デート・ア・ライブ  the blue fate   作:小坂井

43 / 85
43話

「うふふー。もっとこっちに来てもいいんですよぉ?だーりん」

 

「お、おい…美九…」

 

戦艦、〈フラクシナス〉にあるとある一室。そこには美九が隣に座る士道の腕にしがみつきラブラブなアプローチを行い、狼狽させていた。

そして、机を挟んだ反対側には不機嫌そうな様子でそれを見る琴里と、呆れたとばかりの様子の蓮が机に頬杖をついて座っている。

 

「相変わらず仲がよろしい事で。見てるこっちも疲れてくるよ」

 

「ふふー、もしかしたら蓮さん、嫉妬してますぅ?一番はダーリンですけど、ほっぺにチュウぐらいならオーケーですよぉ!」

 

「…気持ちは嬉しいけど、遠慮しておくよ」

 

何があったのかと思うほどの上機嫌な様子の美九に思わずため息が出る。これが『黙っている方が美人』などと言われた人間に向ける顔とは思えない。横目で隣を見ると隣に座る琴里の堪忍袋の緒は切れる寸前だった。

 

「…そろそろいいかしら、美九」

 

「はいー?そろそろって何ですかぁ?」

 

能天気な美九のその一言に、琴里の中の火山が大爆発するのを感じた。どうやらそれは正解らしく、琴里は机をバンっと叩いく。

 

「だからっ!あなたがダーリン(士道)と一緒じゃなきゃ嫌って言った事情聴取よ!ちゃんとその条件を呑んであげたんだから、こっちに集中しなさい!」

 

溜まっていた不満を吐き出すように吠える琴里を宥めて落ち着かせる。それを聞いた美九は『あぁ、そういえばそうでしたねー』と目的を思い出してくれた様子だ。それが演技に見えないのが恐ろしい。

 

「今から司令官殿がする質問は結構重要な事で、俺も気になるんだ。分からないところや言いたくない事は答えなくていいからちゃんと答えてくれよ」

 

「蓮さんも気になる事ですかぁ?分かりましたー、遠慮なくどうぞ」

 

「あなたの天使の事とか気になる事はたくさんあるけど、聞きたい事はあなたを精霊にした存在の事よ。あなたはもとは人間だった…これに間違いは無いわね?」

 

琴里の質問に美九の顔が苦しげな顔を浮かべる。その頃は美九のファンや事務所の人間に裏切られて失望していたのだ。それを思い出させる琴里の質問は褒められた行為では無いが、それを理解していても聞かなきゃいけない事がある。

 

「だ、大丈夫ですよー。もう過去も含めて前に進むって決めたんですから」

 

美九は蓮の顔を見た後、そう言ってぎこちない笑みを浮かべる。どうして自分にそんな笑みを向けられたか理解出来なかったが、もしかしたら自分も気付かないうちに彼女を心配するような顔をしていたのかも知れない。

 

大きく深呼吸してた美九は自分が精霊となった瞬間を話し始めた。

すべてに裏切られて自殺しようとした瞬間、姿にノイズのかかった謎の存在が現れて紫色の宝石のようなものを美九に与えたという。

 

それで美九は誰にでも言うことを聞かせられる声を手に入れたらしいのだが、琴里とは違う箇所が一つあった。

 

「美九、あなたは精霊の力を手に入れてから破壊衝動に襲われたりしてない?」

 

「破壊衝動…ですかぁ?いえ、あまり記憶にありませんけどぉ…」

 

琴里は精霊の力を使いすぎると強い破壊衝動に襲われるという。人間から精霊になった美九も同じなのかと思ったがそうでも無いらしい。その質問を聞いた士道は琴里の顔を見る。

 

「琴里、それは…」

 

「もしかしたら、私と同じ事が起きているかと思ったけどどういう事かしらね。適性の問題か…それとも私は実験体(モルモット)だったか…。どちらにしろいい迷惑よ」

 

忌々しげに言う内容に士道も強く拳を握る。しかし、そんな中で蓮だけは感情的にはならなかった。

別に琴里の身に起きた事に無関心というわけでは無い、その〈ファントム〉という存在に不思議と敵意を抱けなかったのだ(・・・・・・・・・・・)

 

人間を精霊にする謎の存在…なぜ人を精霊にするのかも不明だが、そのおかげで人間への見方は歪んだものの美九はそれを乗り越えて今日まで生きてくる事が出来たというのも事実なのだ。

 

(いや、結果論で考えるのは止めよう。司令官殿の存在を軽視された事を怒らなきゃな…)

 

美九の時はそうだったが、琴里の時にはそのようなパターンが当てはまるとは思えない。そもそも本人の意志を無視して人間を辞めさせる事もかなり外道の行いなのだ。

 

「ちょっとぉ!私を無視して考え込まないでくださいよぉ」

 

置いていかれている状態を察して、美九は不満の声を上げる。それを聞いて三人は意識をこちらに戻した。士道は苦笑いを浮かべながら美九に謝り、琴里は仕切り直すように小さく咳払いをする。

 

「ごめんなさいね。でもまだ始まったばかりだから、これからしっかり話を聞いていくわ。さて、手始めにどんな検査をしていこうかしら」

 

ニコッと微笑む琴里。その笑顔を見た美九はぎこちない笑みを浮かべるのだった。

 

 

 

美九の検査中、蓮は通路にある長椅子に寝転んで意味なく天井を見ていた。脳裏に浮かぶのは先月の出来事であるDEMとの衝突の一件だ。あの時、自分は間違いなく十香に腹部を貫かれて殺された、その痛みは忘れられない。

 

だが、次に目覚めたのはあの世ではなく〈フラクシナス〉の医務室であり物事が解決した後だった。琴里に聞いたところ、変貌した十香は士道が再びキスした事で元に戻ったという。

 

その時の映像を見せてくれと言っても、『あら?他人が接吻をしているのを見る趣味でもあるの?』と言われ煙に巻かれる。

 

(一体何を隠しているんだ?みんなは…)

 

士道にも聞いたのだが、おかしな様子で『悪いけど、琴里からその事を言うなって言われてて…』と言われて分からなかった。さすがにそんな士道に無理を言ってまで聞き出そうという気持ちは出てこない。

 

「あんたがそんな顔するなんて、何考えていたのかしら?」

 

噂をすればなんとやら。聞き慣れた声が聞こえて、目を開けると寝ている長椅子の横に腰に手を当てた琴里が立っている。無防備なところを見られたなと思いつつ身体を起き上がらせる。

 

「随分と早かったな。もう美九の検査は終わったのか?」

 

「それに関しては令音達に任せてあるわ。私はそんな専門的な知識を持っている訳じゃないから」

 

身体を伸ばしながらふーんと適当に返事をする。艦長も大変だが、解析官も大変なんだなと思っていると琴里はある事を切り出してきた。

 

「…一応聞いておくんだけど、あんた、もう隠している事はない(・・・・・・・・・・・)?」

 

その一言に眉をピクリと動かした。コソコソ探るならまだしも、本人の目の前で『隠し事はないか?』と聞くとは随分と大胆な行動だ。

 

「隠し事って言われても、俺についてはもう話したと思うが…」

 

「あんたの事もそうだけど、もう敵となったDEMに関しては何か有力な情報はない?こうなったらもう会社の守秘義務とかは関係ないでしょ」

 

正直に言ったならば、ここの回答はNOだ。例を挙げるなら琴里達には自分の本名とエレンとの関係も話しておらず、この事を知っているのは士道と十香だけで二人は約束をしっかりと守っている。だが、ここでの回答は…

 

「…ああ、もう隠してる事はない(・・・・・・・・・・)。DEMについても普通の社員だったから極秘情報とかも知らなくて」

 

嘘をついた。琴里の事は信用しているが、ここは組織〈ラタトスク〉の〈フラクシナス〉でありこの戦艦すら組織の一部分に過ぎない。組織全体の事を知らずに話すのは危険だった。

 

「…そう、分かったわ。悪いわねそんな生臭いことを聞いて」

 

「気にしなくていいって、敵の仲間だった人間から情報を聞き出すのは正しい行為だし」

 

そう言うと蓮は立ち上がり、欠伸をしながら通路を歩いて行く。琴里はその背中を悲しそうな目で見て言った。

 

「…人が人を信じるって…どうしてこんなに難しいのかしらね」

 

 

 

夕日のオレンジ色が暗くなる空を照らしていた。そんな空の下で人気のない住宅街を蓮は歩いていた。その後、美九と士道、それに十香達を加えてワイワイと騒いだ後、自分の自宅への道を一人で進む。

 

蓮が足を止めた時、目の前には家というより屋敷と表現するのが正しいと言える自宅が建っていた。しかし、暗くなりかける空と明かりが一つもない光景では小さな子供が見た時に『お化け屋敷』…なんて言われてしまいそうだ。

 

そんな我が家の門を通り、玄関のドアの鍵穴に鍵を挿入しガチャリと鳴らして解錠する。ドアを開けると目の前の通路に暗闇が広がっている。その暗闇から小さな獣が姿を現わした。

 

獲物を狙うのに重宝する二つの鋭い目、歩くたびに鳴る鈴の音は自分の存在の強調であり、その両手足には鋭い凶器が仕込まれている。

 

「出迎えてくれたのか。ありがとなミルク」

 

その言葉に応えるように『ニャー』と鳴くと、ちょこちょことこちら側に走ってくる。その際の振動で首につけた鈴から音が出るのが愛くるしかった。

 

ミルクを持ち上げ、頭を撫でると心地よさそうに目を細める。それを見て小さく微笑みながら闇が広がる廊下を見つめた。

目の前の闇を見ていると心の底から何かがこみ上げてくるのを感じる、それはイギリスにいた頃は感じた事のないある想いだというのは理解していた。

 

「寂しくなんかないさ…一人は慣れてる…」

 

まるで意地を張った子供のような口調でそう呟く。抱えられているミルクは蓮の頬を伝う一筋の水をペロペロと舐めた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

十月の半ば、街中はすっかりハロウィンムードで染まりきっている。そんな街を歩きながら蓮は、日本人の宗教観について考えていた。

海外のキリストやイスラム教などは唯一神などと言って、一つの神様を信仰するのが多いのだが、日本人は初詣(仏教)、クリスマス(キリスト教)と様々な行事を祝い多くの神様を信仰している。

 

「真面目な日本人なのに、なんでそういうところは大雑把なのかねぇ」

 

そんな疑問を考えていると、ある事に気がつく。今、自分が立っているのは街中の一本道、周りに人影はなく次の曲がり角は約二百メートルほど先だ。

 

「…そういえば最近、本気で走ってないな」

 

ポツンと小さな独り言を呟くと、その場で足を伸ばしてアキレス腱を伸ばす準備運動を行う。それを六秒ほどすると、まるで爆発のような瞬発力で走り出した。フォームは競技に出ている選手ほど美しくないがもしその道のトレーナーが見ていたらな話しかけてくるであろう速度だ。

 

そのスピードであっという間にゴールである曲がり角に到達するのだが、その瞬間に右側から何かが飛び出してくる。

 

「ちいっ!!」

 

走っているのは自分で、もし怪我をさせた場合、非があるのもこちらだ。それに素早く反応した蓮は地面を強く蹴り宙を舞いそれを飛び越える。

 

そのまま空中で二回転し、今度は体操のスカウトが来そうな見事な着地で地に降り立つ。後ろを見てみると車椅子に座った五十代ほどの外国人男性とそれを押す二十代半ばの女性だった。車椅子を押す女性はサングラスをかけているため顔全体を見る事は叶わない。

 

「おやおや、急に出てくるからビックリしたよ。君、怪我はないかい?」

 

(日本語…?)

 

驚いたというわりには落ち着いた様子の男性の口から出てきた言葉は意外にも流暢な日本語だった。英語で謝ろうとしたのだが、面を食らってしまった。

 

「あ、ああ、こっちが飛び出してきたのにすみません」

 

「いやはや、驚いたよ。この国では君ぐらいの若者はあんな身のこなしが出来るのか。若いとはいいものだな」

 

さっきのジャンプを見ても不思議に思わずにいてくれたらしい。その事についてはどのように弁明すればいいか分からなかったのでとても助かった。男性は次に車椅子を押す女性に目線を向ける。

 

「リサ、君も怪我は無いかい?」

 

「はい、問題ありません」

 

簡潔に答える淡いノルマンデックブロンドのリサと呼ばれた女性。その顔を見た瞬間、蓮の脳裏にある人物(・・・・)が浮かんだ。その人物とリサの面影が重なったのだ。

 

「エレン…いや、カ…レン?」

 

無意識にその名を呟く。だが、すぐにそんな筈がないと頭を振って考えるのを止める。自分の記憶の女性と目の前の彼女を重なるなど失礼過ぎることだ。

 

「ふむ、もしかして彼女が君の知り合いの誰かと似ていたのかい?」

 

そんな大きな声のつもりは無かったがどうやら聞こえていたらしい。立ち話もどうかと思うので歩きながら話を始める。

 

「えっと…俺の母親の妹さん…関係上は叔母ってなるのかな。その人の名前がカレンっていうんだけど、その人と似てるって…」

 

もう一度見てみても本当に良く似ている。だが、この世には同じ顔の人間が三人か四人はいるというし他人の空似だろう。

 

「血は繋がってないし、結構変な人だったけど…色々な事を教えてくれて、大好きな人だったかな。『大きくなったらカレンと結婚する!』なんて事も言ったことあるぐらい…」

 

思い出のエピソードを語り小さく笑う。自分でも不思議なぐらい言葉が出てきた、自分の事を語るのは余程信用した相手だと決めている筈なのにだ。話を聞いた男性は『そうか』と目を伏せた。

 

「そのカレンという女性は今も元気なのかい?今はどう思っている?」

 

「今は…どこか知らない遠い場所に言ってしまったから分からない。出て行く時も何も言ってくれなかったけど…現在も大好きって気持ちは変わってないし…寧ろ恋してるって言ってもいいぐらいに…」

 

そこまで言いかけた時、今歩いている道の曲がり角から人影が飛び出してぶつかる。蓮は踏みとどまり尻もちをつく事はなかったが、ぶつかった相手はそうはいかず姿勢を崩す。

その瞬間、一瞬だけ〈バスター〉を展開して相手の倒れる時間を遅らせ、その隙に背中に腕を回して支える。

 

「ふぅ…危なかったって十香!?」

 

「おお!こんなところでレンと会うとは、すごい偶然だな!」

 

なんと腕に支えられている人物は、クラスメイトであり妹のように可愛がっている十香であった。まるで計画されていたような出会いに互いに目を丸くする。

 

「ん?もしかして知り合いだったのかい?」

 

「学校のクラスメイトっていうか、それ以上の関係というか…」

 

車椅子の男性になんと説明したらいいか迷っていると、十香が飛び出してきた道から追いかけてくるように士道が走ってくる。彼も蓮の顔を見て驚いた様子だった。

 

「蓮、なんでこんなところに?後ろにいる人達はもしかして知り合いか?」

 

士道のその一言でハッと気付く。十香を受け止めるために〈バスター〉を一瞬とはいえ使ってしまった。ほんの一瞬だったが、この至近距離だと自分の腕が変わったのと、十香を支えた青い手を見られた危険があった。

 

チラリと後ろを見ると男性と目が合う。すると、男性は優しく微笑みを浮かべる。なんとも言えない反応だが、セーフだったと考えていいだろう。

 

「ついさっき、十香みたいに道に飛び出したらぶつかりそうになってな。それが縁でここまで一緒に歩いてきてた。車椅子を押している人はリサって名前で、この人は…えっと…」

 

一緒にいた理由を説明し、紹介も行おうとするがよく考えると男性の名前を聞いていなかった。その事を話している時に思い出しフリーズする。それを察した男性はクスクスと笑いながら自己紹介をした。

 

「私の事はボールドウィンとでも呼んでくれ。君たちは随分と仲が良さそうだがどのようにして出会ったんだい?」

 

「それは四月の入学式の時に」 「半年前に私が起こした空間…」

 

せっかく蓮がどこにでもあるありふれた出会いを言おうとした時、十香は正直に語ろうとしてしまい、二人は慌てて十香の口を塞ぐ。十香もそうなってタブーだと気が付いた様子だ。

 

「あっいや、十香が言おうとしてるのはシェルター内で出会ったという事でっ!」

 

「そ、そうだ!初めて会った時、投げ飛ばされたとかなど絶対にないぞ!」

 

士道と十香は必死に弁明(?)をするが、はっきり言って隠し事がある雰囲気を感じさせるものだ。それを聞いてもボールドウィンはニコニコと微笑ましいものを見るような表情のままだ。

追求してこないのは助かるが、ここまで来ると気味の悪さを感じてくる。

 

「なるほど、さぞかし運命的な出会いだったようだね。…十香さん、君は今幸せかい?」

 

なんとも急な質問に目を丸くする十香だったが、蓮の右腕と士道の左腕を掴むと自分の胸元に引き寄せて笑顔を浮かべた。腕を掴まれている二人は十香の元に寄せられる。

 

「うむ!強くて優しい二人のおかげで私は幸せだ!」

 

少女漫画の一コマにありそうな光景で十香はそう答える。幸せなのは嬉しいがこうはっきり言われるとなんだか気恥ずかしさを感じる。どうやら士道も同じ心情らしく嬉しいような恥ずかしいような顔だ。

 

その時、町中に不快なサイレンの音が鳴り響いた。空間震警報…それは精霊の出現を示しており、士道と蓮は互いに目を合わせた。

 

「えっと…ボールドウィンさん、ここは危険です!すぐに避難を…」

 

「ああ、そうしよう。君たちは?」

 

〈フラクシナス〉と合流しようとする時に何とも返答に困る質問がきた。さすがに真相を言うわけにはいかずに士道は言葉に詰まる。しかし、それを蓮がフォローするように答えた。

 

「彼の自宅にある三百万の高級ソファーを運んでからシェルターに逃げますのでお気にせず」

 

まさかの返答に空いた口が塞がらない思いだ。こんな命に関わるという時に何を言っているのだろう、そもそも普通の一般人の家に三百万のソファーなどあるわけがない。

それを聞いたボールドウィンはさも可笑しいように笑う。

 

「フフフ、そうか、では気をつけて。また会える幸運を祈ってるよ。蓮くん、十香さん、士道くん」

 

そう答えるとリサに命じてきた道を引き返していく。それを見ながら蓮はある疑問を感じていた。

 

(あの人の前で士道の事を名前で呼んだか(・・・・・・・・・・・・)…?)

 

別に意識していたという訳ではないが、士道の事を名前で呼んだか覚えは無かった。しかし、意識していたわけではないのでもしかしたら名前を呼んでいた可能性はある。

 

「おーい、何してるんだよ」

 

声の聞こえた方を見てみると、少し先に士道と十香が立っておりいつまでも来ない蓮に声をかけていた。それを見て疑問を抱えながらも二人の元へ行く。

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。