いろはす色な愛心   作:ぶーちゃん☆

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今回でようやく愛川愛ちゃんの全貌が明らかになります!


そして今回は完全なる愛ちゃん回なので、場面をイメージしやすいように簡単なビジュアルイメージを載せときます!
感想からもご質問頂いてお答えしたんですけど、皆さんがそちらを見たワケではないので><



ビジュアルイメージはやはり戸塚たんですね☆
戸塚を黒髪セミロングにして、シュシュでサイドポニーにしてるカンジで妄想してください♪(普段はおろしてるんですけど、マネージャー業を一生懸命やる子なので、部活中は動きやすいようにあげてます)

あとはいろはすのピンクのジャージよりも薄いピンクのジャージ姿で、戸塚みたいに袖や裾をロールアップしてます。


そんなカンジでどうぞっ!




一色いろはは葛藤する……

 

 

 

 

寒風吹きすさぶ2月の夕方。

手も足もかじかむ程に凍えるような寒さのはずなのに、わたしの目の前に佇むとても可憐な少女は、まるで夕焼けに染まったかのように、熱を帯びた顔をわたしに真っ直ぐ向けてくる。

 

「……わ、私にっ!……ひ、比企谷先輩を……紹介して、もらえない……か、な……?」

 

その一言だけを必死に告げると、その少女は羞恥に耐えられずに、その赤く染まった可憐な顔を両手で覆い隠した。

 

「ま、愛ちゃん……?」

 

まさかの先輩への紹介をお願いしてきた愛ちゃんは、あまりにも恥ずかしかったのか顔を隠してイヤイヤをしていた。

その、手で隠した顔を左右にブンブンと振る愛ちゃんは……なんていうか超可愛い。

た、確かに可愛いんだけど……

 

「ちょちょちょっ!?ま、愛ちゃん!?手っ!手っ!」

 

「……ふぇ……?」

 

わたしにイヤイヤを止められた愛ちゃんの顔は、今さっきまでボールを拭いていた汚れた手で覆っていたため真っ黒になってたのだ。

 

「わぁっ!わ、忘れてたぁ……いろはちゃん……!私、か、顔汚れちゃってる……!?」

 

「もう真っ黒だよ……」

 

そう言いながらわたしは愛ちゃんにハンカチを渡してあげた。

「ありがとー!」と、なんにも考えずにそのハンカチを受け取って手と顔をゴシゴシと拭いた後に、その汚れてしまったハンカチを見た愛ちゃんは、一瞬で顔を青くさせる。

 

「ふぇぇ……ごめんいろはちゃん!ハンカチこんなに汚しちゃったよぉ……」

 

「う、うんっ!……大丈夫大丈夫〜」

 

「てか自分のハンカチ使えば良かったのに、私なにやってんだろっ……ちゃんとお洗濯してから返すからねっ!?」

 

心底申し訳なさそうに涙目でシュンとなってる愛ちゃん。

やばいよ可愛いよ……

 

 

わたしって城廻先輩がちょっと苦手なんだけど、実はその原因は愛ちゃんにあるんだよね……

だって、こんな振る舞いを素でやってのけるんだよ!?この子!

 

サッカー部で愛ちゃんと知り合ってから、天然モノのこんなのを毎日見せ付けられて、でも愛ちゃんは友達だから可愛いな、いい子だなって思えるんだけど、このぽわぽわよりもさらに一段階上の反則的な空気を友達以外、しかも先輩に出されたらたまったもんじゃないんですよ!養殖モノのわたしとしては死活問題なんです!

 

 

と、とりあえずそんな事よりも、どういう事なのか聞かなくちゃだよね……こんな様子の愛ちゃん目の当たりにしたら、なんかもうあんま聞きたくないけど。

 

「……えっと、愛ちゃん?どういう事か、聞かせて貰える?」

 

すると愛ちゃんは申し訳なさそうに言う。

 

「へ……?あ、や、だから……私のドジでいろはちゃんのハンカチ汚しちゃったからちゃんと洗って返さなきゃなって……」

 

「いやそっちじゃなくてっ!……せ、先輩の事っ!なんで愛ちゃんは先輩なんかを知ってるの!?」

 

もうやだこの子!これが素だなんてズルすぎる!

 

「……………あ、そ、そっかっ……」

 

自分の勘違いに対してなのか先輩に対する想いを述べるからなのか、愛ちゃんは一瞬ハッとしたかと思うと、再度頬を真っ赤に染め上げて俯いた。

 

「あ、あのね?」

 

そうして愛ちゃんの先輩語りが始まった……

 

 

× × ×

 

 

「私ね?いろはちゃんとクラス違うから知らないかもだけど、文実だったんだ」

 

文実。文化祭実行委員。

各クラスから2人の参加者を募って、来たる文化祭の下準備を担当する委員。

わたしは詳しい内容までは知らないけど、先輩は去年の文化祭実行委員で、その活動中に色々やらかして学校一の嫌われものになったらしい。

 

愛ちゃんは文実中に先輩を知ったのか。

でも……なんで?

 

「文実って、先輩が学校一の嫌われ者になった原因だよね?なんか色々やらかして。……だったら文実の間では、先輩って特に嫌われ者なんじゃないの?それなのに紹介って……?」

 

愛ちゃんに限っては、それでまた先輩を責めたり嫌がらせして楽しむ為に紹介を求める事なんて絶対ない。

てかこの表情見れば、それが何を意味しているかって事くらい誰にだって分かる……

 

「うん……そうだね。比企谷先輩、すっごく嫌われてた……」

 

「だったらなんで?」

 

「……比企谷先輩ね?文実スタートしてから、面倒くさそうにしながらもいっつも真面目にお仕事してたの。1人で黙々と。……その時点でなんか良い先輩だなぁ、頑張ってるなぁ、って思ってたんだ。私もがんばんなきゃっ!ってねっ」

 

たった3〜4ヶ月程度前の事だけど、愛ちゃんはとっても優しそうな笑顔で懐かしんでいる。

わたしも自然と生徒会役員選挙の時やクリスマスイベントの時の面倒くさそうに一生懸命仕事する先輩の姿が脳裏に浮かんでほわってなっちゃった。

 

「でもね……その……あんまりこんな事は言いたくないんだけど……相模先輩、あ、実行委員長だった人なんだけど……その人のあんまり良くない対応でね、文実はボロボロになってっちゃったの……」

 

あんまり良くない対応って言うけど、愛ちゃんがそういうくらいだからそれはもう酷いもんだったんだろう。

 

「真面目に参加してる人たちに仕事押し付けてみんな文実サボりまくって、計画もなんにも決まんなくて作業が遅れてく一方で、私も一年生ながらに、ああ……この文化祭は失敗しちゃうんだろうな……って感じて諦めてたの……そしたらさ!そんな時に比企谷先輩がスローガン決めの場でとんでもないこと言いだしたのっ!なんて言ったと思う!?」

 

超キラキラした目でわたしを見てくる愛ちゃん。

よっぽど楽しかったんだろうねっ……

 

「『人 〜よく見たら片方楽してる文化祭〜 とか』だって!」

 

ぶっ!やっぱりあの人バカだっ!先輩らしすぎるっ!

 

「ずっと寡黙で真面目な先輩だと思ってたからさ、私もうビックリしちゃって!なんなのこの人!って!……そしたらさらに『人という字は人と人が支え合って、とか言ってますけど、片方寄りかかってんじゃないっすか。誰か犠牲になることを容認してるのが人って概念だと思うんですよね』って!」

 

心底可笑しそうに破顔する愛ちゃん。

うぅ……わたしもその場に居たかったなぁ……

 

「そしたらトドメにこれだよ!?『俺とか超犠牲でしょ。アホみたいに仕事させられてるし、ていうか人の仕事押し付けられてるし。これが『ともに助け合う』ってことなんですかね。助け合ったことがないんで俺はよく知らないんですけど』ってね」

 

クスクスと本当に楽しそうに笑う愛ちゃんを見て、ちょっとだけ不思議に思った。

そんなふざけたバカな台詞、わたしなら先輩らしいと笑えるけど真面目な愛ちゃんには容認出来なくない?って。

 

「その先輩丸出しのアホな妄言聞いて、愛ちゃんは先輩に嫌悪感なかったの?」

 

「うーん。どうだろ?とりあえずはすっごくビックリしたけど、それまでの真面目な姿を見てきたから、そこまででは無かったかな?……でも確かにワケ分かんなかった。なんで一生懸命頑張ってた先輩が急にこんなこと言うんだろう?って」

 

すると愛ちゃんは表情をガラリと変えた。

さっきまでの楽しそうな笑顔から、とてもとても慈愛に満ちたような優しい表情に。

 

「でもね、次の日にはすぐに分かっちゃった!……だって、次の日から文実の空気が一変したから。比企谷先輩は1人で悪者に……敵になることで文実メンバーを発奮させて、バラバラだった文実を纏め上げたんだよ……」

 

 

……すごい……なにがすごいって、先輩の先輩らしい捻くれた、でも皆の為に自分を捨てるやり方を、この子はちゃんと見てたんだ。

普通なら表面上しか見ないで悪く言うだけなのに、この子はちゃんと本物を見てる……

だからこそ……わたしは今この子が初めて恐いと思った……敵、なんだと。

 

「その後も1人で悪者になっちゃって文実に居づらいハズなのに、今までと変わらず毎日文実に来て、今までよりもっと押し付けられたお仕事を面倒くさそうな顔して黙々と頑張ってる姿を見てたら……………その………すごく………格好良く思えてきちゃってっ……!」

 

そこまで話すと、愛ちゃんは思い出したかのように真っ赤に俯いた。

 

「……だから、文化祭の最後に相模先輩に酷い暴言吐いて泣かせたって聞いた時もすぐに分かったの……ああ、比企谷先輩は、また1人で悪者になって誰かさんを救ったんだなぁ……って」

 

愛ちゃんはもう隠しようもないくらいの恋する乙女な顔で遠くを見る。

愛ちゃんの目には、なにもない空間に先輩が見えてるんだろう。

 

わたしはそんな愛ちゃんを見ながら、とても複雑な思いが葛藤していた……

 

 

× × ×

 

 

でもとりあえず聞かなくちゃならない事がある。

だからわたしは素直な気持ちで訊ねてみた。

 

「でも文化祭なんて随分前なのに、なんで今……なの?」

 

「!!……そ、それは……」

 

ビクッとしてわたしを一瞥すると、ボンっと音が出そうなくらいにさらに真っ赤になってから俯いて、人差し指同士をくるくるしながら、ぽしょぽしょと教えてくれたその答えは、聴き取り辛かったけど、でもはっきりとこう答えた……

 

「……もうすぐ、バレンタインだから……」

 

……わたしはくらっと目眩がしそうだった。

ちょっとだけ予想はしてたけども……

 

「……ホントはね?もっと早く声掛けて知り合いくらいにはなっときたかったのっ……でも緊張しちゃってどうしても無理で……それでずっと悶々としてたんだけど、ある日ね、比企谷先輩がサッカー部に来た事があったの……!」

 

するとわたしをジッと見つめる。

 

「いろはちゃんが生徒会長になった後くらいに、いろはちゃんを探しに来たって……」

 

………そう言えば、クリスマスイベントの時わたし集合に遅れちゃって、その時先輩が『待ったどころか普通に探しに行った』とか言ってた……!その時か。

 

「私もうビックリしちゃって……!なんで比企谷先輩がサッカー部に!?って。……私ちょうど葉山先輩にタオル出ししてたから葉山先輩とお話してた比企谷先輩の近くに居れたんだけど、その時いろはちゃんと比企谷先輩が知り合いなんだって初めて知って……」

 

そして複雑そうな顔をすると、あはは……と指で頬をポリポリ掻いた。

 

「……だからそれからずっといろはちゃんに比企谷先輩の事を聞いてみたかったんだけど、いろはちゃんあの辺りを境に忙しくてあんま部活に顔出せなくなっちゃったし……」

 

確かにクリスマスの時はもう色々ありすぎて部活どころじゃ無かったっけな〜……先輩を意識しだしたのもちょうどその頃だし。あの言葉を聞いたのも……

 

「で、年が明けてからもいろはちゃん忙しかったみたいだし……その……たまに校内で見掛けた時とか……その……………比企谷先輩と、すっごく楽しそうに廊下を歩いてたりしたから……そういう関係……なのかな?って……」

 

わ、わたしって意外と周りから先輩と恋人同士に見られてたりするのかなっ!?

てかやっぱわたしって、先輩と一緒に居る時は客観的に見てそんなに楽しそうなんだ……ちょっと恥ずかしいです……

 

「……だから中々聞けなくって……私、こういうの初めてだから……は、恥ずかしかったし……」

 

ん?こういうの初めて……?

 

「………へ!?もしかして、は、初恋とかなの!?」

 

 

すると愛ちゃんは、はうっ……っと悲鳴をあげるとまた顔を両手で覆ってイヤイヤを始めてしまった……もうなんなのこの可愛い生き物……

でも顔を隠しながらも必死で話を続ける健気な愛ちゃん。

 

「うぅ……いろはちゃん……そんなにはっきり言わないでよぉ……」

 

どうしようお持ち帰りしたくなってきた。

 

「その……私ずっとサッカーを一生懸命やってる格好良いお兄ちゃんをそばで応援してきたお兄ちゃんっ子だったから、他の男の子にあんまり興味もてなくて……その……初めてこんな風にドキドキしたのが比企谷先輩というか何というか……」

 

……先輩が初恋、かぁ……それってわたしと一緒なのかな……?

わたしも本当の意味で人を好きになったのは先輩が初めてだから。

 

「だから……絶対にっ……その、バ、バレンタインにチョコ渡したいってずっと思ってたんだけど……たぶん比企谷先輩って、知らない女の子とお話するのって苦手だよね……?」

 

女の子に限らず、人と話すの自体が苦手なんですけどねあの人。

 

「文実の時も二言三言くらいで、私あんまり比企谷先輩とお喋り出来なかったから私の事なんて覚えてないだろうし……だから、見ず知らずの女の子から急にチョコ渡されるなんて迷惑掛けちゃうかな?って……だからバレンタイン前に、どうしても知り合いくらいにはなっておきたかったの……」

 

「そ、そっか……じゃあチョコ渡すのはもう確定してるの……?」

 

「…………………………うんっ」

 

 

まだ迷いはあるんだろうな。返事をするまでにはすごく間があったけど、それでもか細い声で力強く返事をしてくれた。

そして覆っていた手をどけて、隠しっぱなしだった可憐な顔をようやく見せてくれた。

 

その顔はまるで林檎のように赤く、その瞳は今にも雫が零れ落ちそうなほど潤み、その唇は僅かに震える程に儚なげで。

 

 

「……やっぱり無理かな……いきなり紹介して欲しいだなんて……無理だよね……」

 

 

わたし……どうしたらいいんだろう……

 

 

× × ×

 

 

比企谷八幡先輩は、他人からの好意や優しさにとても弱く、そして逃げてしまう。

わたしには分からないけど、それは幼少時代から培ってきた経験や後悔なんかからくる自衛策なのだろう。

どれだけ辛い思いをしてきたのか、苦しい経験をしてきたのか、わたしには理解なんかしてあげられないと思うと悲しくて仕方ない。

 

だからせめてわたしが先輩に寄り添うことで、その傷の痛みが少しでも和らいだらいいな、なんて思ってた。

だから先輩がわたしからの好意に気付かないように、気付かないフリが出来るように誤魔化して頑張ってきた。

いつかそんな先輩がわたしという存在を疑わなくなるように。心から信頼してくれるように。

結局はそれを理由に自分も逃げていただけなんだけどね。

 

 

でもたぶんこの子は違う。

この子は、愛ちゃんはそんな障害は一発で乗り越えてしまう。そんな気がする。

 

他人からの好意や優しさから逃げてしまう先輩の唯一の心の隙間に入り込めるのは、戸塚先輩や城廻先輩が持ち合わせているような裏表の無い純真さ。

どうしても優しさの裏を読んでしまう先輩が、その裏を感じる事が出来ないくらいの純粋さ。

 

愛ちゃんは城廻先輩や戸塚先輩と同じような空気を纏った素敵な女の子。

先輩からしてみれば、大好きな戸塚先輩が、大好きな年下の女の子になって現れたように見えちゃうのかもね。

だからたぶん愛ちゃんからの純真な好意は、先輩は疑わないんじゃないかな。

疑わない事と受け入れる事はまた別の問題だけど、少なくともわたしが今まで稼いできたアドバンテージなんかは一瞬でひっくり返りそう……

 

 

わたしの心の中は相反する気持ちが戦っている。

本当に愛ちゃんを先輩に紹介してしまっていいんだろうか?って気持ち。

今まではわたしのライバルは奉仕部だけだったけど、愛ちゃんは下手したら最大のライバルになってしまうかも知れない。

雪ノ下先輩と結衣先輩だけでもとても敵わないくらいの強敵なのに、その上こんな子を紹介しちゃったら、わたしはどうなっちゃうんだろう……

3番手以下?伏兵どころじゃ無くなっちゃうんじゃないの?……って。

 

 

………だから会わせたくない。

 

 

 

でも、それに相反する気持ち。

それは、あの捻くれてて最悪なあんなどうしようもない先輩の本当の優しさを、こんなにも真っ直ぐで純真な目で見ていてくれるこんなにもいい子を、自分の私利私欲の為だけに嘘ついて誤魔化して会わせないようにするような、そんな偽物のわたしが、先輩に好意を届けられるのだろうか?先輩に本物をもらえるのだろうか、あげられるのだろうか?って気持ち。

 

……だから会わせなきゃ。

 

 

わたしは、こんな相反する気持ちを抱えながら、不安そうに見つめてくる愛ちゃんをジッと見つめていた……

 

 

 

 

続く

 







ありがとうございました!

愛川愛ちゃんは、“あの”文化祭の文実メンバーの中にだって、八幡の真意に気付いて惹かれる子が居たっていいじゃん!
っていう思いと、9巻の“一色以外の女子マネージャー(可愛い)”を出してみたいという2つの思いから生まれたキャラクターです!

前々から出してみたかったんですけど、あざとくない件では作品的に違うかな?と思ってて、ちょうど『いろはす色の恋心』の後日談を書こうと思っていたトコロだったので、それに乗じて出してみました☆


これからもこの作品はいろはすと愛ちゃんで回っていくと思うので(今作ではゆきのんと結衣は敢えて除外します!収拾つかなくなっちゃいますっ)、どうぞ愛川愛ちゃんをヨロシクですm(__)m


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