【主人公】戦場起動【喋らない】   作:アルファるふぁ/保利滝良

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【突撃】

 

「全部隊、突撃ーッ!」

数多もの兵士や兵器が、全速で敵へ飛びかかる 戦闘が始まった

雪を踏み締めて飛び掛かる戦士達 あちらからもこちらからも、弾が絶えることなく飛んでくる

オビ川強行軍作戦 ロシアの戦況を決める一大決戦

その中に、ドラグ小隊もあった

「対空、千八百メートル・・・ドラグ7!」

「了解っ!」

スターライトのスナイパーライフルが火を吹いた 音速を容易く越えた一発の銃弾は、空気を裂いて敵航空機に吸い込まれた

空中に起こった爆発を確認する暇もなく、別のスターライトがブースターを全開にする そして脚部ホバーも同時に起動した

エリックが叫ぶ

「突貫します!」

猛スピードで地上を突き進むスターライト その後方を、四枚羽のHAMMASが飛びながら着いていく

真っ逆さまに落ちてきた戦闘機の破片を避けて、ドラグ8がガトリングを引き出した

「うぉおおおおおおっ!」

敵のいる前方へ、巨大な弾丸を乱射した 大地が抉れ、鉄屑が舞い、射線上の全てが粉々になった

だが、当たらなければどうということはない

命中を免れたロシアのHAMMASが三機、右からブースターで突き進んでくる

「やれ、ドラグ6!」

オペレーターの指示に反応し、バージニアが進路を変えた 四つの背部ブースターが燐光を放ち、その機体に推進力を与える

ロシア機が接近してくる敵に気付いた マシンガンやロケットランチャーを斜め上に向けて、バージニアを落とすべく撃ちまくる

ドラグ6は機体の胸部を軸に横回転した 迫る弾の殆どが、手足にかすることなく避けられる

そしてそのロールの最中、ドラグ6はトリガーを押した バージニアの両手のライフルから、幾つかの弾丸が射出された

一発が敵の肩を貫いて装甲と内部機器を抜いた 一発が敵の頭部へ潜り込み、小さな頭を消し飛ばした

全速移動のバージニアは、ロシア機部隊とすれ違った ロシア機が振り向いて対空攻撃を叩き込もうとしたその瞬間、手負いの一機へ一発が飛んだ 上半身を一撃で貫通してのけたスナイパーライフルは、ドラグ7のお手柄である

困惑する他の二機へ、敵の方向へ向き直った  バージニアがミサイルを撃ち込んだ

片方はブースターで後退することでかわした もう片方は、コクピットのある胸部へ直撃を食らい、沈黙した

残った一機が次の行動をしようとしたとき、宇城からの何かが現れた それは左腕を引いていた それは肩に8のマークを描いていた

「でりゃッ!」

それはスターライトだった

左腕部に載せたパイルバンカーを、背中を向けていたロシアHAMMASへ突き刺す

様々な方法で高速射出された特殊合金製の杭は、いとも容易く装甲を刺し貫いた

「次、行きます!」

長旅の鬱憤が良い方に働いた 今までのストレスが、アドレナリンの出をよくしてくれている

バージニアがライフルを二発ずつ撃ち込み、敵を一機微塵にした ドラグ7がバズーカによる遠距離射撃で遠くにいる戦車隊を纏めて吹き飛ばした ドラグ8がショットガンの接射で一機仕留めた

目を他の場所に向ければ、敵味方の破片が転がり、空からは常に砲弾と残骸が降り注ぐ

温水も一瞬で冷める極寒の大地に、火と血潮の地獄が巻き起こっていた

「うぐぅっ!」

ドラグ7のスターライトが、肩に流れ弾を受けた 装甲は破られなかったが、派手に転倒した

雪が巻き上げられ、その下の土にまで機体がめり込む

「ぐ・・・うううぅっ!」

しかしシェリーは体勢を立て直そうとはしない 倒れて転がったままスナイパーライフルを前方に向けた

角張った敵HAMMASに照準を合わせ、撃つ

一瞬で目標に到達した弾が、コクピットを穿つ ロケット砲を撃っていたその機体は、発射のために腰を深く落としていた

だが一撃で死なされたロシア機は、そんな格好のまま後ろへ崩れ落ちた

敵の撃破を認めてから、シェリーはスターライトを立たせた 機体はまだ動く 戦いは続けられる

そう、戦いは続く

オビ川の前で、泥沼の地獄絵図が巻き起こっている

 

 

 

 

 

ドラグ小隊が奔走しているそのはるか後ろ

巨大なレーダーを搭載した大型車が、雪原の上でじっとしている

ドラグ小隊指揮官兼オペレーターのサクラ・ラークロスタが乗る後方指揮車である

彼女の乗る装甲車にも、戦闘の熾烈さは伝わってくる レーダーによる情報収集によるものもあるが、車の窓を見れば、戦いの様子は確認できる

四方八方に飛び散る弾 縦横無尽に駆けるミサイル 戦闘機が低空でドッグファイトをしているのすら見えた

別に後方指揮車が戦場に近い場所にいるわけではない 戦火の規模が大きすぎて、目視でも確認できるのだ

「なんて戦いだ・・・」

サクラは絶句した

現代戦の基本、数のぶつかり合い あの戦場は、それの到達点のように思えた

「ドラグ小隊各機、全機無事か?」

「こちらドラグ7、ドラグ6とドラグ8を確認しています 全機無事です、戦闘を続行します」

「いや、一度後退して補給を受けろ 戦闘が激しすぎる、いつ弾が切れるかわからない」

「・・・はい」

サクラの指示に、シェリーは大人しく返事をした

サクラはそこまでドラグ小隊が補給することに固執していなかった だが、通信しているときにシェリーが激しく呼吸をしている音を聞いた

それで少し危険だと判断した

一度落ち着き、冷静になって戦闘に臨んだ方がいいと、そう考えた そこで補給の指示である

「いつもより集中せねば・・・うわっ」

インカムに手を当てた瞬間、指揮車が大きく揺れた 窓の外を覗くと、戦闘機が地面に突き立っていた 撃墜されて落ちてきたのだろう

「大乱戦だな どう転ぶか・・・?」

ラークロスタ大尉の額に、冷や汗が滲んだ

気を取り直してドラグ小隊の周辺をレーダーで確認する 周囲の敵味方の状況を伝えることで、彼らが戦闘を凌ぐことができるようにするためだ

ドラグ小隊に向かっていく五機のHAMMASにも目を離さない 補給をしようと移動し始めたタイミングに襲い掛かられた形だ

「ドラグ小隊各機、HAMMASの部隊が接近中!」

だが、問題は別のところにある

「数は五機、全機アンノウン!注意しろ!」

未確認機体が、ドラグ小隊に突撃をかけてきた

 

 

 

 

 

 

それは奇妙な機体であった

腕が四本あり、その全てが大口を開けたキャノン砲となっているのである

「見付けた、竜のエンブレムの部隊!」

その機体のコクピットで、グレン曹長は目を鋭く細めた 獲物を見付けた猛禽のように

「全機攻撃開始 このヒュードラの性能を、奴等に味あわせてやれ!」

指示を出した途端に、部下達は了解の意を返して散開した 同じ機体が左右に移動し、その異形の腕を構えた

敵はヒュードラの部隊を見て、そちらを凝視した

グレンは怒りに燃える瞳を敵に向けた あの中に、自らを含めたナイト小隊を次々と倒した奴がいる

倒された中には、死んだ者もいた

つまり、ナイト小隊は、竜のエンブレムによってバラバラになってしまったということだ

許しがたい屈辱

「包囲完了しました!」

「全機、撃てーッ!」

五機のヒュードラの全ての腕から、砲弾が吐き出された

 

 

 

 

 

横一列に並んだ敵の新型機から、一斉に砲撃が飛んできた 一機につき四発の巨大弾頭は目にも止まらぬ速さでドラグ小隊を撃ち抜かんと進んでくる

ドラグ6は追加ブースターで上空へ、ドラグ7は本体のブースターで左へ、ドラグ8はホバーを併用して右へ

ドラグ小隊はそれぞれの方向へ逃げた

ついさっきスターライトが立っていた地点に砲弾が突き刺さり、地面が捲れ上がる

「うわっ、マズい!」

進行方向へ突っ込んできた砲弾をギリギリでかわし、エリックは叫んだ

「なんて火力だよ、無茶苦茶じゃねえか!」

四本の腕から次々とキャノンを撃つヒュードラに、ドラグ小隊は反撃の隙も作れない 回避に全神経を使わねば、あっという間にスクラップだ

空へと上昇したバージニアが両手のライフルを構えたが、敵は上方向に腕を向ける 慌てて避ければ、直撃寸前の位置に弾頭が現れる

「どうにか・・・どうにかしないと・・・」

シェリーの無意識での独り言は、誰に向けたものか

ヒュードラの砲撃は、弾切れが起きればすぐにでも終わるのだろう 四本の腕で同時に撃ち続ければ、砲弾が底を尽きるのも早いはずだ だが、果たして敵の弾が無くなるまで回避を続けられるだろうか

反撃の糸口を掴まねばならない 今すぐに

シェリーが相手の次の砲撃ポイントを予測した その時、脳味噌があるアイデアを弾き出す

「・・・そうだ!」

ドラグ7のスターライトが、雪に足をとられて転倒した うつ伏せになった機体の背中から、バズーカが伸びる

ヒュードラはHAMMASの全長に合わせて砲の角度を決めていた 具体的には、地面と平行もしくは上空の敵に向くようにキャノン砲を構えていた

ヒュードラはあくまでも敵HAMMASを狙っていて、足下にいる敵にはキャノンを向ける必要はないと思っていたのだろう

だから、シェリーのスターライトが突然転んで、地面と平行にしたキャノンが当たらないようにしても、即座に射角を調整することはできなかった

当たらない場所を見付けたスターライトへヒュードラが腕を向けるその一瞬 たった一秒程度の時間、ドラグ7に反撃のチャンスが与えられた

「当たれっ!」

バズーカが火を吹いた 超大口径の武器は寸分の狂いもなく飛んでいき、これまた寸分の狂いもなくヒュードラの一機の胴体へぶつかった

バズーカの弾の先端が哀れな一機に触れた刹那、猛烈な爆炎と猛烈な爆風が直撃点より発生する 仲間の近くで敵を攻撃していた異形のHAMMASは、その爆炎爆風を一挙に受けた

直撃を貰った一機と、余波を最も近い場所で受けた一機が、その動作を止めた 直撃を貰った方は、原形が残っていなかった

ごろごろと転がり、吹っ飛んでいくヒュードラ ドラグ小隊を襲う砲撃は一気に止んだ

「ナイスだ、ドラグ7ッ!」

全速力 ドラグ8のスターライトは背中と両肩のブースターを全開にした 耳をつんざく噴射音 地を滑るように進む機体

脇に抱えたガトリングが回り、回る そして弾を無数に撃ち出す

一発一発はドラグ7が放ったバズーカに劣るが、それでもその武器は、ガトリングとしては破格の口径であった 射線上の全てがズタズタになっていく

無論、爆風でコケた敵HAMMASも、ズタズタだ

立ち上がった別のヒュードラがガトリングを乱射するスターライトへキャノンを向けた だが、おかしいことに砲弾は出ない

バズーカの爆炎により、砲身が溶けて使い物にならなくなったらしい

パイロットがそれに気付く間もなく、ガトリングの弾丸は連続してヒュードラに穴を開けた

確実に、パイロットは戦死した

 

 

 

 

 

 

一発

たった一発で状況はドラグ小隊へと傾いた グレン曹長はあっという間に散っていく部下に視線をあてた

「そんな・・・っ!?」

その顔に絶望が浮かぶ また、仲間を失ったのだ

新型機ヒュードラは次々と倒され、残るは自分一人

が、逃げるわけにはいかない

目の前には、前回と今回の両方で自らの仲間を殺戮した敵がいる ここで戦わねば、いつ戦うというのか

「せめて一機!」

立ち上がり、キャノンを向けるグレンの機 その目前に空飛ぶ敵機

照準を向ける

「落ちろォ!」

右上の腕 はずれ

左上の腕 弾が出ない

右下の腕 はずれ

左下の腕 たった今、撃ち抜かれて壊れた

「クソ、クソォッ!」

グレンは思い出した ナイト小隊時代に仲間を連続で倒したパイロットがこの場にいたなら、一番いい動きをするはずだと

それが、目の前の四枚羽のHAMMASだとしたら

「お前がぁ!」

だが、その次の攻撃は許されなかった バージニアの脚部のミサイルポッドから、残りの全弾が惜しみなく発射された

避ける間もなく、ヒュードラにミサイルが雪崩れ込む 広がる爆発

ついに最後の一機が地に伏せ、新型HAMMASはグレン曹長の棺桶となって砕けた

 

 

 

 

 

 

「ドラグ小隊!」

敵新型機は全滅した

だが戦闘は終わっていない

「増援部隊がやられた!」

否、今終わろうとしている

「どう言うことです!?」

「後から来るはずの味方が、敵の部隊にやられたんだ!」

エリックの詰問に、サクラは叫び返す

このオビ川攻略戦は、ドラグ小隊を含む第一部隊と味方増援の第二部隊が交互に敵の防衛線を突破する作戦だった だが増援が倒されてしまった今、作戦自体は失敗したことになる

「だったら俺達だけでオビ川を越えれば・・・」

「見て、アレ!」

強引に突破しようとしたエリックは、シェリーの声に反応した ドラグ7のスターライトが、スナイパーライフルの先端で向こう側を指し示す

そこには、枝の生えた柱があった

一つだけではない 十数本の柱は枝を四方に向けて屹立している 柱の並ぶ列は長く続いていて、恐らく両端は戦場の端まである

何かしらの兵器であることは確実だ ミサイルポッドをパージしたドラグ6が、両手のライフルを柱へ向けた

トリガーと同時、別種の銃弾が柱目指して飛んでいく

あと少しで命中するその寸前、変化は起こった

「なんだ・・・?」

サクラが疑問の声をあげる

ドラグ小隊各機は柱を凝視する

そして、変化は始まった

柱の枝がわずかに震え、光を放つ 光は大きくなり、やがて柱全体を覆ってしまった

そして光がさらに強くなったその瞬間、バージニアの撃った銃弾が柱に到達した

しかし、攻撃は柱には到達しなかった 弾丸は柱に当たり前に何かに弾かれ、落下した

 

オーストラリアが『大陸』と呼ばれていた頃、HAMMASの元となった技術を始め様々な物が出土した 今、ロシアを支援しているアメリカ軍が用意した『ディフェンダー』もその一種だった

ディフェンダーに使われている技術は、バリア 光の壁による、防御機構である

 

攻撃が無効化されたのを見るや否や、サクラはこう指示した

「もう我々に勝ち目はない、逃げろ!」

ドラグ小隊はそれに従った

ディフェンダーの発生させたバリアは、戦場全体を覆ってはいない

だが、ここにある火器でバリアを破壊することは不可能である 戦場の端から端まで壊せない壁で隔てられたのに、防衛線を突破するなどできない

ドラグ小隊のHAMMASがオビ川に背を向けてブースター移動を開始した サクラは作戦指揮官に連絡を入れた

一言二言の会話のあと、全軍後退の指示が出る ユーロユニオンは、ロシアからの撤退を決めたのだ

ロシアの追撃は来ない 乱戦は向こうには堪えたらしい ディフェンダーの後ろから逃げ出すウィンストーンを眺めている

だが追撃してこないのは、ロシアだけの話だ 共同しているアメリカが、ここに来て動きを見せる

そもそもユーロユニオンの増援部隊を叩いたのは、アメリカ軍だった まだ余力のある彼らが次に狙うのは、無論逃げ出す第一部隊

「見付けたぞ竜ッ!!」

ジョン・ジャックマンの指は、ヒュプノスのトリガーをしっかりと押した

「部下の、仇!」

右手のガトリングと左手のバズーカが吠え、バージニアを襲った

幾つもの弾は幾度もHAMMASを打ち据えた

後方からの奇襲

突然現れたヒュプノスに、ドラグ小隊は対応を遅らせたのだ

「隊長!?」

「隊長っ!」

直撃を受けて崩れ落ちるバージニア ドラグ6の機体は、四肢をもがれて落っこちた

「ドラグ6っ!?」

サクラ大尉が取り乱した 敵の奇襲は作戦指揮官とのやり取りの間で起きた 彼女の手が届かぬその瞬間に、ドラグ6が撃破された

「シェリー!」

「わかってるわよっ!」

ドラグ8のスターライトがガトリングを撃つ 爆音が数え切れないほど鳴り、巨大な弾丸が連射された

「邪魔をするな!クッ、なんて弾幕だ!」

タナトスモドキはひらりとその攻撃を避けた 無数の弾は、全てヒュプノスに当たらず、はるか彼方へ消えた

一方ドラグ7のスターライトは、バージニアの近くへ駆け付けた シェリーはスターライトを膝立ちにさせる そしてコクピットを開き、パイロットスーツのまま極寒の大地へ出る

救出するまでもなく、ドラグ6はバージニアから這い出していた 駆け寄り、腕に肩を回してすぐ連れていく

「こちらドラグ7、ドラグ6を救助しました スターライトに乗せて、戦域を離脱します!」

スターライトのコクピットへドラグ6を押し込み、シェリーはシートへ腰を降ろした ただでさえ狭いHAMMASのコクピットが、いっそう狭く感じた

「ドラグ8、逃げるわよ!」

エリックはトリガーを押す手を止めた

「了解!」

ガトリングに入っている残りの弾を撃ち尽くして、スターライトは逃げる

別のスターライトは、背中のバズーカをパージして逃走した

「おのれ!取り逃がしたか・・・」

ジョンは動きを止めた

追いかけることもできた だが、攻撃する手段がない

ヒュプノスの武器は、スターライトのガトリングにより壊されていた 攻撃の強さに、本体へのダメージを避けるだけで精一杯だった 武器がなくては、たとえ逃げるドラグ小隊に追い付けたとしても攻撃できない

「・・・それにしても」

片方の敵機が足止めし、もう片方が味方の救助 鮮やかな手際だった

もしもナイト小隊がまだ健在であるならば、そんな場面もあったのかもしれない

「いい、いい部下を持ったのだな 奴は」

ジョンは拳を握った あの時守れなかった部下たちの顔が、脳裏に浮かぶ

敵討ちは、果たせなかった

 

 





次からは外伝の方を進めるので、本編は恐らく遅くなります。ご了承ください

でも設定資料集はポイポイ出すかも

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