同調率99%の少女 - 鎮守府Aの物語   作:lumis

144 / 213
 那珂VS川内・神通の演習試合は終わった。川内型の戦いに駆逐艦達、五十鈴達、教師達、提督達は様々な思いを得る。那珂もまた、自分達の訓練体制に反省を覚えた。今後の訓練について議論の場を設けるよう根回しをし始める。

【挿絵表示】


今回は趣向を変えて、ここまでと本巻(章)の登場人物達の紹介をしたいと思います。


艦娘教育
登場人物


<鎮守府Aのメンツ>

軽巡洋艦那珂(本名:光主那美恵)

 鎮守府Aに在籍する川内型の艦娘。後輩である川内と神通の教育がもっとも気がかり。二人の成長のためなら二人を叩きのめして厳しくあたることも辞さない。それでも明るく振る舞ってフォローを忘れない。夏休み、艦娘の仕事の合間に高校の用事もしっかりこなす。

 

軽巡洋艦川内(本名:内田流留)

 鎮守府Aに在籍する川内型のネームシップの艦娘。基本訓練を卒業して気が大きくなって思わず那珂に食って掛かったが、本気で那珂に反発したいわけではない。普段の訓練では自身のゲーム・マンガ知識を活用しようとする。夜でも深海棲艦の姿を捉えられる、暗視能力の持ち主。すっかり艦娘の仕事にハマってしまい、高校の夏休みの宿題を忘れがち。

 

軽巡洋艦神通(本名:神先幸)

 鎮守府Aに在籍する川内型の艦娘。同期である川内に置いてかれまいと強い意志を見せることもあり、精神面での強さ・素質はある。その真面目さ・洞察力を見入られ、普段の訓練の監督役に抜擢される。

夏休みの宿題は早々に終わらせているので、艦娘の活動にしっかり腰を据えている。

 

軽巡洋艦五十鈴(本名:五十嵐凛花)

 鎮守府Aに在籍する長良型の艦娘。同局で最初の軽巡洋艦艦娘。那珂とともに川内・神通の基本訓練の監督役を務めた経験を活かし、今度着任する長良・名取の訓練に注力する。普段の訓練の監督役に那珂とともになる予定だったが、その役目を神通と時雨に譲った。

 

軽巡洋艦長良(本名:黒田良)

 鎮守府Aに着任することになった艦娘。五十鈴とはリアルで友人。頭はよろしくないが、運動神経は抜群で底抜けに明るい。

 

軽巡洋艦名取(本名:副島宮子)

 黒田良とともに鎮守府Aに着任することになった艦娘。五十鈴とはリアルで友人。気が弱く押しにも弱いが、性格正反対の五十鈴や長良とは仲良く明るく交流を持っている。

 

駆逐艦五月雨(本名:早川皐月)

 鎮守府Aの最初の艦娘。秘書艦。内に秘めるポテンシャルは高いのだが、早川家の血筋なのかうっかりドジが多々あるためイマイチ他のメンバーに埋もれがち。那珂はその事を見抜いている。

 

駆逐艦時雨(本名:五条時雨)

 鎮守府Aに在籍する白露型の艦娘。夏休み前半に両親と旅行に長々と行っていたためか、他のメンバーが川内・神通と仲良くなっているのにやや戸惑っている。神通とともに普段の訓練の監督役に任命された。

 

駆逐艦村雨(本名:村木真純)

 鎮守府Aに在籍する白露型の艦娘。艦娘としての能力は駆逐艦組としては実はトップクラスだが、本人のマイペースな性格があってあまり発揮されることはない。姉の影響でヘアセットが得意なので、恰好のおもちゃ否モデルの神通のヘアセットを率先して担当している。

 

駆逐艦夕立(本名:立川夕音)

 鎮守府Aに在籍する白露型の艦娘。相手が誰でも自由奔放。川内と同じく夜でも深海棲艦の姿を捉えられる、暗視能力の持ち主。

 

駆逐艦不知火(本名:知田智子)

 鎮守府Aに在籍する白露型の艦娘。五月雨の次に着任した。艦娘の時だけでなく、普段の中学校生活でも寡黙。フィーリングが合った神通に割とべったり。彼女が別の艦娘に言及すると静かな嫉妬を見せる。自身の中学校の艦娘部顧問、石井桂子の態度に苦労させられている。

 

重巡洋艦妙高(本名:黒崎(藤沢)妙子

 鎮守府Aに在籍する妙高型の艦娘。唯一の重巡洋艦。五月雨の代わりに秘書艦になることも多い。鎮守府Aの近所に住んでいる関係上、割とすばやく帰宅・出勤が可能。家事があるため普段の訓練では皆に加われないことがあるが、見た目と雰囲気に似合わず運動神経や機転が利くため、練度の遅れはほとんどないどころか、自然と少女たちの先をゆく。年代のためか、少女たちの訓練構築を提督らと共にレビューする側の立場に立つ。

 

工作艦明石(本名:明石奈緒)

 鎮守府Aに在籍する艦娘。艤装装着者制度上、国や主要団体と技術的な提携を行っている製造会社の社員であり、同社から工作艦明石として鎮守府に派遣され、工廠の工廠長を務める。技術的な面では他の誰よりも頼りにされている。本人的にも割と面倒見がよく気さくなので、少女たちの訓練のレビューにもたまに顔を出す。

 

工廠の技師達

 明石とともに製造会社から派遣されている社員。年齢性別様々だが、女性が多い。二人ほど男性がいる。女性陣は艦娘全員と比較的仲良く、男性二人は提督と仲がよいが、そのうち老齢に近い男性は艦娘達から実は提督以上に慕われている。少女たちが遅くまで鎮守府にいるときは、最低二人は遅くまで鎮守府に残っている。

 

提督(本名:西脇栄馬)

 鎮守府Aを管理する代表。正式名称は深海棲艦対策局千葉第二支局、支局長。普段のIT企業社員としての仕事も忙しいため、鎮守府Aの艦娘の訓練内容については基本的には本人たちに任せている。とはいえ内容のレビューなどの足回りは忘れずにこなす。

 

 

<鎮守府Aに協力する人々>

四ツ原阿賀奈(将来の軽巡洋艦阿賀野)

 那珂・川内・神通の通う高校の教師。艦娘部顧問。那珂らにせがまれて久々に鎮守府に姿を見せる。すっとぼけているように見えるが、重要な局面ではしっかりと生徒を諭せる面倒見の良い女性。

 

黒崎理沙(将来の重巡洋艦羽黒)

 五月雨・時雨・村雨・夕立の通う中学校の教師。同校の艦娘部顧問。従姉の妙子が鎮守府Aに在籍していることはつい最近知った。知り合いがいて恥ずかしいと思う半面、安心している。

 

石井桂子(将来の軽空母隼鷹)

 不知火の通う中学校の教師。鎮守府に姿を見せるときは不自然なくらいの丁寧さとしとやかさを何十にもまとって来るが、不知火に突かれると割とすぐボロを出す。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。