NARUTO―もしも双子の姉がいたら―   作:紅葉

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赤子の決意

そして次に目が覚めたのは見知らぬ天井だった。

って、当たり前か。

 

 

何気なく周りを見渡してみると、ベットに私とナルトが寝ていて

机があってそこに猿飛ヒルゼンがいた

 

 

ってことは、ここはヒルゼンさんの家かー

…うん、そうかー。

 

 

「あうううう!?(ってエエェェェ!?」

 

あー、そうだった。

喋れないんだった。

 

 

『だーかーら♪、いきなり喋る赤ん坊とか怖いからぁ♡』

 

といきなり頭に響いたのは女神の声だった。

 

 

『暇なんだね、誰も話しかけてないのに。

 …ってアレ、あんたと話す時は喋れるんだ』

 

と私は心の中で思った

 

 

『そぉよ★

 心の中は平気にしといたのぉ♪』

 

 

あっそ、と思ってると目の前にはヒルゼンさんの顔が度アップで映っていた

 

 

「うおおおああああああ!?」

 

「おぉ、すまんセツナ。

 起こしてしまったかのう、それにしてもすごい声だったのう…」

 

 

今のは本心だ、つーかビビるわ。

だって漫画の世界の人が目の前にいるんだもん…ヤバい感動だよ…

でも、私カカシと会ったらあの本破きそうww仮にも子供の前で18禁ものの小説読むとかヤバいでしょ。歩く18禁男め。

 

 

「セツナ、ナルト、お主らはミナトとクシナが命を懸けて守った命じゃ。

 特にナルトは大変じゃろう…

 

 セツナ、姉としてナルトを守ってくれんか?

 と…ほっほっほ!

 まだ早い話だったのう!」

 

 

ヒルゼンさんは笑いながら煙管を吹いた。って、やっぱお二人さん亡くなりましたよね…あー。もうダメ心が痛い。この世界に二人が生きていてナルトと一緒に住むと言う妄想を私は前世でバカみたいにした。だって小さい頃のナルトがあまりにもかわいそうすぎた。ていうかこの家族皆いい人だしかわいそうだよ…そしてヒルゼンさんや、赤ん坊の前で吸うのはちょっとアレやしないか?

 

「おっと、すまんかったのう

 煙たかったか?」

 

と気づいたようにヒルゼンさんは吸うのを止めた

あれ?私顔に出てるのかな?

 

 

『今頃ぉ?』

 

とりあえず無視

 

 

『ひどぉ~い』

 

もう無視、決定。

 

 

と私は横に寝ているナルトを見た

 

 

 

…将来のことねぇ…。

 

 

 

確かにナルトの幼少時代はマジでかわいそうだった。

だから、私だけは何があってもナルトを信じよう!

あんなひどい目には絶対あわさせないっ!

強くなってみせるし、とじゃあ5歳頃からアカデミー行くと思うから

暗部で仕事させてもらおうかな…上手くいったらだけども。

 

じゃあお金も入るし強くなれるしナルトも鍛えてやりたいし…変化の術で任務をすればいいし!

 

よし!やってやる!

とセツナは心の中でガッツポーズを決めるのだった。


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