【主人公】戦場起動【喋らない】 作:アルファるふぁ/保利滝良
恒例の設定資料集
第弐章に登場した機体の設定をご紹介します
あんな機体にこんな設定が?というものもあるかもしれません
H-08b スターライト
全高 11m
重量 106t
走行速度 時速60㎞
ブースター速度 時速591㎞
生産形態 量産機
開発 ヴァーミリオン社
所属 ユーロユニオン
機体タイプ 汎用型
ユーロユニオン参加国の全てが正式採用している汎用型HMMAS
性能に重きを置いているが、兄弟機であるウィンストーンとパーツの互換性があるため整備性が確保されている
開発元のヴァーミリオン社の意向により、専用装備やコンピュータの書き換えなどでハード面ソフト面両方のカスタマイズができるようになっている チューンや装備次第では汎用型から様々なタイプの機体になることができるため、乗り手を全く選ばない機体となった
ユーロユニオン各国は自国の開発したHMMASとこの機体を運用する
高い性能と高い拡張性、さらに高い整備性を兼ね備えた高ポテンシャルの量産HMMASと言える
スターライト(ドラグ7機)
シェリーの愛機 以前ドラグ6が基地防衛戦にて使用していた機体を、様々なオプションを付けて使っている
頭部に追加FCSと狙撃スコープを装着し後衛としての活躍を前提とした 作戦によってはホバークラフトも装備した
武装はスナイパーライフルを装備している
また、要塞防衛戦とオビ川攻略戦では、支給品であるという他のHAMMASのバズーカを肩に載せて使っている こちらは撤退時にパージ そのまま取り残した
スターライト(ドラグ8機)
エリックの愛機 以前ドラグ6が初陣にて使用していた機体を、様々なオプションを付けて使っている
胸部や肩に追加装甲を、脚部にホバークラフトを装備して前衛仕様にしている
武装はショットガンとパイルバンカー また、敵偵察部隊迎撃の際にはショットガンではなくサブマシンガンを持つ
要塞防衛戦とオビ川攻略戦では、支給品であるというガトリングを背中に懸架して運用する
H-07b ウィンストーン
全高 10m
重量 101t
走行速度 時速57㎞
ブースター速度 時速570㎞
生産形態 量産機
開発 ヴァーミリオン社
所属 イギリス
機体タイプ 汎用型
スターライトの兄弟機
イギリス陸軍が主力としているHMMAS
こちらはコストと生産性を重視され、すぐに数を揃えられる機体となっている しかしその性能はスターライトと比べると低く、ヴァーミリオン社は後付けの強化システムの開発を行っている
余計なものをこそぎ落として性能が押さえられている分、スターライトよりサイズと重量が下である
・要塞防衛戦やオビ川攻略戦などに参加した、ユーロユニオンの一般兵士の機体
H-010x バージニア
全高 11m
重量 104t
走行速度 時速70㎞
ブースター速度 時速672㎞
開発 ヴァーミリオン社
所属 ユーロユニオン
機体特性 高機動型
ユーロユニオンの試作HAMMAS
スターライトをベースに、機動力や速力を大幅に強化している
本体のメインブースターの他に、四つのブースターユニットを背部に装着することで、爆発的なスピードを手にした また、本体自体もスターライトと比べ若干の軽量化を果たしている
スピードの他にも、脚部にミサイルポッドを装着 火力も高水準なものとなった
反面、機体強度は下がっているため、操縦にはパイロットの技量が要求される
ドラグ小隊に実戦試験のために配備され、ロシア戦線にて活躍 しかしオビ川撤退の最中、ヒュプノスからの奇襲により中破 パイロットは脱出し機体は戦場に破棄された
D-14E メールヴェロ
全高 11m
重量 134t
走行速度 時速60㎞
ブースター速度 時速548㎞
生産形態 量産機
開発 ドレッサーズ重工
所属 アメリカ
機体特性 装甲型
アメリカの主力HMMAS
アメリカはユーロユニオンに技術的アドバンテージを多く取られていて、それがこの機体に顕著に現れている ブースターはウィンストーンにすら及ばない上に整備性も良好とは言い難い
装甲は戦車の物を流用していたため開発は早くなったが、短い開発期間が成熟していない機体を産まれさせた 最新モデルはその装甲を積極的に強化することで第一線を維持してはいるものの、今後の戦況を考えて新型機の開発が急がれている
・オビ川攻略戦に参加した、アメリカ軍の一般兵士の機体
・wmh001R ヒュプノス
全高 14m
重量 174t
走行速度 時速70㎞
ブースター速度 時速600㎞
生産形態 試作機
開発 クロノスインダストリ
所属 アメリカ
機体特性 強襲型
世界最強と謳われる人型機動兵器タナトスの量産モデル その試作型
当初クロノスインダストリはコストを度外視した機体を提供しようとしたが、アメリカ側が予算を限定したことによりタナトスとは姿形以外似ても似つかない失敗作に仕上がった
それでもスターライトを越えるスペックを持っているが、整備性や操作性など様々な問題が浮上している
無論採用にはならず、何機か作られた試作機がクロノスインダストリのテストのため前線にて戦っていた
・オビ川攻略戦に参加した、アメリカ軍のジョン・ジャックマンの機体
wmh013 ヒュードラ
全高 12m
重量 205t
走行速度 時速52㎞
ブースター速度 時速579㎞
生産形態 試作機
開発 クロノスインダストリ
所属 アメリカ
機体特性 砲撃型
クロノスインダストリが始動した新型機シリーズ計画の一機
通常のHAMMASと異なり、キャノンと一体化した腕部を四本持ち、それらによる波状砲撃にて敵部隊を撃破する
しかし、四本の腕の搭載のために機構が複雑化 大重量による機動力低下を補うために装甲を薄くする などの問題点の無理矢理な解決の結果、攻撃力だけが取り柄の扱いづらい機体となってしまった
wmh011 キュクロープス
全高 12m
重量 147t
走行速度 時速62㎞
ブースター速度 時速590㎞
生産形態 試作機
開発 クロノスインダストリ
所属 アメリカ
機体特性 遠距離攻撃型
クロノスインダストリが始動した新型機シリーズ計画の一機
頭部を大型スコープレンズにすることにより、遠距離の敵を発見することが可能である
スコープレンズによる遠視を活用した正確な遠距離狙撃を得意とする
・オビ川攻略戦に参加した、アメリカ軍のアリス・ファーストの機体
モロデー・リスティア
全高 14m
重量 195t
走行速度 時速42㎞
ブースター速度 時速580㎞
生産形態 量産機
開発 ソヴィエト第三重工房
所属 ロシア
機体特性 強襲型
ロシア陸軍が正式採用している重装甲型HAMMAS
巨体と厚い装甲に見会わない高速性を持つ 反面、重い機体を飛ばすために大量の推進材を使わねばならず、戦闘継続時間は長くはない
技術的な面もあり、ロシアはこの機体以外のHAMMASは採用しておらず、そのため様々な戦闘に対応できるよう武装の種類は豊富となっている
・ロシア軍の一般兵士の機体
wmh001(Deth666) タナトス
全高 14m
重量 705t
走行速度 時速22㎞
ブースター速度 時速680㎞
生産形態 ワンオフ(試作機)
開発 ヴァーミリオン社支部(現クロノスインダストリ)
所属 フリーランスの傭兵
機体特性 重強襲殲滅型
オーストラリア建国戦争にて傭兵として活躍していた機体 本編未登場
その圧倒的過ぎた性能から、その性能を限界以上まで引き出すパイロットと併せて『大陸の死神』の異名をとっている
外見を似せたヒュプノスを見ただけで並の敵兵の士気が下がると言われれば、その凄まじい強さが理解できるだろうか
三機が建造された 一号機はパイロットの手に渡り、二号機は事件に巻き込まれ消失しているため、クロノスインダストリが保有しているのは三号機一機のみである
ちなみにオーストラリア建国戦争にて活躍したのは一号機のみで、他二機は実戦を経験していない
・この機体の武器がドラグ7とドラグ8の機体により用いられた、とされている
こうしてみると、ロシアとアメリカはHAMMASを戦車の延長線上の存在と捉えているようにも思えますね
続いては人物の設定資料集となります、どうかお楽しみに