ハリー・ポッターと紅白の2人   作:ヴァニフィア

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酷いタイトルネタバレを見た…
ここから何話か番外編が続きます。
時間的にはアミリアが倒れた数日後ぐらい?
質問はもちろん批判も甘んじて受けます。
いくらやりたかったこととはいえ
正直これは酷い…絶対に何か言われるって…
しかもこの話の前半はまだ目的の世界に
到着もしないという…
とにかく、これからクロスをする作品を
愛する方にもそうでない方にも
言っておきます。すみませんでした…


楽園へようこそ

ある日の夜、六人の他には誰もいない

談話室で幾つかのグループにわかれ、

そこまで離れていない場所で

それぞれ夜を過ごしていた。

 

「でもアミリア、

この問題はこの本を参考にして

記述すればいいと思うの。

ほら、三七四ページあたりよ。」

 

「いや、こっちの本の方が意外と

色々なことが書いているよ。

ほら、ここなんかそちらの本には

書いてないんじゃないか?

網羅的に書きたいならこっちの方がいいと思う。

ハーマイオニーは隅から隅まで

丁寧に書きたいだろうが

まとめるだけなら多分これで十分だと思う。」

 

「うーん…確かにこの本なら

なんとか書けそうね。

どこで見つけてきたの?」

 

「閲覧禁止の棚の入り口の近くだよ。

薄気味悪くて近づく人がいないからか

埃をかぶっていたが。」

 

アミリアとハーマイオニーは

課題についての議論を。

 

「へぇー、あの二人って

自分のお店を持ちたいって言ってたんだ。」

 

「うちはお金がないから店なんて

開けないけどね。でも、フレッドと

ジョージの作ったのは本当に完成度が

高いからなぁ。売り出したらゾンコの

悪戯専門店も目じゃないくらいに

なるかもしれないよ。」

 

「ああ、ホグズミードにあるお店だね。

私も何か作れるようになってみたいなー。」

 

ラウラとロンは暇つぶしに適当な雑談を。

 

「…ほう、そのような出来事が…

すまなかった。妾の体が迷惑をかけたの。」

 

「ううん、アイギスのせいじゃないよ。」

 

「ハリーならそう言ってくれると

思ってはいたが、いくら魂は分かれていても

元々は自分のものだったのじゃ。

妾自身がしたことでなくてもやはりな…」

 

「本当に気にしないで。悪いのは

トム・リドルだったんだから。」

 

アイギスとハリーは誰もいない機会にと、

秘密の部屋に関することを話していた。

 

「そういえば、ハリーはニンバス2000という

箒を持っておったな。

箒に乗ってみて割と面白くての。

少し興味があるのじゃ。

どんな箒なのか見せてもらってもいいかの?」

 

「うん、いいよ。ちょっと待ってて。」

 

「アイギス、私の箒も

持ってきてもいいぞ。比較でもしてみるといい。」

 

「私のもいいよー。」

 

「そうかの?では、

二人のも持ってきてみるのじゃ〜。」

 

アイギスとハリーはそれぞれ自室に静かに戻り、

箒を取りに行った。

 

「ラウラ、何をしようとしてるの?

そんなガラスを出して。あれ?

中に何か挟まってる?」

 

「んー?ああ、これは私のお守りだよ。

初めて紅茶を入れたときに

お母さんに書いてもらったやつなんだ。

それでこれに魔法をかけて便利そうな機能が

ついたりしないかなって思って。

ほら、さっき私も何か

作ってみたいって言ったやつだよ。」

 

「ラウラー、遊んでるなら勉強したらどうだ?」

 

「ロンもした方がいいわよ。

わからないところとか

そのままにしてるでしょ?」

 

「嫌だよ面倒くさい…」

 

「休みくらいゆっくりさせてくれよ。」

 

「もう…どうなっても知らないわよ?」

 

「だいたい、ハーマイオニーは

少しおかしくないか?

どうやって授業を受けてるのさ。」

 

「そうだよ。被ってる授業とか

いくつもあったじゃない。」

 

「あー、それは…」

 

ハーマイオニーが言い淀んだ時、

ハリーとアイギスが一緒に降りてきた。

 

「ふう、ハリーも今来たのかの?」

 

「うん、お待たせ。」

 

「アイギス、箒は地面を

引きずらないように持ってくれ。

傷むからな。」

 

「…なんか危なっかしいから

少し手伝うよ…」

 

「う…すまないラウラ…」

 

ラウラは、ハリーとアイギスがさっきまで

話していたところに、アミリアと自分の箒を

持って行った。

 

「それにしてもアミリアも大変ね…

昔からラウラと一緒にいたって

言ってたけど、今の様子を見るに

その間も勉強を嫌がってたでしょ?」

 

「ああ、ホグワーツに通い始めるまでに

通っていた学校でもあんな感じだったよ。

どうしてか、ラウラは教科書が嫌いでな。

勉強自体はそこまで嫌いではないらしいんだが、

言われたことをそのままやるのが嫌らしい。」

 

「そういえばラウラの成績って

座学だけがダメで実技は

普通にいい成績がとれてるって言ってたわね。」

 

「座学がないとどうしようもないことが

多いはずなんだが、どうしてできるのか…

それで、基礎は出来ないが

新しい魔法を作るのが好きみたいだ。

初めて使ったのもなぜか今までに

なかった魔法だったしな。」

 

「どんな魔法?」

 

「うーん…破壊魔法?」

 

「…どういうことなの…?」

 

「私が聞きたいぐらいだったよ…

小さいときに父上の杖をラウラが持ってな。

父上もまさか何かしら起こるとは

思わなかっただろうから軽い気持ちで

もたせてみたようだが、

ラウラが軽く杖を振ったんだ。

するとその結果、壁に魔法が飛んで

壁が吹っ飛んでな…家に大穴が開いた。

父上たちが近所のマグルの方々に

それの説明をするのに苦労してたよ…」

 

「それはそうでしょう…

普通そんなこと起こることなんてないもの。」

 

少し遠くにいるラウラが

その話に反応して弁明を始めた。

 

「わ、私だってやりたくて

やったわけじゃないんだから…あんなことに

なるなんて私だってわからないよ…」

 

「まあ、それはわかるがな。

むしろ狙ってやってたら大問題だ。」

 

「ラウラって、けっこうアミリアたちの

トラブルメーカーになってる?」

 

「いやぁ、そうでもないと思うよ?」

 

「違うだろうな。」

 

「うむ、まだマシじゃ。」

 

ロンが三人に疑問を投げかけると、

三人はそれぞれ否定した。

 

「え?割とロンの言ったことは

間違ってないと思うんだけど…」

 

「…ハリー、地味に酷いね…」

 

「まあ、問題を起こすことがないのかと

聞かれればそうでもないと言わざるをえないが

一番のトラブルメーカーは

ラウラたちの母のエミリーさんだ。」

 

「お母さんは本当にね…」

 

「母のアレはのう…」

 

そう言って三人は頭を抱えた。

その深刻そのものな様子を見てハリーたちは

苦笑いを浮かべるしかなかった。

ハリーは、話をそらすために、

持ってきたアイギスに箒を見せた。

 

「ほ、ほら、これがニンバス2000だよ。」

 

「ああ、これが…なかなか綺麗なものじゃ。」

 

「もしかしてその箒ってシルバーアロー?」

 

「知っとるのかの?アミリアのものじゃが。」

 

「本で見たことしかなかったけど…

へぇ、こんな箒なんだ。」

 

そこに、ロンが近づいてきた。

 

「すっごいなぁ…シルバーアローって、多分

使えるレベルで残ってるのけっこう少ないよ。

だいぶ前に製造中止になってたはずだから。」

 

「アミリアが祖母からもらったそうじゃ。

普段はアリシアさんが手入れを

しておったらしいがの。」

 

「え…昔暴れまわってたあの人が?丁寧に?」

 

「いや別に今は暴れてなどはおらんかったぞ?

せいぜい箒を持った時に

目つきが鋭かったぐらいじゃ。

まあ、聞いた話ではそのこともあって、

アリシアさんが丸くなるまでは

祖母が目にも触れさせなかったとか

言っておったが。」

 

「へ、へぇ…そうなんだ…」

 

「ローンー、ちょっとこっち来て〜。」

 

「ああ、わかったよ。ちょっと待って。」

 

そうして、初めと同じ二人ずつに分かれて

しばらく時間が経った。

その間にアイギスは邪魔になってしまうので

二人の箒を見比べた後部屋に戻した。

ハリーは部屋に戻る時に

持って帰ろうと、そのまま箒を持っていた。

 

「あれ…?」

 

すると、お守りに向かって魔法を

唱えていたラウラが突然驚いたような声を出した。

 

「どうしたんだい、ラウラ。」

 

「いや、ちょっ、これ待って…

あ、やばっ!みんな逃げ」

 

ラウラが言い切る前に、

部屋中が光に包まれた。

ラウラの前にいたロンや、

声が聞こえた他の四人も動くことはできず、

そのまま光の中に飲み込まれた。

光が消えると、部屋の中には

ガラスのお守りがポツリと残っていた。

 

 

「ふぎゃっ!」

 

ラウラは地面に倒れこんだ。

 

「イタタ…何が起こったんだろ…

なんか吹き飛ばされて…」

 

独り言を言っていたラウラは、

周りの様子を見て言葉を失った。

そこは深い森の中だった。

 

「…どういうことなの…

いや、確実に私の魔法せいだよね…

なにが起こったのかはわからないけど。

…ここってどこなんだろ…それにみんなは?」

 

キョロキョロと辺りを見たが、

視界が悪く、誰も見つけることはできなかった。

 

「…こういうところで大声を出すのはダメだって

アミリアが言ってたっけ…

なんか獣に襲われるとかなんとか。

できるだけ静かにした方が…」

 

「みんなー!どこに行ったのー!」

 

「…そんなこと言ってるそばから

ロンの大声が聞こえてきたよ…まあいいか。」

 

ラウラは声のした方に歩いて行くと、

少し先からロンが歩いてきた。

 

「あ、ラウラ!無事だったんだね。」

 

「うん、私は大丈夫。

ロンも無事でよかったよ。」

 

「いったいなにが起こったんだい?

なにかの光が出る前に

ラウラは何か言おうとしてたみたいだけど…」

 

「あー…多分だと思うんだけど、

私の魔法の暴発のせいで

こうなったんじゃないかな…えっと、

ちょっと杖の様子がおかしくなったから、

避難したほうがいいって言おうとはしたんだけど

そんな時間なかったみたい…」

 

「魔法の暴発で変なところに行くなんて話

聞いたことないや。ここがどこだかわかる?」

 

「ううん、全然わからないよ。

ただ、さっきまで夜だったのに

今は空が明るいから、下手したら

地球の裏側だったりするかも…

時間がずれた、とかはないだろうし。」

 

二人はしばらく無言になり、

周りを見回したりした。

 

「…とりあえずあっちに歩いて行こうか。

せめて開けたところに出たいし。」

 

「そうだね…うん、そうしよう。」

 

二人は周囲を確認しながら

森の中を歩いて行った。

 

 

「…目が…いったいなんの光だったのじゃ?」

 

アイギスがゆっくりと目を慣らしながら

開いていくと、薄気味悪い森の中に立っていた。

立ち入りが禁止されているあの森とは

違った不気味さで、アイギスには

そこが知っているところではないとわかった。

 

「…ここはどこじゃ?

なぜ妾はこんなところに…

…ラウラが何かやっておったがそのせいか…?

皆もいなくなっているし…」

 

しばらくアイギスは

これからどうすればいいか考えてた。

 

「…ここでじっとしていても埒があかんな。

誰かが見てくれておることを期待して

魔法を打ち上げてみることにしよう。

ペリキュラムー救出せよー。」

 

杖を上に向けて魔法を唱えると、

杖の先から赤い火花が打ち出された。

 

「…このような深い森では

何か危ない生物がいるかもしれん。

猪などに急に襲われても対処できない。

…一応木の上で蛇になっておこう。」

 

……………

 

(…魔法を打ち上げたりしないほうが

よかったかもしれんな…

なんなのじゃ、あの化物共は…)

 

蛇になって木の上で様子を伺っていたアイギスは、

見たこともない生物たちが

何体も下を通っていくのを見た。

 

(…こんなに危険そうな森では

人が住んでいるとは考えにくい…

ここで待っていても、誰も近寄ることも…む?)

 

ふと、アイギスが空を見上げると、

箒に乗ったハリーが旋回しているのを見つけた。

それを見て、素早く木の上までなんとか登り、

人の姿に戻った。ハリーは気がつき、

すぐにアイギスのところに飛んできた。

 

「アイギス!無事でよかった!」

 

「ハリーもよかったのじゃ!

ニンバス2000もハリーと一緒に?」

 

「うん、気がついたら森の中で…

ううん、この話は後にしよう。

ほら、アイギス、乗って。」

 

「わかったのじゃ。

妾も乗って大丈夫なのかの?」

 

「多分大丈夫だよ。じゃあ飛ぶね。」

 

そして、多少よろけながらも、

箒は二人を乗せて浮かび上がった。

 

「しかし、これからどうすればいいのか…

こうなった原因も、もしかしたらラウラの

せいかもしれないということ以外わからんし…」

 

「とりあえず、みんなを探そう。

僕らだけここにいるわけじゃないと思う。」

 

「そうじゃな…うん、確かにあの場にいた

全員が来ていてもおかしくないな。

そうした方が良いな。」

 

「ん?誰だお前ら?

ここらじゃ見ない顔だな。」

 

ハリーとアイギスが空で相談していると、

真横から少女の声が聞こえた。

 

 

「…あの、大丈夫ですか?」

 

アミリアは足元で倒れている赤い髪の

女の人に声をかけて、起こそうとしていた。

 

(…頭が痛い…周りは知らないところだし、

夜だったのになぜか太陽が昇っている。

…状況からすると、ラウラの謎魔法でどこかに

飛ばされて偶然にもこの人と頭をぶつけたとか、

まあそんなところだろうか…

…みんなはどうなったんだ?私と同じように

よくわからない状況になっているのか?)

 

しばらく起こそうとしていたが、

唸ったまま目を覚ます様子はなく、

かなり打ち所が悪かったようだ。

 

「…だめか。目を覚まさないな。

…しかし、ここはいったいどこなんだ。

この人が来ている服は中国のものだと

思うのだが、目の前のこの建物は洋館だから

結局どこかも予想できない…

…しかし、主人の正気を疑うような配色だな…」

 

目の前には全てが紅い館がある。

広大な庭はよく手入れされているようだが、

アミリアが見た限り、今は人の気配はない。

 

「…おそらくこの人が門番か何かなんだろうが、

気絶してしまっているから

勝手に入るわけにも放っておくわけにもな…」

 

アミリアが困っていると、

少し遠くの方から声が聞こえた。

 

「アミリア!ここにいたのね!」

 

声のした方を振り返ると、

手を振っているハーマイオニーと、

荷物を持っている、

メイド服で銀髪の少女がいた。

 

「ハーマイオニー、無事でよかった!」

 

「アミリアこそ。森の中で気がついた時には

どうしようかと…」

 

「そうか、ハーマイオニーも…

あ、それでそちらの方は?」

 

「私がどうしていいかわからない時に

通りかかった人なの。

事情…と言ってもほとんどわかっては

いないのだけれど、できるだけ話したら、

はぐれた友達が見つかるまでは、

仕えてる所に泊めてもらえるように

話してくれるそうなの。」

 

「それは…大丈夫なのか…?」

 

アミリアがハーマイオニーと話していると、

その少女がアミリアに話しかけてきた。

 

「問題ありませんよ。

部屋ならたくさん余ってますから。

…それと、うちの門番が手間をかけたようで。」

 

「あ、いや、これは私が悪いのだが…」

 

「いえいえ、どうせ寝てたんですよ。

起きてたらこうはなってないはずですから。

…はぁ、とりあえず運んでおきましょうか…」

 

そう少女が呟くと、倒れていた女の人の姿が

いつの間にかなくなっていた。

 

「ん?あの人は…」

 

「心配いりませんよ。

彼女の部屋に運んだだけですから。

では行きましょうか。

…ようこそ、紅魔館へ。私はここの主人に

仕えております、十六夜咲夜と申します。」

 

少女がそう言うと、

大きな門は音を立てて開いた。




「では、前話でも言ったとおり
私とラウラの過去の話だ。
まあ、本編にはあまり影響もないし
少し長いから読み飛ばしても構わない。
それではどうぞ。」



「…お邪魔します。」

「ああ、いらっしゃい、アミリア。
…あれ、どうしたの?少し暗い顔して。」

「…家が隣だったの、知らなかったよ…
前までは魔法を学べるとか
そういう所に行かないなら
家でずっと本を読んでいたんだが…
最近父上と母上と少しずつ
なんでもない話をするようになってから
そのことを初めて知ったんだ…」

「そうだったんだ。まあ、
とりあえず立ち話もなんだし上がってよ。
今日はお父さんとお母さんはいないけど、
ゆっくりしていって。」

「あれ?いないのか?」

「うん、今日はお店を開けてる日だから。
あんまり休みないんだ。
閉めれないっていう方が近いのかな?」

「閉めれないということはそれが自由な程度には
立場的に上の方ということに?」

「というより自営業だね。
ダイアゴン横丁で食べ物屋さんしてるんだ。
とっても人気なんだよ。」

「そうなのか…知らなかったな。
…ん?本を読んでいたのか?」

「うん、退屈な時はよく読むんだ。」

「…これはエッダか…神話が好きなのか?」

「嫌いではないけど、そこまででもないかな…
お母さんがどこからか持って帰ってくるのを
暇つぶしに読んでるだけ。」

「…暇つぶしにこれを読むラウラもラウラだが、
持って帰ってくるラウラの母も少し…
いや、なんでもない。」

「あ、少し座って待ってて。
お茶をいれてくるよ。」

「うん、ありがとう。楽しみにしてるよ。」

……………

「はい、どうぞ。あったかいうちに飲んでね。」

「じゃあさっそくもらうよ。
…ん?これは…母上の紅茶と似ているな…」

「本当?じゃあ、
ちゃんとできてるんだ…!よかった…」

「どういうことなんだ?」

「それがね、私のお母さんから
教えてもらったんだけど、実は
お母さんも、アミリアのお母さんから
教えてもらったらしいんだ。
学生時代に教えてもらったって。」

「…同級生だったのか…
それすら知らなかったとは…
はぁ…私は今まで何をしてたのかな。」

「どうしたの?」

「いや、私はどれだけ自己中心的で
周りに対して無頓着だったのかと思ってな…」

「アミリアならきっと大丈夫。
これから知る機会は絶対にたくさんあるよ。」

「…ありがとう、ラウラ。」



「とりあえずこのあたりで
この話は区切りかな。
私が初めてラウラの家に
遊びに行った時の話だ。」

「やっぱり懐かしいな。
この頃って、アミリア暗かったよね。」

「まあ、少しな…」

「…何があったかは妾はあえて聞かんよ。
しかし、本当に母はよくわからんのう…
なぜそんな本を持っておったのか…」

「アイギスはまだ知らないかもだけど、
実はまだまだそんなのがたくさんあるんだ…
さっきもあった神話だとかの
普通の人があんまり持ってないような本とか、
どうしてか読めもしないのに
海外の本とかもあったりするし…」

「それを読むラウラもどうかと思うのじゃが?」

「適当に読める本なら端から読んでたんだ。
子供の時の私って窓辺に座って
髪を風でなびかせつつ本を読むような
大人しくてかわいい子だったからね。」

「ラウラ、自分で自分を
かわいいと言うのはNGだ。」

「冗談だよ〜。じゃあまた次回!」

「また見てほしいのじゃー。」

「ではまた。次回以降も番外編だから、
その辺りは留意してほしい。
見ての通り東方projectだが、こんな東方は
認められないという人には重ねて謝罪したい。」

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