?

妾たちは聞いたことがないが…」

 

「そういえば話してなかったわね。

今年から私が飼い始めた猫なの。」

 

「猫?あれが?あんなのケダモノじゃないか。」

 

クルックシャンクスの話が出てから、

ロンの機嫌がみるみるうちに悪くなっていった。

ラウラはハリーに小声で話しかけた。

 

「ハリー、何があったの?」

 

「クルックシャンクスが、

ロンのペットのスキャバーズを襲うんだよ。

そのせいで、最近仲が悪いんだ。」

 

「あー…それは地雷を踏み抜いちゃったな…」

 

(…うん、大丈夫そうね。

魔理沙ー、この鍋持って行って。)

 

奥の方から声が聞こえる。

 

(これか?わかった。)

 

(じゃあ私は食器を運んでおこう。)

 

(いっぺんには無理だろうし

そこまで無理しなくて、も…)

 

(ん?なんだ?)

 

(うわ⁉︎食器が浮かんでるぞ!)

 

(こちらでは割と普通に使われてる魔法だよ。

ラウラー、そっちに飛ばすから適当に

配置しといてくれー。)

 

「あ、うーん。わかったー。」

 

台所の方から浮かんできた食器を、

ラウラが慣れた様子で魔法をかけて

八箇所に並べた。

 

「便利ね、それ。

私も使えるようにならないかしら。」

 

「まあ、どうかはわからないが

学べばできるんじゃないか?」

 

「うーん…わざわざするのは面倒だし

今困ってるわけでもないから別にいいわ。

むしろ魔理沙が覚えてよ。魔法使いでしょ?」

 

「私は覚える予定はないな。

弾幕、魔法はパワーが命だからな。」

 

「相変わらずね…」

 

「あ、霊夢、私のポケットから

八卦炉を出してくれ。弱火設定にして

鍋をおいたほうがいいだろ。」

 

「ああ、そういえばそうね。便利よね、これ。

霖之助さん、私にも作ってくれないかしら?」

 

「これ、人が作ってたんだね。

あれでしょ?山を吹き飛ばせるらしいね?」

 

「私、そこまで言ってたっけ?…アイギス?」

 

魔理沙は少し戸惑いながら

アイギスの方を見た。

 

「すまん、過大に伝えてしまったかもしれん。」

 

「あれ?違うの?」

 

「二人には山火事って言ったはずだぜ?」

 

「アイギス、ラウラになんて伝えたの?」

 

ロンに聞かれてアイギスは

少し考えてから口を開いた。

 

「確か…すごいアイテムがあって山が

どうこう言っていた、と伝えたはずじゃが…」

 

「あー…ウン、それは誤解されても仕方ないよ…」

 

ハリーはそれを聞きながら苦笑いをした。

 

「でも山火事かぁ…そんなアイテムが

作れるんだ…私もそんなの、

作れるようになりたいな。」

 

「まだそれは禁止だ、ラウラ。やるにしても

まず簡単なものからできるようになってくれ。

また今回のようなことが起こるのは困る。

ある程度安全な所だったから良かったものの

危険な所に飛ばされでもしたらな。」

 

「ああ、うん…それは気をつけるよ。…うん。」

 

「はいはい、一旦話を切りましょ。

怒ってるとご飯が美味しくなくなるわよ。」

 

 

夜中にミニ八卦炉を借りたラウラが

神社を燃やしかけたりもしたが、

それ以外は特になく、次の日の紫との

約束の時間になり、彼女は

独特な音とともに神社の前に現れた。

 

「約束通りちゃんと見つかりました。

はい、このスキマを通っていけば

元の所に戻れますわ。」

 

「よかった、帰れるのね。」

 

ハーマイオニーが安堵の声を上げた。

 

「私たちが通った後はとじるのか?」

 

「ええ。少し歪みが出る恐れもありますから。」

 

「じゃあゆっくりもしてられないね。私一番!」

 

ラウラは一足早くスキマの中に入って行った。

 

「あ、ラウラ待ってよ!」

 

続けてロンとハリーも通って行った。

 

「ああ、戻ってからどうしようかしら…

受けてない授業がいくつも…」

 

そして、ハーマイオニーも

ブツブツ言いながら通って行った。

 

「アミリア、妾たちも行こう。

魔理沙、キノコ鍋美味しかったのじゃ。」

 

「おう。また食べに来いよ。

今度は変わったキノコを入れてやるからさ。」

 

いたずらっぽく笑って魔理沙は

手を振った。アイギスは苦笑いしながら

歩いて行った。

 

「みんな、ありがとう。

早く行かないといけないから

そのぐらいしか言えないが感謝している。

機会があれば、紅魔館の面々や

人里の上白沢慧音にも世話になったと

感謝を伝えておいてほしい。」

 

「わかったわ。機会があればね。」

 

霊夢がそう言うのを聞いて、

振り返ってスキマに向かった。

 

「いつか、また。」

 

そう呟いてアミリアも隙間に入った。

 

 

「あれ?まだ夜なんだね。」

 

「2日まるまる経った所かな?」

 

アミリアが出てきた頃に、

早めに通っていたラウラとロンが

そんな話をしていた。その時

寝室の方の階段からネビルが降りてきた。

 

「さっきの光はなんだったの?」

 

「ネビル…え?光?」

 

「うん、すごく眩しくて

気になったからここに来たんだけど…」

 

「あ、ああ、それはラウラが

魔法を失敗した時の光だ。

間違えてルーモス系の魔法を唱えたらしくてな。」

 

「なんだ、心配して損したよ。

何か事件でも起こったのかと思った。

とりあえず、そろそろ寝た方がいいよ。

明日は朝からすぐ授業だからね。」

 

「ああ、そうするよ。」

 

ネビルは、また階段を上がっていった。

 

「どういうこと?」

 

「ネビルの反応を見ると、

どうやら妾たちが飛ばされた直後のようじゃな。」

 

「もう不思議なことにも飽き飽きだ。

反応をするのも面倒だから別にいいだろう。」

 

「そうね。それにまだ眠くはないけど

起きてると授業で眠くなりそうだから

もう寝ましょう。」

 

ハーマイオニーの言葉で、

それぞれ開きっぱなしになっていた

教科書や雑誌をしまい、

寝室に向かい始めた。

 

「あれ?これって…」

 

アミリアが片付けるのを待っていたラウラが、

何かを拾いながら呟いた。

 

「どうしたんだ?」

 

「これ、私のお守りだ。

どこに行ったのかなって気になってたんだ。」

 

それは、魔法をかけようとしていた、

ガラスに入っているメモだった。

 

「ラウラと一緒に飛ばされておったかと

思っておったがここに残っていたのじゃな。」

 

「もしかしたらそれにあの魔法を

かけたから幻想郷に飛んだのかもな。

違うものにかけたら違うところに

いけるかもしれないぞ?」

 

「そ、それはしばらくパスで…

さすがに自分から行こうとはしないよ。」

 

「とりあえず生活リズムが崩れんうちに

もう寝たほうがいいのではなかろうか?

もう妾たち以外は早々に寝室に向かったしの。」

 

「ああ、そうだな。そうしよう。」

 

そうして、三人も部屋に帰って行った。




「おお、確かに注文した通りのレモン味じゃ。」

「あの子の特技の一つですよ〜。
他にも色々できますよー。」

「よっと。やっと着いたな。
全くタイムセールというのは…
ランディ、どこに置けばいい?」

(ああ、ダールト帰ってきたのか。
カウンターに置いといてくれー。)

「わかった。端の方に置いとくぞ。…ん?
エミリー、どうしたんだ…って、校長先生?」

「久しぶりだね、ダールト。」

「ええ、お久しぶりです。
校長もいらっしゃったのですね。」

「ちょうどダイアゴン横丁に来る用事が
あっての。いまはその休憩といったところでな。」

「見た限り注文がお菓子だけのようですが
よろしいのですか?」

「わしはお菓子が大好きじゃからな。」

「はぁ…そうですか。」

「おっと、いかんな。もうこんな時間じゃ。
ではわしはもう行こうかの。」

「相変わらずご多忙ですね。
頑張って下さい、校長。」

「ありがとう、ダールト。いくらかな?」

「お会計3ガリオンになりますー。」

「いや、ちょっと待てエミリー。
いくらなんでも高すぎだ。」



「そう言えばマクゴナガル先生は
今日は大丈夫なんですか?」

「仕事のことですか?
ええ、今日は休日ですから。
仮に休日でなくても
教え子の店の記念日ですし、
少しでも顔を出しますよ。」

「それは…ありがとうございます。
そう思ってくれる人がいるだけで
やってきた甲斐がありますよ。」

「このお店がお気に入りの人は
少なくないでしょう。
私もその一人ですし他の先生も
機会があれば来たいと仰ってましたよ。
…おや、もうこんな時間ですか…
もう少しゆっくりしていたいところですが
仕方ありませんね…
明日の授業の準備があるので
そろそろ帰ります。
最後になりましたが頑張ってくださいね。」

「先生…ありがとうございます!
アミリア、レジを頼む。」

「わかりました。
…お会計3シックル16クヌートです。」

「はい。これでお願いします。」

「4シックルですね。
13クヌートのお返しです。
ありがとうございました。
またのご来店、お待ちしています。」

「ごちそうさまでした。
ミス・フラム、お手伝い、頑張ってくださいね。」

「あ、ありがとうございます。
その…機会があれば私に
変身術のことを教えてほしいのですが…」

「いまは立て込んでいて無理ですが、
少なくともあなたが生徒になれば
当然教えます。むしろ、生半可な
気持ちで受けることは許しません。
その気持ちを大事にしてください。それでは。」

「ありがとうございました!」

「よし、お疲れアミリア。
今日はこれで店じまいだから
ラウラと一緒に先帰っていてくれ。
片付け終わったらみんなで帰るから。
ああ、エミリーも連れて行っておいてくれ。
しっちゃかめっちゃかになるからな。」

「わかりました。」

「アリシアー。…アリシアー?」

「どうした、ランディ。」

「いや、アリシアを呼んでんだけど来ないんだ。
っと、あれは寝てるっぽいなぁ。
ちょっと呼んでくる。」

「ラウラ、帰ろう。
片付けは父上たちがやるらしい。」

「そうなの?わかったよ。
いやー、疲れたねー。」

「どうだった?ランディ。
ああ、ちゃんと起きてきたのか。」

「暇で仕方なかったんだろうな。
椅子に座って寝てたよ。」

「恥ずかしいわ…
いくらすることがなかったと言っても
こんな所で寝ちゃうなんて…」

「そんなに暇だったか?」

「ランディが私を途中から
裏に下げたのよ。どうしてなの?」

「マクゴナガル先生が…」

「ヒッ…」

「ああ、そういうことか…」

「まぁ、とりあえず今日はありがとな。
俺とエミリーだけじゃ間に合わなかったよ。
早く片付けて軽くパーティーでも開こう。
アミリアとラウラも待たせてるし。」



「この回でようやく番外編の
幻想郷編、過去の話は終了だ。
次回からは本編の続きに入っていく予定だ。」

「長かったねー。」

「番外編なのに普通の時の一章分はあったのう。」

「作者の想定の二倍は書いたらしい。
全十話に半年程度の期間番外編だったから
本編を忘れている人もいるだろうな…」

「テキトーにあらすじを言うと、
防衛術の授業でショックを受けたからか
アミリアが謎の行動をしてたところだね。」

「私が危険人物みたいな
言い方はやめてくれないか?」

「ラウラよ、それでは語弊があると思う。」

「私説明苦手だもん。仕方ないじゃない。」

「思い出せなければ時間を奪ってしまうが
改めて読み返してほしい。
決して私は危険人物ではないからな。」

「まさかの読者に丸投げか…
こんな小説で大丈夫なのかの?」

「大丈夫じゃない、問題だ。」

「それならば改善すれば良いものを…
最近地の文が減ってきておるし…」

「ここに来て元々バレバレだった
語彙力のなさが明るみに出てきてるよね…」

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