東方白夜王   作:ザイソン

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注意!
ネタバレはほとんど含みません。これは問題児シリーズを見た事が無い人でも大丈夫なように単語の説明をする回です。
新しい単語が出てきたら説明が追加されます。




教えて!白夜叉先生! 2016/03/31

白夜叉「どうも。白夜叉だ。今回は問題児シリーズを見た事が無い人にもこの作品が楽しめるように各単語や要素の説明をする。因みに私はこの二次創作物の白夜叉だ」

 

 

Q.『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』と『ラストエンブリオ』

白夜叉「この二つは竜ノ湖太郎先生の作品だ。この二次創作物には二つの作品の要素が入っている。『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』が一部、二部かま『ラストエンブリオ』だ。この二つを総称して『問題児シリーズ』と呼ぶの。内容は、まぁ読んでみてくれ。面白いぞ」

 

 

Q.問題児シリーズの白夜叉

白夜叉「白夜叉。つまり私だの。私は中身が別の人だから正確には問題児シリーズの白夜叉とこの白夜叉()は似て非なるものになる。

問題児シリーズにおいて白夜叉はトップクラスの実力を誇っておる。仏門に所属して力を抑えておるが、その力を解放すると一撃で神霊級を五体倒すほどほ力を有している。しかもそれが全力かはわからぬ。私は抑えておらんぞ」

 

 

Q.霊格

白夜叉「世界に与えられた力であり生命の階位のことだの。霊格を得る方法は主に、世界に影響・功績・対価を与えるか、誕生に奇跡を伴う遍歴があるかの二つが存在する。わかりやすい一例だと、アインシュタインが相対性理論を発見した場合が前者、神霊が子宝を人間の夫婦に授けた場合が後者だの。

質量や熱量はそのまま霊格に置き換えることができる。故に、星々の化身である星霊は強いのだ。

霊格は持ち主の魂と同義であるため、例え奴隷化させたとしても本人の許可なしには手に入れることはできないのだ」

 

 

Q.最強種

白夜叉「生来の神霊・星霊・龍の純血の三大種族を指す。この三種はどれも強大である。因みにこの三種の中で頂点に君臨するのは星霊だ」

 

 

Q.神霊

白夜叉「神や仏。時代・概念の霊格を支配する最強種。神霊が発生する条件は、人類の信仰により発生する、神々の恩恵を受けて進化する、の主に2つがある。最強種以外が神霊となるためには『一定数以上の信仰』が必要であり、如何に規格外の『死』を収集しようと神霊にはなれぬ。

神霊の系統は人類史と綿密な関係にある。彼らは別宇宙に存在する相互観測者であり、帝釈天やゼウスのように『最も人類に近い神』は人間の本能的な部分の影響を受けやすい。例えば帝釈天が女好きだとかゼウスはプレイボーイだとか。

信仰で神霊となった者は星の年代記である以上その霊格は年代記を保持しようとする強制力で蘇ることが可能であり、生半可な方法では命を奪うことはできないのだ。つまり、神霊を殺すには年代記に沿った倒し方を用意するか、人類史を一撃で破壊し尽くす大規模な超破壊能力を行使するかの二通りの方法があるぞ」

 

 

Q.星霊

白夜叉「惑星級以上の星に存在する主精霊のことだの。妖精や鬼、悪魔、妖怪などの概念の最上級種であり、質量・空間を司っておる。

最強種の中でも頂点に位置するのは、戦闘能力の問題ではなく人類の発祥とは無関係に必ず誕生するためである。故に星霊を完全に殺すことは無限に存在する世界を破壊し続けるようなでたらめな力でない限り不可能だの」

 

 

Q.半星霊

白夜叉「星霊とは別の使命を課せられた最高クラスの精霊の名称だの。星の恩恵によって誕生した彼らは、己を産み落とした土地の守護者として山神や海神、地母神として成長する。有名なのはハヌマーンだの。

誕生に際して何かしらの手違いがあった場合、土地や空間に縛られることがなくなるため、生まれついて修羅神仏に並び立つ力を有するが、実際の半星霊に対して使命を帯びないため、周囲に対する影響範囲の自由度はこちらのほうが高いと言えるの」

 

 

Q.純血の龍種

白夜叉「龍の純血は幻獣の頂点であり系統樹が存在せず、『誕生』するのではなくある日突然何の前触れもなく強大な力が集結して形を成し『発生』した種であるの。自然現象みたいな生命体だ。後世は単一生殖をした場合のみ“純血”として、異種と交わった場合は“亜龍”として生まれる。単一生殖が可能だが、龍の純血はいずれも想像を絶する巨躯を誇る。

巨龍の力は絶大であり、彼らにとって『ただ動いただけ』の飛翔は嵐風を起こし全ての生物を天空へ巻き上げ、疾走すれば暴風を、雷雨を、地鳴りを起こす。また彼らの鱗は一枚一枚から巨亀や大蛇などの新種を作りだす。龍の純血種が残す遺骨や遺物は、その存在そのものが強力な物で色々な使い道があるの。

オリジナル設定だが、親知らずが生えるぞ」

 

 

Q.ギフトカード

白夜叉「様々なものを収納できる超素敵アイテムだ。所持者の能力と名前、カードに収納しているものを名前と絵で表示してくれる。

問題児シリーズにおいては欠かせない重要なアイテムだの」

 

 

Q.契約書類

白夜叉「この作品では現在私が能力で生み出される書類だの。契約は絶対であり、如何なる力も契約書類に背く場合無効化される。

ゲーム内容、ルール、チップ、賞品などが書かれており、参加者が署名することで成立する。まぁ、私は能力で強引に付き合わせることができるのだがの」

 

 

Q.天叢雲剣

白夜叉「天叢雲剣。須佐之男が八岐大蛇を倒した時に手に入れた神剣だの。問題児シリーズでは周囲すべての異能、能力、魔術などの霊格を不能にする万物調律の神剣である。この剣の恐ろしいところは、例えば能力が無効化されても自分の能力が無くなった訳ではないから一応は使える。相手に効かないだけ。しかし、この剣は不能にする。不能の場合は使えなくすることになる。霊格まで不能にされたら私でも人間クラスにランクダウンしてしまうの。

リスクは使用者の霊格も人間クラスにランクダウンしてしまうことだの。

問題児では持つだけで効果を発動するがこの二次創作物では鞘から抜かないと発動しないようにしておる。そうしないとどうやって運べばいいのかわからないからの。更に相手の霊格を不能にしたいならば当たる必要があることにしておる」

 

 

Q.神格

白夜叉「神霊に神として認められた位を指し、種族・物質の霊格を最高位にまで引き上げる能力のことだ。例として、蛇に神格を与えれば巨躯の蛇神に、人に与えれば現人神や神童に、鬼に与えれば天地を揺るがす鬼神となるの」

 

 

Q.境界門

白夜叉「またの名をアストラルゲート。空間跳躍の能力を持つ。『Astral』とは星を意味し、この門を通過したものは物質界から切り離された星辰体となり、星の光の如く駆け巡るのだ。分かりやすく言うならば、どこでもドa「おいやめろ!」む、天の声が・・・」

 

 

Q.金剛鉄

白夜叉「"星の恩恵(テラ・マテリアル)"という神佑地や一等指定の霊地が幾百年に一度生み落とすか否かという極少数しか存在しないレアメタルの一種だの。星の恩恵の中で有名なのはオリハルコンかの。金剛鉄はその中でも最高硬度を誇るぞ」

 

 

Q.神珍鉄

白夜叉「斉天大聖 孫悟空が持つ如意棒の材料だの。伸縮自在の理由はこの金属は質量を自在に変える事ができるためである。しかし重量は変わらんぞ。1tなら1tのままだ」

 

 

Q.疑似創世図

白夜叉「問題児シリーズにおける超特級の力だの。数個確認されておりそれぞれ効果が違う。正直いって作者も詳しい事は把握しておらぬ。故に、すごい究極奥義的なものと捉えておくと良いかもの」

 

 

Q.疑似創世図 "梵釈槍(ブラスマーストラ)"

白夜叉「梵天が持つ疑似創世図だの。効果は、『穿った者を必ず倒す』。いや、正確には『勝利が確定する』の方だの。相手が何者にも破られぬ楯を以てしても、世界そのものを改竄し、あらゆる概念を凌駕する力を引き出す力を持つ。これは宇宙真理<ブラフマン>の語源を持つ最高神だからこその力と言えるの」

 

 

Q.擬似創世図:"アヴェスター"

白夜叉「アジ=ダカーハ(ザッハーク)が所持する擬似創世図だの。

二元論を最速で構築できる相剋の"疑似創星図"で、相手の能力を含めた額面上の性能を全てそのまま己に上乗せする"擬似創世図"だ。相手の数だけ力を得てしまうことになるため神霊星霊妖怪が数を揃えても力及ばずだ。チートもいい加減にしろと言いたい所だが、唯一の弱点がある。それはアジ=ダカーハとそれを共有し合う種族だけは数を揃えたとしても一体以上は模倣できない。つまり元々人間だった奴に、同じ人類の血を引く者だけが"アヴェスター"の影響を掻い潜ってバトれるわけだの」

 

 

Q.人類最終試練(ラスト・エンブリオ)

白夜叉「まず前提として、『神霊は人類の信仰(観測)によって発生する』『人類は神々の恩恵を受けて進化する』があり、この神霊が発生する条件から、両者の起点と終点はどちらにあるのか。わかりやすく言うなら()が先か(人間)が先かというところかの。

この関係性から人類と神霊が相互観測者ということは、一方が滅べばその関係は破綻する。つまり“人類最終試練”とは『人類全てを滅ぼす要因α』、これこそが人類に降りかかる最後の試練だ。そして、『人類は人類の手で滅びを迎える』というのが最終試練に与えられた共通項であるの。

自然災害や隕石の衝突のような外的要因を伴う終末論との違いはここにあり、これらの終末論は最終的に神霊や星霊の力で回避することが可能であるのに対し、人類が人類を滅ぼす終末を乗り越えるには、人類が霊長として次の進化を遂げる必要がある。

霊長としての進化は口で言うほど簡単なものではないが、人類頑張れ」

 

 

Q.全能の逆説(オムニポテント・パラドックス)

白夜叉「神々はこのパラドックスの一部によって一元論・一神教を基軸とした宇宙観を構築することが許されない、つまりはキリスト教やイスラム教、ユダヤ教などの唯一神を崇める宗教涙目なパラドックスだの。これにより多くの権能が封印される事になる。

一番わかりやすいパラドックスは"全能者は<重すぎて何者にも持ち上げられない石>を作ることができるか"だの。そのような石を作れないなら全能ではない、作れるならその石を持ち上げられないのでやはり全能ではないことになる。一応、解決策もある。

1.全能であるため、自分自身で動かすことのできない石を作ることができる。

2.全能であるため、不可能を成し遂げるために必要な力を発揮することができ、石を動かすことができる。

この回答を用いれば逆説は解消できるが、論理という形式自体を無意味なものにしてしまうの」


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