最近俺ガイルの小説やアニメを見返してないため喋り方とか忘れてきたけど、多分大丈夫!
今回は八幡でないけどね。
それでは本編どうぞ
洞窟を離れた俺たちのギルドはギルドホームのある40層に存在するカフェに集まり今後の動きについて話し合っていた。
「それにしても本当に強くなったなケイトは。」
「チームプレイあってのものだよ。俺1人なんかじゃ、まだまだだよ。」
これは嘘なんかではない。心の底から思っていることだ。
実際、俺1人では回らないことだらけだ。
「まあでも、この指輪の効果のおかげでかなり前進できたかなって思うよ。本当にこれこの層でゲットできるなんて驚きだわ。」
「早く皆んなで攻略組になれたらいいね。」
アカリの言葉に皆んなが頷く。
「きっとそう遠くないさ。なっケイト!」
「ナイクの言う通りだ。今の前線は45層。俺たちのレベルは攻略組と比べても少しの差しかないだろう。それに俺たちは強い武器も手に入れたしな。50層に着くまでには攻略組と合流できるよう頑張ろうな!」
「珍しくリーダーみたいなこと言うじゃねぇか。」
「ほう、ついにドンも俺をリーダーと認めるようになってきたか。これを機に日頃の俺への態度を改めるんだな。」
「はっ、、やだよ。」
はっ、と鼻で笑うドンに腹を立てたがアカリとメイトが場をまあまあとなだめる。
そろそろ本題に入るとしようかな。
「それでまあ今後の方針なんだけど、今回みたいに少しリスクも、生じるけど宝箱を探してレベルと共に防具等も上げていくのも悪くないかなって思うんだけど。どうだろう?」
「俺は構わない。」
「俺もナイクと同じかなー。変に調子乗って上の層にガンガンいくよりも今回みたくする方が良い気がする。」
他のメンバーも特に反論がないことからこの方針で良さそうだな。
「それじゃあ、メイト君よ宝のマップを探してきて頂戴。」
「えー、俺1人でかよ!アカリちゃん一緒にいこーか。」
なにアカリ誘ってんだよぉ!
「えっと、ごめんなさい。」
ふはは、ざまぁー!
「ふっ、という事だメイトよなんならドンも連れていってもいいぞ、いや連れてけ。」
本当に連れて言って欲しい本当に...
「あぁ?」
若干キレ気味の声を出すドンをやはりこの頼りになる男ナイクがうまくたしなめる。
「まあ、そう怒るなって、こいつもお前らのこと頼りにしてるから色々。」
ドンは、はぁと息を吐き、分かったよとメイトを連れてカフェを出る。
「あいつら金払ってないよな。俺ら持ちかよ。」
「ケイト細かい。」
「お金関係は大事なことと思います。」
「はいはい、ケイトとカナ落ち着いて。」
こうやって喧嘩?しながらも過ごしていく日常を俺は退屈と思ったことはない。これからもこいつらとなら、楽しくやっていける気がする。
まあ1年ぐらいだけど、それなりこいつらのことを理解してきてるはずだ。
そうこうしてメイトたちを待つこと30分。
「結構早かったな。なんか収穫あったのか?」
メイトに尋ねると。親指をグッと立て、
「今回のも結構当たりっぽいんだよねー。層は今日行った洞窟の一個上43層。」
43層かぁ、俺たちのレベルならギリギリなんとかなりそうだな。少し危険もあるだろうが細かく回復していけば問題ないだろう。
アカリは俺が守ればいいしね。
「それで、場所は?」
「〜輝石の砦〜っていう大きなお城の様なダンジョンでさ、通常なら王室まで行ったらゴールなんだけどこのマップによると隠し扉ってのがあるらしいんだ。」
「きっと前回みたく裏エリアボス的なmobが潜んでいるんだろうな。」
「あんなに強いののまた戦うのかぁ....」
心配そうなアカリの肩を叩き大丈夫だよと言う。
「まあそう直ぐには行かない。今日から一週間ほどレベリングをしよう。流石にアイテムゲットするために犠牲が出ましたなんてなったら話にならないからな。」
皆んなの賛成を得たところで早速レベリングを行うことになった。
〜 1週間後 〜
「よしっ!皆んな準備はできたな!」
「「「おう!」」」
「よし、じゃあ輝石の砦に向かうぞ!皆んな.....死ぬなよ....。」
「フラグ立てんなよ....。」
〜輝石の砦〜
流石というべきかこの層のmobたちは数多くの攻撃パターンを有し、また連携を組んでくるやつもいる。一筋縄ではいかない事ばかりである。
だが、俺たちも連携に関して中々のものだという自覚がある。
それに前回手にした武器のおかげもあり順調に王室まで進んで行く。
「スゥイッチィ!!」
「はあぁぁぁああ!!」
パァンリーン!!
「はあ、はあ、やっと王室までついたなここでも何かアイテムをゲットできるんじゃないか?」
王室に入ると宝箱が1つ台座の上に置かれているのを確認する。
中には.....
「なんだこれ?ネックレスか?」
「アイテム説明には最大HPの5%上昇って書いてあるよ。」
「うーん、まあ優秀なアイテムだけどな、あの指輪に比べたら微妙だな。」
「それじゃあこいつは俺が貰うぜ!」
ドンはバッとド派手なネックレスを取り装備する。
「へっ、まあ悪くねぇな。」
そうかな?宝石沢山ついててあまり他の防具と合ってない気もする。
「取り敢えずここら辺で全回復して、隠し扉探すか。」
「結構高い金出して買ったマップなんだ。これでデマでしたとかやめてくれよー。」
メイトは祈るようにマップを読んでいく。
「えーと、金の王冠を太陽に捧げよって書いてあるな。」
「結構単純だな。」
「金の王冠ってこれのことだよね?」
「太陽ってこの床の模様じょない?」
アカリとカナが呆気なくも鍵となる物を発見したため早速王冠を太陽の模様の中心部に置いてみると。
ガタガタガタガタガタガタ!!
王座がガタガタと動きだし下に人が1人入れるほどの幅の階段が現れる。
「おぉぉ!いかにもって感じだなぁ。」
皆んな緊張しながら階段を軽くおり進んで行くと....
「闘技場についたな。それにしてもデカイ。」
「恐らく裏エリアボスがでてくるだろう。皆んな気をつけて。」
ナイクの予想はもちろん的中した。
闘技場の真ん中には鎧を着た騎士が1人その後ろに王冠を被りマントを羽織った貫禄あるおじさんが1人光に包まれ登場する。
「ふっ、なんだよ、今回は人型サイズかよ!拍子抜けだぜ!」
「お、おい、ドン!まずは俺が様子見を....って全く話を聞いてないか。」
ドンはそのあいだも走り込み大剣を振りかざし騎士を一刀両断しようと試みるが....
狙ったかな様に紙一重で躱し片手剣スキルを発動し見事な4連撃をドンにかます。
「ぐぅ!」
「おい、バカやろう!さっさと後ろに下がれ。俺が出る。」
「待てケイト。お前はあの王様の方を頼む。どうもあの杖が怪しい盾を持つお前が行ってくれ。騎士の方は俺とドンでやる。メイト!ケイトの援護を頼む今回は多分罠にかかる様な相手じゃない。」
「分かった!」
「ナイク、メイト気を付けろよ!」
そう言って俺は王様型の方に走り出す。
当然それを騎士型が守ろうとするがナイクがすかさず短剣で急所を狙い自分に狙いをつけさせる。
俺はそのまま王様型に斬りかかろうとした時
王様型のもつ杖から青色の球を放射する。
俺は咄嗟に盾を構え防ぐが、王様型は連射することでこちらが一切近づけなくなる。ドンも大剣で防ぐが押し切られそうだ。
盾で防いでいたが球の1つが、足に着弾する。
「いぃてぇ!」
くそっ!このままじゃ防戦一方だ。ここは一度逃げるのが良いか。
取り敢えず俺とナイク、メイトとドンで足止めをしてる間になんとか女性陣2人を逃したい。
だが、王室には大きな時間が空くがmabが出るだめ安心ではない。色々不安だが、先に結晶で街に帰ってもらおう。
王室の1つ廊下を抜けた先にある部屋でしか結晶は使えないためそこまでなんとか死なずに行って欲しい。
そうだ!!
あの指輪をアカリに付けさせればなんとかそこまでは逃げれるはずだ。
俺はあの指輪を外し叫ぼうとする。
「アカリ!!これを付け、、、おい!!」
「・・・・」
ドンが指輪を俺から奪いとる。俺はどうゆうことだと思いつつもドンに言う。
「おいドン、その指輪をアカリに渡してくれ。その間に2人には街に逃げてもらうぞ、その後男性陣も取り敢えず繋いで隙を見て逃げるんだ。いいか?」
「あぁ、分かった。」
「よし、じゃあ伝えてくれ。俺はもう少し足止めする。」
俺は再び盾で魔法を防ぎヘイトを集める。
ふとアカリの方を見るとアカリがドンと抗議している様にも見える。
会話の声は大きく俺にも聞こえた。
「どういうこと!?」
「だから、ケイトとナイクとメイトで時間稼ぐらしいから俺たちは逃げるように言われたんだよ!俺は街に着くまで護衛しろと言われた!」
おい、、どういうことだよ。俺はそんなことを伝えていない。
「おい、ドン!お前.....」
「アカリ!カナ!あいつらの努力を無駄にするな!あいつらの実力なら必ず帰ってくる!」
俺の声を遮るよう大きな声で説得するドン。
アカリとカナは渋々といったところだが、闘技場から出ていく。
ドンは少し遅れてだが確実に扉閉めアカリたちには聞こえなくした状態でまさかの言葉を告げる。
「ふふ、悪りぃなお前ら、俺もよぉ、生きるのに必死なんだよ......。 この指輪と女共は俺が貰っていくわ。」
メイトは嘘だろっと狼狽している。
「裏切るのか!!」
珍しくナイクも叫んでいる。
「くはは!!俺が代わりに攻略組で活躍してやるよ!」
ガチャ!!
ドンは扉の先に進みそして扉を閉める。
そんな....嘘だろ!?
なんで!?どうして!?
「ケイトぉ!気持ちは分かるが今は目の前の敵をどうにかするぞ!」
どうにかってどうすれば!?
俺のこの焦る気持ちが僅かな隙を作ってしまった。
気が付けば目の前には巨大な紅色の球が迫っていた。
だめだ、、間に合わない。
死んでしまう....。
「ケイトぉぉぉ!!」
メイトが俺に突進をし入れ違いをするように俺は飛ばされる。そして....
メイトにその巨大な球に直撃する。
「っっっん!!」
メイトは声にならない叫びをしながら地面を転がる。
「おい!メイト!お前どうして!?.......!!!」
そこで俺は気づいてしまった。
同じパーティにいることによってメンバーのHPは直ぐに目に見えることができるのだが、メイトはHPは
底を尽きていた。
「メ、メイトぉ!!どうして俺なんかを....」
「ケイト.....。お前はさ、必要なんだよ。俺には分かる。例えまだ、攻略組にいなくても絶対にお前は必要になる。だから....かな。」
「それだけの理由で、、お前....。」
「それだけじゃ、ないって、、、お前を”親友”だと思ってるから庇ったんだよ.....。生きてくれ。」
パァンリーン!!
青白い光の粒子はものの数秒で消え去るのを見ながら俺は静かに泣いていた。
「メイト、、今まで本当にありがとう。お前という親友を俺は絶対に忘れない。」
メイト、すまない守ってやらなくて、 俺は何も守れていないな。
このまま死んだらアカリもいやギルドの皆んなを守れないまま死んでいくのか。
もう....嫌だ....無力なだけの自分に戻りたくない。
この世界で俺がアカリを守るんだ。
絶対に守るんだ。
ユニークスキル
ガードスキル『解除』
見てくれてありがとうございます。
ほんと投稿遅くてすいませんでした。
八幡視点にまたなった時話し方とか変になっていたらごめんなさい。
感想等待っています。