ハリー・ポッターと紅白の2人   作:ヴァニフィア

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本編に入りませんでした…
しかし引かぬ、媚びる、省みる!
(誤字にあらず)
…はい、謝りますし反省もいたします…
しかし自分に書き直すという
選択肢はほぼありません。
思いつきませんし、
特に今回は少し遅くなりましたから。
中間テストのせいで。
…微分なんてなくなれば(ry


夏休みの終わり

八月三十一日、学校が始まる前日となり、

この日も、夜の大広間で

三人だけで夕食を食べていた。

 

「明日が入学式か。いくらか手紙は

もらっていたがハリーたちに会うのは

久しぶりだな。」

 

「ロンとハーマイオニーも元気かなぁ。

あ、ロンで思い出したけど、

フレッドとジョージも元気かな?

五年生になったはずだし、監督生に

なったりしないかな?」

 

「いや、それはないだろう。

いくら成績がよくても、二人のイタズラを

知っていれば、監督生を任せる先生はいないよ。」

 

「えー、楽しそうなのに。」

 

「ロンの兄か。どんな人たちなのじゃ?」

 

「フレッドとジョージか?

そうだな…成績優秀なイタズラっ子かな。」

「とっても面白いけどね。」

 

「成績優秀なのにか…

どんなイタズラをしたのじゃ?」

 

「どんな、か…色々あったが今思い浮かんだのは

私たちが一年生の時、ハリーのお見舞いの中に

便座があったことかな…

二人が吹き飛ばしたらしい。」

 

「ああ、そういえばそんなのがあったね。

いやぁ、あれは面白かったなー。」

 

「ずいぶん派手なことをしたのじゃな…」

 

「それでも、人に迷惑とかはかけてないよ。」

 

「まあ、そこまで悪質なのはないかな。

…便座を吹き飛ばしたのは

少しまずいような気はするが…

まあ、楽しませるようなイタズラが多いか。

いわゆるムードメーカーだな。」

 

「そういえば、妾はあまりハーマイオニー…

のことは知らないのじゃが…」

 

「まあ、明日になったら会えるし、

それまで楽しみにしてていいんじゃない?」

 

「友達になれるかのう…」

 

「大丈夫だよ。アイギスなら友達になれるよ。」

 

「心配しなくても大丈夫さ。

それにしても、三年生か…今年から

ホグズミードに行けるらしいが私はどうす…」

 

「あっ!」

 

アミリアが呟いた時、ラウラが声を上げた。

 

「いきなりどうしたのじゃ?」

 

「言うの忘れてたけどアイギスは

ホグズミードに行けないよ…」

 

「紙は届いていなかったか?」

 

「ううん、届けられてないの…

アイギスは今年は行っちゃいけないって…」

 

「そうだったのか…」

 

「…妾は一人になってしまうのかの…?」

 

アイギスは悲しそうな声を出した。

 

「…まさか。安心しろ。

アイギスを一人にしないさ。」

 

「うん、アイギスを

置いて行かなくちゃいけないなら、

ホグズミードに行きたくないよ。」

 

「妾のために…二人ともありがとう…

すまんの、迷惑かけて…」

 

「気にしないでよ。

みんなで行けるようになってから

行けばいいんだから。」

 

「心から楽しむには、

やはり全員で行かなければな。

まあ、ホグズミードに行かなくても

お菓子はあるさ。ほら、蛙チョコはいるか?」

 

「…どこから出したのじゃ?」

 

「気にしなくてもいいよ。

アミリアはどこにかは知らないけど、

いっつもお菓子とかを持ち歩いてるから。

アミリア、私にもちょうだい。」

 

「…一ヶ月ぐらい一緒にいても

アミリアにはいつも驚かされるのじゃ…」

 

「アイギス、アイギス。私は?」

 

「悪い意味で驚かされる。

まだマシじゃが母の娘だと改めて思ったのじゃ。」

 

「そ、そんなに…?」

 

「まぁ、エミリーさんがいれば目立たないが

ラウラも相当やらかすことが多いからな。

 

「…うう…」

 

 

「やっぱりハグリッドは留守だったね〜。」

 

「まあ、去年までのように一年生を先導するのは

ハグリッドの役目だろうし、

その準備もあるんだろう。」

 

次の日の昼過ぎ、

ハグリッドの家に来た三人だったが、

中には誰もいなかった。

アイギスはふと、遠い空の方を見た。

 

「…何やら嫌な天気じゃな…」

 

「向こうの方の空?」

 

「確かに局所的に天気が悪いな。

…何か嫌な予感がする。

今日はもう城の中にいよう。」

 

「もしかしてあれって…」

 

「列車の駅の方…そのさらに向こうの方かの?

…天気に雰囲気…あの怪物たちということか…」

 

「列車の中の見回りかもしれないな。

もし学校に…いや、例のあの人を

退けたハリーをシリウスが狙っているならば、

侵入経路としては列車に乗るのが

一番早いし確実だ。

まあ、アズガバンから抜け出したような人物が

そんな悪手をとるとは思わないが…入り口が

警戒されるのはわかっているだろうからな。」

 

「お母さんたちの同級生って言ってたから

ホグワーツの場所もよく知ってるだろうね。

姿現わしで近くまで来たりするかもしれないよ。」

 

「城壁の外なら姿現わしが使えるからな。

入り口にディメンターが配置されているから

簡単には入れないだろうが。」

 

「そういえば姿現わしというのは

学校の敷地では使えないんじゃったな。」

 

「まあ、ほんの少し例外はあるがな。」

 

「とりあえず、アミリアの言う通り城の中で

みんなが到着する時間まで待ってよう。

アレがいつここに来るかもわからないし…」

 

「ああ、そうした方がよいな。」

 

「そうだ、先に城の中に戻っていてくれないか?

少し用事があるんだ。一時間ほどで戻る。」

 

「どうしたの?

何か危ないこととかじゃないよね?」

 

「ディメンターが来るかもしれんが

大丈夫なのかの?」

 

「心配するな。危険なことは別にしないし、

ディメンターが来ても逃げ切ってみせるさ。

そこまで遠くにもいかないから大丈夫だ。」

 

「うーん…気をつけてよ?

怪我して帰ってくるなんて嫌だよ?」

 

「アミリアのことじゃから

何があっても夕食の前には帰ってくるはずじゃ。」

 

「…それもそう…なのかな。

うん、アミリアだもんね。」

 

「…自覚はあるがどこか不本意だな…

まあ別にそれでもいいが。

そういうことだから私が持ってきてた

チェスでもやって待っててくれ。」

 

「チェスとはなんじゃ?」

 

「ボードゲームだよ。

ほら、私とアミリアが白黒の板の上で

駒を動かしてたやつ。この前は

説明する前に片付けちゃったけど。

…私じゃアミリアには

どうやったって勝てないけどね…」

 

「ラウラは読みが足りないんだ。

すぐにこっちの思い通りになる。」

 

「考えるの苦手だしさー…」

 

「まあ、とりあえずこちらは先に

帰っておくのじゃ。気をつけてな。」

 

「ああ、わかっている。」

 

「気をつけてね。」

 

……………

 

本当は…特にラウラもやるべきだが、

対応する前に行動できなくなる可能性を

考えると、私ができた方がいいからな。

…使うコツを母上に聞いておくべきだったか…

考えていても仕方ないか。

…ラウラは私が守るんだ。

できることをもっと増やさないとな。

 

ーーーーーー

 

「上手くいかなかったな…

図書室に関係ある本がないか探すか…?」

 

用事を終えたアミリアはブツブツと

独り言を言いながら談話室の扉の前に着いた。

 

「すまない、開けてくれないか?」

 

「お帰りなさい。遅かったわね。

もう二人は入って行ったわよ。」

 

「ああ、先に帰ってもらうように言ったんだ。

それにしても、どうして夏休みの間は

合言葉がないんだ?」

 

「あなたたちの他には誰もいないもの。

本来なら私もここにいるつもりはないし…

友達に呼ばれたお茶会に行きたかったのよ?」

 

「あー…それはすまないな。」

 

「まあ構わないけどね。

夕食の時間までもう出ないわね?」

 

「ああ、その時間まで談話室で過ごすつもりだ。」

 

「じゃあ開いた後、私は少しの間

絵から離れるわ。出れはするけど

入れなくなるから気をつけて。」

 

そう言いながら太った婦人が合図すると、

その絵がスライドして、寮への道が現れた。

 

「わかった。ありがとう。」

 

一言礼を言いながら、アミリアは

談話室の中に入っていった。

その時、中から声が聞こえてきた。

 

「お願いアイギス!

4手前からやり直させて!」

 

「さっきからそればっかりで

かれこれ5回目じゃぞ…

もう完全に詰んでると思うのじゃ。」

 

「どうしてこんな短時間で

アイギスに負けるようになってるんだ…」

 

「あ、おかえり、アミリア。」

 

「帰ったのか。なんともないようで

よかったのじゃ。」

 

「それで?この状況はどうした?」

 

「アイギスにチェスを教えて

対戦したら、なぜだかこんなことになって…」

 

「いや、ルールを教えてもらって

どうすればいいか考えながらやっていたら

なぜか勝ててしまったのじゃ。

ちなみにまだ二戦目じゃ。」

 

「ラウラ…いくらなんでもそれは…」

 

「うう〜、そんなに言うなら

アミリアもやってみればいいじゃない。

アイギス、ホントに強いんだから!」

 

「そうなのか?なら、一度やってみようか。」

 

「アミリアが相手か…

できるだけ頑張るが勝てる気は…」

 

……………

 

「チェックメイト。」

 

「そうなるに決まっておるな…」

 

「アミリア容赦ないね…」

 

「とりあえず、ラウラ。

アイギスは初めてにしては確かに強かったが、

ラウラが負けたのはラウラが弱いからだ。

まだ隙はかなり多かったぞ?

磨けば光そうだがな。」

 

「…そ、そう?」

 

「それは妾も思うのじゃ。ラウラが動かした時、

逆に罠かと疑いたくなるほどの時もあった。」

 

「うう…そ、そういえばアミリアは

どうしてハグリッドのとこの近くで残ってたの?」

 

「いきなり話を逸らしたな…

まあ、適当に魔法の練習をしてただけだ。

おもしろいことでもないさ。」

 

「理由を言っても良かったのではないか?」

 

「聞かれなかったからな。

説明するのを忘れていたよ。」

 

「そうだったんだ。何か成果はあったの?」

 

「いや、あまりなかったな…」

 

「あれ?珍しいね。アミリアが

魔法の練習をする時って

だいたいすぐに使えるようになるのに。」

 

「そこまで万能ではないよ。

それができるのはどちらかといえば

ラウラの方だろう?」

 

「…魔法とはそんなにすぐに

使えるようになるものじゃったかの…?

二人ともどこかおかしくないかの?」

 

「それはこちらのセリフだがな。

アイギスはアイギスで色々と

物覚えが良すぎだ。勉強の件もそうだし、

さっきのチェス然りだ。」

 

「ホントだよ。アイギスの成績、

多分ほとんど私と一緒か、

それどころか少し上の教科もあるぐらいだし。

私なりに2年…じゃないや。

1年半頑張って勉強したんだよ?

それなのにアイギスは一ヶ月でだよ?」

 

「ラウラはサボりすぎだと思うのじゃ。」

 

「いや、今はアミリアが教えてるから

いいけど、教科によっては授業を

聞けないのもあるからね?魔法史とか。」

 

「そうなのかの?」

 

「まあ、あれは仕方ないな。

クラスのほとんどは寝てるし。」

 

「だって、ビンズ先生の授業、

すぐ眠くなるんだもん。

あれ、多分無意識に魔法を使ってるよ…

どうしてアミリアとハーマイオニーは

起きてられるのか…」

 

「二人しか起きておらんのか…」

 

「だから、先生が忙しいからって代役だったけど、

アミリアに教えてもらえたのって

ある意味よかったと思うんだ。」

 

「確かに、わかりやすかったし

そうかもしれんの。」

 

「ビンズ先生はな…説明はわかりやすいんだが

いかんせん話し方にどうも波というか

アクセントというか、強弱がなくてな…」

 

「あ、説明わかりやすかったんだ。

先生が話し始めたらすぐ眠くなるから

聞いたことなかったや。

そういえば今思い出したけど、

アミリアと私の授業って一緒に

してくれたんだってね。」

 

「ああ、石になってた間に

ラウラが受けたいと言うのはどれかと

考えててな。最終的には、

ハリーたちも一緒がいいとか言いそうだから

同じのをとっておいたんだ。」

 

「そういうのは将来のことを考えるとか

しなければならないのではないのか?」

 

「先生たちの理想はそうなんだろうけど、

つまんない授業とか嫌だからね。」

 

「私はラウラと一緒がよかったからだな。

まあ、それぞれ好きなようにするのがいいさ。

そうだ、アイギスも同じ授業だからな。」

 

「妾は二人と同じならなんでもよいのじゃ。

選べと言われてもわからんからな。」

 

「なんだ、結局アイギスも

私たちと同じだったんだね。」

 

「事情を知ってないといけないからな。

前に勉強してた時にマクゴナガル先生が

言いに来たはずなんだがな。」

 

「…あ、そうだったの…」

 

「ぼーっとしてたか寝てたかの

どちらかだと丸わかりじゃな。

まあ先生が来てるのに気づかないぐらいだから

十中八九寝てたんじゃろうが。」

 

「まったくラウラは…」

 

「え、えへへ…」

 

三人は日が暮れる頃まで

楽しく談笑を続けた。




「ということで、前書きの通り
本編に入ることはできなかったと。」

「というか一旦テストが終わって
その日に投稿っておかしくない?
それ前日とかにも…」

「この小説(笑)を書いていた
ということじゃろうな。」

「ニュアンスが違った気がしたが、
まあ、そう予想は立てられるな。
それでできなかったのなら
本人が悪い。自業自得だ。」

「それで、今日の後書きは
何をするのかの?」

「少しだけクロスの件の話をな。」

「ああ、あれ?音沙汰なかったから
もうすっかり忘れてたよ。」

「いつやるつもりなのじゃ?」

「もうすぐお気に入り登録が百件に
なりつつあるらしい。
だから、その後ぐらいに記念で
やってみたいらしい。」

「初めは数人の人すら
見てくれるかとか思ってたらしいのに、
けっこうな人が見てくれてるんだね。」

「ああ、読者の人に感…
いや、せっかくだし百件突破の時まで
感謝はとっておくか。」

「この後パッタリとお気に入りが
増えなかったりむしろ減ったりしたら
その感謝はどこに行くのじゃ?」

「作者に私のインセンディオ。」

「けっこう鬼だね…
まあ、とにもかくにも嬉しいね。
ちょっと前もUAが一万超えたって
喜んでたみたいだし。」

「何度か読み返したりしてる人も
おるだろうがそれでも大台には違いないの。」

「そうだな。さて、とりあえず
クロスのお知らせも終わったし
今日のところはこの辺りで終わりにするか。」

「ところで、最近思ったんだけど
この作品の平均文字数って
ちょっとだけ詐欺じゃない?」

「そういえばこの後書きらしきものが
そこそこ長くなっておるからの。
詐欺と言えなくもないかもしれんな。」

「だいたい七、八百字はあるからな。
二十話超えたあたりからこの後書きも
含めた文字数は増えただろうな。」

「後書き長いよ、何やってんのとか
言われそうで少し怖いんだけど…」

「そうなると妾たちの出番が
減ることになってしまうの…」

「まあ、読者の満足が第一なんだから
そうなったら仕方ないさ。
作者の趣味も混ざっていることがあるがな。」

「そういえば私たちの絵って
読者の人はどう思ってるんだろうね?」

「こいつ晒してる割には
絵ヘッタクソだな、とか
思ってるんじゃないか?」

「まあ、公開する絵にしては
お粗末ではあるの…何故貼り付けるのか…」

「誰か上手い人に
書いて欲しかったらしいが知り合いには
いないしわざわざこの作品を見て
書いてくれる人がいるとは思えなかったようだ。
まあ、元々この作品はマイナーな路線の
まま有名になることなんて毛頭ないと
思っていたらしいしな。
そもそも、お気に入りだって
二桁行くなんて思ってなかったようだし。」

「そうだったんだ。…結局自分で
書くことにしたんだね…」

「そのようじゃな…とりあえず、
今回はいつにも増して文字数が
多くなっておるしこのあたりで
終わるべきじゃ。結局アミリアが
終わろうと言ってからも
かなり長く話してしまっておる。それでよいな?」

「あ、もう千字余裕で超えてるじゃない…」

「本当だな…」

「ということで終わりの挨拶じゃ。」

「「「見てくれてありがとうございました!
次回も見て下さい!」」」

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