遊戯王ZEXAL ~単なる日常から強制転移~   作:妖牙=飴んぼ

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第四話 DQN襲来

太陽に黒い雲が被さり、明るかった町も暗くなり始めた。今堕紅はある事が気になり、ヒータととある場所へと向かっている。

 

ヒータ「ねえ、いきなりどうしたの?」

 

 

何も言わずに飛び出してきた堕紅にヒータは困惑していた。おかしかったことなんてまったくなかったはずなのに。

 

 

堕紅「思い出したんだよ。たしか真月が来る前に、一体カオスエクシーズがいたのを。」

 

 

そう、RUM(ランクアップマジック)が初めて使われ、カオスエクシーズと化したモンスターが登場したそのとき、今のように黒雲が町を覆い被さっていた。

 

黒雲が出現したのは遊馬が小鳥との下校した後、海の近くで不自然に雲が発生していたため気になっていたのだが、今思えばバリアン出現の合図なのかもしれない、そう思っている。

 

 

ヒータ「でもそのモンスターも遊馬が倒したんでしょ、だったら私たちが行かなくても。」

 

 

堕紅「いや、俺たちの出番がある。アニメで映っていた場面以外で何かできる。」

 

 

ヒータ「まったく、何でそんなに事件に巻き込まれたいの?」

 

 

堕紅「答えは簡単、ただ決闘(デュエル)したいだけだよ。」

 

 

ブオオン ブオンブオン ブオオオオオン(バイクのエンジン音)

 

 

ヒータ「ま、いっか・・・今度は私、出b[堕紅]「エンジン音だ!あっちだな!」

 

 

ヒータ(・・・(#^ω^))

 

 

いつか煮てやろうかと思うヒータであった。

 

 

 

 

 

[町のどこか]

 

 

 

 

 

ブオン ブオン(バイクのエンジン音)

 

 

DQN A「はあ・・ここどこだよ。」

 

 

DQN B「どうすんだよ!俺らボスの命令でそこらの邪魔者を排除しろっつわれてんのに!」

 

 

DQN A「うっせえな!お互いこの町に来たのはつい最近だろ、まだ町の構造とか知らねえっての!」

 

 

バイクを走らせながらお互いに愚痴を言い合ってる。この光景を近くの物陰から見ていた影があった。もちろんそれは若干興奮気味の堕紅と若干切れ気味のヒータであった。

 

 

堕紅「さっそく獲物がいるが、さてどうボコボコにしてやろうか。」

 

 

ヒータ「私をデュエルで出さなかったら、あなたはボコボコのボーボーだからね。」

 

 

堕紅「何だボーボーって?」

 

 

ヒータ「知りたい?(手から火の玉を出す)」

 

 

堕紅「・・やめておく、じゃあ行k[DQN A]「おい!そこのお前!」

 

 

物陰にばっちり隠れていたのは良かったが、ヒータとの会話の声が大きすぎたみたいだ。DQNの二人は完全に堕紅に気づき、既にデュエルディスクを構えている。

 

 

堕紅「あ?ああ、OK、OK、デュエル!!」

 

 

DQN A「俺からだ!俺は魔法カード「火あぶりの形」発動!てめえに600のダメージを与える!」

 

 

堕紅の足元から炎が波のように溢れ出て下半身を焼き付ける。

 

 

 

堕紅 LP4000 → LP3400

 

 

 

DQN A「まだだ!俺は「火あぶりの刑」をもう一枚発動!」

 

 

堕紅「くっ、地味なダメージは嫌いだ!」

 

 

先程の炎がまたもや痛みを与える。

 

 

 

堕紅 LP3400 → LP2800

 

 

 

DQN A「さらに俺は「ディスクライダー」を召喚!」

 

 

 

「ディスクライダー」 星4 風属性・悪魔族

ATK1700 DEF1500 攻撃表示

 

 

 

DQN A「ターンエンド、てめえのターンだ。」

 

 

堕紅「俺のターン、手札より「陽炎柱」を発動!このカードがあるとき、陽炎獣のリリースを減らす事ができる。よって俺は「陽炎獣 サーベラス」を召喚!」

 

 

 

「陽炎獣 サーベラス」 星6 炎属性・獣族 

ATK2000 DEF200 攻撃表示

 

 

 

堕紅「ターンエンド。」

 

 

ヒータ「ねえ私の出番は?」

 

 

堕紅「もうちょい待ってくれ。」

 

 

ヒータ「ブー。」

 

 

ヒータが頬を膨らまして、嫌そうな顔を見せる。

 

 

ヒータ(ふふっ。女の子が嫌そうな顔してるんだもの、これで「悪かった!次必ずヒータを出すよ。」って言ってくれるでしょ。)

 

 

堕紅「・・・ターンエンド。」

 

 

ヒータ「スルー!?ちゃんと次出しなさいよ!」

 

 

堕紅「分かったよ、しっかり見せ場作ってやるよ。」

 

 

DQN B「独り言はそのへんにしとけ!俺のターン!」

 

 

わがままなヒータと絡んでいるうちに相手がカードをドローする。

 

 

DQN B「俺は「カオスライダー グスタフ」を召喚!」

 

 

 

「カオスライダー グスタフ」 星4 風属性・戦士族

ATK1400 DEF1500 攻撃表示

 

 

 

DQN B「グスタフの効果発動!言っておくが、このデュエルは仲間のLPもフィールドも墓地も共有、よってAの墓地より魔法カード二枚を除外する!「火あぶりの刑」を二枚とも除外だ!」

 

 

堕紅「ナ、ナンダッテー(棒)」

 

 

DQN B「そしてグスタフの攻撃力を除外した魔法カード一枚につき、ターン終了時まで300アップさせる。」

 

 

 

「カオスライダー グスタフ」

ATK1400 → ATK2000

 

 

 

DQN B「これでお前のモンスターは破壊できる。」

 

 

堕紅「でもそれじゃ相討ちで終わるが良いのか?」

 

 

DQN B「いやまだだ!俺は手札より、「スカルライダーの復活」を発動するぜ!」

 

 

堕紅「はあっ!?儀式だと!?」

 

 

DQN B「こいつと俺の手札の「ライライダー」二体を墓地に送り、来い!スカルライダー!」

 

 

 

「スカルライダー」 星6 闇属性・アンデット族

ATK1900 DEF1850 攻撃表示

 

 

 

DQN A「どうだ!俺たち二人の最強モンスター「スカルライダー」は!」

 

 

堕紅&ヒータ「・・・」

 

 

ヒータ「・・・えっと。」

 

 

堕紅「・・・あの、・・その。」

 

 

DQN B「なんだ!驚いて声も出ないか!」

 

 

堕紅もヒータも驚いている、攻撃力1900の効果なしモンスターが切り札ということに。

 

 

ヒータ「いや、どんな下っぱでもこれは・・。」

 

 

堕紅「お前らよっぽどこき使われてるだろ、可哀想に。」

 

 

DQN A「う、うるせえ!ここでお前みたいな邪魔者を消せば、ボスも俺らを認めてくれるはずだ!」

 

 

DQN B「そうだ!全てはバリアン世界のために!行け、お前ら!」

 

 

ブオンブオンとエンジン音が鳴り三体のモンスターが突撃してきた。

 

先頭のカオスライダーがサーベラスに激突し大破、爆発し砂煙が巻き起こる。その奥よりディスクライダーが堕紅を突き倒し、その上をスカルライダーが通過していく。

 

何十キロあるのか分からないバイクが堕紅の上に乗り体全体に刺激を与える。例えソリッドビジョンでも痛いものは痛い。

 

 

 

堕紅 LP4000 → LP400

 

 

 

堕紅「ぐはああっ!っぐ、サーベラスの効果でデッキから「陽炎獣 グリプス」を手札に加える。」

 

 

DQN A「どうだ!俺たちを小馬鹿にした罰だ!」

 

 

DQN B「ライフは残ったが、もうどうすることもできまい!ターンエンド!」

 

 

堕紅(痛っ・・ライフ400、ここはエクシーズするべきか。)

 

 

ヒータ「おいこら!」

 

 

堕紅「?」

 

 

ヒータ「堕紅ってば!あたしを出さない上に、こーんな雑魚に負ける気?馬鹿なの?」

 

 

堕紅「いやそんなつもりは・・でもな。」

 

 

今の手札には逆転できるような物はない。言ってしまえば、さっき加えたグリプス以外陽炎獣がいない。

 

手札は、グリプス、火霊術-紅、、和睦、陽炎柱、業火の結界像、そしてヒータ。この手札ではどうすることもできない。

 

 

ヒータ「これじゃあな、お前がいてもどうしようm[ヒータ]「堕紅の馬鹿!!」

 

 

ヒータの声が町中に響く。実際ヒータの声が聞こえるのは堕紅か遊馬たちぐらいだから、目の前のDQNらは突然の怒鳴り声に驚いた堕紅の姿しか見えていない。

 

 

ヒータ「私は!・・あんたの!・・堕紅のために・・。」

 

 

堕紅「・・・」

 

 

ヒータ「堕紅と一緒に・・・勝ちたい・・・一緒に勝ちたいのよ、・・ぐずっ、」

 

 

堕紅「・・・・ヒータ、ごめん。」

 

 

ヒータ「・・・?」

 

 

堕紅「俺ずっと勘違いしてた、お前が単純にフィールドに出たがってるって思ってたけど・・・違う、お前は俺を本気で心配してくれていた。」

 

 

ヒータ「・・・堕紅、私にとってあなたは主人公そのもの。どんなときも必ず勝たなきゃいけない。そのために私は堕紅と一緒に頑張るって決めたの!!」

 

 

堕紅「ああ、そうだな!!共に行くぞヒータ!!」

 

 

DQN A&B「!?」

 

 

DQNはきづく、堕紅がいきなり元気を取り戻したと思った瞬間からフィールドが熱くなり始める。堕紅の背後からは、熱風がただただ流れ込んでくる。

 

 

ヒータ「堕紅は主人公補正って知ってる?私が十分に活躍できるように、一枚だけカードを入れさせてもらったわ。それを引けばOKなんだから!」

 

 

堕紅「勝手なことを、まあいい。行くぞ!」

 

 

堕紅の指がデッキトップに触れ、その上からヒータの指が重なる。

 

 

堕紅&ヒータ「異世界の者と大いなる精霊の思い重なるとき、全ての絶望を焼き尽くす力を掴む!フレアニングドロー!」

 

 

堕紅とヒータがシンクロするようにカードをドローする。そのドローしたカードはまるで本当に燃えているように見えた。

 

 

堕紅「手札の「陽炎獣 グリプス」の効果により、相手の場にモンスターがいて自分の場と墓地に炎属性以外のモンスターが存在しないとき、このカードを特殊召喚する!」

 

 

 

「陽炎獣 グリプス」星6 炎属性・鳥獣族

ATK200 DEF2100 守備表示

 

 

 

DQN A「へっ、守りを固める戦術かよ。」

 

 

堕紅「黙ってろ!俺は「燃え盛るヒータ」を召喚!頼むぞ!」

 

 

ヒータ「おっけー!!」

 

 

 

「燃え盛るヒータ」星4 炎属性・魔法使い族

ATK800 DEF1500 攻撃表示

 

 

 

堕紅「ヒータの効果発動!フィールドの炎属性モンスターを墓地に送り、手札の炎属性モンスターを特殊召喚する!グリプスを生贄に捧げる!」

 

 

ヒータが手の杖を真上に上げるとと共に、グリプスが炎と化し杖の先に吸い込まれる。そこから大きな炎が出てきて巨大な鳥の形となる。

 

 

堕紅&ヒータ「来い!「炎王神獣 ガルドニクス」!」

 

 

 

「炎王神獣 ガルドニクス」炎属性・鳥獣族

ATK2700 DEF1700 攻撃表示

 

 

 

 

DQN A「なななんだと!?」

 

 

DQN B「攻撃力2700!?」

 

 

堕紅「召喚されたガルドニクスはあくまで偽の体、ヒータがいなくなるとガルドニクスも消えてしまう。」

 

 

そう、ガルドニクスはカードに描かれているカードイラストとは違い、その形をとどめた巨大な炎となっている。

 

 

堕紅「バトル!ガルドニクスでスカルライダーを攻撃!爆炎転生波!」

 

 

キュオオオオオオ!!(ガルドニクスの鳴き声)

 

 

巨大な炎が体のあちこちから噴出し、それがスカルライダーに引き寄せられていく。一つ一つの炎がスカルライダーを飲み込み焼いてしまった。

 

 

DQN B「くっ!スカルライダー!」

 

 

 

DQN(二人で4000) LP4000 → LP2100

 

 

 

堕紅「カードを二枚伏せ、ターンエンド。ありがとうな、ヒータ。」

 

 

ヒータ「こちらこそありがとう、堕紅!」

 

 

DQN A「何をごちゃごちゃ言ってんだ!俺のターンドロー!」

 

 

だいぶ焦っているのか、力任せにドローしている。呼吸も荒い、もうそろそろ限界のようだ。

 

 

堕紅「分かってるなヒータ?」

 

 

ヒータ「うん!」

 

 

DQN A「あ?今は俺のターンだぞ。」

 

 

堕紅「分かってる、罠カード発動!「火霊術-紅」をヒータを対象に発動!」

 

 

DQN 「はあ!?」

 

 

ヒータが遊馬とのデュエルの時のようにポーズをとる、そしてヒータ自身が炎となりDQNの腹めがけ突っ込んだ。

 

 

DQN A「ぐふっ!」

 

 

 

DQN LP2100 → LP1300

 

 

 

飛んで行ったヒータは場から消え、また堕紅の隣に戻ってくる。

 

 

ヒータ「ふう、満足満足。」

 

 

DQN A「くっ!お前は馬鹿のようだな!そいつがフィールドから消えたことで、その鳥も消えるんだぜ。」

 

 

その通り、場からヒータがいなくなったことで、その効果によりガルドニクスは破壊、巨大な炎は徐々に消えていってしまった。

 

実際ガルドニクスを対象にすれば勝ちなのだが、それだと遊馬の時と変わらない。どうせならヒータの入れたガルドニクスで勝とうと少し調子こいている。

 

 

DQN A「これで壁モンスターはいなくなったな、いけお前ら!」

 

 

堕紅「攻撃は通さない!罠カード「和睦の使者」!このターンはもう戦闘ダメージを受けない!」

 

 

DQN A「ちっ!ターンエンド!」

 

 

ヒータ「・・・さて、勝利の計算式はできたみたいね。」

 

 

堕紅「ああ、やっと終わる。一時はどうなることかと思ったぜ。」

 

 

DQN A「ちょ、ちょっと待て!お前のフィールドには、もうモンスターはいないんだぞ!」

 

 

堕紅「いや、そんなことはないぜ。俺のターン、ドロー。」

 

 

堕紅がカードをドローし、ドローフェイズからスタンバイフェイズに移行したとき、突如として地面が揺れだし、本物の地面が割れていく。

 

 

DQN B「何だ!?何が起こって!?」

 

 

堕紅「・・一人の魔法使いによって目を覚ました者よ。今こそ本当の姿を見せ、我らの力となれ!炎王神獣 ガルドニクス!!」

 

 

割れた地面から巨大な鳳凰が出現したと同時に、その奥から大量の溶岩が吹き出してきた。DQNらはその迫力に声も出なくなってしまい、腰を抜かしてしまった。吹き出した溶岩はディスクライダーとカオスライダーを飲み込み破壊してしまう。

 

 

DQN A「ひっ熱っ!!ほ、本物!?」

 

 

DQN B「これは本当にやばい、逃げろ、逃げろおお!!」

 

 

DQNはあまりの恐怖でデュエルを放棄しバイクに乗り込むが、あまりの熱でオーバーヒートしていたため逃げることができない。

 

 

堕紅「バトル!行けガルドニクス!爆炎転生波!」

 

 

DQN A&B「うぎゃあああ!!」

 

 

ドッガーーーン!!!(バイクが爆発する音)

 

 

 

DQN LP1300 → LP0

 

 

 

 

 

 

堕紅 win

 

 

 

デュエル終了ブザーが鳴ったはずだが、今の攻撃で爆発したバイクと近くで溢れ出る溶岩の音で聞こえない。DQNは爆発の衝撃でバイクの破片と共に宙を舞い、コンクリートに背中を強く打ちつけ気絶してしまった。

 

 

ヒータ「勝った・・のね。」

 

 

堕紅「・・・やりすぎたみたいだな。」

 

 

周りのビルのガラスは割れ、バイクから黒い煙が立ち上る。ソリッドビジョンかと思っていた溶岩は、デュエルが終わっても消えていない。

 

 

堕紅「こんな状況で他の奴に見つかったらまずい、一度状況整理しないと・・戻るぞヒータ。」

 

 

ヒータ「あ、うん。」

 

 

DQN騒動で町中には人がいなかったため見つかることはなかった。

 

 

ヒータ(・・・ありがとう。)

 

 

 

 

 

[海辺の空き地]

 

 

 

 

 

一方その時間、遊馬はDQNボスの「CX 機装魔人 エンジェネラル」を撃破、ボスが呼ぼうとした下っぱ達もシャークとカイトによって制圧されたのであった。

 

見事に敵を倒し仲間と喜びを交わす遊馬とアストラル、そして隣の建物からデュエルを見ていた大男は負けたことも気にせず、顔には笑みを浮かべていた。

 

 

大男「いきなりやられちまうなんてな。でも、楽しみはこれからだ。九十九遊馬、天城カイト、神代凌牙。」

 

 

そう呟いてその場から立ち去ろうとしたとき、

 

 

 

 

 

ドッガーーーン!!!(爆発音)

 

 

 

 

 

ずっと遠くの町中で大きな爆音と爆発が起き、黒い煙が立ち上る。堕紅とのデュエルで起こった爆発は町全体にその音を響かせた。

 

 

遊馬「うおっ!?いきなりなんだ!?」

 

 

アストラル「もしや、またバリアンか!?」

 

 

デュエルが無事終わって平和だった場がガラッと変わる出来事だった。これには遊馬たちだけでなく見下ろしていた大男も驚愕した。

 

そして高い位置にいた大男だけが、黒い煙の中に巨大な鳥のモンスターが見えた。そして、そのモンスターを使ってデュエルしていた堕紅とヒータの姿をそいつの目はとらえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大男「何だ・・ありゃあ?」

 


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