ハリー・ポッターと紅白の2人   作:ヴァニフィア

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今回はいつもよりは長くなりました。
まあ一万字とかいきませんが。
毎話一万字で毎日更新してる人って
すごいと思います…それと後書きは珍しく少しだけ
真面目な説明です。


隠し事

クィディッチの次の日の日曜日の朝食後、

外に出かけたりして人がほとんどいない

グリフィンドール塔の談話室に、

正座するラウラとその前で

腕を組んでいるアミリアがいた。

 

「さて、話がある。ラウラ。」

 

「…えっと…ど、どういう状況なのかな、

アミリア。私何も悪いことしてなかった

と思うんだけど…え?してないよね?」

 

「そんなことはないはずだ。」

 

「え、そんなこと…あ!若しかして…

おとといにアミリアが厳選してた

まずいのを外した百味ビーンズを全部

もとの箱に戻しちゃったこと⁉︎」

 

「そうじゃない…って何だと⁉︎

あれはラウラが勝手にまとめたのか⁉︎

せっかく一時間かけて厳選したのに!

見分けるのがどれだけ

大変だったかわかってるのか⁉︎」

 

「あっ、やばい。墓穴掘った…」

 

「…ひとつ話すことが増えたようだなぁ?

…ラウラ。覚悟はできてるだろうな?」

 

「あ、ちょ、まっ、肉体言語は

だめだって!目が笑ってない!

その目でその笑顔はやばいって!

後ろに何か見えてるから!」

 

「問答無用だ!」

 

「待って!グーは!グーは痛いから!

ストップ!まじでストップ!いったぁ!」

 

無慈悲に振り下ろされたアミリアの拳は

そのままラウラの頭に直撃し、

大きな鈍い音を談話室に響かせた。

周りにいた数人の人は思わず頭を抑えた。

 

「あれはちゃんと分けて置いてただろう⁉︎

私の物を触るなとかは言わないが理由が

わからない時は聞いてから触ってくれ!」

 

「わ、わかったよぉ…

うぅ…めちゃくちゃ痛い…」

 

「…はぁ…話を戻すぞ。

本当に私に隠してることはないのか?」

 

「…さっきみたいなこと以外は

思いつかないよ…」

 

「ほぅ、シラを切…ん?

さっきみたいなこと?…まさかラウラ…」

 

「あっ。」

 

「お前は百味ビーンズ以外にも…

まさか…!蛙チョコを食べようとしたら

全部逃げてたのもラウラのせいか⁉︎」

 

「え、あ、ち、ちち違うよ…」

 

「目を見て話せ!」

 

「うぅ…はい…私がやりました…

お願いです許してください…」

 

「ラウラ…お前というやつは…!

…ん?ハリー?」

 

「え?あ、本当だ。」

 

アミリアがラウラの首元あたりを掴んでいたとき、

ちょうど談話室に入ってきたハリーと

アミリアは目があった。ハリーは少し

戸惑った表情でとりあえず話しかけた。

 

「や、やぁ。おはよう2人とも。」

 

「ああ。おはようハリー。

昨日は素晴らしい活躍だったな。」

 

「うん。凄かった。

もう腕は大丈夫?痛くない?」

 

「う、うん。僕は大丈夫だけど…

…えっと…アミリア?」

 

「ん?どうしたハリー?」

 

「あの…そろそろ離してあげたら?」

 

「ん…それもそうだな。」

 

「ふぅ…やっと解放された…」

 

しばらく首元を掴まれていたラウラは、

ひとまず落ち着いて服装を軽くもとに戻した。

 

「ところでハリーはどうしたの?

とても慌ててるみたいだけど。」

 

「あ、そうだ。それが…昨日の真夜中に

コリンが何かに襲われて

石にされたみたいなんだ!」

 

「な、何だって⁉︎」

 

「そんな…!」

 

ハリーの言葉にアミリアは驚愕し、

ラウラは口をおおった。

 

「もしかしたら1人で出歩くと

危ないかもしれない…2人とも気をつけて。

…それからコリンが運ばれる前に

ドビーが僕のとこに来たんだ。」

 

「ドビーって、ハリーを学校に

来させないようにしたって言ってた

屋敷しもべ妖精だったっけ?」

 

「手紙を止めていたんだったか。」

 

「うん、そのドビー。

…昨日のブラッジャーはドビーが

したことらしいんだ。」

 

「…危険だから学校に来させないように

してたのになんでハリーを危険にあわせたの?」

 

「大怪我すれば家で療養だからじゃないか?」

 

「うん。そのつもりだったみたい。

…あのままじゃ殺されてたような気がするけどね…」

 

「…まあ、あれは過剰だったな…」

 

「…それと重要なことがもう一つあるんだ…

秘密の部屋は今までにも開かれたことが

あったらしいんだ。」

 

「そうなのか…いや、予想はできることか…」

 

「…うん、そうだね。

でもその時は被害はなかったのかな…」

 

「それはわからないよ。ドビーは

口を滑らせて言ってしまっただけみたいだから

詳しくは聞けなかったんだ。」

 

「そうか…この話はロンとハーマイオニーには

言ったのか?言ってないのなら

探してくるといい。特に例の文字の通りなら

ハーマイオニーは危険な立場だしな。

残念ながら場所はわからんが…

私はラウラとすこ〜し話さなければ

ならないことがあるのでな。」

 

「え?まだ許してくれてなかったの?

もうすでに一回殴られたんだけど…」

 

「あれは百味ビーンズの話だ。

…私の言いたいことはわかるな?」

 

「そ、そんなぁ…」

 

「…あ、じゃ、じゃあ僕は2人を探してくるよ。」

 

アミリアの雰囲気にのまれそうになった

ハリーはそのままそこから立ち去ろうとした。

ラウラはハリーに捨てられた子犬のような

目を向けてハリーに懇願した。

 

「待ってハリー…見捨てないでぇ…」

 

「あー…ごめん、ラウラ。僕も命は惜しいんだ…」

 

そう言ってハリーはそそくさと

談話室から去っていった。

 

「そんな…お願いアミリア。許して…」

 

「…大丈夫だ。半分はからかっただけだ。」

 

「うぅ…え?そうなの?」

 

「これから先も同じことをするなら折檻も

免れないと思っておいたほうがいいかもな?」

 

「気をつける!気をつけるから勘弁して!」

 

「まあハリーも外に行ったし一度部屋に戻るか。

まだ話したいことはあるからな。」

 

そして2人は自室に戻った。

ルームメイトは外に出ていて誰もいなかった。

 

「さて、私から茶番を始めたことは反省するが

本題に入りたいんだ。今なら私しかいない。

ラウラは知られたくないみたいだしな…」

 

「私が何かしてるってこと…?」

 

「ああ。どう見ても最近ラウラは

行動が不自然というか、秘密が多すぎる。

…少なくとも私はかなり心配してるんだぞ?」

 

「…その話かぁ…ごめん、アミリア。

その話だけはまだできないんだ。

ちゃんと全部終われば説明はするから、

できれば今は…」

 

「その行動に危険はないのか?」

 

「…正直わからない…

やったことがないことをしようとしてるから…」

 

「…ラウラ、できれば私には

隠し事はしないで全て話してほしい。」

 

アミリアがラウラに、

いつも以上に真剣な眼差しを向けて

語りかけていく。

 

「だが同時にラウラの意思を

尊重したいとも思っているんだ。

たとえそれが危険なことでも。」

 

「アミリア…」

 

「私はラウラを止めない。ラウラが

思う通りに行動してほしい。…だがな、

それでも私からの我儘を聞いてほしい…!」

 

「…なに?」

 

「必ず…必ず何事もなく成し遂げてこい。

私はラウラがいないと私になれなかった。

それはきっとこれからもだ。

だから、必ず無事に帰ってきてくれ。」

 

「アミリア…私も同じだよ。

きっとアミリアがいないと今の私はいないよ。

…うん、わかった。私、約束するよ!

絶対に無事に成し遂げるから!」

 

「ああ!約束だぞ!」

 

そうして2人は指切りして微笑みあった。

その後、うっかりラウラがアミリアから

盗んでいたお菓子をばらまいてしまい、

ばれたラウラはアミリアに

先ほどの宣言通りに折檻された。

 

 

「決闘クラブ?」

 

「ああ。最近の事件から必要と判断されたとか。

今回の事件が秘密の部屋の怪物だと

いうのならほぼ意味はないような気はするが、

まあ、興味はあるな。」

 

夕食を大広間に残って食べていて

追い出されてしまったアミリアは、

一足先に帰っていたラウラに、

掲示板で見た羊皮紙の内容を話していた。

 

「へぇ…そんなの開くんだ。

アミリアが出たら大変なことになりそうだね。」

 

「…ラウラもな。

おまえの場合はうっかり上級魔法で

相手を殲滅しかねん…」

 

「そ、そんなことはない…はず…多分…」

 

「自信を持てるぐらいには

制御できるようになれよ…」

 

「でも、なんか出ちゃうものは出ちゃうし…」

 

「…それ、あまり大声で言うなよ?

フィルチあたりに恨まれても知らんぞ。」

 

「…うん。気をつける。それで、

アミリアはどうするの?行ってみるの?」

 

「まあ、観に行くぐらいなら

バチは当たらんだろう。

名指しで呼ばれて前に出るとかはごめんだが。」

 

「まあみんなの前で発表みたいなの、

あんまりしたくないよね。決闘だからね。

吹き飛ばされるのを見られるとかいやだし。」

 

そうして2人は決闘クラブに

行くことに決めた。

特に準備があったわけでもないので、

そのまま部屋を出て、決闘クラブが

開かれる大広間に向かった。その途中、

寮を問わずに大勢の人がそこに向かうようだった。

実際中に入ってみると、大勢の人がいた。

 

「すごい人だね。これってほとんど

全校生徒がいるんじゃない?」

 

「確かにすごい人だ。

ハリーと2人も来てるな。しかし

ここまで後ろだとなかなか話が聞こえないな。」

 

「そういえば先生って誰?」

 

「…ロックハート…先生のようだ。

あとスネイプ先生もいるな。」

 

「…また問題を起こさなきゃいいけど…」

 

ロックハートが遠くの方で話しているのを

聞こうとしながら、少し2人は不安になった。

 

「ん?…先ずは先生方でやるようだ。

…結果は見えてるような気はするがな…」

 

「ああ…うん。確かに…」

 

そんな2人の予想を裏切らず、

開始直後にロックハートは吹き飛ばされたようだ。

 

「あらら…」

 

「うん…なんかかわいそうになってきた。」

 

しかしロックハートはめげずに、

いつものような笑顔でスネイプと少し話して、

誰が決闘するかを決めたようだ。

 

「ポッター、ウィーズリー、どうだね?」

 

静かになった大広間に、ロックハートの

よく通る声が聞こえてきた。

 

「ハリーとロンを選んだようだが、

ロンはまずいな…」

 

「うん…杖が折れてて何が起こるか…」

 

「ん、スネイプ先生が提案したようだな。

声があまり通らん先生だから

ここまであまり届いてこないが…」

 

「…マルフォイがハリーの相手みたい…」

 

遠目から、ドラコの明るい髪の色が

台の上に見えた2人は、

背伸びして決闘がどうなるかを見ていた。

何度かハリーとドラコの魔法が

互いに当たった後、舞台の周辺が騒然となった。

 

「何?何が起こったの?」

 

「…いや、ここからでは

何があったかはよく見えー」

 

その時、舞台の上で1匹の蛇が宙を舞った。

 

「な、蛇だと⁉︎」

 

「…やばいかも…蛇は執念深いから

あんなことされたら…」

 

アミリアとラウラがそれを見て

焦っている時、独特な音が聞こえてきた。

 

【手を出すな!去れ!】

 

「…え?」

 

「今のは…」

 

アミリアとラウラが聞いたのは蛇の言葉だった。

 

「…ラウラ、一度部屋から出よう…」

 

「…」

 

アミリアはそう提案して、ラウラも

黙ってそれに従った。アミリアは

周りに人がいないのを確認して、ラウラに聞いた。

 

「なぁ…今のはパーセルタングだったよな?

私の聞き間違いではないよな?」

 

「…うん。あれは紛れもなくパーセルタングだよ。

しかもあれ、多分ハリーのだ…

声の感じがハリーのものだったから…」

 

「そうなのか?私にはそこまでわからんが…

そういえば前の学年の時に汽車で帰る時に

蛇の話すことが分かる気がすると言っていたな…

やはり今のはハリーが…」

 

「…アミリア、とりあえず談話室で

ハリーを待とう。ロンとハーマイオニーが

いるから大丈夫だとは思うけど、

昔の私みたいに孤独になるかもしれない…

特に今の時期じゃまずいよ。あのスリザリンは

パーセルマウスって言われてるからね…

私たちもそろそろ話すべきだね…」

 

「ああ、そうだな。今のハリーには

落ち着く時間も必要だろうし…

とりあえずここからは離れよう。

…私たちのことを話すのもここではまずい。

今帰れば談話室にはまだ

ほとんど人はいないはずだ。

見た限りでは風邪だとかで医務室に

いる者以外はグリフィンドール生は

全員来ていたはずだからな。」

 

そうして2人は、ハリーを注目して

静まり返っている大広間から

一足先に離れていき、談話室でハリーを

待つことにした。

 

 

「…アミリア、ハリーは今回のこと

自覚してると思う?パーセルマウスなんて

ほとんどいない上に、スリザリンが

パーセルマウスだったってこと。」

 

「知らないだろうな…

ハリーは1年半ぐらい前まで

魔法界とは全く無縁だったんだ。そもそも

蛇と話せていることもわかっているか…」

 

「普通は後天的にどうこうして話せるようには

ならないはずだし、自覚があるかどうかは

今までに蛇と触れ合う機会が

あったか、かな…アミリアじゃあるまいし。

何故かアミリアは話せるようになってるけど…」

 

「まあ、私は天才だと自負してるからな。

特に覚えることに関しては。」

 

「そういう問題でも…あ、ハリーたちだ。

おーい!みんなこっちに来てー!」

 

談話室の一角のソファに座っていた

アミリアとラウラはハリーたちが戻ってくると

呼び止めてソファに座ってもらった。

 

「アミリアとラウラはどこにいたの?

舞台の近くにはいなかったけど。」

 

「着くのが遅くて後ろの方にいたんだ。」

 

ハーマイオニーとアミリアが

軽く話しをしている横で、ハリーに

ラウラとロンが聞いていた。

 

「ハリー、蛇と話せたんだね。」

 

「君はパーセルマウスだったんだ。

どうして僕らに言ってくれなかったのさ。」

 

「僕が…なんだって?」

 

「パーセルマウスだ。蛇と話せる人のことだよ。」

 

「ああ、うん。そうみたいなんだ。

今度で2度目だよ。前に一度…魔法を知る前で、

ニシキヘビを逃した結果になったけど

…えっと、話せば長くなるけど、

いとこのダドリーにその蛇をけしかけたんだ。

その蛇が僕がガラスを無意識に消しちゃって

逃げる前に、ブラジルに行きたいって

僕に話しかけてきたたんだ。

一度も行ったことがないからって。」

 

「蛇と話したのかい⁉︎」

 

「うん。…でも、魔法界じゃそんなの

めずらしくもなんともないだろ?」

 

そのハリーの言葉に、

ロンは「まさか。」と言って言葉を続けた。

 

「そんなのザラにあるもんじゃないさ。

僕はそんな人に会ったことないよ。」

 

「…実はロンは3人会ってるんだけどね〜…」

 

「え?ラウラ何か言った?」

 

「…まあ、言っておかないといけないな。

そのためにハリーを呼び止めたんだし。」

 

「なんのこと?」

 

【ハリー、私の言うことがわかる?】

 

「普通にわかるけどいきなりどうしたの?」

 

ハリーはいきなりラウラに言われた

言葉に何を聞かれているのかわからなかった。

しかしロンは口を開けて唖然としていた。

 

「…ロン、固まるんじゃない。

恐ろしい偶然だがこういうことだ。

ついでに私も少しなら話せる。」

 

「…でもこれまずいよ…

下手したら君達も疑われるぜ。」

 

「えっと…ロン?何がまずいの?

今、ラウラは普通に僕に話しかけたと思うけど…」

 

「ハリー、今ラウラが話したのは

パーセルタングだよ…僕には何を言ったか

わからなかった。もちろん、舞台の上で

君が蛇に言ってたこともね。」

 

「自覚はなかったのか?」

 

「…うん。普通に叫んだつもりだった。」

 

「ハーマイオニーにはこのことは

…まあ色々あって知られたけどね。

一年生の時の行きの列車のなかで。」

 

「でも、ジャスティンが首を食いちぎられるのを

止めて、ほとんど首なしニックが行きたがってた

首無し狩に参加するはめにならずにすんだんだよ。

どういう止め方をしたか問題になるの?」

 

あまり事情を知らないハリーは、

なにがまずかったのかを聞いた。

 

「それがなるんだよハリー。

私が隠してた理由の一つでもあるんだけど、

サラザール・スリザリンはパーセルマウスで

有名でもあるんだ。

ほら、スリザリン寮のシンボルでしょ?」

 

「…みんなの前で喋ってしまったハリーは、

継承者だとか思われるかもしれない。」

 

「ああ。学校中が君のことを

スリザリンの曾々々々孫だとか言いだすよ…」

 

「でも、僕、きっと違うよ…」

 

「ハリー、それはわからないよ。

もちろん私も同じだけどね…」

 

「ええ。スリザリンは千年は前の人だもの。

あなたがそうだっていう可能性だってあるのよ。」

 

「…ハリー、あまり考え込むなよ。

いいか?例え祖先の中にスリザリンがいても

お前はお前だ。私たちの友達のハリーだ。

それを忘れないでくれ。」

 

「…うん、わかったよアミリア。ありがとう。」

 

そうして5人は解散してそれぞれの部屋に戻った。

 

 

…しばらくは研究に近いことをしないとね。

私にとっては未知の魔法だから

慎重に行動しないと…うん。怪我もいけない。

あくまで安全にしないと。

もうあれ以上心配はかけられない。

…まあそうは言ってもしばらくは校則を

破るようなことも危ないこともないから

ひとまずは大丈夫。

…だけど急がないと…これ以上被害を

出しちゃいけないんだ…あの子のためにも…






「今回の後書きだが、ラウラがいったい
どれだけ私のお菓子に手を出したかを
隅々まで聞きたいと思っていたのだが、
非常に、非常に残念ながら先約があった。」

「いやぁ…命拾いしたような気がするよ。」

「それで今回の話題だが、
本文におけるパーセルマウスについてだ。」

「今回の話から私たちもパーセルマウスだって
ハリーたち3人に伝えたからこの機会にね。」

「さて、説明をするわけなのだが、
まあ言ってしまうとほとんど言うこともない。
せいぜい確認程度だ。本当はその後に
ラウラに尋も…オハナシをしたかったが…」

「お願いいたします。おやめください。」

「このようにまともに話ができないので
仕方ないから水に流した。」

「うん。本当に命拾いした…」

「では本題に入ろう。
とりあえず言っておくが、原作と設定は
変わらない。もちろんパーセルタングが
シューシューというような音で
普通は判別不能なのも変わらない。
それに、学んで話せるようなものでもない。」

「アミリアは例外中の例外だと思ってね。
普通は軽く話すことも真似る
なんてこともできないから。」

「ん…私のせいで少し誤解を
生んでいたかもしれないな。
パーセルマウスは後天的にどうにかなるものでは
ないと改めてことわっておく。」

「それから見てくれてる人はもう
わかってると思うけど蛇語はこれ。」

【〜】

「このかっこで囲んでるからね。
まあそんなわけで今回は珍しく、短くて
茶番が少ない回だってけどこれで終わりだよ。」

「たまには真面目な話をしないと
これが後書きだと忘れられそうだからな。」

「本来は作者がやるべきだけど、
相変わらず話し下手だから無理だと
駄々をこねて私たちに押し付けてるんだ。」

「まじかよ作者最低だな。」

「まあ愚痴っても仕方ないから
とりあえずこの辺で締めようか。」

「「ありがとうございました。
また次回もみてください!」」

「ところでこのセリフが
テンプレになりつつあるが
別のバージョンはないのか?プランBは?」

「あ?ねぇよそんなもん。」

「ほぅ…ラウラ、私に向かっていい度胸だ。」

「あ、まって、このセリフは
強いられただけだから!本文のように
拳を握って構えないで!」

ゴツン!

「ふぎゃぁ!」

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