傭兵幻想体験記   作:pokotan

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注意
この作品は読みづらいかもしれないです。
それでも大丈夫だよ!という寛大な心の持ち主はお読みください。


プロローグ
傭兵の幻想入り


この物語はとある男が幻想入りを果たし、その行く末を辿る物語である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クソっ!まずい、非常にまずいぞ……。

冷や汗が額からポタポタと流れ落ちる。だが、今はそんなことに構っている暇はない。

なぜなら油断したら最後、額から汗ではなく生暖かい血が吹き出る状況だからだ。

 

「おいそっちは!」

 

「こっちはクリア!」

 

「探せ!」

 

三人の兵士が状況をお互いに声で伝え合う。

兵士の手には世界で最もポピュラーなアサルトライフル、カラシニコフ小銃が握られており、その銃の銃口はある一人の男を探している。

その男は、僕のことだ。

僕の名前は片倉 仁(かたくら じん)

どこにでもいる、平凡な傭兵さ。

そんな一般ピーポーな傭兵である僕は、なぜ見知らぬ敵兵に追われているような状況に陥ってしまったのかを、改めて再確認してみた。

まず、味方の前線部隊は壊滅、部隊は全部隊撤退、しかし、無線が壊れていたらしく、僕だけ部隊撤退の命令が届いておらず、気がついたら孤立していた。

……なんで俺だけこんな目に…………。許すまじ、CP(本部)。

まぁ、幸運なことにまだ敵はこちらに気づいてない。なんとかなるから大丈夫だよな。

その考えが甘かった。例えるなら、おばあちゃんの作るカルピス並に甘かった。

 

(そろそろ逃げる手立てを考えようかな……んっ?)

 

危機的状況から抜け出そうと思った矢先、後ろから「カラン」と硬いものを転がした音が聞こえた。

とっさに後ろを振り向く。―――そりゃあそうだろ、後ろから物音したら振り向いちゃうさ、人間だもの。

後方のドア近くを確認したら、そこにあったのはみんな大好きパイナップル、もといテレビでよく見る手榴弾だった。

とうとう見つかってしまったようだ。ちょっともたもたしすぎたかなあ……。―――ってピンチじゃん!どうしよう!

そんなことよりパイナップルって美味しいよね!僕、大好物なんだよ。―――いやいや、関係ないから。

なんて事を考えていたら、そのパイナップルは爆発と共に大量の破片を全方位に吐き出した。

あぁ……、これで僕の人生は終わりか。短くて儚い人生だった。

じっと目をつぶって爆発の衝撃と吐き出された破片と共にくる死の瞬間を覚悟した。

―――それからどれくらいたっただろうか。

実際は5秒くらいだろうが、感覚的には一分くらいたった気がした。

一体何事かと思い目を開いた。―――えっ!?

間抜けな声が辺りに響いた。しかし、響いたのはどこかの部屋の中ではなく、見知らぬ森の中であった。

目の前に知らない森が広がっていた。……ここどこだ?

あれ?もしかして僕死んじゃった?

死んだら普通はお花畑に行くもんだと思ってたのに、まさか森が広がっていたとは、驚きだ。

でも手元の銃とバックパックはあるしなぁ……。

手に持っていたAKを点検する。

セーフティ、マガジン、薬室内などその他もろもろ、色々確認したけどどれも異常は無い。

とりあえず、進んでみるか。

ここがどこかわからないけど、もしかしたらまだ周りに敵がいるかもしれない。もうパイナップルはゴメンだね。

 

 

 

この出来事が、これから僕が体験する摩訶不思議な物語の始まりでもあったとは、今は知る由も無かった。




どうも皆さん。
実は私、初めて小説を書きました。
この作品は片倉仁と言う男が幻想郷で起こる数々の人物や異変に巻き込まれていきながらも、幻想郷を生きていくという物語になる予定です。
私は文才が無いので、もしかしたら読みづらいかも知れませんが、暖かい目で見守ってあげて下さい(笑)
それでは皆さん。どうぞこの作品を宜しくお願い致します。

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